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『ジンテン1★図録』

 一昨日の記事で、
> ゆえあって、ちょっと前からファンジンのはいったダンボールを開けて、なんじゃらかんじゃら。
 と書きました。推測されていた方もいるかもしれませんが、ええ、そうです、ファンジンを作るための調べものをしていました。
 で、本日完成。
『ジンテン1★図録』です。
 どんな内容かといいますと、私の巻末エッセイ「図録刊行への道」、冒頭部分を読んでいただきましょう。

 ジンテン1――第1回日本SFファンジン総展示会は、第11回日本SF大会MEICONⅡ(1972年8月19日~20日開催)に於いて催されました。当時、私は中学3年生。SFを読み耽ってはいましたが、SFファンダムとはまだ縁のないころですから、当然、このときのSF大会には参加していません。日本SF大会というものが存在するということすら知らなかったかもしれません。
 あれから42年が過ぎ去り……。折りしも現在、世田谷文学館(東京)で「日本SF展・SFの国」なる企画展が開催されています(2014年7月19日~9月28日)。その図録が実に素晴らしい出来でして、それを眺めているうちに――
 そうだ、ジンテン1の図録を作ろう!
 と思い立ちました。
 MEICONⅡのプログラムブック(1972年8月19日発行)にはジンテン1の詳しい紹介記事が載っています。初期のファンジン事情を知る資料として、まさに一級品。以前から注目していたのです。
 無署名の記事ですが、わが師・岡田正也(本名:正哉)さんが書いたものであることは明らかです。幸いなことに岡田さんの書いたものに関しては、ご遺族から全権委任を受けており、これを使用することに問題はありません。―後略―

ジンテン1★図録.jpg という次第です。
 さっそくテキスト入力し、適当に書影も入れ、ちゃちゃっと作ってみたところ、文庫サイズで16ページ。当初はこれでいこうと思っていたのですが、だんだんと欲が出てきまして……。
 先輩たちに寄稿をお願いしたり、書影をどばっと増やしたり。――結果、文庫サイズで50ページになりました。
 帯も付けましたが、あえて外した状態の書影を掲載します。本文にも書影満載で、眺めているだけで楽しい。もちろん、読んでも楽しい。
 ファンジン、いいなあ。

 関係者の皆さまには明日発送する予定です。しばしお待ちくださいね。
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「SFマガィジンマガイ」

 ファンジンのレプリカを作ろうとして、困っちゃうのが紙の色です。ことに古いファンジン(わら半紙を使っているものが多い)はもともと茶色いのに、年月を経てさらに茶色くなっているケースも多く、それをスキャンしてモノクロ印刷すると、かなり読みにくくなります。カラー印刷すればいいのでしょうが、ただの文字原稿をカラー印刷したくないし、それにカラー印刷しても美しくないことには変わりないし。
 と書くと、え? モノクロでスキャンすればいいのでは? と思われる方もいるでしょう。まさにその通り! しかし恥ずかしながら私、モノクロでスキャンできるなんて、知らなかったのですよ。さらに、ペイントを使えばカラー画像をモノクロに変換できることも……。
 カラーをモノクロでコピーできることは知っていた(←常識)し、実際たまに使っているのに、なぜ? いま思えば不思議ですが、事実なのですから仕方がありません。
 先日、ふとしたきっかけでそれを知り、試しに茶色の激しいファンジンをモノクロ・スキャンしてみたら――おお、紙が白い! カンゲキ!
 またレプリカを作るときに……と、そのときは何もしなかったのですが、つい先ほど――
 そうだ、「SFマガィジン」のレプリカを作っちゃお。
 と思い立ちました。「SFマガィジン」についてはこの記事をご参照ください。画像をアップしたページ(目次を含む最初の4ページ)はまあまあ白っぽいんですが、あとのページは見事に茶色い。こんなのです。
現物.jpg
 もちろんこのファンジン、現物を持っているわけで、レプリカは不要。にもかかわらず、なぜレプリカを作ろうと思ったかというと――要するに「SFマガィジンマガイ」です。これを思いついた途端、無性に作りたくなってしまって(笑)。
「SFマガィジン」は石原藤夫さんが作られたファンジン資料集に画像が収録されていますから、改めてスキャンする必要はありません。カラー画像をモノクロ変換するだけ(表紙はそのままカラー)。表紙込み32ページだから、さほど手間でもないし。
 変色の度合いにもより、モノクロ化すると文字が薄くなりすぎて、読めなくなることもあります。それが心配でしたが、「SFマガィジン」は大丈夫でした。
 変換して割付けして、印刷。こんなにきれいにできました(嬉)。
レプリカ.jpg
SFマガィジン.jpg 表紙はこのように。
 A4用紙に印刷。上下左右の余白部分(印刷できない数ミリ)をカットしますから、本物より一回り小さくなってしまいますが、気になるほどではありません。おそらく本物と並べなければ気がつかないのでは?
 ということで、完成です。>「SFマガィジンマガイ」
 あ、本物は平綴じですが、マガイは中綴じです。中綴じにしてくれと言わんばかりの、表紙込み32ページ(笑)。
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梶井基次郎『檸檬』

 ここのところ天気が悪く、家に閉じこもっていました。いささか鬱屈気味です。
 今日は久しぶりの晴天。近所のブックオフを散歩してきました。
◎今岡深雪『ジャータカ物語』浄土宗出版(11)
 インドの昔話――お釈迦様の輪廻転生物語集です。各編は極めて短くて、いちおうショートショートの参考書ではあるのですが、ここまで手を伸ばす必要はないかも。
◎梶井基次郎『檸檬・Kの昇天 ほか十四編』講談社文庫(72)
 広義のショートショート集。見かけると、とりあえず買います。
ジャータカ物語.jpg 講談社文庫.jpg
 梶井基次郎の「檸檬」を表題とした文庫本、いろいろ買ってるなあ――と、書棚から取り出してみました。
『檸檬・城のある町にて』角川文庫(51)
『檸檬』新潮文庫(67)
『檸檬・ある心の風景 他二十編』旺文社文庫(72)
『檸檬』ハルキ文庫(11)
角川文庫.jpg 新潮文庫.jpg 旺文社文庫.jpg ハルキ文庫.jpg 
 あと、文庫本では『梶井基次郎全集 全一巻』ちくま文庫(86)もあって、これにも当たり前ですが、「檸檬」が収録されているし……。う~~~む。  
 帰宅したら、森岡浩之『突変』徳間文庫(14)が届いていました。森岡さん、いつもありがとうございます。
 異源生物(チェンジリング)がはびこる裏地球ですか。魅力的な世界設定で、面白そうです。それにしても、書き下ろし1000枚! 聞いていましたが、実際に手に取ると、ぶ厚いですねえ。で、背文字がド迫力。『梶井基次郎全集』と並べてみましょう。ちなみに、『~全集』552ページ、『突変』734ページ。
ちくま文庫.jpg 突変.jpg 背.jpg￿
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「HORIZM」

 ゆえあって、ちょっと前からファンジンのはいったダンボールを開けて、なんじゃらかんじゃら。やっぱりファンジンは楽しいですね。読むのも出すのも。――で、どっちがより楽しいかというと、私の場合、間違いなく出すほうです。
 ということで、ちょっぴり久しぶりの更新はファンジンの話。
 いやあ、びっくりしましたねえ。「HORIZM」がまだ続いていたなんて! ええ、慶大SF研の会誌です。最新号は今年8月発行の38号とのこと。案内サイト(→ここ)には書影も掲載されていて、おお、美しい!
 うちにあるのは2号(1972年11月26日発行)と3号(1973年8月1日発行)の2冊だけです。創刊号の発行は? と森東作編『SFファングループ調査(Ⅰ)』SFファングループ資料研究会(75)を見ました。創刊号の発行日は記載されていませんでしたが、創立は1971年6月26日とあり、おそらくそのころでしょう。今年で43年!
 どのようなペースで発行されてきたのか知りませんけれど、すごいことですね。
 あ、そうそう。3号には星新一「愛の鍵」の英訳が掲載されています。
ほらいずむ2.jpg ほらいずむ3.jpg
 長寿ファンジンというと、1957年に創刊、昨年7月に204号で終刊した「宇宙塵」を思い出します。なんと、56年! 創刊が早かったこともあり、当分の間この記録が塗り替えられることはないでしょうが、慶大SF研のように世代交代がうまく進めば、とんでもない長寿記録が生まれるかもしれませんね。
 うちにあるファンジンで、大昔に創刊され、いまだに続いているものを挙げますと――
「赤き酒場」――1978年創刊。今年で36年。
「HARD SF LAB.公報」――1982年創刊。今年で32年。
 長期の休刊ののち復刊したものも含めれば――
「宇宙気流」――1962年創刊。1973年休刊。2010年復刊。今年で52年。
「イマジニア」――1967年創刊。1970年休刊。2013年復刊。今年で47年。
 これだけの休眠期間をカウントするのは反則でしょうね(笑)。
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真逆

「真逆」という漢字を見て、どう読みますか? 「まぎゃく」ですか? それとも……。

 いつのころからか――そんなに遠い昔ではありません――「まぎゃく」という耳慣れない言葉を聞くようになりました。そのうち、目にするようにもなりました。多くの場合、「真逆」という漢字を使われて。
 私は「まぎゃく」という言葉に強い違和感を覚えます。使ったことはないし、今後も使う気はありません。「逆と言えば、いいじゃん」と思ってしまうんですよね。まあ、「逆に~」が「逆」という意味を失い、「したがって~」とか「だから~」という意味で使う人が増えたから(←これにも違和感)というのも原因であろうかと思いますが、だったら、「なんで正反対と言わないの?」なのです。

 先日買った泡坂妻夫『魔術館の一夜』社会思想社(83)を読んでいましたら――
真逆.jpg
 う~~~~む、「真逆(まぎゃく)」という新語も嫌だけれど、「真逆(まさか)」を漢字で書かれると、これも違和感があるなあ(笑)。

 あ、そうそう。
 この言葉に注目して書いたのが拙作「投稿テーマ」です。「誤用だ! 御用だ!」(井上雅彦監修『喜劇綺劇』光文社文庫・異形コレクション(09)に収録)の1編。よろしければ、読んでみてください。
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『あなたの知らない怪獣(秘)大百科』

 映画秘宝『あなたの知らない怪獣(秘)大百科』洋泉社MOOK(97)を読みました。
怪獣秘大百科.jpg 怪獣といっても、そんなに狭いジャンルではなく、エイリアンやらモンスターやら怪人やら、いろいろ含めた映画ガイドブックです。古い作品から新しい作品まで網羅。
 巻頭に、「我々は、まだ見ぬ怪獣映画を求めて、海を渡り、コレクターの手を借り、裏ビデオにまで手を出して、徹底的に集めまくった。その数五百!(概算) そして我々は見た! 衝撃の真実の数々!」とあります。文献の孫引きなんかしない、ちゃんと映画を観て、書いているのだ、という表明ですね。こういうスタンスは大好きです。
 いやあ、それにしても……。よくもまあこんな映画まで、という作品がどっさり。いまでこそDVDで容易に観られるようになった作品もありますが、何しろ前世紀のことですからね。ソフトを入手する苦労たるや並大抵ではなかったと察します。
 当然のことながら、私の知らない映画たくさん。観たい映画もたくさん。その多くは、おそらく日本でソフトは販売されていないと思われ……。観たいよ~と身もだえしています。
 どんな作品が採り上げられているのかというと、こんなのです。(↓)
裏表紙.jpg

【追記】
 135ページに――
>82年には、『怒りの湖底怪獣/ネッシーの大逆襲 The Loch Ness Horror』(TV公開)を発表。その学芸会の大道具みたいなネッシー(本人は「いい怪物だよ。E.T.よりもね」などと寝言を言っているが……)と退屈な演出は、さすがブキャナン。
 209ページには――
>そんなジェス・フランコの、ドラキュラ、フランケンシュタインの怪物、狼男勢揃いの映画『三大怪人・史上最大の決戦』(71年・スペイン・TV公開)は、ルーズソックスを履いて「チョベリバ」と叫びたくなるようなひどい作品。
ネッシーの大逆襲.jpg 三大怪人史上最大の決戦.jpg
 このビデオテープ(↑)、何ヶ月か前に怪奇映画ファンの知人から借りて、まだ観ていないんですよね。う~~~む、どうしようかなあ。
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『魔術館の一夜』

 出かけたついでに古本屋を覗きました。古本、新刊問わず、本屋に足を踏み入れるのは久しぶりです。やはり心が落ち着きますね(笑)。
魔術館の一夜.jpg 購入したのは――
◎泡坂妻夫『魔術館の一夜』社会思想社(83)
 小説仕立てで書かれたマジック本ではないかという気もするのですが、帯に大きく「泡坂妻夫トリック ショート ショート!」、その下に「奇術の種あかしと読みものを両立させることは不可能に近い○泡坂妻夫はこの放れ業をやりとげた」なんて書かれていたら、買うしかありません。教養文庫版(87)も出ているようです。とりあえずは読んでから、探すかどうか考えましょう。

 泡坂妻夫のショートショートについては、ここに。
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『星の星新一』

 星新一ファンの友人が近江哲史『星の星新一』私家版(86)のコピーを送ってくれました。もちろん、拙ブログの記事を読んで、とのことです。
 すっごく読みたかった本なので、とっても嬉しいです。ありがとうございます!
 コピーで読んでもいいんですが、せっかくなのでレプリカ作製(笑)。本の形にして読みました。
 田川部長(ご存じと思いますが、著者の小説を書く際のペンネームは田川雅一朗)が部下の課長に星新一の魅力を語る――会話形式で書かれています。前作『星新一の星』私家版(83)とはずいぶん趣が違いますね。中心となるのは星新一1001編目の話です。あれからもう30年以上が経っているんですねえ。思わず遠い目になってしまいます。
 巻末には「星の星新一」というタイトルのショートショートが配置されています。心憎い演出ですね。星新一への敬愛に満ちた好編で、心地よい気持ちで読み終えました。
星新一の星/星の星新一.jpg
 こんな嬉しいことが起こるのも、ブログを続けていればこそ、ですね。ありがたや、ありがたや。
 これからもよろしくお願いします。>皆さま
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アニメ「のび太の地底文明説の巻」

ドラえもん.jpg『ドラえもん』アニメのエピソード「のび太の地底文明説の巻」を観ました。異説クラブメンバーズ・バッジの出てくる話です(1981年10月9日放映)。1ヶ月ほど前、藤子・F・不二雄『藤子・F・不二雄の異説クラブ』小学館(14)を読んで以来、機会があれば観たいなあと思っていました。
 ストーリー自体はマンガとほぼ同じですけれど、アニメはアニメで楽しめます。観られて、よかったです。
 このビデオにはあと6本「のび太のなが~い家出」「火災予定報知ベル」「おもかるとう」「時門」「むすびの糸」「さかさカメラ」が収録されています。いくつかは、なんとなく観たことがあるような……。
 で、続きを流しながらブログを更新している次第です。
『ドラえもん』って、やっぱり楽しい!
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「小学生のためのショートショート講座」

 偕成社サイトにて「小学生のためのショートショート講座」を連載することになりました。連載開始のお知らせはここ、第1回目はここです。
 読者対象はショートショートも星新一も知らない小学生ということで、超初心者向けの講座ということになります。とはいえ、私が書くわけですから、ちょいちょいマニアックな情報も入れていこうかなと(笑)。
 ゆったりとしたペースで進めてまいります。お付き合いただければ嬉しいです。

 あ、そうそう。重要なことを書くのを忘れていました。
 イラストを担当しているのは、海野久実(和田宜久)さんです。ショートショートをとことんわかっている方とコンビを組むなんて、心強い限りです。
 これからの長丁場、よろしくお願いしますね。>海野さん
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映画『MAY―メイ―』

 相変わらず映画なお盆です。

 今夜は『MAY―メイ―』を観ました。かわいそうな生い立ちを持つサイコ女性・メイを主人公とするホラー映画です。
 友だちのいないままに成長したメイは他人との関係がうまく築けません。愛したい、愛されたい。しかし、それはうまくゆかず、挙げ句にフランケンシュタイン博士を彷彿させる暴挙に……。
トラウマ.jpg でろでろぐちゃぐちゃのスプラッタ・ホラーも好きですが、こういうじわじわ来るタイプのホラー映画もいいですねえ。サイコ・ホラーの秀作と思います。
 あ! 主人公の女性、誰かに似ているなあと思っていましたが、映画を観ている間には思い出せず。記事を書いていて、いま思い出しました。――佐伯日菜子です。最も印象に残っているのは『エコエコアザラク』の黒井ミサ! だいぶ前、テレビの深夜放送で観たんですよね。懐かしいなあ。
 作中、ダリオ・アルジェント監督の『トラウマ』が話題になっていました。これも懐かしいですねえ。アルジェントといえば、先日、レンタルビデオショップで『ドラキュラ』なんてタイトルを見かけ、気になっています。
 んで、ドラキュラといえば、先月末に買ったDVDボックス『ドラキュラVSミイラ男』、ミイラ映画5本は観ましたが、ドラキュラ映画5本は手つかずです。いつ観るのかしらん。

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映画『パニック・マーケット』

 映画三昧のお盆を過ごしています。あんまり映画の記事が続くのもなあ……と抑えていたら、ブログの更新が停滞してしまい……(苦笑)。まあいいや、と映画のことを書くことにしました。
 今週、ブログに書いた以外にどんな映画を観たかというと――『最強ゾンビ・ハンター』とか『メガ・シャークVSメカ・シャーク』とか『パニック・マーケット』とか『武器人間』とか。
 個人的に最も面白かったのは『パニック・マーケット』でした。

 大津波で街が水没。スーパーマーケット内もプール状態(もちろん海水)で、そこには巨大なサメが……。前から何度も書いていますが、閉空間を舞台にしたモンスター・パニック映画は私の大好物です。楽しかった~。
 思い返せば『ジョーズ』のころ、サメ映画というとハラハラドキドキの代名詞でしたが、いまや完全にギャグ映画と化していますね。まさに手を変え品を変え(笑)。(この記事とかこの記事を参照)
 馬鹿らしいなあと思いつつも、新作がリリースされると、ついつい観てしまいます。ブログには書かなかったと思いますが、比較的最近、『アイス・ジョーズ』とか『ゴースト・シャーク』なんてのも観ています。今週観た『メガ・シャークVSメカ・シャーク』もサメ映画ですね(これは今ひとつ)。大当たりは少ないけれど、大きく外れることもなくて、どれもそこそこ楽しませてくれます。
 さて、次はどんな手で楽しませてくれるでしょうか。『スペース・ジョーズ』? 『人面ジョーズ』? 『ミニチュア・ジョーズ』? 『透明ジョーズ』? あはははは。

『パニック・マーケット』の次に面白かったのは『最強ゾンビ・ハンター』です。

 おお、ダニー・トレホ! 『マチェーテ』、抜群に面白かったなあ、と何気なくネット検索したら――
 続編『マチェーテ・キルズ』!? 来月2日にレンタル開始!?
 観ます!
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アニメ映画『ターザン』

 映画『ターザン』を観ました。2013年製作のフルCGアニメ映画です。パル・ウル・ドンに思いを馳せていたら、無性にターザンが恋しくなって。
 時代設定は違うし、物語の背景も違います。ストーリーはどうかな。こんな話を読んだ記憶はないので、おそらくオリジナルでしょう。要するに、ターザンというキャラクター(これすら生い立ちも含め、微妙に変えられていますが)を主人公とした冒険映画ということです。
 まあ、ターザン映画というのはそもそも、ターザンというキャラクターを使った、原作とは別の物語ですから、それを云々しようとは思いません。CGはきれいだし、ストーリーもまあまあ楽しめたし、いいのではないでしょうか。しかし一点、悪役の名がクレイトンというのは……。さすがに違和感ありまくりでした。クレイトンという名の悪役、原作に出てましたっけ?
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『パル・ウル・ドンへの御招待』

パルウルドンへの御招待.jpg というわけで(この記事のコメント欄参照)、冊子『パル・ウル・ドンへの御招待』を作りました。原稿用紙8枚(+新たに解説3枚)。――これくらい朝飯前、ではなくて朝飯後に作業を開始して昼飯前に終わりました。
 もともと手作り本の発行部数は少なく、(岡田正也さん関連以外は)10部前後ですが、今回は特に、完全に自己満足の産物でして、人様に読んでもらうほどの内容ではありません。ふだんよりもさらに減らして、5部としました。こんなの、もはや出版物とは言えないですね(笑)。
 いやしかし、若いころはいろいろやっていましたねえ。書いただけで発表もせずに放置してる原稿、ほかにもあります。その多くは忘れちゃっていて、目にすると、うっほー(笑)。

 あ、そうそう。パル・ウル・ドンって? という方はこの記事をご覧ください。
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映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』


 映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』を観ました。
 ひとりの女性が3日をかけて、じわじわとゾンビになっていく様を描きます。精神は人間のままで。
 血を吐き、目が充血し、歯が抜け、髪の毛が抜け落ち、皮膚の感覚がなくなり、爪がはがれ、ついには精神的にもおかしくなり……。
 ゾンビ映画は数多く観てきましたが、これは斬新。良くも悪くも、忘れられない1本になりそうです。
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SF関連の展示会

 昨日の記事で――
> 世田谷文学館で開催中の「日本SF展・SFの国」、行こうかどうしようか迷っています。同じく世田谷文学館で催された「星新一展」には行くことを即断したのですが、「日本SF展・SFの国」にはそこまでの吸引力はなく……。もちろん、私にとって、ですが。
 と書きました。
「星新一展」も今回の「日本SF展・SFの国」もすごく魅力的なコンテンツで、どうして私の思いにこれほどの温度差があるのか。
 ちょっと考えて、すぐに判明しました。
 この数年、SF関連の展示会に数多く足を運んだのですね。
「星新一展」世田谷文学館
「SF幼年期と神戸」神戸文学館
「星新一展~2人のパイオニア~」手塚治虫記念館
「小松左京展」神戸文学館
「日本SF作家クラブと手塚治虫展」手塚治虫記念館
 これだけ足を運んでいるSFファンって、そう多くはないのではないでしょうか。
 で、世田谷文学館の「星新一展」はその最初です。あのときは星新一のアイデア・メモや子どものころの自筆原稿とかを見て、コーフンしましたが、その後、筒井康隆(日本SF幼年期と神戸)、手塚治虫、小松左京……。あれやこれや、いーっぱい見てしまったのです。
 で、今回の「日本SF展・SFの国」です。おそらく個々の展示では、これまでの展示会には及ばないような気がして……。「SFマガジン」とか創元SF文庫とか、改めて見たくはないし(笑)。特撮関係の展示も充実しているようですが、実は私、そういった映画やドラマを観るのは大好きなものの、マニアックなファンではなくて、特撮技術とか設定資料とか裏話とか、全く興味がないんですよね。
 とはいえ――
 やっぱり行こうかなあ、と悩んでおります。こうして悩み続けるくらいなら行っちゃったほうがいいかも(笑)。
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映画『リディック ギャラクシー・バトル』


 映画『リディック ギャラクシー・バトル』を観ました。『リディック』シリーズの第3作です。新しい映画を観るのは久しぶりだな(笑)。
 シリーズといっても、これまでの2作は主人公(暗視能力を持つ殺人犯。異様なタフガイで、殺しの技術に長けている)こそ同じですが、全くテイストが違っているんですよね。第1作『ピッチブラック』はSFホラー、第2作『リディック』はSFアクション映画。『リディック』も悪くはなく、充分に楽しめましたけれど、私の好みでは圧倒的に『ピッチブラック』! 『エイリアン』タイプ(←大好き!)のモンスター映画なのです。
 さて、第3作『リディック ギャラクシー・バトル』は?
 うわ、これ、『リディック』じゃない。『ピッチブラック2』だ~(嬉)。
 約2時間、とーっても楽しかったです。『ピッチブラック』を観たくなってきました。いまはほかにも観たい映画があり、すぐとは言いませんが、近いうちに。
ピッチブラック.jpg リディック.jpg リディック アニメーテッド.jpg
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『八十万年後の社会』

 世田谷文学館で開催中の「日本SF展・SFの国」、行こうかどうしようか迷っています。同じく世田谷文学館で催された「星新一展」には行くことを即断したのですが、「日本SF展・SFの国」にはそこまでの吸引力はなく……。もちろん、私にとって、ですが。
 すでに行った友人に尋ねると、「よかった」という返事なのですが、彼らは東京在住だったり東京出張のついでだったりイベントの関係者だったり……。そんなのだったら、私も迷わず行くわい(笑)。で、「名古屋に住んでても行く?」と尋ねると、「それは……」となります。
 でまあ、迷っているわけでして、判断材料を集めるためネット検索もしています。
 すると――
 お! これは。>インターネットミュージアム
 写真あれこれ、映像もいっぱい。これは地方在住者にはありがたいですね。眺めていると、行きたい気持ちが勝ってくるのを感じますが、それはともかく――
 ん? と気になる写真がありました。黒岩涙香『八十万年後の社会』(1913年)が写っているのですが、うちの本と違うんですよね。展示されているのは、こんな本です。(当該サイトの写真をトリミング。1913年刊とあります)
展示本.jpg
 で、私の所有本は――
◎扶桑堂刊/大正2年(1913年)9月25日発行(函と本体。本体右端の深緑は補修テープ)
◎扶桑堂刊/大正2年9月25日発行、大正15年(1926年)11月15日改版第1版発行
八十万年後の社会(初版).jpg 八十万年後の社会(改版).jpg
 1913年(大正2年)に2種(あるいは、それ以上)の『八十万年後の社会』が発行されているのでしょうか。どちらも扶桑堂から? それとも展示されているのは別の出版社から? あるいは同じ年に異装版が出た? いやいや、展示に書かれている年号は初版の刊行年で、実際の展示物は(デザイン違いの)重版?
 ふと思いついて、うちにある涙香書誌で最も新しい(と思う)伊藤秀雄・榊原貴教『黒岩涙香の研究と書誌』ナダ出版センター(01)をチェックしました。――掲載されているのは、大正2年9月、扶桑堂刊のデータのみです。う~~む、わかりませんねえ。謎ですねえ。
 古典SFの展示には北原尚彦さんが協力していると聞いているので、尋ねましたら、「私の本ですが、貸し出しているため確認不能。返ってきたら確認します」。
 よろしくお願いしますね。こういうのって妙に気になる、元・古典SFファン(笑)。
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古本あれこれ

 古本を買いました。
◎松山高『童話 銀の玉』文林堂(48)
 動物を主人公にした、イソップ風の(教訓を含んだ)童話集。「うさぎとかめ」の後日譚もあります。いずれも極めて短く、100ページ足らずの本に16編収録。
◎「カムカムクラブ」1948年8月号(メトロ出版社)
 特集「欧米の怪談集」として、アメリカ、イギリス、フランスの怪談が紹介されています。イギリスの担当は江戸川乱歩。
◎ステファノ・ベンニ『海底バール』河出書房新社(13)
 連作短編集、なのかな? 未読なので、不確かです。全23編。
銀の玉.jpg カムカムクラブ.jpg 海底バール.jpg
◎星新一『はなとひみつ』フレーベル館・キンダーおはなしえほん傑作選(79)
 3ヶ月前にカバーのない本を購入しました。星新一『気まぐれスターダスト』出版芸術社・ふしぎ文学館(00)の「星新一完全著作リスト(日下三蔵)」には「カバー」というデータ表示がなかったため、カバーがない本だと思っていました。
 ところが今回、見かけた本にはカバーがついているんですね。えー? 買わなきゃ、であります。
 結果、うちの『はなとひみつ』はこんなふうになってしまいました。右下の『花とひみつ』は私家版(64)の復刻版(11)です(この記事参照)。できれば私家版も入手したいですけれど、お財布が首を縦に振りません(笑)。
はなとひみつ.JPG
 マンガもあれこれ買いました。たとえば、こんなのです。
◎横山光輝『ジャイアントロボ(上下)』講談社漫画文庫(06)
 昔の実写ドラマは観たことがありますが、原作マンガは未読でした。あっという間に読了。マンガのほうがずっと面白いです。横山光輝、好きだなあ。
◎島本和彦『ハルマゲドン失敗す』BEAM COMIX(01)
 島本和彦の「熱血SF短編集」、ようやく全4冊が揃いました。
ジャイアントロボ.jpg ハルマゲドン失敗す.jpg 熱血SF短編集.jpg
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『星新一の星』

 尾川健くんに近江哲史『星新一の星』私家版(83)を貸してもらいました。星新一ファンである著者による評論? エッセイ? いや、ラブレターと言うのが正しいかもしれません。星新一が大好きという著者の心情がダイレクトに伝わってきて、非常に好感が持てます。
 なんだか名前に見覚えがあるなあと思ったら、そうそう、著者は〈エヌ氏の会〉会員なのでした。で、これは貸してもらう前、尾川くんに教えてもらったのですが、ペンネームは田川雅一朗。――そう、ショートショート集『殺人予報』私家版(71)の作者なのです。おおおっ!
 昭和8年生まれ。星新一がデビューしたころからの愛読者であり、星新一のデビュー年に生まれた私には経験できない読書歴をお持ちです。リアルタイムで経験された方の証言は貴重ですね。細かな間違いがいくつか目につき、その点が残念ですが、全般的には非常に興味深く、楽しく読ませていただきました。
「あとがき」に、
>この後は『星の星新一』というものを用意している。
 と書かれています。発行されているのか、気になります。もし発行されているのでしたら、ぜひ読みたい!
 それにしても、こんな本を見つけちゃう尾川くん、すごいですね。感謝感謝。
星新一の星.jpg
 上の画像は現物とレプリカです。
 こういった、ショートショート研究の資料となるものは手元に置いておきたい。しかし30年以上も前の私家版となれば、入手困難なのは目に見えていますから。図書館にも所蔵してないでしょうし。
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「ルーナティック」

 2日前、久しぶりにファンジン「ルーナティック」を手に取りました。〈東海SFの会〉の会誌です。浅倉久志や伊藤典夫が寄稿ばしばし。それだけでも魅力的ですが、付録冊子に特色があり、その内容がまた素晴らしい。ご紹介しますと――
 創刊号(1967年4月10日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(1号~24号まで)」
 第2号(1967年8月1日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(25号より84号まで)」
 第3号(1967年12月20日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(85号より100号まで)」
 第4号(1968年4月20日発行)付録:「英米SFベスト短篇リスト(附 ベスト投票企画)」
 第5号(1968年9月1日発行)付録:「ベストSF長短篇リスト 解説・伊藤典夫」
 第6号(1970年8月1日発行)付録:「昭和三年「科学画報」誌懸賞募集 科学小説入選作 再録」
 この第6号で長い休眠期間にはいり、10年以上経ってから第7号(1981年11月10日発行)が出ます。第7号の付録は「座談会 日本SFの展望」。NHK-FMで放送された座談会を文字起こししたものです。出席者は小松左京、小原秀雄、伊藤典夫。司会は石川喬司。
 第8号以降のことは不詳ですが、「東海SFの会ホームページ」を見ますと、いまだに発行は続いているようです。素晴らしい長命ファンジンですね。
 ということで、ここから本題です。
 うちにあるのは2号から6号まで。そんなにぶ厚いファンジンではなくて、それぞれ30ページ前後です。
 復刊(第7号)以降はともかく、創刊号が欠けているのが無性に気になります。チェックしてみますと、創刊号は22ページ。お、薄い!(嬉)
 幸いなことに画像データはあり――
 レプリカを作ってしまいました(笑)。両面印刷してホチキスで綴じるだけですから、ひょひょいのひょい、です。
 実は以前、第7号の付録「座談会 日本SFの展望」のレプリカを作りました(こちらは10ページ。本誌は作らず)。ついでなので、その書影を並べておきましょう。放送当時(1970年1月10日放送)の日本SF界を知る貴重な発言集と思います。
ルーナティック創刊号.jpg 日本SFの展望.jpg ヒッチコックマガジン30号.jpg
「ルーナティック」にはショートショートが多数掲載されています。主力ライターの杉山祐次郎はショートショートの名手として、私も名前はよく存じ上げています。「宇宙塵」はもちろん、「ヒッチコックマガジン」30号(1962年1月号)の特集「これがショート・ショートだ!」にも名前を連ねているくらいですから、セミプロですね。
 これだけの方ですから、もしかしたらショートショート集を出されているかも……と思っているのですが、どうなんでしょう。
 何かご存じの方、ご教示いただければ幸いです。

 あ、そうそう。
 レプリカを作った機会に「ルーナティック」創刊号を適当につまみ読みしてみましたら――
 久保田学のショートショート「悪魔の約束」。これ、いいなあ。タイトルから推測できましょうが、悪魔との契約ものです。そうか~、この手があったか。2枚弱という短さも魅力的。
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『歳月パラパラ』

 眉村卓『歳月パラパラ』出版芸術社(14)を読みました。エッセイ集です。
 大昔の想い出をつづったエッセイと最近の思いなどを書いたエッセイが(特に統一性はないようですが)バランスよく並べられています。
歳月パラパラ.jpg もちろん眉村さん独特の“ものの見方”も楽しいですけれども、SFファンとしては、眉村さんが小説を書き始めたころの想い出話――「社宅入りと『宇宙塵』の勧誘」や「『燃える傾斜』を書いた頃」などが興味深かったです。あと、アイデアに関する考察とか。
 半村良や福島正実など、SF黎明期のSF仲間たちとの交遊エピソードも楽しいです。こういうのを読むと、眉村さんに日本SF界の通史になるような自伝を書いてほしいと思うのですが……。

 眉村卓のエッセイ集リストは以前にアップしました。→ここ

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「科学画報」のこと

『戦前『科学画報』小説傑作選1』という本が発行されるそうです(商業出版ではなく、ファン出版。詳細はここに)
「科学画報」に掲載された小説のアンソロジーとのこと。いやはや、これはすごいですねえ。
 私が「科学画報」という雑誌を意識したのは遙か昔、おそらく最初は橫田順彌の連載「日本SFこてん古典」であったろうと思います。調べてみますと、「SFマガジン」1975年3月号(196号)掲載の「第24回 「新青年」と「科学画報」」ですね、きっと。(単行本では第2巻に収録の「第25回〈新青年〉と〈科学画報〉」。ちなみに、この回には岡田正哉さんの発行された「ベム」11号も紹介されています)
SFM196号.jpg 日本SFこてん古典2.jpg 日本SFこてん古典2(文庫).jpg
「科学画報」の項で大きく紹介されているのは、同誌で開催された科学小説コンテスト(懸賞科学小説)です。あまり知られていないと思いますが、このコンテストの入選作品はSFファンジン「ルーナティック」第6号(1970年8月1日発行)の別冊付録として、再録作品集が発行されています。貴重なファン出版ですね。
 続いては……。荒俣宏『大東亞科學綺譚』筑摩書房(91)に収録の「火星の土地を売った男 原田三夫」だったでしょうか。この本はちょっと前、2012年1月30日にも手に取りました。「冷凍を愛した熱血漢 発明事業家・星一」なんて章もあるし……見れば見るほど、すさまじい本ですねえ。
ルーナティック6号.jpg 別冊付録.jpg 大東亜科学綺譚.jpg
科学画報・創刊号.jpg そして、つい最近です。
 石原藤夫さんが「科学画報」の資料をまとめられました。全表紙、全目次、全小説リストを収録。
 そういえば石原さんはご自身の掲示板で、<「科学画報」の大正12年4月号(創刊号)から昭和36年6月号(終刊号)までに掲載された小説の篇数はほぼいくつか。ただし連載は一回を一篇とする。>というクイズを出題されました(出題はここ。答えはここ)。ご自身でデータを整理された上で出題されているわけです。まさに石原さんならでは、ですね。(右の書影――「科学画報」創刊号は石原さんの資料より)

 と、あれこれ書いてきましたが、私は「科学画報」は1冊も持っておらず、読んだこともありません。今回のファン出版は大歓迎。ぜひぜひ買いたい、ぜひぜひ読みたい。
 ありがたいことに、お馴染み北原尚彦さんからメールが届いています。「こんなん出まっせ。私は買いまっせ。よかったら、高井さんの分も買っておきまっせ」。
 毎度のことながら、ありがとうございます!
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映画『執念のミイラ』『ミイラの呪い』

 昨日の記事で――
> 残るミイラ映画は『執念のミイラ』(1944年)、『ミイラの呪い』(1944年)です。ちょっと間を置いたほうがいいかな。
 と書きましたが、間をあけたら永久に放置しそうな気がして――しかもその公算が大きいような気がして(笑)、観ることにしました。
 ということで、まずは『執念のミイラ』(1944年)。

 仕切り直しかと思ったら、『ミイラの墓場』を受けたストーリーでした。前作と比べると、少しは持ち直しているかな。ストーリーもさほど悪くはないし、何より最後! まさかこんな結末が待っていようとは……。
 驚きの余韻に浸りつつ、引き続いて『ミイラの呪い』(1944年)。

 シリーズの掉尾を飾る本作。『執念のミイラ』から25年後の話です。
 ミイラの由来について語るシーンでは、またもフィルムの使い回しを延々と……。「もうわかった」と言いたくなります(笑)。まあ、ビデオもDVDもない時代の映画ですから、シリーズをまとめて観る人など想定していないのでしょうけれど。
 今回もストーリー展開は悪くなかったですし、最後は(一応の)大団円を迎えました。これで私も心おきなくミイラから離れることができます。
 正直、さすがにミイラに食傷気味だったんですよね。しかしまあ、毒を食らわば皿まで。――違うか(笑)。最後まで頑張って観ました。
 ちなみに、『執念のミイラ』も『ミイラの呪い』も60分です。で、このDVDボックスに収録されているミイラ映画5作、すべてを合わせても321分。5時間ちょっとです。
 大作映画となれば2時間超が当たり前の昨今、この短さは新鮮でありました。
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『サウンド文学館●パルナス』

 近所のブックオフを散歩してきました。
◎『サウンド文学館●パルナス 小説Ⅰ(日本文学)』学習研究社(90)
◎『サウンド文学館●パルナス 小説Ⅱ(外国文学)』学習研究社(90)
◎『サウンド文学館●パルナス SF・メルヘン』学習研究社(90)
小説Ⅰ.jpg 小説Ⅱ.jpg SF・メルヘン.jpg
 CDドラマ集(全60巻)の付属冊子。内容は収録作家の紹介です。オールカラーで写真満載。全6冊のうち5冊が売っていて、中身を吟味した結果、上記3冊を買いました。
『小説Ⅰ(日本文学)』には夏目漱石、芥川龍之介、川端康成、梶井基次郎など。
『小説Ⅱ(外国文学)』にはモーム、O・ヘンリ、ポー、チェーホフ、サキ、ダール、サローヤン、マーク・トウェインなど。
『SF・メルヘン』にはウェルズ、星新一、安部公房、筒井康隆など。
 星新一の紹介ページを見ますと――
 お、日本推理作家協会賞を受賞したときのスピーチの写真ですね。その前にはトロフィーが置かれています。その次のページを見ると、体重計の上にしゃがんでいる星さん。
 なかなかいい感じではないですか。しかし……。
ノックの音が.jpg>彼の新聞連載の題名「ノックの音が」
 ほんとかよ(笑)。
 ちなみに、私はこの全集のCD、星新一『ノックの音が』を持っているだけです。ほかにも何枚か、できれば入手したいものがあります。機会があれば。
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映画『ミイラの復活』『ミイラの墓場』

 ホラー映画の古典的モンスター(怪人)といえば、ドラキュラ(ヴァンパイア)、狼男、フランケンシュタインの怪物がトップ3を占め、それに続くのはミイラ男でしょうか。
 ヴァンパイア映画、腐るほど観ています。狼男映画もかなり。フランケンシュタイン映画はあんまり観てないかな。で、ミイラ映画はほとんど観ていないような気がします。といって、嫌いなわけではなくて、たとえば――
ミイラ再生.jpg ハムナプトラ.jpg ハムナプトラ2.jpg ハムナプトラ3.jpg
アタック・ザ・マミー.jpg プレスリーVSミイラ男.jpg レジェンド・オブ・タイタンズ.jpg 王女テラの棺.jpg
『ミイラ再生』、『ハムナプトラ』3部作、『アタック・ザ・マミー』『プレスリーVSミイラ男』『レジェンド・オブ・タイタンズ』『王女テラの棺』。――それぞれタイプは違いますが、どれも楽しめました。
 なかでも好きなのは『ハムナプトラ』シリーズです。特に第1作は大好きで、何度も観ています。この作品は『ミイラ再生』(1932年)のリメイクなんですよね。私の場合、そんなことは知らずに『ハムナプトラ』を観て、すいぶん経ってから『ミイラ再生』を観ました。そのときは両者の関係に気がつかず(苦笑)、あとで関係を知り、「ああ、そうだったんだ~」となったのでした。
 以下、『ミイラ再生』の予告編です。まさにミイラ映画の原点。ご覧になっていない方はぜひ。

 ということで、本題です。
 先日買ったDVDボックス『ドラキュラVSミイラ男』にはヴァンパイア映画5本、ミイラ映画5本が収録されています。ちょっと考えて、先にミイラ映画を観ることにしました。『ミイラ再生』は観たことがあるのでパスして、それ以外の作品を。
 作られた順番ということで、まずは『ミイラの復活』(1940年)です。

 期待以上に面白く、大満足。67分というコンパクトな時間も嬉しい。ミイラ映画、面白いなあ。
 はたと思えば――
 日本のTVドラマ『恐怖のミイラ』は明らかにこういった古いミイラ映画――『ミイラ再生』や『ミイラの復活』の影響を大きく受けています。原作の高垣眸、ミイラ映画が好きだったんでしょうね。そんなことを想像すると、楽しくなってしまいます。
 その勢いのまま、引き続いて『ミイラの墓場』(1942年)を観ました。『ミイラの復活』の続編――30年後の話です。

 あやややや。
 61分という、昨今の映画では考えられない長さの作品でありながら、冒頭の10分あまりを前作の紹介(要するにフィルムの使い回し)に費やす始末。ようやく始まった物語は凡庸だし、すぐに終わっちゃうし……。まあ、時代を考えれば許容範囲なのかもしれませんが、『ミイラ再生』や『ミイラの復活』が面白かっただけに、肩透かしを食わされた気分でした。
 残るミイラ映画は『執念のミイラ』(1944年)、『ミイラの呪い』(1944年)です。ちょっと間を置いたほうがいいかな。
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TVドラマ『オアシスを求めて』


 へえ、NHKのTVドラマ『オアシスを求めて』のシナリオ復刻本が発行されますか。→詳細はここに。
『オアシスを求めて』かあ。懐かしいなあ。調べてみますと、1985年10月26日に放送。おお、30年近く経っているんですか。
 もちろん観ましたが、あんまり印象に残っていないですねえ。悪いイメージはないものの、面白かったイメージもない。
 幸いなことに、この番組はビデオ録画してあり、何年か前にDVDに焼きました。シナリオ復刻本を買うかどうかは、ドラマを観てからにしましょう。
 買おうと思った場合、また北原尚彦さんにお手数をかけることになると思います。その節は、よろしくお願いします。

【追記】8月2日
 ドラマを観ました。すっかり内容を忘れていて、われながら呆れるほど。
 楽しく観ましたけれど、これはまあ、ドラマを観るだけで充分ですね。シナリオに手を伸ばそうとは思いませんでした。
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「日本SF展・SFの国」グッズ

 星マリナさんが世田谷文学館「日本SF展・SFの国」の関連グッズを送ってくれました。今週月曜日に発送との連絡を受けていて、しかし待てど暮らせど届かず……首が伸びまくっていました。本日(金曜日)、ようやく到着。
 東京~名古屋でしたら、たいていは1日、遅くても2日で届くんですが、今回は4日もかかってしまったことになります。何があったんでしょう。
 それはともかく。
 届いた箱のなかには嬉しいものがいっぱい――聞いてなかったものもたくさん詰められていて、うわ、こんなものも! と感激しております。
◎豆本『きつねこあり』
 北原尚彦さんに代理購入をお願いしてあり、すぐに送ってもらいました(→この記事)。マリナさんに送っていただけると伺っていたのですが、こういう本は、もう1冊くらいは、ね。置き場所にも困りませんし(笑)。
◎『きつねこあり』しおり
マシュマロ.JPG 2日前、YOUCHANさんにも送ってもらいました(→この記事)。2枚あると、1枚は使えます。嬉しい!
◎ホシヅル・マグカップ
◎マシュマロ
 火の鳥、アトム、ウラン、ホシヅル。
 これを食べるには勇気が必要です。しばらくは見て楽しんで、その後、ホシヅル・マグにコーヒー淹れて……ですね。
マグカップ.JPG 箱.JPG
◎オリジナル・シール
 SF展のスタンプラリーでシールがもらえるそうです。これでしょうか。そういえば、オリジナル・ポストカードのはいった袋は、このシールで封がされていました。
◎「せたがやアーツプレス」Vol.2(2014年8月11日)
 星マリナさんのインタビュー「SFの国でわたしたちは育った」が掲載されています。
シール.jpg せたがやアーツプレス.jpg
 そのほか、SF展のパンフ、スタンプラリーの台紙など、いろいろ。名古屋にいながら、世田谷文学館の雰囲気に浸っています。
 ありがとうございました!

【追記】8月11日
最後の1個.JPG
 なかなか、これを食べる決心がつきません(笑)。
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『だれも知らない小さな国』

 昨日、和田信裕さん(星新一ファンの先輩。『つぎはぎプラネット』の資料収集では多大なお世話になりました)からメールが届きました。
「高井さん、佐藤さとるの『だれも知らない小さな国』が好きなんだよね。その初刊本がひょいと出てきた。ご希望なら差し上げる」
 うひゃあ! この記事にも書きましたように、確かに私は『だれも知らない小さな国』が大好きです。めちゃ嬉しい申し出ですが……。
 こういう(つまり、ショートショート関連以外の)物欲は封印しなきゃ。それに、わざわざ送ってもらうのは申しわけない。お気持ちだけ、ありがたく――と返信したのですが……。
 うぎゃ! 今日、届きました。「価値を認めている者同士なら、物欲を封印することはない」という、ありがたいお言葉(というか、悪魔の囁きというか)とともに……。うううう、せっかく物欲を封印しようと努力しているのに、先輩がそれをぶち壊す……(嬉)。
◎佐藤暁『だれも知らない小さな国』講談社(昭和34年)*いただいた本は「昭和37年4月10日発行」となっています。重版表示なし。
だれも知らない小さな国.jpg だれも知らない小さな国(本体).jpg
 左は函、右は本体です。現在とは全然イメージが違いますね。こういうのもいいなあ。
 また、初刊本では「佐藤さとる」名義ではなかったとは意外でした。私家版(の復刻版)で「佐藤暁」なのは確認していましたが、商業出版でも……。
 う~~~ん。ダメだ。やっぱり嬉しい。思わず愛でてしまう……。
 和田さん、ありがとうございました。
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古書即売会へ

 古書即売会にご無沙汰していて、飢えています。本日から名古屋古書会館にて即売会スタート。
 思わず自転車かっ飛ばし、行ってきました。
◎ミユッセ『ミユッセ小説集』近代文庫(53)
 名前は知っているけれど、読んだことがない作家です(たぶん)。
◎ジェイムズ・ヒルトン『失われた地平線』角川文庫(73)
 この版は持ってないなあ~と、なんとなく購入(この記事参照)。こういうことをしてはいかんと思っているのですが……(苦笑)。
◎関敬吾編『秘められた世界』毎日新聞社(69)
ミユッセ小説集.jpg 失われた地平線.jpg 秘められた世界.jpg
 その後、古書会館近くの古本屋を(今日はゆえあって)2軒だけ。
 1軒目で、びっくり。店内の本、ほとんどが100円なのです。SFやミステリ関係もけっこう多くて、ハヤカワや創元の文庫のほか、旧「宝石」とか「幻影城」とか「SF宝石」(創刊号、帯付)とかも。
 目移りしながら、以下の5冊を買いました。
◎森真沙子『妖恋花 幻想押花帖』実業之日本社(94)
 8編収録の短編集。タイトルに惹かれて。
◎E・A・ポー『盗まれた手紙』国書刊行会・バベルの図書館(89)
 バベルの図書館はほかにサキ『無口になったアン夫人』、ホーソーン『人面の大岩』がありました。この2冊は持っているので買わず。以前はもっとあったかもしれませんね。
◎「幻影城」1979年7月号(53号)
「根岸洋ショート・ショート特集」掲載。持っているかなあ、持ってないかなあ、持ってるような気がするなあ、でも自信ないなあ。100円だし、買っておこう。
 帰宅して確認しましたら――持ってました。まあ、よくある話です(悲)。
妖恋花.jpg 盗まれた手紙.jpg 幻影城.jpg
◎「エロティック・ミステリー」1960年12月号
「エロティック・ショートショート 加藤蕙」としてショートショート4編掲載。
◎「別冊宝石32 世界探偵小説全集 フランス傑作篇」1953年11月
「M・ルヴェル篇」には14編! 持っていますが、100円では買わないわけには……。(この記事参照)
エロティック・ミステリー.jpg 別冊宝石.jpg
 続いての店では1冊のみ。
◎笹沢左保『どんでん返し』双葉文庫(14)
 会話だけで書かれたミステリ短編集。この本については拙著『ショートショートの世界』でも採り上げました(170ページ)。いい機会なので、すべての版の書影を掲載しましょう。
 左から、徳間書店(81)、徳間文庫(84)、ノン・ポシェット(94)、双葉文庫(14)。
どんでん返し.jpg どんでん返し(徳間文庫).jpg どんでん返し(ノン・ポシェット).jpg どんでん返し(双葉文庫).jpg
 以上。満腹です。
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