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星新一の単行本未収録ショートショート

「SRマンスリー」をチェックしていて、「あら、こんなところに××のショートショートが」。
 ××のリストを作っておられるTさんにお知らせしたところ、
「知りませんでした。ありがとうございます。そういえば『SRマンスリー』には星新一もショートショートを寄稿していますね。『地獄案内』昭和36年1月。もちろん高井さんには常識でしょうけど」
 え? 「地獄案内」? 「SRマンスリー」に掲載? 何それ? 知らないぞ。
 Tさんにお願いし、当該ページのスキャン画像を送ってもらいました。
 確かに、全く読んだ記憶のない作品。断定することはできませんけれど、単行本未収録と考えて、ほぼ間違いないでしょう。
 瓢箪から駒というか、なんとも驚きの展開。Tさんもまさか単行本未収録とは思っておられなかったとのことで、「あわわわ」でした。
『つぎはぎプラネット』新潮文庫(13)の解説で――
>私たちの知らない作品がどこかに埋もれている可能性もあります。何か気がつかれましたら、ぜひ編集部までお知らせいただきますよう、お願いいたします。
 と書きましたけれど、未知の作品が発見される可能性は低いだろうと思っていたんですよね。
 いやあ、ありましたねえ(嬉)。
 なるべく早く、ファンが容易に読める状況になればいいな、と思います。
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『真夜中の講義室』ほか

 名古屋古書会館の即売会、および鶴舞の古書店を3軒。めちゃ嬉しい収穫がありました。
◎小牧近江『小さな町 フィリップの本』アルス日本児童文庫(58)
 ふう。ようやく見つけました。めちゃ嬉しい! フィリップについてはこの記事を。
◎マルセル・エイメ『壁抜け男』早川書房・異色作家短篇集(07)
 全20巻、ようやく完集です。ささやかに嬉しい。
◎原作・新井素子、絵・亜藤潤子『扉を開けて』白泉社・花とゆめCOMICS(86)
 ちょっと前にアニメ映画を観ました(→この記事)。マンガも読んでみようかな、と。
小さな町.jpg 壁抜け男.jpg 扉を開けて.jpg
異色作家短篇集.JPG
 帰り、新刊書店を覗きました。月末発売予定で欲しい本が何冊かあり、入荷しているかな、と。残念ながらいずれも未入荷でしたが――
◎壱岐賢也『こんなショートな物語 真夜中の講義室』日本図書刊行会(99)
 ずいぶん前からの探求書です。古本屋に行く際には留意しているんですが、まるっきり見かけず。ひょんなことから版元在庫があるらしいと知り、取り寄せ依頼をしたのでした。こんなサブタイトルを付けられたら、チェックしないわけにはいかないでしょう。
真夜中の講義室.jpg
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クライマックスシリーズ

 セ・パ両リーグの優勝が決まりました。面白かったのは圧倒的にパ・リーグ――大逆転の日本ハムですが、独走の広島も見事だったと思います。
 で、クライマックスシリーズが始まります。
 何かと問題の多いクライマックスシリーズですが、今年はそれが特に顕著。
 今日現在――
 セ・リーグ:優勝の広島と2位巨人は15ゲーム差、3位横浜は2位から3ゲーム差。
 パ・リーグ:優勝の日本ハムと2位ソフトバンクは2ゲーム差。3位ロッテは2位から13ゲーム差。
 この6チームすべてに日本一のチャンスがあるというのは、どう考えても納得できません。毎年のことですけれども、特に今年は。
 とはいえ、私はクライマックスシリーズ自体に反対というわけではありません。シーズン終盤の消化試合が減るし、短期決戦も面白い。ただ、その先に待っているのが日本シリーズで、その勝者が日本一の称号を得ることが受け入れられないだけです。
 ということで、提案します。
◆クライマックスシリーズ
 第1ステージ:各リーグ、2位と3位が戦う。3試合制。
 第2ステージ:各リーグ、第1ステージの勝者と優勝チームが戦う。5試合制。
 ファイナル・ステージ:第2ステージの勝者同士が戦う。7試合制。勝者はクライマックスシリーズの優勝チーム。日本一ではない。
◆日本シリーズ
 クライマックスシリーズ第1ステージの間に両リーグの優勝チームが戦う。クライマックスシリーズの日程に合わせ、3試合制。勝ったほうが日本一。

 あるいは、クライマックスシリーズをもっと大胆に。
 第1ステージ:各リーグ、5位と6位が戦う。1試合制。
 第2ステージ:各リーグ、第1ステージの勝者と4位が戦う。1試合制。
 第3ステージ:各リーグ、第2ステージの勝者と3位が戦う。1試合制。
 第4ステージ:各リーグ、第3ステージの勝者と2位が戦う。1試合制、あるいは3試合制。
 第5ステージ:各リーグ、第4ステージの勝者と優勝チームが戦う。3試合制、あるいは5試合制。
 ファイナル・ステージ:両リーグを勝ち抜いたチーム同士が戦う。5試合制、あるいは7試合制。勝ったチームがクライマックスシリーズ優勝。
 第1ステージから第4ステージの間、両リーグの優勝チームは日本シリーズ(7試合制)を行なう。勝ったチームが日本一。
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『兵馬地獄旅』

兵馬地獄旅.jpg
 横山光輝『兵馬地獄旅(全2巻)』集英社HOME REMIX(06)を読みました。
 主人公の兵馬は復讐に燃える抜け忍です。刺客の襲撃をしのぎ、そして……。横山光輝お得意の忍者マンガなんですが、(影丸や赤影とは違って)本作品ではくノ一が活躍し、当然の結果として、お色気シーンがふんだんに登場します。
 私は横山光輝の忍者マンガが大好き。抜け忍も大好き。復讐ものも大好き。くノ一も大好き。となれば、それらがミックスされた『兵馬地獄旅』がつまらないわけがありません。
 ちょっと読み始めたら止まらず、一気に読み終えました。横山光輝の忍者マンガ、おもだったところはこれで制覇したような気がするのですが……。

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魔窟

 行きつけの書店(ちくさ正文館書店・本店)へ。
 まずは西秋生『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り神戸新聞総合出版センター(16)をチェックしました。
 おお、あるある。かなり目立つところに面陳されています。お店の許可を得て、パチリ。(確認するのを忘れたけど、確か正編も店頭在庫があるはず)
ハイカラ神戸幻視行.JPG
 この店にはこんな本も売っています。
そのほか.JPG
 店内ぐるっと回ったあと、何かと話題の「本の雑誌」10月号を立ち読みしました。>北原尚彦「魔窟のベスト10 分け入っても分け入っても本の山」
 自分の処理能力を超えた本を所有されている方々の書庫だか書斎だかわかりませんが、ともかく本だらけの空間が紹介されています。いやはや、すごいなあ。私もそこそこ本は持っていますけれど、ここで紹介されている方々と比べると、大人と子ども。ほんと、桁が違います。
 さらにすごかったのは巻頭カラーページで紹介されている鏡明さんの書庫。いやいや、これ、ベスト1か2、確実にベスト3にはいるでしょう。
 お店の方々と一緒に写真を見ながら、ひとしきり盛り上がったのでした。
 おっと。今日は本は買わず。何冊か取り寄せ&取り置きをお願いして、帰宅しました。
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『コメットさん』

 横山光輝『コメットさん』講談社漫画文庫(06)を読みました。子どものころ、実写ドラマ(主演:九重佑三子)は楽しく観ていましたが、マンガを読むのは初めてです。
 調べてみましたら、実写ドラマの放送は1967年~1968年。私が小学校4年~5年のときですね。マンガは「週刊マーガレット」連載とのこと。当時、マンガの存在は知りませんでした。
コメットさん.jpg 2度目の実写ドラマ(主演:大場久美子/1978年~79年)もたまに観ていましたが、やはり私にとってのコメットさんは九重佑三子です。アニメ(2001年~2002年)にもなったようですが、一度も観たことなし。というか、そんな番組があったことすら知りませんでした。
 そんなわけで、マンガのコメットさんです。
 ドラマの原作ではなく、ドラマのコミカライズとのことですが、私の印象に残っているコメットさん(九重佑三子版)とはいささか趣が違っているような気がします。
 解説(平塚利光)には――
>横山氏が、TVドラマ版「コメットさん」のストーリーを単に焼き直したような作品にすることは決して望まなかったと思います。
 と書かれています。そういうことでしょう。
 とても楽しく読み終わりました。

 九重佑三子版『コメットさん』のオープニング。懐かしい~~~。

 ん? いかん。『怪人アッカーマン』を思い出してしまった(笑)。
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『夢都傳説』

 西秋生さんには『夢都傳説』という長編があり、ネットに公開されています(→ここ。妹尾俊之名義)。
 気にはなっていたものの、私はパソコンモニターで小説を読むのが苦手なんですよね。それが長編ともなれば、なかなか手を出すことができず。
 一念発起し、全文コピペの上、自分の読みやすいようにレイアウト&印刷。本日、一気に読み終えました。
 西さんの乱歩趣味が大爆発。めちゃ楽しかったです。よろしければ、皆さんもぜひお読みください。

 西さんの追悼作品集『神樂坂隧道』、以前にも紹介しました(→ここ)が、もう一度。
 製本直送(販売ページはここ)、盛林堂書房(東京・西荻窪/通販サイトはここ)、ちくさ正文館書店・本店(名古屋・千種)にて購入できます。
 盛林堂書房、ちくさ正文館書店・本店では西さんのエッセイ集『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残りも取り扱っています。(ちくさ正文館書店・本店には入荷しているか未確認ですが、確実に入荷します)
 両書とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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『30の神品 ショートショート傑作選』

30の神品.jpg 江坂遊さんより、江坂遊・選『30の神品 ショートショート傑作選』扶桑社文庫(16)を送っていただきました。ありがとうございます。
 サブタイトルにもある通り、ショートショートの傑作選です。全30編収録。
 これねえ、いいっすよ~。「ショートショート好きなら、最低でもこれくらいは読んでおけ」ってな超傑作、それに江坂さんが愛する逸品が絶妙にブレンドされているのです。
 前者については、すれっからしの読者は「なんだ、こんな有名どころばかり並べやがって。ほとんど読んでるわい」となるかもしれません(いや、なるでしょう)。しかし後者は、すれっからしの読者も満足するはず。
 ああ! 私が10代のころ、まだショートショートをそんなに読んでいないころにこんな本があったら……と思うと、いまの若い方々が羨ましい。
 これを読んで、ショートショートの面白さ・奥深さを再認識・新発見していただきたいと思います。ことに若い方々に、超お勧め!
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『きまぐれ星からの伝言』

 星マリナさんより、星新一『きまぐれ星からの伝言』徳間書店(16)を送っていただきました。ありがとうございます。
きまぐれ星の伝言.jpg 星さんの生誕90周年を祝うバラエティブックです。小説、エッセイ、インタビュー、対談、座談会、講演録、はてはファンジンに寄せたメッセージまで、これまで単行本に未収録だったものを中心に収められています。
 私みたいな人間はほとんどが既読だったりするわけですが、考えるまでもなく、そんな人間は少数派。星新一ファン感涙の内容と言えるのではないでしょうか。
 個人的には、第8章・第9章(ファンジンに寄せられたコメントやお便り)に――おおっ。『つぎはぎプラネット』収録作品を渉猟しているとき、多くのファンジンをチェックしたんですよね。本書に収録されているファンジンで、そのときにチェックしなかったのは、たぶん2種のみ。あのときのあれこれを思い出し、懐かしくなりました。
 懐かしいといえば、第6章に収録されている講演録「原稿になる話」(於:星コン'78)です。星コン'78には私も参加。この講演も、もちろん生で聴いています。
 あ、そうそう。星コンⅡ(1979年)でも星さんに講演をしていただき、レポートに掲載されています。もし『きまぐれ星からの伝言2』が出るようでしたら、ぜひ。
 それと、バラエティブックもいいけれど、1冊まるまるの未収録エッセイ集、未収録対談集、未収録座談会集なんかも読みたいなあ。
 ご一考をお願いいたします。>出版社の方々

【追記】9月25日
 あ、書くのを忘れてた。
 第6章には、ファンジン等に寄せたアンケートも収録されています。「海外SFアンケート」「SFのベスト5」「わたしの選んだ海外SFベスト・テン」「幻想文学についてのアンケート」の4つ。
「Sealed Room Monthly」49号(1962年)にはアンケート「私の好きな怪奇小説」があり、星さんも回答されています。『きまぐれ星からの伝言』に再録されているのはSFと幻想文学についてのアンケート。怪奇小説のアンケートも再録したら楽しかっただろうなあと思います。
 もし『きまぐれ星からの伝言2』が出るようでしたら、ぜひ。←しつこいですな(笑)。
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「創元SF文庫の歴史」

 こんな面白い連載記事に気がつきました。
 渡辺英樹「創元SF文庫の歴史」――全5回(予定)のうち第2回までがアップされています。
「創元SF文庫の歴史(その1)始まりはブラウンから」
「創元SF文庫の歴史(その2)ドラキュラはなぜSFだったのか?」
 漠然と感じてはいたものの、あくまでも感覚でしかなかった創元推理文庫(→創元SF文庫)の歴史が明確な資料によって、くっきりと目の前に提示されます。
 これは素晴らしい。&楽しい。
 第3回以降も楽しみです。
創元推理文庫.JPG
 現在のうちの創元推理文庫棚。あと2段あり、もちろん後列にも並べていますので、全体量はこの3倍くらいです。必要上、短編集を前列に並べています。結果、SFの多くは後列へ。

【追記】
 ついでなので、後列もパチリ。
創元推理文庫(後列).JPG
 ほとんどがSFです。こいつら(そして、こいつら)が私をSFファンにしやがったのです。感謝。
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『キングロボ』

 マンガショップシリーズって、昭和30年代~40年代に少年時代を過ごした人にとって、ものすごくありがたい叢書なのではないでしょうか。私個人に関して言えば、桑田次郎をどんどん出してくれることが特に嬉しい。子どものころに『8マン』『エリート』『デスハンター』『超犬リープ』などなど読みふけり、大好きなマンガ家なんですけれど、私の知らない作品がこんなにあるとは……。
 うちの本棚、マンガショップシリーズを収めてあるあたりをご覧に入れましょう。桑田次郎率、めちゃ高いです。
マンガショップシリーズ.JPG
 買っただけで読んでない本も何冊かあり、そのなかから今日は桑田次郎『キングロボ(全2巻)』(2004年)を読みました。先日の記事で「10冊や20冊、一気に読めてしまうマンガもあれば、少しずつ読み進めないと咀嚼できないマンガもあります」と書きましたが、これは前者です。いや、このマンガに限らず桑田次郎は基本的に一気ですね。
『8マン』と同タイプのスーパー・ロボットもの。登場人物たちの顔が『8マン』そっくりで、びっくり。連載が『8マン』と同じ1963年と知り、またびっくり。ストーリーも面白く、桑田次郎を満喫しました。
 そんなこんなでノスタルジジイ化が止まりません(笑)。楽しい楽しい。
キングロボ.jpg
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「SFハガジン」PDF化

「SFハガジン」創刊号から第44号までをPDF化しました。ご希望の方(もちろん会員限定)にはお送りしますので、お申し出ください。
 9メガ近くあります。メールの受信容量を超えるという方は、その旨をお知らせください。分割送付します。あるいは、ご希望の号のみお送りすることも可能です。

 あ、そうだ。
「SFハガジン」の購読規定、一部を変更しましたので、ここに書いておきます。
 会費は1号(というか1回の発送)あたり52円切手1枚としていましたが、複数号を同時発行(封筒にて発送。82円あるいは92円切手使用)する場合には2号分(52円切手2枚分)と換算させていただきます。ご了承いただきますよう。

 基本的に「SFハガジン」は必要な分(そのときの会員数)しか作りませんので、私の手元にもほとんどの号は1部しかありません。例外は第22号。これだけは在庫あります。
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「SFハガジン」第44号

 プロ野球中継(ソフトバンク×日本ハム)を横目で見ながら「SFハガジン」第44号を作りました。今回は深田亨さんです。
 明日発送の予定ですが、天候次第では明後日以降になるかも。

 いやあ、それにしても今年のパ・リーグは面白いですね。まさかこんな展開になるとは……。
 ゲーム差なしで迎えた最後の2連戦。今日と明日の試合は見逃せません。明日はテレビ中継あるのかしらん。
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マンガ『JIN―仁―』

 10冊や20冊、一気に読めてしまうマンガもあれば、少しずつ読み進めないと咀嚼できないマンガもあります。
 村上もとか『JIN―仁―(全10巻)』ジャンプREMIX(11)は後者でした。10日以上かけて、ようやく先ほど読了。
 ドラマも抜群に面白かったけれど、マンガも面白かったですねえ。もう満腹&大満足。
JIN―仁―.jpg
 で、ふと思い出したのが韓国のリメイクドラマ『Dr.JIN』です。今年の初めに録画はしたものの、まだ全然観てないのです。ちょっと調べてみましたら、今月27日から、また再放送スタートとか(→ここ)。あらら……であります。
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映画『機械人間 感覚の喪失』


 映画『機械人間 感覚の喪失』を観ました。1935年のソビエト映画です。
 ちょっと前に映画の存在を知り、観ようか迷っていました。映画通の友人に話したら、「SFファンなら観ておかないと」。で、DVDを購入した次第です。
 ロボットに職を奪われた人間たちが反旗を翻し、そして始まるロボット対人間の戦い。
機械人間.jpg 正直、退屈な時間帯も多いのですが、こんな映画が1935年に作られていたとは驚きです。確かに「SFファンなら観ておかなければならない映画」と思います。
 一点、ジャケットに「世界中に使われている『ロボット』という語源になった」と書かれていることには首を傾げました。
 ロボットの語源がチャペックの『R・U・R』(1920年)であることはSFファンの常識(ですよね?)。にもかかわらず、これは……? 何か特殊な条件を加えた上で、「ロボットの語源」と書いているのでしょうか。
 う~~~~~む。
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『明日は別の世界』ほか

 北原尚彦さんに代理購入をお願いしてあった本が届きました。いつもありがとうございます。
◎ダリオ・トナーニ『明日は別の世界』イタリアSF友の会(16)
◎エミリオ・サルガーリ『月をめざして エミリオ・サルガーリ短篇集』イタリアSF友の会(16)
 以上2冊は、イタリアSF作家の短編集。
◎山本弘『『ミステリー・ゾーン』徹底解説』心はいつも15才(16)
 今回、これを一番楽しみにしていました。
明日は別の世界.jpg 月をめざして.jpg 『ミステリー・ゾーン』徹底解説.jpg
◎島久平『忍法フ棒一』復刻叢書(16)
◎島久平『H・H・H』復刻叢書(16)
 島久平作品集の刊行は、これで小休止? 全22冊、お疲れさまでした。そして、ありがとうございます。
◎編・訳 荒川水路『黄金期未訳SF テーマ・アンソロジー 猫の巻』タイロス出版(16)
 50年代SFの短編アンソロジー!
忍法フ棒一.jpg H・H・H.jpg 黄金期未訳SFテーマ・アンソロジー.jpg
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日本SFノヴェルズ版『エスパイ』?

 これまでにも何度か書いたと思いますが、私は小松左京『エスパイ』が大好きです。見かけると適当に買っちゃったりしますので、うちには何種類もの『エスパイ』があります。
日本SFシリーズ.jpg ハヤカワSF文庫.jpg 角川文庫.jpg ハルキ文庫.jpg
 本日、別件でネット検索していまして、日本SFノヴェルズ版『エスパイ』の存在に気がつきました。――そんな本、知らんぞ。愕然。
 1974年刊とのこと。私は高校生で、わが生涯で最もSFの新刊情報を欲していた時期です。「SFマガジン」は毎月、隅から隅まで読んでいましたから、早川書房の本を見逃すわけがない。しかも、大好きな『エスパイ』となれば、買わなくても忘れるわけがない。
 私の記憶にはない。うちにある資料をいくつか確認してみましたが、そこにもない。
 しかし、ネットには頑として存在しています。アマゾンでは古本が何冊も売られているし、国会図書館のデータベースにも掲載されてます。
 今さら『エスパイ』の別バージョンを入手したいとも思いませんけれど、実在するのか気になります。そして、実在するのならば、ぜひ書影を見たい!
 アマゾンで注文してみようかな。いやいや、日本SFシリーズ版が届くような気がする(笑)。
 ということで――
 日本SFノヴェルズ版『エスパイ』(ハードカバー)をご覧になったことのある方、おられますか?

日本SFノヴェルズ?.jpg【追記】
 さっそく尾川健くんがメールで画像を送ってくれました。ご自身が本を持っているわけではなく、どこかで探してくれた様子。1975年ごろの改訂3版とのこと。
 この表紙、記憶にないですねえ。画像からハードカバーと確定することはできませんが、おそらくハードカバーなのでしょう。
 日本SFノヴェルズ版が実在しているのは確かなようで、なんだか悔しいなあ(笑)。
 ともあれ、表紙を見られたのは嬉しいです。ありがとうございました。

【追記2】
 さらに、尾川くんから続報。
・ハードカバーに間違いない。
・昭和49年11月30日 改訂第一版発行 定価1000円
・奥付には日本SFノヴェルズと記されていない。
 う~~~む。これは日本SFノヴェルズ版ではなく、日本SFシリーズをハードカバーで出し直しただけかもしれませんね(ページ数も同じだし)。あの時代、そういったことはさほど珍しくはありませんでした。

【追記3】9月20日
 最初に日本SFシリーズで出て、日本SFノヴェルズで再刊されたのは『復活の日』(書影はここ)と『48億の妄想』(書影はここ)だけと思っていましたが、『エスパイ』もそうらしいとなると、ほかにもあるのかも……。
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『ほりだし砂絵』

 盛林堂書房さまより都筑道夫『ほりだし砂絵 なめくじ長屋捕物おさめ』盛林堂ミステリアス文庫(16)を送っていただきました。ありがとうございます。
 通販サイトの販売ページ(→ここです)には――
ほりだし砂絵.jpg>昭和63年に小説NONに掲載されていたが、何故か単行本未収録となっていた『化物かるた』。単行本未収録の最後の〈なめくじ長屋〉を皆様のお手元にお届けします。
>しかし、『化物かるた』だけではちょっと少なすぎるということで、上記の17名の豪華執筆陣にエッセーを御寄稿頂きました。
 とあります。
 気になってはいたのですが、残念なことに私は「なめくじ長屋」シリーズの読者ではなく、手を出すのを控えていました。
 エッセイを読んでいますと、このシリーズを読んでこなかった自分が恥ずかしくなってきます。何はともあれ、「天狗起し」「小梅富士」(シリーズのベスト2だそうな)は読まなければ。
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『あの星の下で』販売のお知らせ

 そもそもは今年6月に上京した際、北原尚彦さんに盛林堂書房に連れていってもらったことでした。店主の小野純一さんにご挨拶&歓談。もちろんお名前は存じ上げていましたが、お会いするのは初めてです(→この記事参照)。
 しばらくして、西秋生『神樂坂隧道』の刊行メンバーが販売委託先を求めていると聞きました。
 小野さんに頼んでみようか。
 お願いしたら快諾。ついでに、「よかったらネオ・ベム本3種も置いていただけます?」と話したら、これまた快諾。さらに、「むか~しのファンジン2種、まだ在庫があるんですよね。これも置いてもらえます?」、これも快諾。
 で、お送りしましたところ、いずれも予想を上回る売れ行き。古いファンジン2種――『《世界大ロマン全集》解説総目録』(1979年発行)と『DOUBLE DECADE』(1999年発行)なんですが、どちらも完全に在庫一掃できました。お買い上げ、ありがとうございます。
 古いファンジンの在庫処分はともかく、ネオ・ベム本が好評なのは嬉しい限りです。要するに岡田正也さんの著作なのですから。
 そんなに岡田さんの読者がいるのなら……と、岡田さんの小説集『あの星の下で』――これはこの記事にも書きましたように一般販売する気はなかったのですが、盛林堂書房にて販売させていただこうかな、と思いました。
あの星の下で.jpg 小野さんに相談しましたら、「いいですよ」。
 ということで、本日より『あの星の下で』販売開始です。岡田さんの小説8編収録。解説は北原尚彦さん。
 もともと販売する気はない本ですから、限定部数での販売――今回の納品分が売り切れたらそれで終わり、とさせていただきます。
 盛林堂書房の通販サイト・書肆盛林堂での販売ページはここです。委託販売としてはかなり多い数を納品したつもりですが、もし売り切れてしまいましたら、ごめんなさい。ご希望の方はお早めに。
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『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』先行販売開始

 西秋生『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り神戸新聞総合出版センター(16)が盛林堂書房(東京/西荻窪)にて販売開始されました。一般書店に並ぶのは20日か21日あたりと聞いていますから、1週間ほどの先行販売になりますね。
 通販にも対応。通販サイト・書肆盛林堂をご利用ください。『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』の販売ページはここです。販売価格は1800円。
 西さんの追悼作品集『神樂坂隧道』も販売登録されています(販売ページはここ)。販売価格は1000円。こちらもよろしくお願いいたします。
ハイカラ神戸幻視行・神樂坂隧道.jpg
※ネオ・ベム刊行物もこっそりと売っていたりします。もしよろしければ。
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O・ヘンリーの絵本

 ふと思い立って、うちにあるO・ヘンリーの絵本をチェックしてみました。これだけかと思いますが、自信なし。
 もちろん、もっともっとたくさんの絵本が出版されていることだろうと思いますけれど、O・ヘンリーに関しては、完集はとっくの昔に諦めております。
オー・ヘンリーの絵本.JPG
『ドレミファランド』は『あかいしゅうちょうのみのしろきん』です。右下の2冊、同じ本に見えますが、左は「ワンダー名作館12」、右は「ワンダーおはなし館11」です。
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O・ヘンリー原作のマンガ作品集

オー・ヘンリー短編集(ほるぷ出版).jpg オー・ヘンリー作/村祭まこと画『オー・ヘンリー短編集』ほるぷ出版・まんがトムソーヤ文庫(96)を買いました。旺文社名作まんがシリーズ(85)の再刊です。
 で、はたと気がつきました。『日本ショートショート出版史』ではO・ヘンリー原作のマンガ作品集にも触れているのに、この本のことを書き忘れた!
 慌てて加筆いたしました(『日本ショートショート出版史』では基本、再刊データは記載していませんから、元版だけですが)。「Hard SF Laboratory」の連載では第6回(143号)41ページです。申しわけありません。
 いい機会ですから、ここでO・ヘンリー原作のマンガ作品集をまとめておくことにしましょう。

◎水野英子・画『愛の贈りもの―O・ヘンリー短編集―』ユニコン・世界名作コミック(78)*全5編。
◎関口しゅん・劇画『赤い酋長の身代金』主婦の友社・TOMOコミックス名作ミステリー(78)*全5編。
◎ 村祭まこと・画『オー・ヘンリー短編集』旺文社名作まんがシリーズ(85)/ほるぷ出版・まんがトムソーヤ文庫(96)*全9編。
愛の贈りもの.jpg 赤い酋長の身代金.jpg オー・ヘンリー短編集(旺文社).jpg
◎はやさかあみい『賢者の贈りもの~大人の世界名作劇場』ぶんか社(08)*全9編中5編がO・ヘンリー原作。
◎齋藤孝監修『漫画で蘇る O・ヘンリー傑作選』PHP研究所(08)/『まんがで蘇る O・ヘンリー傑作選』PHP文庫(09)*6人のマンガ家による全6編。(「Hard SF Laboratory」連載では7編と誤記。これまた申しわけない)
賢者の贈りもの~大人の世界名作劇場.jpg 漫画で蘇るO・ヘンリー傑作選.jpg まんがで蘇る O・ヘンリー傑作選(PHP文庫).jpg
 私が把握しているのは以上です。もし抜けがありましたら、どうぞご教示を。
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『ロルドの恐怖劇場』ほか

 新刊書店へ行ってきました。
◎アンドレ・ド・ロルド『ロルドの恐怖劇場』ちくま文庫(16)
 これが欲しくて、書店に行ったのでした。全22編収録。
◎『大相撲名力士風雲録 第9号 琴風 朝潮 若嶋津 北天佑』ベースボール・マガジン社(16)
 お目当ては北天佑! ほんと、大好きだった力士なんです。
 この大関4人、いずれも個性的で魅力的でした。もちろん強かった。優勝も、朝潮は1回だけですが、ほかの3人は2回ずつ。なかでも若嶋津は大関で、13勝、11勝、13勝、11勝、11勝、14勝(優勝)、9勝、15勝(優勝)、11勝、11勝……なんて成績を残しています。それでももちろん、横綱には推挙されていませんし、私もそれに疑問は感じませんでした。
 こういう力士たちを見てきただけに、優勝したこともない稀勢の里が綱取りだと騒がれ続けていることに疑問を感じるのです。
ロルドの恐怖劇場.jpg 大相撲名力士風雲録9号.jpg 家族スクランブル.jpg
 帰宅すると、田丸雅智くんの新著『家族スクランブル』小学館文庫(16)が届いていました。いつもありがとうございます。単行本(2015年5月刊)の文庫化。1年ちょっとで文庫化というのは、びっくりであります。
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映画『アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界』


 映画『アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界』を観ました。『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間の続編です。
 前作では女性がゾンビになっていく過程が詳細に描かれましたが、今作でメインに描かれるのは男性です。男性ならではの、たとえば血の小便シーンでは、うえっ。こういうところ、男性と女性では感じ方が違うでしょうねえ。前作では、女性ならではの「うえっ」があったのだろうと、改めて思った次第。
 まだ続編が作られそうな雰囲気がぷんぷんしています。たぶん、また観ます。
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『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』

 西秋生さんの奥さまから、西秋生『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』神戸新聞総合出版センター(16)をいただきました。『ハイカラ神戸幻視行 コスモポリタンと美少女の都へ神戸新聞総合出版センター(09)の続編です。
ハイカラ神戸幻視行.jpg
「神戸新聞」の連載(→この記事のコメント欄参照)をまとめたものですが、簡単に読み比べてみましたところ、かなり大幅な加筆修正が行なわれている様子。連載を読まれた方々にもお勧めできます。
 あ、前作と違って、今回は自費出版です。一般書店にも配本されるとのことですが、詳しいことは不明。おそらく神戸の書店を中心に配本されることになるのではないかと思います。
 それとは別に、盛林堂書房(東京・西荻窪)にて取り扱われることは決まりました。販売開始日が決まりましたら、またアナウンスいたします。
 面白いですよ~。ぜひぜひ!
紀行篇1.jpg

【追記】
 前著はまだ在庫があるのかしら、と思ってアマゾンの当該ページを見ましたら、「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」となっていました。むむむ、これは……と版元(神戸新聞総合出版センター)の当該ページを見ましたら、おお、在庫あり!
 ただ、版元に注文すると送料が250円。読みたい方は、時間はかかるかもしれませんが、近所の書店に取り寄せ依頼をするのがいいかもしれませんね。
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マンガ『グリーン・レクイエム』

 先日、新井素子原作の映画『グリーン・レクイエム』を観ました。この小説は2度もマンガ化されています。
◎文月今日子『グリーン・レクイエム』講談社コミックスフレンド(85)
◎春名里日『グリーン・レクイエム』講談社コミックスデザート(03)
グリーン・レクイエム(文月今日子).jpg グリーン・レクイエム(春名里日).jpg
 むらむらと読みたくなり、まずは古いほう(文月今日子版)を。
 うん、面白い。やっぱりいいなあ。>『グリーン・レクイエム』
 春名里日版は、しばらく間隔をあけて読もうと思います。
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『無用の店 ショートショート・セレクションⅡ』

無用の店.jpg 江坂遊さんより新著『無用の店 ショートショート・セレクションⅡ』光文社文庫(16)を送っていただきました。ありがとうございます。『花火 ショートショート・セレクションⅠ光文社文庫(16)に続く、江坂ショートショート傑作選の第2弾です。
 解説(有栖川有栖)に――
>この形式の文芸に、最も思い入れがあるのは一九六〇年前後に生まれた人たちではないだろうか。――と、一九五九年生まれの私は思う。
 と書かれています。思い切り同感しちゃいますね、1957年生まれの私(笑)。
 いやいや、こんなところで頷いてはいけません。
 平成生まれの方々にもショートショートが思い入れのあるものになりますように。
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『神樂坂隧道』

 昨年9月28日、西秋生さんが急逝されました(→この記事)。それを知ったときのショックたるや、とても言葉では言い表せません。
神樂坂隧道.jpg このたび、西さんのSF仲間たちが追悼作品集『夢幻小説集 神樂坂隧道』を作られました
 中心となるのは西さんの作品(小説9編、エッセイ1編)ですが、ほかに追悼文も収録されています。掲載順に、眉村卓、高井信、かんべむさし、江坂遊、井上雅彦、森下一仁、堀晃、大町聡といった面々。
 B6判、224ページ。頒価1000円(送料込み)。
 ご注文は製本直送の販売ページ(→ここです)にて。
 西さんの作品を楽しみ、そして偲んでいただければ幸いです。

 盛林堂書房(東京)、ちくさ正文館書店・本店(名古屋)にはすでに納品済み。店頭で購入できるはずです。ほかの店(神戸)でも販売予定と聞いていますが、現時点で入荷しているかどうかは不明なので、ここに書くのは控えておきます。

【追記】
 別件もあり、ちくさ正文館に行ってきました。
 おお、あるある。
 マニアックなコーナーに面陳されていました。ちょっと右には『ヨミスギ氏の奇怪な冒険』盛林堂ミステリアス文庫(16)も!
書店棚.JPG
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教養文庫の〈異色作家傑作選〉

 ずいぶん昔の話になりますが、現代教養文庫に実に魅力的なシリーズがありました。
 最初は〈異端作家三人傑作選〉として、夢野久作(全5冊)、小栗虫太郎(全5冊)、久生十蘭(全5冊)が刊行。引き続いて〈ロマンの饗宴 異色作家傑作選〉として、香山滋(全3冊)、橘外男(全3冊)、山田風太郎(全4冊)が刊行。これらに日影丈吉(全4冊)、牧逸馬(全6冊)、谷譲次(全6冊)を加え、〈異色作家9人の饗宴〉という呼ばれ方もしているようです。ここでは私の好みを加味し、〈異色作家傑作選〉としておきましょう。
 発行されていたころ、こういう作家の小説も好んで読んでいたので、けっこう買った記憶がありますが、正確には覚えていません。ちょっと気になることがあり、ダンボールから取り出してきました。(画像クリックで拡大表示されます。パラフィン紙を取るのは面倒なので、そのままにしました。かなり変色しちゃってます)
異色作家傑作選.jpg
 なるほど。
 確認できましたので、またダンボールへ。
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〈異色作家短篇集〉の文庫化

 へえ。〈異色作家短篇集〉のフレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』とシャーリイ・ジャクスン『くじ』が文庫化されますか(10月)。
〈異色作家短篇集〉って、文庫化されることが少なくて、これまでに文庫化されたのは――
◎ジョルジュ・ランジュラン『蠅』ハヤカワ文庫NV(86)
◎ジェイムズ・サーバー『虹をつかむ男』ハヤカワepi文庫(14)
◎ロアルド・ダール『キス・キス』ハヤカワ・ミステリ文庫(14)*新訳
◎スタンリイ・エリン『特別料理』ハヤカワ・ミステリ文庫(15)
蠅.jpg キス・キス.jpg 虹をつかむ男.jpg
 以上の4冊だけです。(あ、『特別料理』買ってなかった。買わなきゃ)
 このまま全冊の文庫化が進むのでしょうか。
 新しい読者のためにぜひとも、と思うとともに、ショートショート・コレクターとしては、また買う本が増えるのか、と溜め息が出たりもします(苦笑)。
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