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古本バースデイ

 昨日、7月27日。
 東京はイベントの嵐だったようです。
 第2回 国際SFシンポジウム・東京大会に参加された皆さま、お疲れさまでした。
 創土社『邪神たちの2・26』復刊記念イベントに参加された皆さま、お疲れさまでした。
 世田谷文学館「ワークショップ:小さな物語の作り方」(講師:江坂遊)に参加された皆さま、お疲れさまでした。
 SFファン交流会「大森望☆てんこ盛り!」に参加された皆さま、お疲れさまでした。
 立教大学・紀田順一郎氏講演「日本人の蔵書志向と江戸川乱歩」に参加された皆さま、お疲れさまでした。
 あ、ついでに、「真夏の夜のJAZZ〜渡辺貞夫・山下洋輔 夢の競演!〜」に参加された尾川健くん、お疲れさまでした。
 う~~~む。すっごいですねえ。東京周辺のSFファンは右往左往したのではないでしょうか。
 私? こっそりと誕生日でした(笑)。いやあ、こんな日に誕生日なんて、もちろん偶然とはいえ、なんだか嬉しいですね。昨年の7月27日はオリンピックの開幕と重なり、おお! でしたが、今年はその比ではないです。
 そんな誕生日、私はブックオフ2軒、古本屋3軒(笑)。
◎井崎修五郎『4ページ小咄 井崎修五郎のおもしろイイ!話』双葉文庫(12)
 帯に「4ページで笑い、泣き、オチがある!」と書かれています。エッセイ集っぽくて、それなら買うのは悩むところですが、巻末に「この小咄は基本的にはフィクションです」と。迷わず購入です。
◎テア・フォン・ハルボウ『メトロポリス』創元推理文庫(88)
 この記事を書いたとき、新訳を持っていないことに気がついたのでした。
◎J・ハーシェク『二等兵シュベイク(上下)』三一新書(56)
 筑摩書房〈世界ユーモア文学全集〉にも採録されているユーモア文学の名作。
4ページ小咄.jpg メトロポリス.jpg 二等兵シュベイク.jpg
◎カフカ『断食芸人』白水uブックス(06)
 掌編集。
◎別役実『さばくの町のXたんてい』講談社・どうわがいっぱい(91)
 X探偵シリーズ、好きですねえ。この本の初刊は講談社の幼年創作童話(76)で、昨日買ったのは再刊です。初刊本は持っていますし、実は再刊本はすでに2冊持っています。最初に買ったのは3刷(カバー欠)、続いて2刷(カバー付)、そして今回は1刷(カバー・帯付)。こういうことをしているから本が増えるのです。
 3冊で500円だから許してください。――って、誰に許しを乞うておるのか(笑)。
◎戸田誠二『音楽と漫画と人』宙出版(12)
 掌編マンガ集。各作品は見開き2ページ。
断食芸人.jpg さばくの町のXたんてい.jpg 音楽と漫画と人.jpg
 以上。
 すっごい収穫はありませんが、それなりに満足しています。
 あ、そうそう。居酒屋で私の誕生日を祝ってくれた皆さま、ありがとうございました。あのときバッグには、こんな本がはいっていました(笑)。
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『頭の体操』

 昨日の記事「国際SFシンポジウム・名古屋大会」で――
> 第1部「SFとジェンダー、少女VS.女」はパット・マーフィーさんの話で始まりました。
>まずは多湖輝『頭の体操』にあったようなクイズ、そしてトリックアート。どちらも私の大好物で、いきなり引き込まれてしまいました。
 と書きました。
 特に多湖輝『頭の体操』シリーズ(カッパブックス)ですね。小学6年のころ、当時はまだ第4集までしか発行されていませんでしたが、はまりまくったのですよ。この4冊、何度読み返したことか。うちにある本の小口は手垢で真っ黒になっています。
『頭の体操』シリーズは大ベストセラーでしたから、お読みの方も多いことでしょう。『頭の体操 第1集』初版は1966年12月ですが、うちにある本は1969年3月発行の291版!
 下の書影――左は私が繰り返し読んだ本(291版)、右はその初版です。何年か前に古本屋で見かけ、「へえ、第1集って書いてないんだ。最初はシリーズ化する予定はなかったのか」と、なんだか嬉しくなって(笑)買ってみたものです。
頭の体操(291版).jpg 頭の体操(初版).jpg
 以前から、ことにショートショートやアイデア・ストーリーの作家として、私の発想の原点はこの4冊にあると思っていました。発想の転換、固定観念の破壊、常識からの脱却……。アイデアというのは、まさにここから生まれるのですよ。
『頭の体操』シリーズは第4集(1967年11月)までが矢継ぎ早に刊行されたあと、しばらく小休止。第5集が発行されるのは1977年8月です。その後も刊行は続き、現在ではこんなになっています(下の画像)。
 ええ、全冊、きっちりと読んでいますよ。まあ、最初の4冊ほどには熱狂的になれませんけれど……。
頭の体操(全).jpg
 さて、冒頭に戻ります。
 パット・マーフィーさんの出題されたクイズは、以下のパターンです。このパターンは『頭の体操』では何度も使われていて、下に挙げたのは第1集、第2集から。
 ジェンダー云々は関係なく、こういう発想は大切と思います。
第1集より.jpg 第2集より.jpg
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国際SFシンポジウム・名古屋大会

 第2回国際SFシンポジウム・名古屋大会に行ってきました。
パネル.jpg 開会宣言.jpg
 実行委員長・巽孝之さんの開会宣言に続き、シンポジウム開始です。プログラムは以下。
プログラム.jpg
 第1部「SFとジェンダー、少女VS.女」はパット・マーフィーさんの話で始まりました。まずは多湖輝『頭の体操』にあったようなクイズ、そしてトリックアート。どちらも私の大好物で、いきなり引き込まれてしまいました。
 続くパオロ・バチガルピさんの話もそうですが、「うん、そうそう」と共感しまくり。国は違っても、SFを書く人間の頭のなかは似ているのでしょうね。
 第2部「アジアSF:その可能性」では、 中国やフランスのSF事情&歴史が簡潔に述べられました。私のあまり得意ではない分野ですから、興味津々、聴き入りました。
第一部.jpg 第二部.jpg
 これだけでも充分に満足なのですが、シンポジウム以外に、私には目的がありました。
【1】YOUCHANさんと名刺交換をする。
 ご存じの方もおられるでしょうが、私の名刺にはホシヅルが印刷されています。SF作家クラブ50周年の記念デザインで、YOUCHANさん画。会う機会があれば名刺交換をしようと約束していたのでした。これは会場着と同時にクリア。
【2】パット・マーフィーさん、パオロ・バチガルピさんのサインをもらう。
 これはシンポジウム開始前、巽さんに仲介していただき、クリア。わーい。
◎パット・マーフィー『ノービットの冒険 ゆきて帰りし物語』ハヤカワ文庫SF(01)
◎パオロ・バチガルピ『第六ポンプ』新☆ハヤカワ・SF・シリーズ(12)
ノービットの冒険.jpg ノービットの冒険(サイン).jpg 第六ポンプ.jpg 第六ポンプ(サイン).jpg
【3】ファンジンを買う。
 昨日、北原尚彦さんからメール。――「会場でパット・マーフィーさんの短編集(ファンジン)が販売されるかもしれない。もしサイン本が買えるようなら、私の分もお願い」
 売ってました売ってました。買いました買いました(ほかの人に頼まれた分もあり、計4冊)。並んで売っていた「S-Fファンジン」最新号も(こちらは自分用1冊だけ)。
 もちろん、マーフィーさんにはサインをいただきましたよ。>北原さん
◎パット・マーフィー『ロマンティック・ラヴ撲滅記 恋するレイチェル』ジェンダーSF研究会(13)
◎「S-Fファンジン」2013年7月号(復刊3号)
ロマンティック・ラヴ撲滅記.jpg ロマンティック・ラヴ撲滅記(サイン).jpg SFファンジン.jpg 
 とまあ、目的はこの3つだったのですが、シンポジウムが終わったあと、巽さんと雑談していて、「この会場で面識があるの、巽さんだけみたいです」と言ったら、「え? 中村融さんと会ったことない?」「え? 来てるの?」。
 うひゃあ。もちろん、その場で初対面のご挨拶。前からお会いしたかったので、嬉しかったですねえ。
 そんなこんなで、とても楽しく有意義なイベントでしたが、一点、残念なことがありました。
 終了後のレセプションに誘われたのですが、実は私、自転車で会場に行ってまして……。会場(女子大)の駐輪場に自転車を置いていくわけにはいかないし、酔っ払い運転で帰るわけにはいかないし、この季節にビールを目の前にして我慢するなんて生き地獄だし。
 レセプションのことを知っていれば公共交通機関を使ったんですが……。う~~む、残念!
 いやしかし、SFのイベントに行って顔見知りが1人だけというのは……。あははは。
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「I'm a BNF」バッヂ

 国際SFシンポジウム・名古屋大会がいよいよ明日に迫ってきました。
 SFのイベントに行くなんて久しぶりだなあ。軽く10年以上はご無沙汰しているなあ。周りはSFファンばっかりなんだよなあ。なんだかわからないけど、緊張するなあ。いまのSFファンとは付き合いもないし、何も知らないなあ。昔とはいろいろなところで違っているんだろうなあ。
「マガジン」といえば「SFマガジン」、「シリーズ」といえば「ハヤカワSFシリーズ」、「室町のシリーズ」といえば「室町書房の世界空想科学小説全集」、「チリ」といえば「宇宙塵」のことだったけど、いまもそうなのかなあ。
 ファン用語も変わっているのかなあ。昔は「BNF(ビッグ・ネーム・ファン=有名なSFファン)」とか「大会ゴロ」とか「ファニッシュ」とか、フツーに通じたけど、いまも通じるのかなあ。死語になってるかもしれないなあ。
バッヂ.jpg などと考え――ふと思い出して「I'm a BNF」バッヂを手に取りました。
 これを入手したのは、30年くらい前と思います。誰かにもらったのか購入したのか、覚えていません。何かのSFイベントで、このバッヂを付けて歩いていたような気もしますが、それも記憶は忘却の彼方。
 あ。もちろん本物のBNFはこんなバッヂは付けません。そうではないSFファンがギャグ感覚で付けていたのですね。
 このバッヂを付けて国際SFシンドロームに参加しようかなあ、なんて思ってしまいましたが、なんだか冷たい視線を浴びそう(苦笑)。

【訂正】
 国際SFシンドローム(誤)  国際SFシンポジウム(正)
 修正もできますが、こういうミスは楽しいので、このままにしておくことにしました。
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TVドラマ『陰獣』

 以前、映画『陰獣 INJU』の記事で――

『陰獣』の映像化作品を観るのは、天知茂主演のTVドラマ『妖しい傷あとの美女 江戸川乱歩の「陰獣」』、加藤泰監督の映画『江戸川乱歩の陰獣』に続き、3回目でしょうか。いずれも面白かったですが、『江戸川乱歩の陰獣』は頭ひとつ抜け出ているように思います。

陰獣.jpg と書きました。
 先日、TVドラマ『陰獣』(主演:古手川祐子)のビデオを持っていることに気がついて、ちょっと気になっていました。本日、予定がすこんとなくなったので、朝っぱらからドラマを観ることに。
 おお、これもいいですねえ。加藤泰監督の映画『江戸川乱歩の陰獣』といい勝負と思います。
 観てないビデオ、いっぱいあるなあ。知らない傑作、いっぱいあるんだろうなあ。
 読んでない本、いっぱいあるなあ。知らない傑作、いっぱいあるんだろうなあ。
 そう考えると、気が遠くなります。まあ、うちにある映画も小説も、死ぬまでに消化しきれないことはわかっているんですけれど……。
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映画『残酷メルヘン 親指トムの冒険』


 映画『残酷メルヘン 親指トムの冒険』を観ました。
 親指トムといえば、小人のトムを思い出す方が多いでしょうが、この映画はシャルル・ペロー版の親指トムです。ペロー版のトムは小人ではなくて……。『ヘンゼルとグレーテル』とか『ジャックと豆の木』とか、いろいろな童話・昔話の要素を持つ、けっこうダークな物語です。なぜ親指かというと、生まれたときには親指くらいの大きさしかなかったから、だそうで――って、パンダか(笑)。
 映画は(ラストを除くと)かなり原作に忠実に(残酷なシーンもきっちりと)作られているのではないでしょうか。
 原作は多くの児童書はもちろんのこと、各社の文庫本にも収録されていますから、容易に手に取ることができます。興味のある方はどうぞお読みください。
眠れる森の美女(角川文庫).jpg 完訳ペロー童話集.jpg 長靴をはいた猫.jpg 眠れる森の美女(講談社文庫).jpg
『眠れる森の美女』角川文庫(69)
完訳 ペロー童話集』岩波文庫(82)
『長靴をはいた猫』河出文庫(88)
『眠れる森の美女 完訳ペロー童話集』講談社文庫(92)
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「中部皆」合本

 昨年9月14日の記事「筒井康隆ファンクラブの会誌・会報」で――

◎「中部皆」
〈中部皆〉会誌。〈中部皆〉は名古屋近辺に住む〈筒井倶楽部〉会員が作ったグループです。うちにあるのは№1(1977/7/17)~№52(1981/7/24)の大部分(揃ってはいません)です。何号まで出ているのか不明。書影は№1。

 と書きました。
 このファンジンは、初代編集者が若尾天星さん、2代目がMさん(イニシャルにします)です。初代は45号まで編集、2代目は46号から(確実ではありませんが、たぶん)52号まで。これで終わりと思うのですけれど……。
 うちで抜けているのは、初代編集分の数冊です。若尾さんにお願いして、欠号を補填。紙で発行された号は完揃いとなりました。
 え? 紙で発行された? 首を傾げる方も多いでしょう。実は「中部皆」、3号は湯呑み、11号は冷やし中華皿なのです。以前、私も持っていたはずなのですが、家のなかに見当たりません。おそらく誰かに請われ、譲ったものと思います。
 ともあれ紙の50冊が揃いました。――そうだ! 合本を作っちゃおう(笑)。ほとんどはペラペラなので、50冊でも大きなホチキスなら留められるのです。
中部皆(合本).jpg 思いついたら、即実行。さっそく合本を作りました。
 おお、いいではないですか。
 1977年から1981年って、ほぼ私の大学4年間に合致します。1977年4月に大学入学。上京して、学生寮暮らし。その年の6月に「シミリ現象」が『日本SFショート&ショート選』に収録。大学3年で作家デビュー。1981年3月に大学卒業。――まさに激動の時代でした。
 ぱらぱらと眺めていると、もう懐かしく懐かしくて……。
 あ、そうそう。筒井康隆ファンクラブの会報ではありますが、星コンのレポートなども掲載されています。あの時代、筒井ファンと星ファンは完全にクロスオーバーしていたのです。

 以下、私信です。>尾川健くん
 尾川くん用の1セット、用意してあります。半分くらいはコピーですが、とりあえず全号読めます。またの機会に送りますので、お楽しみに。
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「ミラー・ボール」

 ふと思い出しました。
 星新一「ミラー・ボール」を読んだのは昨年5月です。そのとき、以下の記事をブログにアップしようと思ったのですが、勘のいい人は未収録短編集の企画に気がつくかもしれないと思い、取りやめました。
 いまなら問題ないので、アップいたします。

            *              *               *

 最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』新潮社(07)を読んだとき、すっごく気になる作品がありました。
 単行本版248ページ――

「ボッコちゃん」を書いた昭和三十三年には―中略―「セキストラ」の手法をそのまま応用した時事風俗臭の残るオムニバス形式の作品を純文学系の同人誌で発表している―中略―。
 新聞社の懸賞クイズを題材にとった、すべて手紙だけで構成される「ミラー・ボール」という作品である。掲載されたのは、劇場同人会の「劇場」第四号(昭和三十三年八月発行)だが、「劇場」のバックナンバーが保管されている東京駒場の日本近代文学館では「ミラー・ボール」の掲載された第四号だけが欠番となっており存在しない。一〇〇一編の中にも採用されておらず、その存在を知る読者はほとんどいない。新一は「セキストラ」の二番煎じととられかねない「ミラー・ボール」を試行錯誤の産物として抹消したかったのだろうか。

 どうです? 気になりませんか?
 あれから5年、ようやく「ミラー・ボール」を読むことができました。
 確かに「セキストラ」に似た手法で書かれた作品です。その後の星作品とはまるっきり違っていますが、『星新一 一〇〇一話をつくった人』に書かれている通りで、驚くには当たりません。驚くべきは、その長さです。
 昨年、星作品の初出リストを作りました(星新一公式サイトの「ホシヅル図書館」に掲載)。その後も調査は続行。新しい情報を入手するたびに修正していて、掲載した当初とは見違えるほどに充実しています(作品数は増え、初出不明作品は減り)が、それはさておき――
 昨年から今年にかけて、数多くの単行本未収録作品を読みました。未収録作品のほとんどは短く、例外的に長いのは「未来都市」だけだったのですが、「ミラー・ボール」はそれと同じくらいの長さがありそうです。正確なところはわかりませんが、(400字詰め原稿用紙で)50枚以上あるのではないでしょうか。
「セキストラ」の二番煎じ、と言えば言えます。傑作かと問われれば、「悪くはないけれど……」と言葉を濁さざるを得ません。しかし、つまらないわけでもなくて……。いかにも星新一らしい箴言がちりばめられていて、楽しく読むことができました。
 ともあれ、5年に及んだもやもやが晴れ、心すっきり。嬉しいです。
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星新一の単行本未収録作品集

 新潮社さまより「小説新潮」8月号を送っていただきました。
 巻頭を飾るのは星新一「ミラー・ボール」! で、作品の末尾には――

本作が収録されたオリジナル文庫『つぎはぎプラネット』は、新潮文庫2013年9月新刊として刊行されます。書籍未収録作品多数です。

小説新潮.jpg ええ、そうなんです。星新一の単行本未収録作品集が刊行されるのです。
 この企画には私も深く関わっています。
 星マリナさんから「単行本未収録作品の収集に協力して」と言われたのは約2年前です。心当たりの友人たちに声をかけ、収集を開始。マリナさんは来日されるたびに実家で発掘作業。星さんの初出リスト作成でもお世話になっている和田信裕さんと山本孝一さん、そして最後には門司邦夫さん(星新一の超絶コレクター)の力も借り、ようやくここまで漕ぎつけました。
 2年間、長かったですねえ。
 マリナさん、和田さん、山本さん。本当にお疲れさまでした。――いや、実は私とマリナさんは最後の作業中なのですが……。

 ふと思いついてネット検索してみましたら――あら、今朝の「日本経済新聞」にも記事が載っているのですね。ん? なんかちょっと違うような……。紙面の都合があるんでしょうけど、そんな単純なものではなくて……。
 まあ、詳しくは私が『つぎはぎプラネット』に書いていますので、それをお読みください。
 ともあれ――
 いやあ、言いたかったなあ。言えなかったなあ。やっと言えるなあ。嬉しい!
 星さんの未収録短編集が出るよ~。
 星新一ファンの皆さま、お楽しみに!

【追記】
 和田信裕さんが、「読売新聞」夕刊にも記事が載ってたよ、と当該記事のスキャン画像を送ってくれました。こちらは私のコメント付き。
 和田さん、ありがとうございました。

【追記2】7月21日
劇場.jpg「小説新潮」8月号に掲載された「ミラー・ボール」は「劇場」4号(1958年8月)からの再録です。うちにあるのはコピーですが、表紙をご覧に入れましょう。
 この作品は最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』新潮社(07)を読んで以来、気になって仕方がありませんでした(248ページ~)。コピーとはいえ、実際に手にしたときには感激しましたねえ。
『つぎはぎプラネット』には「ミラー・ボール」に劣らぬ激レア作品が多数収録されます。早く全国の星ファンと楽しみを分かち合いたいです。
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映画『蜘蛛男の恐怖』


 古~い映画『蜘蛛男の恐怖』を観ました。
蜘蛛男の恐怖.jpg ダンサーたちを乗せた飛行機が大海原で墜落します。かろうじて助かった乗客たちは救命ボートで無人島に漂着。その島に生息する蜘蛛に噛まれた男が蜘蛛男に変身し、人を襲います。――『スパイダーマン』ぽかったり、『モロー博士の島』ぽかったりして、面白そうではありませんか。ところが……。
 蜘蛛男なんて、ほとんど出てこない! ぐだぐだシーン、多すぎ!
 ビキニ姿のダンサーたちを見せときゃ満足だろ、とでも思っているんでしょうか。だとしたら、勘違いも甚だしいです。
 画質が悪い(DVDなのにVHS3倍速並)のは平気ですけれど、こんなストーリーは……。いやまあ、それなりに味があり、決して嫌いではないのですが……。
 困ったものであります。

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『ショート・トリップ』ほか

 近所のブックオフを散歩してきました。なんと珍しく、ショートショートの収穫が2冊も!
◎森絵都『ショート・トリップ ふしぎな旅をめぐる28の物語』集英社みらい文庫(11)
 初刊本『ショート・トリップ』理論社(00)は40編収録でした。文庫版『ショート・トリップ』集英社文庫(07)は大幅増補の48編収録。みらい文庫は28編収録の抜粋版です。
 こんな本が出ているとは知りませんでした。書店に行っても児童書のコーナーに向かうことは滅多にないもんなあ。
ショート・トリップ(みらい文庫).jpg ショート・トリップ.jpg ショート・トリップ(集英社文庫).jpg
夜が運ばれてくるまでに.jpg◎時雨沢恵一『夜が運ばれてくるまでに』メディアワークス文庫(10)
『お茶が運ばれてくるまでに』メディアワークス文庫(10)の姉妹編です。前著は18編収録でしたが、こちらは25編。
 こんな本が出ているとは知りませんでした。書店に行ってもライトノベルのコーナーに向かうことは滅多にないもんなあ。

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映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』

 先日、レンタルビデオショップで『ノスフェラトゥ』なる映画を見かけました。
 興味津々、手に取ってみますと――
 ほお、あの『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922年)がまたリメイクされましたか。
 迷わずレンタルしたのですが、DVDプレイヤーにセットして間もなく――
 これ、観たことがあるぞ。
 最近のリメイクと思い込んでいましたが、1978年のリメイク版だったのですね。「また」ではなかったのかあ~。
 この映画はだいぶ前、NHK-BSで観ました。面白かったですけれど、再鑑賞するほどではありません。
吸血鬼ノスフェラトゥ.jpg
 久しぶりに本家『吸血鬼ノスフェラトゥ』――1922年のドイツ映画――を観ようと思い、DVDを取り出しました。うちにはこの映画のDVDが2枚あります。どちらで観ようかとジャケットを眺めましたら、片や79分、片や64分とあります。64分版にはアメリカバージョンと書かれています。
 どこがどう違うんだろ。――とウィキペディアを見ましたら、え? オリジナルは94分? 3つもバージョンがあるってこと? わけがわかりません。
 どうやら以下がオリジナルの94分バージョンのようです。>YouTube

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横綱

 珍しく大相撲のことを書きます。熱狂的なファンというわけでもないけれど、大相撲は好きで、子どものころからずっと見続けています。好きな力士は栃赤城とか長谷川とか……。
 今場所の焦点は稀勢の里の横綱昇進だったそうですが、私にはさっぱりわかりません。
 稀勢の里は優勝経験なしで、最近の成績は――
稀勢の里.jpg
 今場所13勝以上の優勝だったら横綱? なぜこの成績で?
 ちょっと前、白鵬は――
白鵬.jpg
 大関で14勝1敗の優勝、次の場所は13勝2敗。ついでに言えば、優勝の前の2場所は関脇ですが、連続13勝の好成績。あのころは朝青龍の1人横綱で、もう1人の横綱が欲しいという状況でありながら横綱昇進は見送られました。
 稀勢の里は先場所13勝で、優勝の白鵬からは星2つの差。今場所はすでに3敗。しかしなおかつ、このあと全勝して12勝3敗ならば次の場所に横綱昇進がかかる、なんて話も聞きます。え? 本気ですか? 1人横綱のとき、あのような成績を残した白鵬を見送り、両横綱が揃っている現在、そんなことを考える?
 さらに遡れば、小錦――
小錦.jpg
 大関で13勝2敗の優勝、次の場所は12勝3敗、続いては13勝2敗の優勝。こんな成績を残しても横綱には推挙されなかったのですよ。
 そりゃね、日本人の横綱が欲しい気持ちはわかるけどさ。優勝したことのない力士を横綱にして、双羽黒の愚を繰り返すつもりなのかなあ。双羽黒で反省して、横綱昇進の条件を厳しくしたんじゃなかったっけ。
 旭富士以降、横綱昇進の条件は2場所連続の優勝なんですから、それを踏襲してください。2場所連続の全勝優勝した日馬富士だって、横綱昇進後はあの成績。それより遙かに劣る成績の力士を横綱にしてはいけません。協会の都合で横綱や大関を作るのは、いいかげんにやめたほうがいいと思います。これ、八百長に近い行為なんですよ。姑息(一時しのぎ)な手段を弄しても無駄なこと、かえって逆効果になること、まだわかりませんか?
 以上、大相撲ファンとして、切なるお願いでした。
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映画『おおかみこどもの雨と雪』


 映画『おおかみこどもの雨と雪』を観ました。
 狼人間、狼男、狼女、狼少年、狼少女……。いろいろありますけれど、「おおかみこども」ってのは盲点でしたねえ。タイトルを聞いただけでも興味をそそられます。
 狼人間の父親と人間の母親の間に生まれた姉弟・雪と雨。人間として育てるべきか狼として育てるべきか、母親は悩みます。人間として生きるべきか狼として生きるべきか、幼い姉弟は葛藤します。2人の選んだ道は……?
恐怖のオオカミ少女.jpg これまでの狼人間もののイメージを覆す物語が展開します。ものすごくドラマチックだったりするわけでもないのですが、じんわりと心に沁み入ってきました。雪も雨もいい子だなあ。
 いい映画と思います。

 はたと思い返せば先日、古賀新一『恐怖のオオカミ少女』立風書房・レモンコミックス(75)を読みました。こちら、正統的な恐怖マンガ。この手のマンガでは楳図かずおが群を抜いていると思いますが、古賀新一もいいですね。『恐怖の猿少女』ほどのインパクトはありませんけれど、面白かったです。
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初めての古本屋

ベムAGAIN.jpg まずは業務連絡です。
 一部で高評価を得ている『ベム AGAIN』ですが、完成してから1年あまり、これまでSFのイベントなどでの表立った販売はしてきませんでした。
 最も大部数を販売したのは、北原尚彦さんによる行商。続いては、私が懇意にしている新刊書店(名古屋)への委託販売。そして、私の直接販売。
 そこそこ売れ、3分の1ほどになりましたけれど、それでも在庫はどっさり。
 どうしようかなあと思っていたところ、SFファンの友人から「今年のSF大会で販売したいが、どうか」との申し出を受けました。そりゃもう、願ったり叶ったり。
 というわけで、今年のSF大会、ファンジン即売場にて『ベム AGAIN』が販売されます。1部500円。興味のある方はお買い求めいただきますよう。

 さて。
 ゆえあって、「ふるほんや みちしるべ 愛知・岐阜・三重」名古屋古書籍商業協同組合(77)を手に取りました。東海3県限定の古本屋マップ。その昔、重宝しましたねえ。
 眺めていると、いろいろなことを思い出し、懐かしさに包まれます。
 ふと、私の古本屋初体験はどの店だったんだろう、と思いました。
 私が初めて古本屋に足を踏み入れたのは中学2年のときだったと思います。場所はだいたい覚えているものの、店名なんて全く思い出せません。
 そのころ私が住んでいたあたりのマップを見ますと――
 おお、かすかに覚えているぞ。>棚橋書店、三進堂書店
 住所から見ても、まず間違いないですね。んで、最初の古本屋は、おそらく棚橋書店。
 残念なことに、これらの店はもうありません。いや、それ以外にも、あの店もこの店も、いまはもうなく……。
 時の流れをしみじみと感じております。
ふるほんやみちしるべ.jpg 古書マップ.jpg 東海古書店地図帖.jpg
「ふるほんや みちしるべ 愛知・岐阜・三重」名古屋古書籍商業協同組合(77)
「古書マップ 愛知・岐阜・三重(改訂版)」尾洲会(97)
「東海古書店地図帖 愛知・岐阜・三重」地図帖成作委員会(01)
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村田基・著作リスト

 お馴染み・大熊宏俊さんが村田基のことを書いておられます(→ここ)。
 懐かしいなあ。――と思うと同時に、どんな著作があるのか調べておこうと思い立ちました。

『フェミニズムの帝国』早川書房(88)/ハヤカワ文庫JA(91)
『恐怖の日常』ハヤカワ文庫JA(89)
『不潔革命』シンコー・ミュージック(90)
『愛の衝撃』ハヤカワ文庫JA(92)
『夢魔の通り道』角川ホラー文庫(97)
フェミニズムの帝国.jpg 恐怖の日常.jpg 不潔革命.jpg
愛の衝撃.jpg 夢魔の通り道.jpg
 え? これだけ? 意外に少ないですね。(もし抜けがありましたら、どうぞご教示を)
『不潔革命』を手に取り、パラパラ。表題作は不潔が当然、清潔は悪と考えられるようになった近未来を描いたものでして……。
 作中、恋人同士の会話から少し抜粋します。

「今日のあなたはなにかへん」
「そう?」
「あのことをまだ気にしてるの?」
「あのことって?」
「わたしが道ばたでうんこしたこと」

 初読時、噴き出しそうになったことを思い出しました。
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映画『SUSHi GiRL』


 映画『SUSHi GiRL』を観ました。
 女体盛りホラー(笑)という、インパクト抜群の設定なのですが、マーク・ハミル(私は久しぶりに見ます)の前にはすべてが吹っ飛んでしまうのでした。あのルーク・ルカイウォーカーがこのような姿に……。
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『侵略教師星人ユーマ』

侵略教師星人ユーマ.jpg 古本屋にて――
 え? こんな本が出てたの? 知らなかったなあ。それにこのタイトル、知らないなあ。もしや未訳作品?
 ところが、手に取ってみますと、帯に――第18回電撃小説大賞 受賞作 メディアワークス文庫賞
 え? ん? 何これ?
 続いて袖に目をやりましたら著者紹介があり――ペンネームとは違い、生粋の日本人。
 え? うそ? 冗談でしょ。
 などと思いながらも、ブログに書こうかと(笑)、とりあえず買ってみました。
エドワード・スミス『侵略教師星人ユーマ』メディアワークス文庫(12)
 すごいな、このペンネーム。
 これがOKなら、たとえばロバート・ハインラインとかアーサー・クラークとか、そういうペンネームもOKなんですよね。私ならさしずめエドガー・バローズかな(笑)。どっかで使ってみようかしらん。
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映画『フィラデルフィア・エクスペリメント』


 映画『ピラナコンダ』をDVDプレイヤーにセットしました。ピラナコンダとは、ピラニアとアナコンダのハイブリッド(笑)。このネーミングセンスは『シャークトパス』に通じるものがありますね。
 こういうゲテモノ映画は大好きですから、期待して観始めたんですが……。
 ピラニアの要素、少なすぎ! 鋭い歯は生えているけれど、ただの巨大アナコンダではないですか。ストーリー展開も、駄作の雰囲気ぷんぷん。30分ほど我慢したものの耐えきれず、再生ストップ・ボタンに手が……。
 代わりに、『フィラデルフィア・エクスペリメント』(2012年)を観ることにしました。かの名作『フィラデルフィア・エクスペリメント』(1984年)のリメイクとのこと。前にも書きました(→ここ)が、『フィラデルフィア・エクスペリメント』は大好きです。

 で、リメイク版は――
 フィラデルフィア計画を題材としている点は同じですけれども、ストーリーはオリジナル。こういうのもリメイクと言うんでしょうかねえ。
 リメイクと思えば頭のなかを疑問符が飛び交いますが、そういうことは考えずにSFアクション映画と思えば、充分に楽しかったです。もちろん、本家『フィラデルフィア・エクスペリメント』とは比べるべくもありませんけどね。

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映画『ウィズ』

 一昨日、美篶堂『はじめての豆本』グラフィック社(13)を買いました。「豆本4冊分の材料付き」に惹かれたのですが……。
 材料にはすでに本文も表紙も印刷されていて、あらら……。オリジナルの豆本を作る材料がはいっているわけではないのですね。ちゃんと確認すればよかったなあ。失敗。とはいえ、豆本の作り方は書かれていますから、それは参考になります。
ウィズ.jpg とりあえず紙やら工作マット(カッター作業用)やらを買うために出かけました。いま、ちょっと忙しくて、豆本にかまけている余裕はありませんが、材料さえ用意しておけば思い立ったときにチャレンジできますからね。
 紙などを買った隣の店でDVDのワゴンセールをやっていました。そのなかの1枚――『ウィズ』を購入。ミュージカル『オズの魔法使い』を映画化した作品です。ドロシーはダイアナ・ロス、カカシはマイケル・ジャクソン。
 私は『オズの魔法使い』が好き(→この記事参照)ですが、この映画は観たことがないのでした。
 んで、さっそく鑑賞。

 うむむむむ……。
 歌ってるなあ。踊ってるなあ。元はミュージカルなんだから当然なんだけど、私は映画にこういうものを求めているわけではないんだよなあ。
 それに、とうが立ったドロシーも勘弁してほしいなあ。ドロシーのイメージが……。
 なんて、不満たらたらですが、ミュージカル映画としてはよくできていて、原作と別物と思えば充分に楽しめると思います。
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星新一賞・全面広告

 星新一賞の発表があったのは今月7日です。そのときの「日本経済新聞」の記事が予想外に小さく、あら残念! だったのですが、本日、星マリナさんが「今日の日経に全面広告が載ってるよん」と教えてくれました。
 ほお。それは見てみたいな。――と近所のコンビニへ。
日経13.7.10.JPG
 おお、でかい!(嬉)
 あ。気がつくと、もう夕刊の時間ですね。情報が遅くなって、すみません。いろいろとばたばたしていたのです。
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『はじめての豆本』ほか

 新刊書店に行ってきました。
◎星新一『ようこそ地球さん』新潮文庫(72)
 恒例「新潮文庫の100冊」、今年の期間限定特製カバーです。こんなの買うのはやめようと思いながらも、やっぱり手元に置いておきたくなってしまいます。『ようこそ地球さん』、うちに何冊あるんだろ。
◎キャンベル、ウィルソン他『古きものたちの墓 クトゥルフ神話への招待』扶桑社ミステリー(13)
 J・W・キャンベルJr.他『クトゥルフ神話への招待 遊星からの物体X』扶桑社ミステリー(12)に続く、クトゥルフ傑作選・第2弾。
◎吉村達也『13の幻視鏡』角川ホラー文庫(13)
「これまで書籍化されていなかった幻の12作を1冊に収録」とのこと。こんな惹句に弱いですねえ(苦笑)。しかも目次を見ると、けっこう短い作品も多く、ショートショートを含む短編集と言えるかも。
 奥付を見ると、今年2月の発行です。買うか迷っていたわけではなく、出ていたことを知らなかったのです。
◎山口タオ『ことわざおじさん』ポプラ社(13)
 ことわざパロディ傑作選。店長が、私が好きそうだということで取り置きしてくれた本です。あとがきの冒頭――「命短し、襷に長し」/この言葉は、日本SF界の創始者、星新一の語録に登場する。自ら「合成諺」と名付けたことば遊びの代表作だ。
 そのあとも2ページあまりにわたって、星新一のことが書かれています。収録されているパロディ自体も面白いし、これは買っちゃいます。
ようこそ地球さん.jpg 古きものたちの墓.jpg 13の幻視鏡.jpg ことわざおじさん.jpg
◎美篶堂『はじめての豆本』グラフィック社(13)
 豆本を作りたいなあ~と、漫然と思っていたのです。
 ちょっと挑戦してみようかと、買うことにしました。豆本4冊分の材料付き。
はじめての豆本.jpg 鉄仮面.jpg 火星の合成人間.jpg
 その後、古本屋へ。
◎江戸川乱歩『鐵假面』大日本雄辯會講談社(46)
 この本については、2011年1月15日の記事『漂流』に【追記】として書きます。興味のある方は、そちらをご覧ください。
◎E・R・バローズ『火星の合成人間』鶴書房・SFベストセラーズ(76/2版)
 懐かしいなあ~と、思わず購入。読む気もないし必要でもないのに、こういうことをするから、本が増えるのです(苦笑)。

【追記】
 あ。重要なことを書くのを忘れていました。
『ことわざおじさん』の山口タオは、星新一ショートショート・コンテスト(第7回)の受賞者です。
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『おさる日記』ほか

 和田誠『おさる日記』HBギャラリー(09)、和田誠・編『猫のしっぽ』HBギャラリー(08)を買いました。尾川健くんに、「こんなの出てますよ~」と教えてもらった本です。
 昨日の記事で「こういったファンジンは、情報をいただくだけでも嬉しい」と書きました。この2冊はファンジンではありませんが、一般書店で買えないという意味では同じようなものでしょう。尾川くん、ありがとうございます。
おさる日記.jpg 猫のしっぽ.jpg おさる日記(偕成社).jpg
『おさる日記』は言わずと知れたショートショートの名品、その絵本です。この作品はすでに偕成社の絵本(1994年刊/絵:村上康成)がありますが、このHPギャラリー版で絵を描いているのは、なんと和田誠本人! 村上康成の絵が悪いというわけではなく、いや実際、素晴らしいと思いますけれど、やはり和田誠の絵は格別ですねえ。絵を愛でつつ、また読んでしまいました。
『猫のしっぽ』は世界のジョーク集です。右ページにジョーク(1編)、左ページにイラスト(和田誠)という構成。面白いジョークが目白押しで、さすが和田誠のユーモア感覚! と思います。
 この本は『豚のしっぽ』『犬のしっぽ』に続く第3弾で、これで完結とのこと。あとの2冊も欲しいですが、残念ながら品切れ。こういう本を入手するのは困難でしょうねえ。ふう……。 
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星新一賞

 星新一賞の開催が発表されました。この賞には企画段階から関わっていましたので、おお、いよいよスタートか~と、感慨深いものがあります。
 とりあえずはここをご覧ください。
 ――と、速報を流したところで、「日本経済新聞」を買いに行ってきます。詳細はまたあとで。

【追記】
 そんなわけで、「日経」を買ってきました。
 あら、小さな囲み記事なんですね。もうちょっと大きな記事かと思っていました。

 詳細・応募方法は「星新一賞」サイトに記載

 なるほど~。まあ、そういう時代ということですね。
 ともあれ、どんどんご応募ください。>皆さま 
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『ベリーヒル&カブリート』

 牧眞司くんがR・A・ラファティ『ベリーヒル&カブリート』らっぱ亭(13)を送ってくれました。SFファン交流会6月例会に配布されたファンジンとのこと。ラファティの短編を2編収録。
ベリーヒル&カブリート.jpg 私はもともとファンジンが大好きで、若いころからあれこれ買ってきました。最初に買ったのは、確か中学3年のときだったと思います。おお、40年前!
 ショートショートの研究を始めてからは、その資料となりそうなファンジンは積極的に買い求めるようになりましたが、これがなかなか難しくて……。発行自体を知らずに過ごしているファンジンも多いでしょうし、仮に知っても、そこらの書店で気軽に買うわけにはいきませんし。
 こういったファンジンは、情報をいただくだけでも嬉しい。代理購入をしていただくと、さらに嬉しい。送っていただけると、もっと嬉しい。しかも、ラファティとなると――
 最大級に嬉しいです。ありがとうございました。

 ファンジンって、タイミングを逃すと入手は格段に難しくなるのですが、在庫がなくなっているとは限らなくて、それどころか発行者の手元にどっさり残っているケースも多いのです。
 昨日、某老舗SFファングループの代表者と話していて、30年以上前に発行したファンジンがまだ残っていると聞きました。へえ~、とびっくり。
 そんなのを欲しがりそうな友人たちにお知らせしたら、すぐに「欲しい欲しい」という返事が返ってきました。
 こういうのって、要するにSFファンダムにおけるコネクション(というかネットワークというか)なのだと思います。――人間関係、大切ですね。
 皆さん、今後ともよろしくお願いします。
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『どろろ』

 数週間前、ブックオフで手塚治虫『どろろ』AKITA TOP COMICS WIDE(07)を買いました。2007年の実写映画化に合わせて、全1冊の合本として発売されたものです。作品自体は何度も読んでいるし、文庫本も持っているのですが、なんとなく手に取り、ぱらぱらと眺めていたところ、挿入されているコラムに――
 へえ、『どろろ』には別バージョンがあるのですか。どろろは、妖怪が百鬼丸から奪った48箇所のパーツから創られた! んで、どろろを殺せば、百鬼丸は元のからだに戻れる! うひゃあ、すさまじい設定!
 読みたいなあ読みたいなあ。――などと思いつつ、この情報への感謝の気持ちから買うことにしたのです。気が向くと少しずつ読み進め、昨日、ようやく最後まで読み終わりました。マンガ1冊と侮るなかれ。約850ページなのですよ。(下の書影、背の画像もアップしました。見よ、この厚さ!)
 やっぱり傑作ですね。何回読んでも面白いです。
 で、本日、この本が発行される要因となった映画『どろろ』を鑑賞しました。最初はレンタルDVDで鑑賞。その後、市販品(DVD-BOX)を購入。もちろん映画が面白かったからですが、それだけではありません。付録にコミック『どろろ』の豆本(全4冊/下の右端の画像)が付いていて、それに惹かれたからでもあります。読む気はありませんけどね(笑)。
 映画を観るのも久しぶりですが、やはり面白かったです。
003.jpg004.jpg 002.jpg 001.jpg
 あ、そうだ。昨年末、CD『テレビまんが主題歌のあゆみ』をレンタルしたときでしたか、TVアニメ『どろろ』の主題歌を聴いて、その斬新さに驚きました。

 TVアニメ『どろろ』は観ていたような気がするんですが、この歌は記憶にありません。何度かアニメ化されているのかも、と調べてみたところ、アニメ化は1回だけ(1969年)のようです。
 う~~~む。となると、アニメを観たという記憶は……。どうやら、またも記憶の捏造が行なわれたみたいです。困ったものであります。

【追記】7月7日

TV アニメ 「どろろ」 カラー/パイロット版 第1回 ep1 jp tv old... 投稿者 dr0scout1
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『SF・科学ファンタジー句集』

 天瀬裕康さんから編著『SF・科学ファンタジー句集』渓水社(13)を送っていただきました。ありがとうございます。
 天瀬さんは今年5月には『SF・科学・ファンタジー短歌集』、4月には『ロボットたち』、さらに、ブログには書きませんでしたが、昨年末には『峠三吉バラエティー帖―原爆詩人の時空における多次元的展開―』渓水社(12)も上梓されています。このご活躍ぶりには、言葉は悪いですけれども、呆れてしまいます。
 短歌集に続いて、今回は俳句集です。解説、ご自身の実作、ほかの方々の作品という構成は短歌集と同じですね。
 諸作にはSFに対する愛情が溢れていて、読んでいると嬉しくなってきます。
SF・科学ファンタジー句集.jpg 峠三吉バラエティー帖.jpg SF川柳傑作選.jpg
 偶然なんですが、今日は午前中、『SF川柳傑作選』徳間書店(87)を読み返していました。SF作家や落語家たちによる川柳大会(座談会形式)をまとめた本です。もちろん俳句と川柳は似て非なるものですが、シロートの私から見れば、ほとんど同じ(苦笑)。
 不思議な偶然に驚きつつ、楽しく読ませていただきました。
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『通りすぎた奴』

 眉村卓『通りすぎた奴』全国学校図書館協議会・集団読書テキスト(1981年初版/2005年改版)を買いました。収録されているのは短編「通りすぎた奴」1編だけです。
 この作品、私が最初に読んだのは……?
 記憶と書棚をごそごそ。――ああ、そうでしたそうでした。筒井康隆編『'73日本SFベスト集成』トクマノベルス(75)。
 このシリーズは新刊が出るとすぐに読んでいましたので、初めて読んだのは1975年の秋ということになります。私、18歳ですか。言うまでもなく、そのころすでに眉村作品を愛読していて、ある程度の眉村耐性(?)はできていたと思うんですが、この作品には正直、ぶっ飛びましたね。もう、超傑作! 以後、眉村卓の短編ベスト1として不動の地位を保っています。
 今回、このテキストを買った機会に、久しぶりに再読しました。やはり傑作!
 しあわせ~な余韻に浸りつつ、ブログを書いております。
通りすぎた奴.jpg 73日本SFベスト集成.jpg
【註】
『日本SFベスト集成』は年度別の傑作集ですが、毎年刊行されたわけではなく――
 '60年代――1976年10月10日
 '71――1975年5月10日
 '72――1976年5月10日
 '73――1975年10月10日
 '74――1975年5月10日
 '75――1976年12月30日
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『教えてっ!真夢子おね~さん』

 ここ1週間ほど、天気が悪かったせいもあり、家に閉じこもっていました。鬱屈してきましたが、さりとて外出しなければならない用事もなく……。こういうときは近所のブックオフです。自転車かっとばしてきました。
 購入したのは1冊だけ。
◎田中圭一『教えてっ!真夢子おね~さん』サイゾー(13)
 今年の4月23日、やはり田中圭一の『イかれポンチ』を買ったとき、出ていると知った本です。どっかで見かけたら買おうと思いつつ、全然見ないうちに2ヶ月以上が過ぎ去り……初めて見たのはブックオフ(笑)。まあ、よくある話です。
教えてっ!真夢子おね~さん.jpg 紹介.jpg
 帰宅して、さっそく読み始めました。あはは、やっぱりシモネタ全開(笑)。
 あ、いやしかし、それだけじゃないですね。トレンド情報マンガとしての役割もきっちりと果たしています。最近のトレンドにうとい私には「へえ」の連続です。
 田中圭一を読んで、感心するとは……。
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