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映画『ラビッド』

 レンタルビデオショップに行きました。目的は『ホビット 思いがけない冒険だったのですが……。
 おお、『ラビッド』だあ! 『シーバース』もあるぞ!
 どちらもデヴィッド・クローネンバーグ監督の怪作で、大好き! 特に『ラビッド』は私に強烈な印象を残しています(ここここ参照)。
 だいぶ前にDVDが発売されたことは知っていましたが、すでに廃盤になっていますし、レンタル店で見たこともなく……。プレミア付きのDVDでしたら買うことは可能でしたけれど、劇場で観て、ビデオでも何度か観ている映画に大枚はたく気にはならず……。
 DVDが再発売されたとは知りませんでした。しかも、レンタル店の店頭に並んでいる!
 迷うことなく『ホビット』はあと回しにして、『ラビッド』を借りることにしました。
 帰宅して調べてみたら、レンタル開始は今月26日。おお、レンタルが始まったばかりですか。ちなみに、その店の入荷は『ラビッド』も『シーバース』も1枚ずつで、『シーバース』はレンタル中でした。『ラビッド』が残っていて、ラッキー!(嬉)
 というわけで、さっそく今夜鑑賞。
 当然のことながら昔ほどの衝撃はありませんけれど、面白かったです。満足!






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『恥ずかし探険隊』ほか

 手塚治虫記念館「日本SF作家クラブと手塚治虫」展の後遺症(笑)で、手塚治虫『地底国の怪人』角川文庫(94)を手に取りました。この作品を最初に読んだのは桃源社版で、おそらく大学生のころ(1980年前後)。最後に読んだのは角川文庫版が出たときですから、ほぼ20年ぶりの再読となります。60年以上も前の作品ゆえ古めかしさは否めませんが、いま読んでも充分に楽しいです。
 ネット検索によると、『アバンチュール21』としてリメイクされているとか。――そういえば、そんな作品を読んだことがあるような気がするなあ。でも、よく覚えてないなあ。どうだっけなあ。
 書棚を見回しても見当たらず。心当たりのダンボールをごそごそしても見当たりません。うちにないのか見つからないだけなのか。現物を見れば、読んだことがあるかどうか、はっきりするんですが……。まあ、仕方がありません。
 しかしダンボールを開けたことで、副産物的収穫がありました。手塚治虫『漫画生物学』講談社・手塚治虫漫画全集(84)を見つけたのです。アポリネール「オノレ・シュブラックの失踪」のマンガ化作品も収録。この作品を目当てに『手塚治虫マンガ文学館』ちくま文庫(01)を買ったんですが、持っていたんですねえ。んで、たぶん30年近く前に読んでいたんですねえ。いやあ、さっぱり覚えておりませんでした。
地底国の怪人.jpg 漫画生物学.jpg
 さらに副産物。手塚治虫ではないのですが、山上たつひこの本が何冊も目に飛び込んできました。たとえばこんな本です。
たつひこスーパー・フィクション① にぎり寿司三億年』少年チャンピオン・コミックス(80)
たつひこスーパー・フィクション② 能登の白クマうらみのはり手』少年チャンピオン・コミックス(82)
『恥ずかし探険隊』アクションコミックス(79)
『イボグリくん』アクションコミックス(82)
『鉄筋トミー』アクションコミックス(85)
『山上たつひこ傑作選1 冒険ピータン』マンサンコミックス(86)
『山上たつひこ傑作選2 お薬ちょうだい』マンサンコミックス(86)
 どれも懐かしいですが、とりあえず再読したくなった3冊をダンボールから取り出しました。
にぎり寿司三億年.jpg 能登の白クマうらみのはり手.jpg 恥ずかし探険隊.jpg
 さっそく読み始め――
 うひゃあ、面白い。面白すぎる! 特に『恥ずかし探険隊』!
 こういうマンガを手当たり次第に読んでいた学生時代を思い出しました。山上たつひこだけではなく、あのころ夢中になっていたマンガ(新田たつおとか)も目の届くところにあり……。
 うわあ、どうしましょう。こんなのを読み始めたら、きりがありません。
 ふたたびダンボールに入れたほうがよさそうです。
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「日本SF作家クラブと手塚治虫」展

 手塚治虫記念館(宝塚)に行ってきました。目的は企画展「日本SF作家クラブと手塚治虫」です。
 同館を訪れるのは、このとき以来、2年ぶりです。
 とことこ歩いていくと、懐かしい建物が見えてきて――おお! 横断歩道を渡ると、企画展のポスターがあって――おお! 
01外観.jpg 02ポスター(館外).jpg
 入り口正面から見上げて――おお! 館内にはいると、またポスターがあり――おお!
03正面.jpg 04ポスター(館内).jpg
 2階に上がって、企画展の入り口。企画展会場は写真撮影不可なので、外からパチリ。
05入り口.jpg 06会場.jpg
ハガキ.jpg 手塚治虫と日本SF作家クラブあるいはSFとの関わりを中心に、珍しい本や原画がどっさり展示されていて――おお! 眼福眼福。
 楽しかったのは、日本SF作家クラブ員からの手塚さんへのメッセージ・ハガキですね。手塚さんとのエピソードや手塚さんへの思いが綴られていたり、手塚キャラが描かれていたり。
 ほんわりとした気分に包まれ、会場を出ました。
 企画展は6月24日まで開催されています。ぜひぜひ、足をお運びください。>皆さま

 右の画像は、企画展の記念絵ハガキ(YOUCHAN画)です。
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訃報:佐野洋さん

 佐野洋さんが亡くなられたそうです。享年84。
 ミステリ作家ではありますけれど、SFファンから見ても馴染みのある作家でした。SFの代表作といえば、『透明受胎』と『金属音病事件』でしょうか。――と言いつつ、別の本の書影を。
赤外音楽.jpg 人面の猿.jpg F氏の時計.jpg
 もちろんショートショート集もあります。
『見習い天使』新潮社(63)/徳間文庫(83)
『思い通りの結末』光文社文庫(89)
『四千文字ゴルフクラブ』文藝春秋(98)/文春文庫(01)
見習い天使.jpg 見習い天使(文庫).jpg 思い通りの結末.jpg
四千文字ゴルフクラブ.jpg 四千文字ゴルフクラブ(文庫).jpg
 ご冥福をお祈り申し上げます。

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『日本誤百科』ほか

 昨日までとは一転、ぽかぽか陽気です。雑用を片づけつつ、近所を散歩してきました。もちろんブックオフ内も散歩します。
◎町田健『日本誤百科』中日新聞社(10)
「中日新聞」連載の日本語コラム「現代日本誤百科」を単行本化したものです。このコラムは毎日楽しく読んでいますが、1冊にまとめられていたとは知りませんでした。(現在も連載は続いていて、本日は第791回「下手な言い訳に失笑する」です)
 先日、森下一仁さんがブログで「しないべき」を考察されていて、私もコメントを寄せました(→ここ)。本書には「見るべきか見ないべきか」が採り上げられています(204ページ)。
 本ブログ2010年1月6日の記事で採り上げた「マイブーム」も収録されています(71ページ)。あの記事を書いてから3年以上も経つんですねえ。ほんと、あっという間に歳月が過ぎ去っていきます。
日本誤百科.jpg 新・三銃士.jpg
◎『新・三銃士 知恵と勇気とユーモアあふれる言葉』主婦と生活社(10)
 2009年~2010年、NHKで連続人形劇『新・三銃士』(原作/アレクサンドル・デュマ、脚色/三谷幸喜)が放送されました。私はデュマ大好きですから、この番組も録画予約し、欠かさず観ていました。
 本書は、その登場人物たちのセリフを集めたものです。
 カバー袖に、「NHKからは、「新・三銃士」を見てくれる子どもたちのために、生きていくうえで役に立つ言葉を毎回ひとつは入れてほしい、と言われました。――三谷幸喜」とあります。本書に収録されているのは、そういうセリフなんですね。金言とまでは言いませんけれど、けっこう印象深いセリフが多いです。
 眺めているだけでも、当時のことが思い出され、懐かしくなります。
 あ、この番組も3年前ですか。ほんと、月日が過ぎ去るのは……。
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『死霊のはらわた』リメイク版


 おおっ! ついに『死霊のはらわた』リメイク版が公開されますか! この記事でもちらと触れましたが、オリジナル版は大好きな映画です。
 特に第1作は、劇場で観たし、テレビで観たし、ビデオで観たし、DVDで観たし……。当然のことながら、ビデオもDVDも所有。ビデオを並べてみます。
死霊のはらわた(20周年).jpg 死霊のはらわた.jpg 死霊のはらわたⅡ.jpg 死霊のはらわたⅢ(劇場公開).jpg 死霊のはらわたⅢ(サム・ライミ).jpg
 大好きな映画がリメイクされることって、嬉しいと言えば嬉しいんですが、正直、ビミョーなんですよね。イメージが崩されちゃうことが多くて……。観なければいいんですけれど、そんな我慢はできないし……(苦笑)。
『死霊のはらわた』に思いを馳せていて、むか~し、この映画のことをエッセイに書いたことを思い出しました。ごそごそ探して、発見。――「小説CLUB」1985年8月号掲載の「とんでもない映画」です。
 この先、陽の目を見ることはないでしょうから、ここに掲載しちゃいます。(画像をクリックすると拡大)
とんでもない映画(2).jpg とんでもない映画(1).jpg
 映画『トップ・シークレット』の記事で――
小説CLUB.jpg
 私はこの映画、公開時に劇場で観ました。ほかの映画との同時上映で、劇場に足を運んだ目的はもう1本の映画だったのですが、それが何だったか、完全に忘れちゃっています。それほど『トップ・シークレット』のインパクトは強烈だったのです。

 と書きました。同時上映の映画は『ビバリーヒルズ・コップ』だったのですね。いやまあ、エッセイを読み返しても、当時のことは思い出せませんが(苦笑)。
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『ふらんす浮世草紙』

 前の記事の続きです。
「持ってるかも、と思いつつ買って帰宅して確認したら持っていたけど、ちょっと違った」ということは、たまにあります。ことに物資に乏しかった戦時中&戦後に出版された本ですね。今日買ったエドガア・アラン・ポオ『早過ぎた埋葬』は1946年(昭和21年)発行ですし、拙ブログで採り上げた本では、たとえば堀口大學編訳『毛蟲の舞踏會』は1943年(昭和18年)発行です。
 ほかには……と書棚を見回し、マルキ・ド・サド『ふらんす浮世草紙』若草書房(昭和23年/1948年)を手に取りました。
 ともあれ下の画像をご覧ください。先に買ったのは右側の本(再版)です。その後、古書市で左側の本(初版)を見かけ、持っているような気がするけど違うかもしれないと思って購入。帰宅して確認すると、同じ本を持ってはいましたが、だいぶ違いました。
 表紙デザインの違いはさほど大きくないものの、本の厚さが全く違ったのですよ。初版は再版の1.5倍くらいの厚さがあるでしょうか。作品の異同があるわけでもないのにページ数は同じ。要するに紙質が違うのです。いやまあ、こういうのは同じ本ではなく、別の本と見なしてもいいんですよね。――と、誰にともなく同意を求めてみたりする(笑)。
 この本にはサドのコントが15編収録(ほとんどは極めて短い)されています。従来のサドのイメージとは違った世界が展開されていて、私には新鮮でした。
『ふらんす浮世草紙 サドの知られざる憤怒の滑稽譚』論創社・謎の訳者の古典ポルノ(04)として再刊されていますので、容易に読めると思います。興味のある方はどうぞ。
ふらんす浮世草紙(若草書房).jpg ふらんす浮世草紙(論創社).jpg
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『イかれポンチ』ほか

 所用で街なかへ。用事を済ませたあと、新刊書店を覗きました。ふだんはスルーすることの多いコミック・コーナーに足を向けると――
◎田中圭一『イかれポンチ』KKベストセラーズ(13)
 あ、田中圭一だ。久しぶりだなあ。以前にも書きました(→ここ)が、大好きなんですよね、田中圭一。
イかれポンチ.jpg 田中圭一を買うのは『みなりの青春』以来でしょうか。4コママンガ『みなりの青春』に対して、『イかれポンチ』は見開き2ページ。もちろんどちらもエロネタ満載、下品満開。短いしオチもあるし、マンガのショートショートと言えば言えるかもしれないような気がします。←こういう遠回しの言い方しかできません(笑)。
 あ、そうそう。馴染みの店員さんに、田中圭一の本が最近ほかにも何冊か出たと教えてもらい、帰宅してパソコンでチェックしました。――昨年末には『ドクター秩父山』の増補版(小池書院/全2巻)が、今年2月には『教えてっ!真夢子おね~さん』(サイゾー)が発売。ほぼ再刊と思われる『ドクター秩父山』はともかく、『教えてっ!真夢子おね~さん』は読みたいですね。

 続いて古本屋へ。
◎エドガア・アラン・ポオ『早過ぎた埋葬 怪奇小説傑作集』創文社(46)
 似たような本、持ってるような気がするなあ。でも違うかもしれないなあ。まあ、安いから、買っておこう。
 帰宅して本棚を確認しました。――あちゃー、持ってたか。失敗失敗。……ん? しかし、ちょっと違うぞ。
 まあ、画像をご覧ください。左が初版(今日買った本)、右が再版(前から持っている本)です。
早過ぎた埋葬.jpg
◎ヒラリー・ワトスン編『ある魔術師の物語 イギリス・ミステリ傑作選'76』ハヤカワ・ミステリ文庫(80)
 このシリーズはショートショートの資料として揃えておきたいと思っていました。全15冊、これで完集。ささやかに嬉しいです。
ある魔術師の物語.jpg イギリス・ミステリ傑作選.jpg
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梶尾真治のショートショート集

 梶尾真治といえばSFアイデア・ストーリーの名手であり、当然のごとくショートショートの優れた書き手ですが、意外なことに、純然たるショートショート集は『有機戦士バイオム』ハヤカワ文庫JA(89)だけです。
 まとめてショートショートが読める本としては『カジシンの躁宇宙+馬刺し編』熊本日日新聞社(00)があります。エッセイに加えて、全20編の連作ショートショート「ケイちゃん ヨッちゃんのふしぎなバス旅行」を収録。(『カジシンの躁宇宙』平凡社(97)は純然たるエッセイ集です)
有機戦士バイオム.jpg カジシンの躁宇宙+馬刺し編.jpg カジシンの躁宇宙.jpg
 また、連作短編集『ゑゐり庵綺譚』徳間書店(86)/徳間文庫(92*2編増補)/扶桑社文庫(09*さらに3編増補)に収録されている作品のうち短いものはショートショートと言ってもいいと思います。この本も大好き!
ゑゐり庵綺譚.jpg ゑゐり庵綺譚(徳間文庫).jpg ゑゐり庵綺譚(扶桑社文庫).jpg
 最後に、処女作品集『地球はプレインヨーグルト』ハヤカワ文庫JA(79)にいただいたサインをご覧に入れましょう。(サインだけ、少し大きめにしました)
 懐かしいなあ。>鏡文字
地球はプレインヨーグルト.jpg サイン.jpg
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北宋社のアンソロジー

 昨日、『ヴィクトリア朝幽霊物語』の記事を書いていて、ふと――
 北宋社からも幽霊小説のアンソロジーが出ていたなあ。
 と思いました。いろいろと良くない噂を聞いている出版社ですが、アンソロジーには私の好きな作家や作品がてんこ盛り。当然のことながら既読作品が多く、今さら読み返す気もないんですけれど、見かけると――正確には、古本で安く売っていると(笑)――買ってしまいます。
 けっこう買ったよなあ。持ってないのは、あと何冊だろう。
 こういうときに便利なのがネット検索です。サイト「全アンソロジーリスト」で北宋社のアンソロジーをチェックしました。

河童物語<幻獣小説集>   1988年
スネークドリーム<蛇精の肖像> 渡辺誠・編 1989年
魔術師物語 渡辺誠・編 1989年
バージンラブ 渡辺誠・編 1989年
ファニー・キャッツ   1990年
人形倶楽部 渡辺誠・編 1990年
スネークドリーム.jpg 魔術師物語.jpg ファニーキャッツ.jpg 人形倶楽部.jpg
幽霊の森 渡辺誠・編 1990年
怖い食卓<The Terrible Table>   1990年
幻獣の遺産 渡辺誠・編 1994年
釣魚の迷宮 渡辺誠・編 1994年
幽霊の森.jpg 怖い食卓.jpg 幻獣の遺産.jpg 釣魚の迷宮.jpg
夢見る妖虫たち 川端邦由・編 1994年
花と風の変奏曲 渡辺誠・編 1994年
ポシェット童話 渡辺誠・編 1995年
ポシェット童話2 渡辺誠・編 1995年
幻想小説大全<鳥獣虫魚> 渡辺誠・編 2002年
夢見る妖虫たち.jpg ポシェット童話.jpg ポシェット童話2.jpg 幻想小説大全.jpg
 以上。書影は私の所有本です。
 なるほど、うちには『河童物語』『バージンラブ』『花と風の変奏曲』の3冊がないんですね。そうとわかると、なんだか全冊を揃えておきたい気分(笑)。

【註】
 冒頭に「良くない噂」と書きました。こういうことです。
 久しぶりに『巨船ベラス・レトラス』文藝春秋(07)を手に取り、当該箇所(175~191ページ)を再読。作り話みたいですが、ノンフィクションなんですよね。呆れるしかありません。
満腹亭へようこそ.jpg 巨船ベラス・レトラス.jpg
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『ヴィクトリア朝幽霊物語』

 松岡光治編訳『ヴィクトリア朝幽霊物語(短篇集)』アティーナ・プレス(13)を買いました。幽霊小説を集めたアンソロジーで、全8編収録。この記事でも少し紹介しましたが、幽霊アンソロジー、好きなんですよね。
 各編に詳細な訳注と解説が添えられ、あとがき(編者)は全体を俯瞰した解説になっています。こういう丁寧な造りのアンソロジーを見ると、嬉しくなります。
 この本の発行は、お馴染み・北原尚彦さんに教えていただきました。――「こんなん出てますよ。高井さん、好きでしょう」と。
 はいはい、大好物です。
 一般書店で目にする機会はなさそうで、教えてもらわなければ存在を知ることすらなかったでしょう。北原さん、毎度ありがとうございます。
 発行部数はさほど多くはないと思われます。興味のある方はお早めに。
 あ、書影ではわからないかもしれませんが、文庫本です。ちくま文庫のヴィクトリア朝アンソロジー2冊を隣に並べておきましょう。
◎風間賢二編『ヴィクトリア朝妖精物語』ちくま文庫(90)
◎風間賢二編『ヴィクトリア朝空想科学小説』ちくま文庫(94)
ヴィクトリア朝幽霊物語.jpg ヴィクトリア朝妖精物語.jpg ヴィクトリア朝空想科学小説.jpg

 以下、この記事とは無関係に――
 今夜は昨日に引き続き、海外TVドラマを観ようと思っています。『新ヒッチハイカー(全3巻)』――昨日の『クロニクル 倒錯科学研究所と同じく、買っただけで放置してあったビデオです。
 幸いなことに、全3巻「VOL.1 戦慄の街」「VOL.2 官能の街」「VOL.3 背徳の街」(各4話収録)が揃っています。こちらも私好みだと嬉しいのですが、ジャケットの惹句を読むと、私の嗜好とは少し違うような……。
新ヒッチハイカー1.jpg 新ヒッチハイカー2.jpg 新ヒッチハイカー3.jpg
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海外TVドラマ『クロニクル 倒錯科学研究所』

 海外TVドラマ『クロニクル 倒錯科学研究所 CASE.1』を観ました。オムニバス形式のドラマを4話収録。
 何年か前、レンタルビデオショップのビデオ処分セールで、深く考えずに購入したものです。タイトルから勝手に異常心理ものかなと思い込み、ろくに確認もせずに放置してあったのですが……。
 昨日、『ヒッチコック劇場』のことを調べていて、その過程でビデオ収納棚へ。このビデオが目にとまり、何となく手に取った次第。
 ジャケットの説明を読むと、あらら、私が勝手に描いていたイメージと全然違います。ホラー風味のSFドラマみたいなんですよね。
 めちゃ面白そうじゃん。
 と観始めたところ――
 おおっ。50年代SFのテイスト溢れるアイデアストーリーではないですか。もろに私のストライクゾーン、ど真ん中! 意外性のある結末に加え、ドタバタ感覚も私好みですし、ついでに下品なギャグも(笑)。
 面白くて、4話とも一気に観てしまいました。
 いやあ、こんなTVドラマがあったとは……。しかし、ソフトを持っていながら、それを何年も放置しちゃってたなんて……。自らの不明を恥じるばかりです。
 調べてみますと、日本では「CASE.1(4話収録)」「CASE.2(3話収録)」「CASE.3(3話収録)」がビデオとDVDで発売。うちにあるのはビデオの「CASE.1」「CASE.2」でした。「CASE.2」は近いうちに。
 おっと。本来の目的――『ヒッチコック劇場』のビデオは1本だけありました。収録されているのは「生と死の間」「神よ許し給え」です。
クロニクル1.jpg クロニクル2.jpg ヒッチコック劇場.jpg

 YouTubeで、『クロニクル 倒錯科学研究所 CASE.1』の第2話「火星人来襲」の動画を見つけました。
火星人来襲.jpg
 カーソン・ウォルズ(笑)のラジオドラマは人々をパニックに陥れますが、実はそのとき、すでに地球には火星人が潜伏していました。それがドラマとも知らず、この機に乗じて火星人は……。いや火星人だけではなく……。

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海外異色作家短篇シリーズ

 扶桑社ミステリーで《海外異色作家短篇シリーズ》なるシリーズがスタートするとのこと。いやあ、めでたいめでたい。嬉しい嬉しい。
 第1弾はジョン・コリア『予期せぬ結末1 ミッドナイト・ブルー』。5月2日発売予定。
 期待大なのですが、ここに――
>•『炎のなかの絵』『ナツメグの味』とほぼカブリなし。
 とあって、はて?
 ジョン・コリアの邦訳短編集は、この2冊以外に、『ジョン・コリア奇談集(全2冊)』(サンリオSF文庫)、その再編集版『ザ・ベスト・オブ・ジョン・コリア』(ちくま文庫)があります。これらとは重複が多いということなのかなあ。気になりますが……。
 いやまあ、もうすぐ出るんですから、それを楽しみに待つことにしましょう。
 なお、第2弾として、チャールズ・ボーモント『予期せぬ結末2 トロイメライ』が予定されているとのこと。これも楽しみ!

 以下、余談ながら――
 扶桑社ミステリーでは、E・W・ハイネ『まさかの結末』(06)、『まさかの顚末』(08)なんてショートショート集も出ています。こういうタイトルが好きなのかしら。
まさかの結末.jpg まさかの顚末.jpg

【追記】
 ふと思いました。
「予期せぬ~」といえば――
◎橫田順彌『予期せぬ方程式』双葉ノベルス(81)/双葉ポケット文庫(84)
 ハチャハチャSFが中心ですが、ヒロイック・ファンタジー「黄金の天馬」、押川春浪もの「大正三年十一月十六日」、それに翻案2編――平賀源内・原作「風流志道軒伝」、巌垣月洲・原作「西征快心篇」も収録されています。ヴァラエティに富んだというか、節操がないというか……(笑)。
予期せぬ方程式.jpg 予期せぬ方程式(文庫).jpg
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映画『宇宙からのメッセージ』


 映画『宇宙からのメッセージ』を観ました。1978年の東映映画です。
 よく憶えていませんが、観るのは封切り時以来と思います。え~と、35年ぶりですか。
「つまんないことはないけれど、そう何度も観たいとは思わないなあ」という印象が残っていて、なかなか再鑑賞する気持ちになれませんでした。
 で、観終わった現在の感想は――
 う~~~~む、決してつまらなくはないし、観ている間は楽しいんだけど……。
 また35年後に観るかな。もう観ないかな。あ、そのころ私は90歳か。あはは(笑)。
宇宙からのメッセージ(角川文庫).jpg 宇宙からのメッセージ(小学館).jpg 銀河大戦.jpg
◎野田昌宏『宇宙からのメッセージ』角川文庫(78)
◎石森章太郎『宇宙からのメッセージ』小学館・プチコミックス(78)
◎伊上勝『銀河大戦』全国朝日放送株式会社(78)

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『ショートショートの花束5』ほか

 新刊書店に行ってきました。
◎阿刀田高編『ショートショートの花束5』講談社文庫(13)
 このアンソロジーは、新刊が出たら即購入です。たいていは知人の作品も収録されているのですが、残念ながら今回は1作も見当たりませんでした。
◎佐藤さとる『コロボックル物語⑥ コロボックルむかしむかし』講談社文庫(12)
 今月4日の記事『だれも知らない小さな国』で――
> 私が追いかけていたのは、この第4巻まで。その後も書き継がれ、現在では全6巻になって
>いるようですけれど、私のなかでの〈コロボックル物語〉シリーズは4冊で終わっています。
 と書きました。『コロボックル物語⑤ 小さな国のつづきの話』講談社文庫(87)はだいぶ前に買いましたが、第6巻は未入手。書店を歩いていたら目にとまり、買っちゃいました。
ショートショートの花束5.jpg コロボックルむかしむかし.jpg 小さな国のつづきの話.jpg
◎いしいしんじ『その場小説』幻冬舎(12)
 タイトルのまんま、その場で小説を書いちゃってます。ライブ小説というかアドリブ小説というか……。すごいことするなあ。全54話。
◎岸本佐知子『なんらかの事情』筑摩書房(12)
 岸本佐知子のエッセイ集は、もはやほとんどショートショート集です。虚々実々感がたまりません。森下一仁さんの日記で新刊が出ていることを知り――うおおおっ、読みたいぞ! なのでした。
その場小説.jpg なんらかの事情.jpg
◎榎本秋『実践!ショートショートで鍛えるラノベ創造力』新紀元社(13)
実践!ショートショートで鍛えるラノベ創造力.jpg 帯.jpg
◎有栖川有栖編『小説乃湯 お風呂小説アンソロジー』角川文庫(13)
 全12編収録。富岡幸一郎監修『温泉小説』アーツアンドクラフツ(06/全20編収録)と目次を比べてみました。重なっているのは、太宰治「美少女」、筒井康隆「エロチック街道」の2編。
 私もお風呂小説を書いたことがあるかなあ……。ちょっと考えて、書いたことがあることは思い出したものの、タイトルはさっぱり思い出せず(苦笑)。自慢にもなりませんが、私には短編集未収録の短編やショートショートが山ほどあり、その多くは、タイトルも内容も忘れちゃっているのです。スクラップを漁り――
 おお、「風呂から風呂へ」(「小説city」1988年2月号掲載)。これですこれです。もちろん短編集未収録で、当然のごとく内容うろ覚え。新鮮な気持ちで再読し――
 ほほお、脱力オチですな。これは短編集未収録にふさわしいかも(笑)。
小説乃湯.jpg 温泉小説.jpg 風呂から風呂へ.jpg
 いやあ、新刊をこんなに買うのは久しぶりですねえ。
 前回、この書店に赴いたのは3月30日でした。途中、見事な桜に見とれて、しばしお花見をしました(そのときの写真はここに)。
 本日も同じ場所でパチリ。すっかり様変わりしています。
さくら.jpg
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『夫婦の青空』

夫婦の青空.jpg 遅ればせながら、さかもとけんいち『夫婦の青空』天理教道友社・きずな新書(12)を読みました。大阪の名物古本屋「青空書房」店主で、私も以前から親しくさせていただいている坂本健一さんの画文集です。
浪華の古本屋 ぎっこんばったん』に続く2冊目の著作。休業の日に店に貼られる「ほんじつ休ませて戴きます」ポスターや奥様への絵手紙がどっさり、しかもカラーで掲載! 坂本さんの写真も満載! 奥様とのツーショットも!
 坂本さんの描かれる絵(添えられている言葉も含めて)は心に沁み入りますね。眺めているだけで、気持ちがほんわかします。そばに置いておき、これからも、たま~に手を伸ばしたくなることでしょう。

 坂本さんは今年90歳。これからもお元気に、活躍してほしいと願っています。

【追記】4月15日

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『1分間小説選』

 今日は某所にて、『小さな物語のつくり方2』にショートショートを書かれている方々(寄稿者10人中の6人)たちと楽しく飲んでいました。編著者の江坂遊さんはもちろん、ブログの常連・山本孝一さん、たまにコメントをいただく橋本喬木さんも参加。皆さん、久しぶり~。
 いやしかし、最もわくわくしたのは田丸雅智くんとの初対面ですね。これまで、あれこれメールでの遣り取りはありましたが、会ったことはなかったのですよ。25歳。きらきらと輝いていて、自分も30年前、あんなふうだったかもしれないなあ、なんて思ったりして(笑)。これからのショートショート界を作っていくのは田丸くんたちの世代です。期待しています! おじさんにできることがあれば、協力するからね~。
 で、気持ちよく帰宅したら、この高揚した気分を倍加させるような本が届いていました。
1分間小説選.jpg
 星新一の中国語版作品集です。
 送り主は尾川健くん。いろいろあって、「そのお礼に」ということだそうです。嬉しいですねえ。こんな貴重なものをいただくほどのことをした覚えはありませんけれど、ありがたくいただいちゃいます。
 大感謝!
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映画『スリーピー・ホロウ』

 昨日の記事「村川透&松田優作コンビ」で、「最も強烈なのは『野獣死すべし』の列車のシーン」と書きました。
 列車のなかで松田優作はリップ・ヴァン・ウィンクルの物語を語ります。これが異様な雰囲気に満ちていて……。思わず身を乗り出し、聞き入ってしまうんですよね。
「リップ・ヴァン・ウィンクル」はワシントン・アーヴィングの短編で、作品集『スケッチ・ブック』のほか、いくつかのアンソロジーにも収録されています。
 とりあえず新潮文庫『スケッチ・ブック』を手に取り、久しぶりに再読。と同時に、同書に収録されている「スリーピー・ホローの伝説」が気になりました。
 この作品は1999年に、ティム・バートン監督、ジョニ-・デップ主演で映画化されています。ビデオを持っているのに、まだ観ていないことを思い出したのです。いい機会ですから、観ることにしました。

 あは。原作はどこへやら(笑)。
 いやしかし、映画として面白かったのでOKです。
スリーピー・ホロウ(映画).jpg スリーピー・ホロウ(徳間文庫).jpg スケッチ・ブック(新潮文庫).jpg スケッチ・ブック(岩波文庫).jpg
◎映画『スリーピー・ホロウ』ビデオ
◎ピーター・ルランギス『スリーピー・ホロウ』徳間文庫(00)*映画のノベライズ。巻末にアーヴィング「スリーピー・ホロウの伝説(抄訳)」が収録されています。
◎W・アーヴィング『スケッチ・ブック』新潮文庫(57)*全13編。「リップ・ヴァン・ウィンクル」「スリーピー・ホローの伝説」を収録。映画化の帯が付いているくらいですから、もちろん初版ではありません。2000年2月20日発行の33刷改版。映画化に合わせ、版を新しくして復刊されたものと思います。
◎アーヴィング『スケッチ・ブック』岩波文庫(35)*全11編。「リップ・ヴァン・ウィンクル」は収録されていますが、「スリーピー・ホローの伝説」は収録されていません。ちなみに、書影は1968年1月20日発行の第23刷。ロングセラーですね。

 以下、うちにあるアンソロジーから適当に。
アメリカほら話.jpg アメリカほら話(新版).jpg アメリカほら話(ちくま文庫).jpg
◎井上一夫訳編『アメリカほら話』筑摩書房・世界ユーモア文学全集別巻(62)/筑摩書房(68)/ちくま文庫(86)*「リップ・ヴァン・ウィンクル」を収録。
アメリカ文学19世紀.jpg 怠けものの話.jpg 怠けものの話(文庫).jpg
◎西川正身編『アメリカ文学 19世紀』集英社・世界短篇文学全集(64)*「スリーピー・ホローの伝説」を収録。
◎安野光雅・森毅・井上ひさし・池内紀編『怠けものの話』筑摩書房・ちくま文学の森(89)/ちくま文庫(11)*「リップ・ヴァン・ウィンクル」を収録。
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村川透&松田優作コンビ

 学生時代、村川透監督・松田優作主演のハードボイルド映画を楽しく観ていました。
 1978年『最も危険な遊戯』『殺人遊戯』
 1979年『俺達に墓はない』『蘇える金狼』『処刑遊戯』
 1980年『野獣死すべし』
 私が大学2年から4年のときですね。ほとんどは封切り時に映画館(試写会も含めて)で観たと思います。面白かった印象は残っているんですが、30年以上も経ってしまうと、記憶にあるのは断片的な映像やセリフだけで、肝心のストーリーは、どれがどれやら、何が何やら状態です。
 ちょっと前、レンタルビデオショップ内をふらついていたとき、『蘇える金狼』が目に飛び込んできました。特に理由はないのですが再鑑賞したくなって、その近くにあった『俺達に墓はない』とともにレンタル。帰宅後、さっそく観ました。――そうそう。これこれ。うわあ、面白いなあ。
 しばらく間を置き、ほかの4作もレンタルしました。松田優作の魅力(&狂気の演技)爆発! いやあ、若いころに観ようが年くってから観ようが、面白いものは面白いですねえ。もう大満足です。
 私の好みでトップ3を挙げるなら、『蘇える金狼』『殺人遊戯』『俺達に墓はない』となりましょうか(ただし、最も強烈なのは『野獣死すべし』の列車のシーン)。――まあ、こんなことを書いていても、数年もすれば、「どれがどれやら、何が何やら状態」になるんですよね(苦笑)。

 テーマソングもいいなあ。>『蘇える金狼』
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行商

 新作ショートショート(?)です。


                行商

 ひとりの若者が竿竹売りのもとでしっかりと修行し、地元に戻ってきた。
「た~けや~、さ~おだけっ」――発声法も間の取り方も完璧にマスター。彼が売り歩こうとしているのは竿竹ではなく竹の子だが、語呂は似ているし、全く問題なかろう。
 ミニバンに竹の子を積み、いざ出発! ――意気揚々と行商を開始したものの、なぜだかさっぱり売れない。
(初日からこれでは先が思いやられるなあ)
 がっくりしつつも公園の脇にクルマを駐め、
「た~けや~、た~けのこっ。た~けのこはいかがっすか~」
 とやっていると、ひとりの男が笑いながら話しかけてきた。
「おみゃあさん、何とろくしゃあことやっとりゃーす。ほんなもん欲しがるやつ、おるわけにゃあて。おみゃあさんこそ、たーけだがや」

【蛇足】
 名古屋の人なら一度は思いついた(あるいは耳にした)ネタだろうと思います。
 唐突に、これを作品化したらどうなるんだろ、と思い、書いてみました。
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村雨兄弟

 ふと思いついて、こんなのを書いてみました。


         村雨兄弟

 フグ料理店に行った。
 メニューを見ると、「激うま」「激やば」の二コースがある。激やばのフグ料理なんて注文する客がいるのかなあと思っていたら、隣のテーブルから――
「激うまと激やばだってよ。どっちもおいしそう。迷うなあ」
「いやあ、やっぱ激やばっしょ」
「だよね」
 若い男性の五人グループだった。

【蛇足1】
 横山光輝のファンでしたら、村雨兄弟と聞いてピンとくるのではないでしょうか。
 ピンとこない方は【蛇足2】をどうぞ。

【蛇足2】を読む。


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橫田順彌検定

 ほろ酔い気分で橫田順彌検定を受検してみました。
 結果――

6問正解 / 問題数 : 6問
全国1位 / 全受験者数 : 55人中
あなたは『横田順彌に詳しい人』です。

 全問正解は嬉しいけれど、こんなに簡単な問題では検定の意味がないような……。

【追記】4月10日
 監修/柴野拓美『SF雑学クイズ マニア感覚をテストする』住宅新報社・Uブックス(78)
 監修/柴野拓美『SF次元へのパスポート』住宅新報社・Uブックス(78)
SF雑学クイズ.jpg SF次元へのパスポート.jpg
 どちらも楽しい本でした。
『SF雑学クイズ』――ショートショート関係では、たとえば、こんな問題が出題されています。
>星新一の限定版ショートショート集のうち、いちばん発行部数の少ないものは?
 星新一ファンの間ではよく知られている本ですが、一般のSFファンにはどうなんでしょうねえ。
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『手塚治虫 物語への招待』

 にまにましていましたら(にまにまの理由はここに)、にまにまを加速させるような本が届きました。
物語への招待.jpg ①旧約聖書物語.jpg ②蟻人境.jpg ③青いブリンク.jpg
『手塚治虫 物語への招待(全3巻)』樹立社(13)――2011年刊『手塚治虫 SF・小説の玉手箱(全5巻)』の姉妹編です。
 内容は以下の通り。
内容.jpg
 うわあ、すごい! これは嬉しいですね。ありがとうございます。>樹立社さま
 単行本初収録作品多数。私の既読作品は、シナリオ「100万年地球の旅 バンダーブック」(『①旧約聖書物語』に収録)、長編『蟻人境』(『②蟻人境』に収録)、エッセイ「北杜夫 船医シンドバッド」(『③青いブリンク』に収録)だけと思います。
 読んだのはずいぶん前だよなあ。いつごろ読んだんだろ。
 と、これらが収録されている本を取り出してきました。
『手塚治虫ランド』大和書房(77)*「北杜夫 船医シンドバッド」を収録。
『手塚治虫ランド2』大和書房(78)*「バンダーブック 100万年地球の旅」を収録。
『手塚治虫小説集』講談社・手塚治虫漫画全集別巻(96)*『蟻人境』を収録。私が読んだのは本書です。
『手塚治虫小説集』ちくま文庫(01)*『蟻人境』を収録。
 うへえ。「バンダーブック」や「北杜夫 船医シンドバッド」は35~36年前、『蟻人境』も20年近く前ですか~。
 毎度のことながら、時の流れの速さに驚かされます。
手塚治虫ランド.jpg 手塚治虫ランド2.jpg 手塚治虫小説集.jpg 手塚治虫小説集(文庫).jpg

チラシを見る。


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『ロボットたち』

 天瀬裕康さんから新刊『ロボットたち』近代文藝社(13)を送っていただきました。ありがとうございます。
ロボットたち.jpg ロボットの視点で人類を斬り、ロボットの歴史を語ります。面白いし読みやすいし……ちょっと読み始めたら止まらず、一気に最後まで読んでしまいました。
 もちろんSFにも触れられています。たとえば……と書棚を見回し、適当にピックアップしてみました。
◎チャペック『ロボット』岩波文庫(89)
◎カレル・チャペック『山椒魚戦争』創元推理文庫(68)
◎ハルボウ『メトロポリス』改造社・世界大衆文學全集(28)
◎コッローディ『ピノッキオの冒険』岩波少年文庫(58)
◎ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ(上下)』岩波文庫(38)
◎阪本牙城『タンク・タンクロー』講談社漫画文庫(76)
◎山中恒:文/原作:M・シェリー『フランケンシュタイン』講談社・世界の名作文学(97)
ロボット.jpg 山椒魚戦争.jpg メトロポリス.jpg ピノッキオの冒険.jpg
未来のイヴ.jpg タンク・タンクロー.jpg フランケンシュタイン.jpg
 いやあ、どれも懐かしいですねえ。
 参考文献のなかには当然のことながら、石原藤夫の名著『SFロボット学入門』早川書房(71)/ハヤカワ文庫JA(81)もあります。これまた、懐かしい!
 で、はたと思えば――
 北原尚彦さんに代理購入をお願いし、先日送っていただいた本のなかに、『空想科学 人造人間小説傑作選』十三舎(13)がありました。もちろん偶然ですが、こういう偶然は楽しいですね。朝っぱらから、にまにまと過ごしております。
SFロボット学入門.jpg SFロボット学入門(文庫).jpg 人造人間小説傑作選.jpg
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『小さな物語のつくり方2』

小さな物語のつくり方2.jpg 樹立社さまより、江坂遊編著『小さな物語のつくり方2 創作授業のすすめ方指南・星派道場』樹立社(13)を送っていただきました。一昨年に発売され好評を博した『小さな物語のつくり方』の第2弾です。
 いろいろありまして、本文は初期バージョンから読ませていただいています。そういう意味では、読む楽しみは希薄なのですけれど、それとは別に、発行を心待ちにしていました。本書の執筆者は編者の江坂さんを含めて計10名ですが、なんと、そのうちの7人は私の知り合いなのですよ。嬉しいですねえ、ほんと。
 皆さん、おめでとうございます!

 書店に並ぶのは来週――4月10日くらいになるようです。書店に足を運ばれる機会があれば、ぜひお手に取っていただきますよう。
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『ミクロ探険部』

 TV番組『ビーバップ!ハイヒール』は名古屋では数週間遅れで放送されています。昨夜の放送のテーマは「日本語 イズ ミステリアス」でした。おお、私の大好物!(嬉)
「外国人だけじゃない!日本人も間違っている日本語」のコーナーでは、「煮詰まる」「役不足」「うがった見方」「さわり」「敷居が高い」が採り上げられていました。誤用の定番ですね。もちろん私はすべて、正しい意味を知っていました。――って、別に自慢にもなりませんが。
 どうせなら、もっともっと多くの誤用例を挙げてほしかったなあと思います。「うがった」を採り上げるなら「恣意的」にも触れてほしかったし、「雨模様」「破天荒」「憮然」「檄を飛ばす」とか、いろいろ。
内容.jpg
ミクロ探険部.jpg 漫画ヘルシー文庫.jpg
 さて。
 二階堂正宏のマンガ『ミクロ探険部 胃と腸のはなし』を読みました。『OTSUKA漫画ヘルシー文庫 臓器編』大塚製薬株式会社(89/共函に10冊入り)の1冊です。
 冒頭いきなり、ステテコ腹巻き姿のおじさんが登場。
「君たち、人間のカラダの中を探険してみたくないかね」
 驚く少年と少女に、
「おじさんは博士だよ。君たちはスピルバーグの『インナースペース』という映画を見なかったのかい。おじさんの若い頃は『ミクロの決死圏』という映画もあったよ。映画に出きてマンガに出きんことはない!」
 ジャジャーン、潜航艇が現われます。
「おじさんは大工もやるのだよ」
 潜航艇に乗り込む少年少女。光線を当てると、目に見えないほど小さくなります。で、おじさんいわく、
「まさか……。ほんとに小さくなってしまった。なんて非科学的なマンガなんだ。信じられん」
 信じられないのは、こっちです(笑)。
 あれこれあって、体内巡りを開始。すったもんだの末、なんとか無事に帰還して終わります。
 映画『ミクロの決死圏』が大好き(この記事参照)ということもありましょうが、充分に楽しめました。二階堂正宏(この記事ほか参照)も好きですし……。
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『燃える空飛ぶ円盤』

 北村小松『燃える空飛ぶ円盤―北村小松UFO小説集―』日本初期SF映像顕彰会(12)を読み始めました。『空飛ぶ円盤のあけぼの―北村小松UFO随想集―に続く、北村小松顕彰・第2弾です。
 これまた、北原尚彦さんに代理購入を頼んでおき、昨日届いたもの。ほんと、ありがとうございます。
 本書とは関係ありませんが、空飛ぶ円盤(UFO)小説と聞いて、すぐに思い出すのはロバート・マイアル『謎の円盤UFO』です。かのTVドラマのノベライズですが、実は私、なぜだかTVドラマはあんまり観ていなくて、このノベライズの印象のほうが強いです。
◎ロバート・マイアル『謎の円盤UFO①』ハヤカワ文庫SF(75)
◎ロバート・マイアル『謎の円盤UFO②』ハヤカワ文庫SF(76)
燃える空飛ぶ円盤.jpg 謎の円盤UFO・1.jpg 謎の円盤UFO・2.jpg
 その名もズバリ、『空飛ぶ円盤』というタイトルの小説もありました。ラリー・マドック〈TERRAの工作員〉シリーズの第1巻。UFO小説かと思いきやタイムパトロールものでして、意表をつかれたことを思い出します。
◎ラリー・マドック『TERRAの工作員①空飛ぶ円盤』創元推理文庫(71)
◎ラリー・マドック『TERRAの工作員②黄金の女神』創元推理文庫(71)
◎ラリー・マドック『TERRAの工作員③エメラルドの象』創元推理文庫(72)
◎ラリー・マドック『TERRAの工作員④タイム・トラップ』創元推理文庫(76)
空飛ぶ円盤.jpg 黄金の女神.jpg エメラルドの象.jpg タイム・トラップ.jpg
『燃える空飛ぶ円盤』の解題(猫山れーめ)末尾には――
>これら異色SF作品については次巻を待って紹介したい。
 おおおーっ! UFOエッセイやUFO小説以上に楽しみです。
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「コンピュータにSFは書けるか」

 昨日、北原尚彦さんから送ってもらった本のなかには、ペラペラの手作りファンジンもありました。それらを読み終え、片づけようとしたところ――
 ん? こんなの持ってたっけ。
第8回星群祭プログラム.jpg「第8回星群祭プログラム」――奥付はありませんが、1981年7月26日開催のイベントなので、その日の発行と考えていいでしょう。
 A5判、24ページ(表紙とも)の冊子ですが、当日のスケジュールが記されているのは最初の1ページだけで、あとは「特集 コンピュータにSFは書けるか」。このテーマのもと、以下の3つの論考が掲載されています。
 その1「クラインユーベルシュタインの方法から」中西秀彦
 その2「体験からSFへ コンピューターSFは読まないで」山根啓史
 その3「SF小説はコンピューターで描ききれるか?」椎原豊

 言うまでもなく、私の脳裡に「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」が浮かびました。このプロジェクトの30年以上も前にこんなことを! いかにもSFファンらしいですよね。
 うん。楽しい。
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『だれも知らない小さな国』

 佐藤さとるの〈コロボックル物語〉シリーズが好きです。私が初めて読んだのは第1作の『だれも知らない小さな国』が講談社文庫に収録されたときです。
 奥付を確認してみましたら、1973年7月15日第1刷発行。私が高校1年のときですね。これがもう抜群に面白くて、続刊を楽しみに待っていたものです。
だれも知らない小さな国.jpg 豆つぶほどの小さないぬ.jpg 星からおちた小さな人.jpg ふしぎな目をした男の子.jpg
◎佐藤さとる『だれも知らない小さな国』講談社文庫(73)
◎佐藤さとる『コロボックル物語②豆つぶほどの小さないぬ』講談社文庫(75)
◎佐藤さとる『コロボックル物語③星からおちた小さな人』講談社文庫(75)
◎佐藤さとる『コロボックル物語④ふしぎな目をした男の子』講談社文庫(76)

 私が追いかけていたのは、この第4巻まで。その後も書き継がれ、現在では全6巻になっているようですけれど、私のなかでの〈コロボックル物語〉シリーズは4冊で終わっています。
 第1作『だれも知らない小さな国』がもともとは私家版(1959年刊)であったことは知っていました。そんな古い私家版なんて自分には縁がないと思っていたのですが、なんと、復刻版が発行されたのですよ。
◎佐藤さとる『【私家版復刻】だれも知らない小さな国』コロボックル書房(13)
 復刻版だけではなく、付録として〈コロボックル物語〉シリーズの新作短編「ブドウ屋敷文書の謎」が! いやあ、びっくりしましたねえ。すごいですねえ。欲しいですねえ。
 北原尚彦さんが行きつけの古書店でも販売を取り扱うと知り、買っておいてくれるよう頼んだのでした。
 そんなわけで本日、到着しました。
 もはや感動としか言いようがありません。じっくりと、噛みしめるように読みたいと思っています。
 下の画像は左から――共函、『【私家版復刻】だれも知らない小さな国』、「ブドウ屋敷文書の謎」です。
函.jpg だれも知らない小さな国(復刻版).jpg ブドウ屋敷文書の謎.jpg
 佐藤さとるは数多くのファンタジー童話(短い!)を書いていて、ショートショートの観点からも要チェックなのですが、今日は1冊だけ――佐藤さとる版『聊斎志異』とも言うべき怪異掌編連作集を紹介しておきましょう。
『新仮名草子 机上庵志異』講談社(82)/『机の上の仙人 机上庵志異』講談社文庫(85)
新仮名草子.jpg 机の上の仙人.jpg
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『サントリー談話室』

 本日入手の豆本を片づけようと、豆本を入れてある引き出しを開け、ふと『サントリー談話室』サントリー株式会社・洋酒マメ天国19(69)が気になりました。もちろん豆本(6.9cm×9.4cm)です。
サントリー談話室.jpg 友人同士が互いの酒について語るという趣向のエッセイ集で、星新一・小松左京コンビも寄稿しています。
 小松左京「笑いの贈りもの 星新一氏の酒
 星新一「エレガントな酒 小松左京氏の酒
 で、特に理由はないんですが、思っちゃったのです。――このエッセイって、おふたりのエッセイ集に収録されているのかな。
 作家論・作品論でしたら、それぞれ以下のような著作があります。
◎小松左京『読む楽しみ語る楽しみ』集英社(81)/集英社文庫(85)
◎小松左京『机上の遭遇』集英社(82)/集英社文庫(86)
◎星新一『きまぐれフレンドシップ』奇想天外社(80)/集英社文庫(85、86)*2分冊/新潮文庫(89)*2分冊
読む楽しみ語る楽しみ.jpg 机上の遭遇.jpg きまぐれフレンドシップ.jpg
『サントリー談話室』に収録されているのは人物論ですが、上記著作に収録されていても違和感はないように思えます。差し替えの可能性も考え、再刊の文庫本も含め、9冊すべてをチェックしました。
 残念ながら、どちらのエッセイも確認できませんでしたが、ひとつ、面白い発見がありました。
『きまぐれフレンドシップ』(新潮文庫以外)に、以下のような記述が見つかったのです。

 小松さんについて書いた第一回は、短編集『ウインク』の解説である。それは「小松左京論序説」として、角川文庫『きまぐれ博物誌・続』に収録してある。
 三回目が日本教養全集でだ。そのあいだに、どこかでなにかを書いた気がするのだが、思い出せないし、スクラップ・ブックにもない。ふしぎな話だ。

『ウインク』(話の特集編集室)は1967年の発行、当該の『日本教養全集』第10巻(角川書店)は1974年の発行です。で、『サントリー談話室』(1969年発行)に収録されているエッセイは、1967年4月から1969年3月まで、「朝日新聞」「日本経済新聞」に掲載されたものとのこと。――ということは……。
「どこかでなにかを書いた」は、「朝日新聞」か「日本経済新聞」で「エレガントな酒 小松左京氏の酒」を書いた、ではないでしょうか。
 現物確認したエッセイ集は上記のものだけですから、ほかのエッセイ集に収録されている可能性はあります。情報提供をいただけると嬉しいです。
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