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『できそこない博物館』

 星新一『できそこない博物館』新潮文庫(2013年2月20日/14刷改版)を新潮文庫・編集者さまより送っていただきました。ありがとうございます。
できそこない博物館(復刊).jpg 1985年に新潮文庫で発行された同書の復刊です。ショートショートに限らず、創作を志す者なら必読の名エッセイ集と思いますが、残念なことに長い間、絶版あるいは品切れ状態が続いていたんですね。この復刊は喜ばしい限り。
 表紙デザインは旧版と同じですけれど、内容は少し違います。
 活字が大きくなったことに伴い、ページ数が増えています。そして何より、旧版にはなかった解説が復刊版では掲載されているのです(澤本嘉光)。こういうのは嬉しいですねえ。
 あ、帯も復刊用のものに変わっています。小さいですけれど右下に、日本SF作家クラブ50周年ロゴ(ホシヅル・バージョン)が。
帯.jpg
 このブログらしく、『できそこない博物館』の出版経緯をまとめておきます。
 徳間書店(79)→徳間文庫(81)→新潮文庫(85)
できそこない博物館.jpg できそこない博物館(徳間).jpg できそこない博物館(新潮).jpg
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ロバート・F・ヤングの短編集

 私が初めて新刊で買った「SFマガジン」は1972年4月号(158号)です。この号から半村良『産霊山秘録』の連載がスタート。『石の血脈』に度肝を抜かれ、さほど経っていないころでしたから、「おお、半村良の長編だ~」と嬉々として読んだことを覚えています。
 思い返せばあのころは、買った本や雑誌は残らず、隅から隅までむさぼるように読んでいました。いまとは全く違いますね(苦笑)。
 読み始めたばかりの「SFマガジン」で、特に3編が深~く印象に残っています。まずは上記『産霊山秘録』。残る2編は、同年6月号(160号)掲載のロバート・F・ヤング「いかなる海の洞に」、同年8月号(162号)掲載の藤本泉「十億トンの恋」です。いやあ、どれも面白かったですねえ。
 ことに「いかなる海の洞に」は衝撃的でした。ファンジン「星群」の幻想文学アンケートではベスト5に推したほどです(この記事参照)。
SFM158号.jpg SFM160号.jpg SFM162号.jpg
 そんなわけで、ロバート・F・ヤングの短編集リストです。
『ジョナサンと宇宙くじら』ハヤカワ文庫SF(77)*「いかなる海の洞に」収録
『ピーナツバター作戦』青心社SFシリーズ(83)/青心社SFシリーズ(06)*新装版
ジョナサンと宇宙くじら.jpg ピーナツバター作戦.jpg ピーナツバター作戦(新装版).jpg
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「たんぽぽ娘」

たんぽぽ娘.jpg ―前略―
 そりゃまあ確かに、風見潤編『海外ロマンチックSF傑作選② たんぽぽ娘』集英社文庫コバルトシリーズ(80)は素晴らしいアンソロジーですよ。しかしながら、巷で噂の(笑)「たんぽぽ娘」は、この本に収められている8編のうちの1編に過ぎません。「たんぽぽ娘」を読むことが目的であれば、この本にこだわる必要はなく――
◎ジュディス・メリル編『年刊SF傑作選2』創元推理文庫(67)
◎文藝春秋編『アンソロジー人間の情景6 奇妙なはなし』文春文庫(93)
◎「SFマガジン」2000年2月号(525号)
 こういったアンソロジーや雑誌で充分です。のみならず、アンソロジーとしての魅力も、これらは決して『たんぽぽ娘』に負けてないと思います。私個人の好みで言えば、「SFマガジン」は雑誌ですから別として、『奇妙なはなし』『年刊SF傑作選2』『たんぽぽ娘』の順となりましょうか。いやまあ、どれも1位なんですけどね。
年刊SF傑作選2.jpg 奇妙なはなし.jpg SFM525号.jpg

【追記】
 伊藤咲子「ひまわり娘」です。(コメント欄参照)


【追記2】3月4日
 今夜放送の『ビブリア古書堂の事件手帖』を思いつつ、ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙くじら』の訳者あとがき(伊藤典夫)を眺めていたら――
>「たんぽぽ娘」と題をつけてSF同人誌〈宇宙塵〉に持ちこんでいる。それは、一九六四年三月号に―中略―掲載された。
 ありゃ。さっそく「宇宙塵」当該号をチェック。
 載っておりました。
宇宙塵.jpg たんぽぽ娘.jpg
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『SF JACK』

 角川書店さまから、日本SF作家クラブ編『SF JACK エスエフジャック』角川書店(13)を送っていただきました。ありがとうございます。
SF JACK.jpg 日本SF作家クラブ設立50周年を記念して編まれた書き下ろしアンソロジーです。目次を眺めると、まず一番に「宇宙縫合 堀晃」に視線が止まります。極めて個人的な推測ですが、私と同じような人が多いのではないでしょうか。
 そんなわけで、さっそく「宇宙縫合」を読みました。
 主人公は記憶喪失の男です。久しぶりに帰国し、自らの記憶を取り戻すために行動を開始。ストーリーは卑近な舞台で進行しますが、もちろん堀SFですから、物語の背後には壮大な設定があります。徐々に謎が解けていき、そして……。
 充分に堀SFを堪能させていただきました。ほかの作品も、ぼちぼちと。

 500ページ近いハードカバーで定価1800円(税抜き)。お買い得な1冊と思います。

【追記】
 ふと書棚を眺め、こんな本を取り出してきました。
◎福島正実編『日本SFの世界』角川書店(77)
◎鏡明編『日本SFの大逆襲!』徳間書店(94)
◎日本SF作家クラブ編『2001』早川書房(00)
日本SFの世界.jpg 日本SFの大逆襲!.jpg 2001.jpg
 懐かしいなあ。
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映画『狼の血族』

 映画『ウルフマン』の記事で――
> 狼男の映画といえば、すぐに脳裡に浮かぶのは『狼男アメリカン』とか
>『ティーン・ウルフ』とか『ハウリング』とか……。あ、私は『狼の血族』が
>好きでした。
 と書きました。
 ちょっとした調べものをしていて、アンジェラ・カーター『血染めの部屋 大人のための幻想童話』筑摩書房(92)/ちくま文庫(99)を久しぶりに手に取ったところ、調べものとは全く関係ないのですが――
 あ、そうだった、そうだった。この本に『狼の血族』の原作が収録されているんだった~。
血染めの部屋.jpg 血染めの部屋(文庫).jpg
 当たり前のように映画を観たくなり……。
 観ました!
 この映画を観るのは、え~~~~と、25年ぶりくらいでしょうか。やーっぱり面白いですねえ。狼への変身シーンも迫力&グロテスクさ満点で、実に素晴らしい。CGのない時代の特撮、大好きです。


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『恐怖の猿少女』

恐怖の猿少女.jpg 内容はともかく、タイトルが強烈なインパクトを伴って、脳裡に深く刻まれている作品があります。
◎古賀新一『恐怖の猿少女』ひばり書房(86年改訂2版)
 本日、古本屋でこの本を見かけ、「うはー」と心のなかで声を上げました。
 猿少女! うっひゃっひゃ。
 いつ読んだのか忘れましたし、手元に本もないのですが、このタイトル(そして、姿)は忘れられません。迷わずレジに持っていきました。
 帰宅途中で読了。いやあ、ストーリー(←すっかり忘れてました)もすごいなあ。満足~。

 あ、そうそう。私が以前に読んだのは『恐怖の猿少女』ではなく『猿少女』というタイトルの本だったような気がしますが……ま、どちらでもいいです。
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ゲキハロ公演『江戸から着信!?』

江戸から着信!?.jpg 一昨日の『戦国自衛隊』に続き、ゲキハロ公演『江戸から着信!? ~タイムスリップto圏外!』を観ました。
 中学生の姉妹2人が突如として江戸時代にタイムスリップしてしまいます。2人に残されたのは妹のケータイのみ。せっかくの文明の利器も江戸時代では役に立たない? と思いきや、限定的ではあるものの、現代と通じるのです。
 最初は「ムチャしよんなあ~」と思いましたし、実際にムチャクチャなんですけれど、それなりに納得できる設定になっていて、途中からは「なるほど~」。
『戦国自衛隊』と同じく、女の子たちによるタイムスリップごっこ的な一面もありますが、楽しく観ることができました。最後には、ちょっぴり感動すら覚えちゃったりして。
 劇団ゲキハロか~。もう少し追いかけてみようかな。

『大江戸神仙伝』『JIN―仁―もそうですが、私は現代人が江戸時代にタイムスリップする話が好きなんですねえ。呆れるくらい(笑)。
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『おれの名はスパイ』

 浜田けい子『おれの名はスパイ』三省堂らいぶらりい・SF傑作短編集(77)を読みました。
 浜田けい子って、アンソロジーか何かで作品を読んだことがあるかもしれませんが、まともに読んだことのなかった作家です。もちろん、〈SF傑作短編集〉に名前を連ねているということで、気にはしていましたが。
『おれの名はスパイ』はショートショートを含む短編集です。短編も短いものが多く、長めのショートショートと言ってもいいかもしれません。
 短編もショートショートも、愉快な発想&設定、そして愉快なストーリー展開が魅力的です。冒頭から物語世界に引き込まれ、あれよあれよと読み進んでしまいます。結末がいささか物足りない作品もありますけれど、これだけ楽しませてもらえれば、充分に満足です。
 う~ん。この本には小学生のときに出会いたかったですねえ。出会うのが45年くらい遅かった。あ、45年前には出てないか(笑)。
おれの名はスパイ.jpg 背.jpg
 さて。
 本書は〈SF傑作短編集〉の1冊です。
 2010年5月25日の記事に、以下のように書きました。
> 子ども向けの短編やショートショートばかりを収録した叢書でして、短い小説が数多く
>収録されている巻はショートショート集と言えます。
> 当然、私の収集対象になるわけですが……。
> これが、難物中の難物なんですねえ。『原猫のブルース』も含めて、これまでに入手
>したのは4冊だけ。完集までの道のりは果てしなく遠いです。
 あれから3年近く経ち、完集に向けて少しは進んでいます(上の画像)。購入価格の上限を(相場から見て)かなり低く設定していることを考えると、まあまあ順調と言えるかもしれません。
 全16冊ですから、未入手は7冊。うちショートショート集は『遠隔催眠術』と『幻の特攻機』です。特にこの2冊は、なるべく早く入手したいと願っています。

 あ、そうそう。
 前の記事を読まれた石原藤夫さんが、全巻の表紙(写真)と目次(コピー)を送ってくださいました。石原さん、いつも気にかけていただき、ありがとうございます。
 以下、全16冊の表紙を一気に!

書影を見る。


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ゲキハロ公演『戦国自衛隊』

 半村良『戦国自衛隊』が好きです。(後述の理由で)久しぶりに小説を手に取りました。
 この小説は最初、『わがふるさとは黄泉の国』早川書房・日本SFノヴェルズ(74)という中短編集に収録されたんですよね。中編「戦国自衛隊」と短編4編という構成。
 翌年に文庫化――ハヤカワ文庫JAに収録されますが、なぜか『戦国自衛隊』『わがふるさとは黄泉の国』の2分冊になります。前者には「戦国自衛隊」1編のみ、後者には残りの短編4編を収録です。
 ここで疑問が生じます。
 文庫化にあたり、中編「戦国自衛隊」を長編化したのではありません。元の『わがふるさとは黄泉の国』が特にぶ厚かったわけでもありません。同じころ、ハヤカワ文庫JAに収録された長編『石の血脈』『産霊山秘録』と比べれば、一目瞭然。『戦国自衛隊』『わがふるさとは黄泉の国』を合わせても、この2長編より薄いのです。にもかかわらず、どうして2分冊にしたのでしょうか。
 映画化に合わせて独立させたのでしたら納得できますが、『戦国自衛隊』の映画化は1979年です。
 1975年に何かあったのかな? 直木賞を受賞した年だから? でも、『戦国自衛隊』と直接の関係はないし……。う~~む、不思議です。
わがふるさとは黄泉の国.jpg 戦国自衛隊.jpg わがふるさとは黄泉の国(文庫).jpg 背.jpg
シナリオ戦国自衛隊.jpg さて。
『戦国自衛隊』は過去に何度も映像化されています。1979年の角川映画、2005年のTVドラマ『戦国自衛隊 関ヶ原の戦い』、映画『戦国自衛隊1549』――いずれも好きです。
 つい最近の2011年には劇団ゲキハロによる舞台公演もありましたが、これは観ていなくて、気になっていました。
 ゲキハロ公演『戦国自衛隊』には2つのバージョン――『戦国自衛隊 女性自衛官死守セヨ』『戦国自衛隊 女性自衛官帰還セヨ』があります。本日、その前者を鑑賞。
 う~~~~~~~ん。舞台公演ですから、ある程度は仕方がないと思いますけれど、スケールが小さいなあ(苦笑)。言ってしまえば、女の子たちによる『戦国自衛隊』ごっこ(笑)。といって、つまらないこともなくて、楽しく、また微笑ましく観られました。こういう『戦国自衛隊』もOKかなと思います。
『戦国自衛隊 女性自衛官帰還セヨ』も機会があれば観たいものです。
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『足みじかおじさんの旅』

 先月14日の記事で、「ブックオフでは、いわゆるレア本が並んでいることは滅多にないし、それが私の探求書である確率は限りなくゼロに近いです。/レア本ではなくても、嬉しい収穫はあります。存在を知らなくて、それゆえ買っていなかったショートショート集です。そういう本を見かけると、「おおっ」と心のなかで声を発してしまいます」と書きました。
 そんな嬉しい収穫は数ヶ月に1度あればラッキーなのですが、本日、近所のブックオフを散歩していましたら――
◎やなせたかし『やなせたかしのおとなのメルヘン 足みじかおじさんの旅』新日本出版社(09)
 ピンときましたねえ。手に取って確かめてみると、間違いありません。やなせたかしのショートメルヘン集です(嬉)。
 やなせたかしのショートメルヘン集についてはすでに書きました(ここここ)。まさか、こんな本もあろうとは……。
足みじかおじさんの旅.jpg 袖.jpg
 右の画像は本の袖です。孫というより曾孫ではないかと(笑)。
 90歳になって、このバイタリティー。あやかりたいものです。
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百萬人の世界文學

 昨日の続きです。
 遠き昔に1冊だけ買って、それっきりになっている海外大衆小説の全集といえば――
 三笠書房〈百萬人の世界文學〉もそうだなあ。
べにはこべ.jpg うちにあるのはバロネス・オルツィ『べにはこべ』(1954年刊)1冊だけです。はっきり覚えていませんが、おそらく高校時代に買ったものと思います。〈世界大衆文學名作選集〉と同様、全容のわからないまま40年近くの年月が流れました。
 ついでにこれもネット検索してみようか。
 あは。これまた呆気なく、あれこれ判明しちゃいました。
 詳細をここに書くのはやめます。データはネット検索で容易に得られますので、興味のある方はご自身で。(検索語句は「百万人の世界文学」です)
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世界大衆文學名作選集

 昼間の記事の続きです。
 古い海外大衆小説の全集に思いを馳せていて、改造社〈世界大衆文學名作選集〉のことを思い出しました。
 確か高校生のころ、その第18巻であるユーゴー『九十三年』(1939年刊)を購入。おいしそうな、私好みの匂いがぷんぷんしますが、冊数もわからず、ラインナップも不明。
 改造社の発行であること。そしてその叢書名から〈世界大衆文學全集〉からセレクトされたものではないかと推測はできるものの、確証はありません。そこらの図書館には影も形もなく、そこで早くもお手上げです。
 ほかの巻を目にしたら買おうと思いましたが、まるっきり見ないまま、はっきり言えば忘れたまま(苦笑)、ふと気づけば40年近くが過ぎていました。
 しかし、いまはインターネット時代です。ネット検索したら簡単に全貌がわかるのではないか――と思い、さっそく実行。
 ヒット数は少ないですが、全体像を把握するには充分でした。ネット情報に修正を加えたのが下のリストです。著者名の表記など、異なっている点があるかもしれませんが、おおむね正しいと思います。(書名の右に添えたのは〈世界大衆文學全集〉における巻数)

1:ストウ『アンクル・トムス・ケビン』*13巻
2:マロー『家なき兒』*2巻
3:コーナン・ドイル『シヤアロツク・ホウムズ』*21巻
4:スチヴンスン『寶島 他二篇』*18巻
5:プラウテイ/ミュルジェ『ステラ・ダラス/ラ・ボエーム』*20巻
九十三年.jpg6:大ヂユマ『巌窟王 上巻』*69巻
7:大ヂユマ『巌窟王 下巻』*70巻
8:バアネット『小公子/小公女』*46巻
9:タフレール『三等水兵マルチン』*31巻
10:施耐庵『水滸傳』*38巻
11:トウヱーン『マーク・トウヱーン名作集』*10巻
12:ハーデイ『テス』*41巻
13:ルブラン『アルセーヌ・ルパン』*4巻
14:ホオル・ケエン『永遠の都』*39巻
15:小ヂユマ/ブレボオ『椿姫/マノン・レスコオ』*5巻
16:サバチーニ『海の鷹』*52巻
17:デイッケンス『オリヴアー・ツウイスト』*9巻
18:ユーゴー『九十三年』*17巻
19:ベネツト『グランド・バビロン・ホテル』*37巻
20:大ヂユマ『三銃士』*6巻

 明らかに〈世界大衆文學全集〉からセレクトされた叢書ですね。40年前の推測は当たっていました(嬉)。
 ほんと、便利な時代になりました。しかし……。こんなに簡単にわかってしまうのは、つまらないような気もします。苦労に苦労を重ねて、足を使いまくって、ようやく情報を得たときの喜びは、ネット検索とは桁違いですから。
 何度も経験したこの感覚は私の人生の宝物でもあります。
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サスペンス・ノベル選集

 昨日の記事の続きです。
 若いころに集めていた海外大衆小説の全集といえば、日本出版協同株式会社〈サスペンス・ノベル選集〉もあります。全12冊の予定でしたが、9冊しか刊行されなかったようです。
①アントニー・ホープ『ゼンダ城の虜』
②スティーブンソン『自殺倶楽部』
③デューマ『黒いチューリップ』
④M・シエリー『フランケンシュタイン』
⑤ルイ・ガレ『シラノの冒険』
⑥ウエルズ『宇宙戦争』
⑦ハガード『ソロモン王の宝窟』
⑧ゲルシュテッカー『ミシシッピーの海賊』
⑨ユーゴー『ノートルダムの傴僂男』
 うほほほ。こうやって書名を見るだけでも、ぞくぞくしますね。いやもう、こういう通俗小説、大好き!
 刊行予定に挙がっていた残りの3冊は、クーパー『鹿殺し』、ロンドン『三つの情火』、サバチニ『海の鷹』です。これらが未刊行に終わったのは極めて残念!

 若いころ、この叢書とは巡り合わせが悪かったようで、3冊か4冊しか持っていなかったと思います。それもいつだったか処分してしまい、一時期は1冊も持っていませんでした。
 その後、何を思ったのか、古本屋を回っていてリーズナブルな値段で売っていると買うようになり、現在、6冊が手元にあります。
ゼンダ城の虜.jpg 自殺倶楽部.jpg 黒いチューリップ.jpg
ソロモン王の宝窟.jpg ミシシッピーの海賊.jpg ノートルダムの傴僂男.jpg
 未所有は3冊。そのなかには『宇宙戦争』や『フランケンシュタイン』もあり、SFファンとしてはそそられますね。(前者は以前、持っていました。後者は見たことないです)
 あ、そうそう。カバーや帯に印刷されている刊行ラインナップはけっこういいかげん(実際の刊行とは異なる)ですから、ご注意ください。
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世界大衆小説全集

 ここんところ、古本屋に足を運ぶ頻度が極端に減りました。私の探している本が売っていることは滅多になくて、もし売っていたとしても手の出る値段ではなく……という状態になってしまったのですね。
 今年にはいってからも、散歩がてら近所のブックオフは覗きましたけれど、いわゆる古本屋には一度も行かず。そういえば、名古屋唯一の古本街(鶴舞~上前津)にも半年近くご無沙汰しているような……。

 と書いたのは先月12日です。
 あれから1ヶ月あまり経ち、ようやく! 所用で出かけたついでに大幅に足を伸ばし、名古屋唯一の古本街に行きました。ただし、そんなに時間の余裕はなく、覗いたのは上前津周辺の3軒だけです(もう1軒あるんですが、日曜定休)。
 そこそこ買いましたけれど、ブログに書きたくなるような本は……。
 あ、そうだ。しょーもないなあと思いつつ、ついつい買ってしまった本を1冊、紹介しましょう。
◎H・C・アンデルセン『即興詩人』小山書店・世界大衆小説全集(56)
 私は若いころ、海外大衆小説の全集ものが好きで、あれこれ収集していました。東京創元社〈世界大ロマン全集(全65巻)〉とか改造社〈世界大衆文学全集(全80巻)〉とか小山書店〈世界大衆小説全集(全12巻)〉とか。
〈世界大ロマン全集〉は完集できましたが、〈世界大衆文学全集〉や〈世界大衆小説全集〉は途中で挫折。20代半ばにしてコレクターを廃業し、古本屋と疎遠になったため、長い間、そのまんまでした。半分くらいしか揃っていなかった〈世界大衆文学全集〉はともかく、〈世界大衆小説全集〉は全12冊のうち10冊まで収集。なんとなく気になっていましたね。
 ショートショートの資料を集めるために古本屋回りを再開。頭の片隅に、欠けている2冊のことはありました。全集の端本自体はまあまあ見かけますが、所有している巻が多く、たまに欠けている巻を目にしても、状態が悪かったりミョーに値段が高かったり。
 それでも未所有2冊のうち1冊は購入。最後に『即興詩人』が残っていたのでした。
 というわけで、40年近くかけて全巻が揃ったのですが、う~~む、別に嬉しくないなあ(笑)。
即興詩人.jpg 世界大衆小説全集.jpg
 新刊書店にも立ち寄りました。購入したのは1冊。
◎澁澤龍彦訳『幻想怪奇短篇集』河出文庫(13)
 前半は、青柳瑞穂との共訳『怪奇小説傑作集4』創元推理文庫(69)に収められた澁澤訳作品から8編をセレクト、後半はアンリ・トロワイヤの短編集『共同墓地 ふらんす怪談』の7編を全収録。
 もちろん『怪奇小説傑作集4』は持っています(ショートショートの視点からも重要なアンソロジーです)し、『ふらんす怪談』に至っては、この記事にも書きましたように、何種類も持っています。しかし、このタイトルで、この表紙デザイン。う~~~ん、手元に置いておきたくなりますねえ。ふう、困ったものです。
幻想怪奇短篇集.jpg 怪奇小説傑作集4.jpg
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「Hard SF Laboratory」130号

「Hard SF Laboratory」130号が届きました。いつもありがとうございます。>石原藤夫さん
 以前から古典SFの研究や資料に多くのページを割いていましたが、ここ数号、その割合が明らかに増えています。古典SFファンにとって嬉しい限りです。
 石原さんを中心とする海野十三研究、あるいはパルプ雑誌紹介は以前から掲載されていますが、それに加えて――
 前々号から、昭和初期に翻訳されたレイ・カミングスのSF長編の連載がスタート。
 前号から、森田裕「コレクターの本棚から」連載開始。私は森田さんにお目にかかったことはありませんが、英米圏SFの超絶コレクターとして、お名前だけはよく聞いています。そんな森田さんの蔵出しSF本の大紹介! 知らないことのオンパレードで、感心を通り越して、呆然の世界に放り込まれます。まさに異次元のコレクターですね。
Hard SF Laboratory.jpg そして今号から、藤元直樹「コウコクのサイエンス・フィクション」の連載がスタートしました。明治時代から昭和初期にかけての広告ページに見る、当時のSF出版状況を豊富な図版とともに紹介してくれています。こちらも読みごたえ抜群。『八十万年後の社會』や『島の娘』の(当時の)新聞広告も掲載されていて、黒岩涙香ファンとしては、おお、眼福、眼福(嬉)。
 いやもう楽しくて、ずーっと読み耽っておりました。

 あ、そうそう。
 今号では、 岡田正也『ベム AGAIN』にも触れていただきました。これも嬉しかったです。
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『一枚のガラスを境にして……』

 紀伊國屋書店では「ほんのまくら」フェアを開催中です。
 ほんのまくら――すなわち作品の冒頭部分だけを印刷した表紙カバーを作り、シュリンク・パック。書名と作者名という、最も重要なデータを客に提供しない本を販売しているのです。面白い企画ですねえ。
 先日、尾川健くん(私の古くからの友人で、何度かブログにコメントも)からメールが届きました。
一枚のガラスを.jpg「紀伊國屋書店に行ったら『一枚のガラスを境にして……』という本を売っていたので、高井さんの分も買っておきました。送りますねえ」
 正直、私には何だかわからなかったのですが、メールには書名に関するヒントも書かれていて、それでようやく、おお、あれか! と気がつきました。
 本日、その本が到着。
 このカバー、いいなあ。しかし、これだけの情報で書名がわかるなんて、すごいなあ。脱帽!
 ともあれ尾川くん。ありがとうございました。
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映画『猛獣WARS』


 映画『猛獣WARS』を観ました。しょーもない映画だろうなあ。でも何か心惹かれてしまうんだよなあ。――と、よくわからない気持ちでレンタルした映画です。
 いやはや、予想を遙かに上回るしょーもなさ(笑)。ふざけているとしか思えない――というより、確実にふざけていますね。>この映画のスタッフ
 私はこんなのが好きですから充分に楽しませてもらいましたが、「ふざけるな。金返せ」と思う人も多いでしょうねえ。尺が短いのも高評価です。あはははは。
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『厭な物語』など

 ちょっと外出し、ひょいと書店を覗きました。
 購入したのは2冊。

◎「100分de 名著」2013年2月号/NHK出版
 NHKの番組「100分 de 名著」のテキストです。この番組は観たことがなかったんですが、今月はデュマ『モンテ・クリスト伯』が採り上げられているんですよね。何度も、それこそ飽きるほど書いていますように、私は『モンテ・クリスト伯』が大好き。これは観なければ! です。
 先週の水曜日(2月6日)に放送された第1回も、もちろん観ました。不満なことがいくつかあり、今ひとつ楽しめませんでしたが、しかし次回を期待する私がいるわけで、こんな本を目にしたら、買わずにはいられません。文章量は多くなく、帰宅したときには読み終えていました。
 番組(第1回)はともかく、このテキストは素晴らしいです。『モンテ・クリスト伯』の書かれた背景をわかりやすく解説。さらに小説を徹底的に解題。――これはいいなあ。
 もやもやしていた気持ちがすっきりしました。第2回、期待します!(2月13日には第1回の再放送がありますので、ご覧になってない方はどうぞ)
100分de名著.jpg 厭な物語.jpg 悪い言葉集.jpg
◎アガサ・クリスティー他『厭な物語』文春文庫(13)
 昨年8月30日の記事で、
>京極夏彦『厭な小説 文庫版』祥伝社文庫(12)の解説――北原尚彦「厭な解説(もっと
>厭な読書案内)」を楽しんでいます。読者に厭な味わいを与える小説の読書案内です。
 と書きました。
 その実作アンソロジーとも言えるのがこの本です。買ったばかりで、目次を眺めて解説を読んだだけですが、けっこう既読作品もあり――うほほーであります。
 巻末(解説のあと)にフレドリック・ブラウン「うしろをみるな」を置くのはいい趣向ですね。
 じっくり楽しみたいと思います。
 関係ないですが、ふと、良い言葉会編『悪い言葉集』青山出版社(02)を思い出しました。「悪い言葉」のみを収録した辞典です。こんなの好きですねえ(笑)。
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映画『俗物図鑑』

 朝っぱらから映画『俗物図鑑』を観ていました。いや、正確に言うと、テレビで流していた、ですね。たまにちらちらと画面に目をやるだけですが、もう何度も観ている映画ですから、その程度で充分に楽しめます。
 とにかく私、原作小説(言うまでもないでしょうが、筒井康隆の作品)が大好きなんですよね。もしかすると、私が初めて新刊発売時に買った筒井康隆のハードカバーかもしれません。これがもう抜群に面白くて! すでに筒井ファンでしたが、この作品を読むことによって熱烈なファンになったのでした。>中学3年の私
俗物図鑑(ビデオ).jpg 俗物図鑑.jpg 俗物図鑑の本.jpg
 ふと思い出し、『俗物図鑑の本』群雄社(82)を手に取りました。1枚のチラシが挟まれていて――ん? 浜松での『俗物図鑑』上映のお知らせチラシですか。「プレビュー」とありますから試写会かとも思えますが、映画の公開は前年ですし……。
 う~~ん。浜松まで観に行ったのかなあ。そんな記憶はないなあ。はて? はて?
 興味のある方もいると思いますので、裏表をアップします(画像クリックで拡大)。
チラシ(表).jpgチラシ(裏).jpg
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『時をかける少女』あれこれ

 そんなわけで、中本奈奈・主演『時をかける少女』を観ました。これで映像化された『時かけ』は全制覇と思います。映画の出来は――う~ん、どうなんでしょう。『時かけ』の映画化として悪くはないけれど、なんだか著しく盛り上がりに欠けているような……。全編がモノクロ映像というのは、ノスタルジックな雰囲気を醸し出そうとしたものでしょうが、功を奏しているとは思えません。かえってマイナスに作用しているような……。
 ともあれ――
 映像化作品を制覇したことで、マンガ化が気になってきました。何か1作、読んだことがあると思うんですが、忘れちゃってて(苦笑)。マンガを放り込んであるダンボールを引っかき回し、発掘しました。
◎原作・筒井康隆/漫画・ツガノガク『時をかける少女(全2巻)』Kadokawa Comics A(04)
 マンガ化作品はほかにもあります。さすがに今回は『時かけ』満腹状態ですが、機会があれば読みたいと思います。
マンガ.jpg シナリオ.jpg フィルムストーリー.jpg
 あれこれ『時かけ』に思いを巡らせていて、久しぶりに原田知世版映画の関連書籍――シナリオとフィルムストーリー(いずれも角川文庫)を手にしました。もちろん、どちらも新刊発売時に購入したものです。
 う~~~~~~ん。懐かしい。懐かしすぎます。
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『時計仕掛けのりんご』

 何やら『時計じかけのオレンジ』が話題になっているので、小説(ハヤカワ文庫NV(77))と映画(ビデオ)を取り出してきました。どちらも懐かしいですねえ。
 久しぶりに映画を観ようかとも思いましたが、137分ですか。長いなあ。
 観るのはやめて、手塚治虫のマンガ『時計仕掛けのりんご』秋田漫画文庫(76)を読むことにしました。『時計じかけのオレンジ』と内容的には関係なく、タイトルだけのパロディです。こちらを読むのも久しぶり。
 このマンガ、途中まではメチャ好きなんだけど、結末が……。久しぶりに読んでも、やはり同じでした。もったいないなあと思います。
時計仕掛けのりんご.jpg 時計じかけのオレンジ.jpg 時計じかけのオレンジ(ビデオ).jpg
 え~。TVドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』は録画してありますが、まだ1話も観ていません。溜めてしまうと観られなくなりますから、そろそろ観ないと。
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『声の網』

 日本SF作家クラブは1963年に発足しました。今年は創立50周年であり、それを記念して、さまざまなイベントや企画が開催あるいは計画されています。1月27日の記事に書いた「日本SF作家クラブと手塚治虫」もそのひとつです。
 私がSF作家クラブに入会させていただいたのは1988年ですから、え~と、25年前ですか。――おお、クラブの歴史のちょうど半分ですね。
 50周年記念ロゴマーク(デザイン:YOUCHAN)はさまざまな広報活動はもちろんのこと、クラブ会員の新刊に使われたりもしていますので、ご存じの方も多いと思います。いや、新刊に限らず――
「角川文庫の重版分には記念ロゴ入りの帯が付けられるんだよ~」と、星マリナさんが『声の網』の増刷本(平成24年10月30日 改版14版発行)を送ってくれました。マリナさん、ありがとうございます。
 昨年、新装版が出た『きまぐれ星のメモ』や『きまぐれ博物誌』の帯にも同じロゴが使われていますが、『声の網』ではどっかんと大きく……。当然ホシヅルも大きくて、とってもいい感じです。
声の網(重版).jpg きまぐれ星のメモ.jpg きまぐれ博物誌.jpg
帯.jpg
 うちの『声の網』はこれで6冊になりました。
 講談社(70)/講談社文庫(73)/新潮社・星新一の作品集(74)/角川文庫(85)/角川文庫(08・改版)
声の網(講談社).jpg 声の網(講談社文庫).jpg 声の網(新潮社).jpg
声の網(角川文庫).jpg 声の網(改版).jpg
 星新一の作品集・愛蔵版があれば完璧ですが、さすがにそこまでは……。
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マレイ・ラインスター

 そんなわけ(前の記事のコメント欄参照)で、マレイ・ラインスターの邦訳書を調べてみました(児童書は除く)。
 ハル・クレメント同様、特に追いかけていたわけではなく、目についた本を買っていただけですが、けっこう持っていますね。うちの書棚に見当たらなかったのは『ガス状生物ギズモ』だけでした。しかしこれ、読んだ記憶があります。どこかに紛れ込んでいるのかも。
 以下、邦訳書リストです(児童書を除く)。

『第五惑星から来た4人』創元推理文庫(65)
『宇宙震』ハヤカワSFシリーズ(65)
『宇宙行かば』ハヤカワSFシリーズ(66)
第五惑星から来た4人.jpg 宇宙震.jpg 宇宙行かば.jpg
『タイム・トンネル』ハヤカワSFシリーズ(67)
タイム・トンネル/② タイムスリップ!』ハヤカワSFシリーズ(67)
『異次元の彼方から』ハヤカワSFシリーズ(69)
『ガス状生物ギズモ』創元推理文庫(69)
タイム・トンネル.jpg タイムスリップ!.jpg 異次元の彼方から.jpg
『オペレーション外宇宙』早川書房・世界SF全集(69)*ハミルトン『時果つるところ』との合集
『地の果てから来た怪物』創元推理文庫(70)
『青い世界の怪物』ハヤカワSF文庫(70)
オペレーション外宇宙.jpg 地の果てから来た怪物.jpg 青い世界の怪物.jpg
メド・シップ 祖父たちの戦争』ハヤカワ文庫SF(84)
メド・シップ 惑星封鎖命令!』ハヤカワ文庫SF(85)
メド・シップ 禁断の世界』ハヤカワ文庫SF(86)
祖父たちの戦争.jpg 惑星封鎖命令!.jpg 禁断の世界.jpg
『メド・シップ』3部作は読んでいません。実を申せば10年くらい前まで、発行されていることすら知りませんでした。ショートショートの資料を集めるために古本屋を回るようになって、「へえ。ラインスターだ。懐かしいなあ」と。
 私が調べた限りですが、ハヤカワSFシリーズで出た5冊は、いずれも文庫化されていないようで……。せめて短編集『宇宙震』だけでも、と思います。
内容紹介.jpg
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ハル・クレメント

 2010年7月21日の記事『70億の針』や同年8月14日の記事『SF/フェチ・スナッチャー』でも書きましたが、私はハル・クレメントが好きです。といっても、おもに読んでいたのは中学から高校にかけてですから、40年くらい前の話になってしまいますね。
 ゆえあって、ふとクレメントが気になり、邦訳書(児童書を除く)を調べてみました。
 すると――
 へえ。これだけしか出てなかったのか。ほとんど読んでるなあ。
 好きなことは確かですけれど、特に追いかけていたわけではなく、目につくと買って読んでいた程度ですから、この結果は意外でした。
 書棚を見回したところ、文庫による再刊以外、すべてありました。せっかくなので、著作リスト(児童書を除く)とともに書影をご覧に入れます。

『20億の針』創元推理文庫(63)
『重力の使命』ハヤカワSFシリーズ(65)/ハヤカワ文庫SF(85)
『重力への挑戦』創元推理文庫(65)*『重力の使命』の別訳
『テネブラ救援隊』創元推理文庫(70)
20億の針.jpg 重力の使命.jpg 重力への挑戦.jpg テネブラ救援隊.jpg
『アイスワールド』ハヤカワSFシリーズ(71)
『超惑星への使命』ハヤカワSFシリーズ(74)*『重力の使命』の続編
『一千億の針』創元推理文庫(79)*『20億の針』の続編
『窒素固定世界』東京創元社・イラストレイテッドSF(81)/創元推理文庫(84)
アイスワールド.jpg 超惑星への使命.jpg 一千億の針.jpg 窒素固定世界.jpg
 いやあ、懐かしいですね。
 しかし発行年を見ると、最も新しくて1985年のハヤカワ文庫SF版『重力の使命』ですか。
 もしかして、クレメントも“忘れられたSF作家”の仲間入りをしているんでしょうかねえ。だとしたら淋しいです。
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