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映画『哀憑歌 CHI-MANAKO』

哀憑歌.jpg 映画『哀憑歌 CHI-MANAKO』を観ました。『哀憑歌』3部作の第1作です。第2作『哀憑歌 NU-MERI』、第3作『哀憑歌 GUN-KYU』は以前に観たことがあり、最後に第1作を観たことになりますけれど、それぞれは完全に独立していますので、問題はありません。
 ウサギの呪いだか祟りだか、主人公は徐々にウサギ化していきます。目が赤くなり、生野菜をむさぼり、声が出せなくなり……。ホラー映画なんですが、ゾンビでもなく巨大でもなく集団でもないウサギが襲ってきても、ぜーんぜん怖くないですねえ。まあ、雰囲気は楽しかったです。

 で、はたと大昔に書いたショートショート(と言えるか?)を思い出しました。
 え~、ここにアップしちゃいます。もちろん未発表です。


         ウサギ

 寝不足だった。
 厭な夢にうなされ、なかなか眠れなかったのだ。
「ふあーあ」
 大きく伸びをしてベッドから降り、洗面所に向かう。
「もう、朝だもんな。眠い眠い」
 ぶつぶつと愚痴をこぼしながら、鏡を覗きこむと、
「あ!」
 思わず声が出てしまった。眼が充血して、真っ赤になっていたのだ。
「ははははは……」
 それを指さして、笑った。
「ウサギだ、ウサギだ」
 ぴょんぴょん、と跳びはねた。
「あはははは……。ウサギ、ウサギ」
 部屋の中を跳び回り、時折、確認のために鏡を覗きこむ。
「あれ?」
 何度目かで鏡を覗いた時、おかしなことに気がついた。――耳が、ピンと直立して、上に向かって伸びている!
「あはは」
 大声で指さして、笑った。
「ウサギだ、ウサギだ」
 ぴょんぴょん跳ねる。
 そして数分後、おれはホントのウサギになっていた。
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ラジオ「Reading for Your Heart」

 J-WAVEのReading for Your Heart(夜9時50分から)において、4月16日から5日間「星新一スペシャル」としてショートショート5話の朗読があります。ラジオ放送後の1週間、番組サイトでのストリーミング放送もあります。
――星新一公式サイトより――

 あ、しまった。忘れてた。来週になったら聴けなくなってしまう。
 というわけで、さっそく聴いてきました。
 皆さんもお急ぎください。

 4月16日(月)「ウサギとカメ」――『未来いそっぷ』に収録
 4月17日(火)「とりひき」――『だれかさんの悪夢』に収録
 4月18日(水)「やはり」――『未来いそっぷ』に収録
 4月19日(木)「便利なカバン」――『だれかさんの悪夢』に収録
 4月20日(金)「オオカミがきた」――『未来いそっぷ』に収録
未来いそっぷ.jpg だれかさんの悪夢.jpg
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『近代日本奇想小説史』

 本年度の日本推理作家協会賞・評論その他の部門に、横田順彌さんの『近代日本奇想小説史 明治篇』ピラールプレス(11)が選ばれたとのこと。日本SF大賞特別賞、大衆文学研究賞に続いての受賞ですね。
 おめでとうございます!
 先月、『近代日本奇想小説史 入門篇』ピラールプレス(12)も出ています。これ、まだ読んでいません。読まなきゃ。
明治篇.jpg 背.jpg 入門篇.jpg
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「CRYSTAL」

「ベム」創刊号・復刻版の改訂版を作りました(一昨日、4部だけ作って挫折したバージョンが初版)。初版の附録は「ベム」総目次だけでしたが、改訂版では「復刻版刊行にあたって」を添えました。
 いや、それにしても……。
『正也君再び近鉄特急に乗る』を出したとき、こういう手作りファンジンを出すのはこれきりだろうと思っていました。ところが、ひと月後には『愛しのベムは今何処』を出してしまい、さらに10日も経たないうちに……。
 送料だけでも馬鹿にならんなあ。――というのが正直なところ。何しろ、すべて自腹ですからね。
 そんなわけで、この復刻版は送付せず、何かの機会(会うときとか、別件で何か送るときとか)に差し上げることにします。>岡田ファン各位

 さて。
 ゆえあって、古いファンジンを入れてあるダンボールを開けました。この「ゆえ」については、拙ブログの読者のうち何人かは「ははあ、あれか」と頷かれるでしょう。はい、あれです。
 SFアート専門のファンジン「CRYSTAL」をぱらぱらと眺めていて――
 おお、そうだった、そうだった。
 3&4合併号(1971年刊)には「THE PLANET OF THE STAR CRANED(星ヅルの星)」なるイラストが掲載されています。そのタイトル通り、ホシヅルわらわら。
「CRYSTAL」3&4合併号はB4判という超巨大ファンジンです。通常サイズ(A5判)の5号(1971年刊)と並べた写真をご覧に入れましょう。
CRYSTAL.JPG 星新一散歩道.jpg
 このイラストは『星新一散歩道』エヌ氏の会(1975年刊)の表紙に使われています。上の書影は「CRYSTAL」3&4合併号と同じ大きさですが、縮小率がまるっきり違いますので、お間違えなく。A5判(「CRYSTAL」5号と同じサイズ)です。
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「ベム」創刊号・復刻版

 ふと思い立って、ファンジン「ベム」創刊号の復刻版を作ってみました。全ページをスキャン。印刷して製本して、とりあえずは1冊。手書きのガリ版印刷や青焼きコピーのイラストが再現でき、いい感じです。気に入りましたが、問題点がひとつ。想像以上に作業が面倒臭かったのですよ(苦笑)。
 ほとんどは文字原稿ではなく画像なので、印刷に時間と手間がかかります。折込みページがあり、製本に気を遣います。
 まとめて印刷・製本すれば、そんなに面倒臭くないかな。――と、試しに3冊まとめて作ってみましたが、やはり面倒臭い。
 計4冊。ここで根気が失せました。こんな数では贈呈もできないし、さて、どうしましょう。時間や手間がかかるのは、私のプリンターの性能に起因するところが大きいと思います。最新のプリンターを買えば、問題の多くは解決するのでしょうが、う~む……。
 この件、しばらくペンディングです。
原本.jpg 復刻版.jpg
「ベム」創刊号の原本(左側)はA5判より少し大きいサイズ、私が作った復刻版(右側)はA5判です。紙質も違います。
 また、復刻版には巻末附録として、「ベム」全12冊の総目次を付けました。

【追記】
 本文ページを写真でご覧に入れましょう。>復刻版
 左がガリ版印刷のページ、右が青焼きコピーの折込みページ。スキャンした画像を印刷したものですが、けっこう忠実に再現できたと思います。
サンプル.JPG
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映画『怖来 furai』

怖来.JPG 映画『怖来 furai』を観ました。風呂上がりのビールを飲みつつ、『キューブ』と似ているなあ、な~んて漫然と観ていたのですが、ラストで「うひゃあ!」となりました。
「注文の多い料理店」でしたか。気がつかなかったですねえ。同時にタイトルの意味がわかり、にんまり。
 拙著『ショートショートの世界』集英社新書(05)で――
>タイトルがオチになっている場合もある
 と書きました(164ページ)が、まさに! であります。
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『ショートショートの花束4』

 新刊――阿刀田高編『ショートショートの花束4』講談社文庫(12)を買いました。『~の花束』と衣替えをしての4冊目です。
『ショートショートの花束1』2009年3月18日発行
『ショートショートの花束2』2010年4月15日発行
『ショートショートの花束3』2011年4月15日発行
『ショートショートの花束4』2012年4月13日発行
 いいペースで刊行されていますね。
 目次を眺め、「おお!」と家田満理「女も、虎も……」を読みました。発想はよくて、途中まで面白いのですが、この結末は……。惜しい!
ショートショートの花束1.jpg ショートショートの花束2.jpg ショートショートの花束3.jpg ショートショートの花束4.jpg
 書店では「新潮45」の今月号を立ち読みしました。長山靖生「とうに未来を過ぎて」に星一『三十年後』が採り上げられているのです。私、『三十年後』が大好きなんですよね。といっても、読んだのは何十年も前で、内容はすっかり忘れていますが(苦笑)。久しぶりに読み返そうかしらん。
星の秘宝を求めて.jpg ちなみに、「とうに未来を過ぎて」はブラッドベリ『とうに夜半を過ぎて』集英社(78)/集英社文庫(82)/河出文庫(11)を意識したものと思います。

 古本屋にも寄り、何冊か買いました。そのうちの1冊はキース・ローマー『星の秘宝を求めて』ハヤカワ文庫SF(79)です。この本を買った理由は、この記事を。
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TV映画『モンキー・キング』

 中国の四大奇書といえば『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』の4作品です。いずれも好きですが、なかでも私、『西遊記』と『水滸伝』が大好き。小説はもちろん、マンガ、アニメ、映画、TVドラマ、TVゲームなど、いろいろな媒体で楽しませてもらっています。
 両作品とも、最も強く印象に残っているのは岩波少年文庫版です。久しぶりに岩波少年文庫を手に取ってみました。
『西遊記』を読んだのはいつなのか、覚えていないのですが、うちにあるのは1964年と1965年に発行された本です(初版は1955年)。この発行年から推察して、たぶん私が8歳か9歳のころでしょう。あのころの岩波少年文庫は現在とは違って、ダンボールみたいな函にはいっていたんですよね。う~~ん、懐かしい。
『水滸伝』を読んだのは覚えていて、中学1年のときです。うちにある本は1969年の発行(初版は1959、60年)。ちょっと洗練された函になりました。
西遊記・上.jpg 西遊記・中.jpg 西遊記・下.jpg 水滸伝・上.jpg 水滸伝・下.jpg
 さて。
 アメリカのTV映画『モンキー・キング 西遊記』を観ました。
『西遊記』の後日談、と言っていいんでしょうか。現代のアメリカ人学者が『西遊記』の世界にタイムスリップし、孫悟空たちとともに『西遊記』の原書を求めて大冒険を繰り広げます。しかしながら、観音さまは学者さんと恋に落ちちゃうし、呉承恩(『西遊記』の作者)や孔子(なぜか日和見主義の小悪人)も出てくるし……。ま、それなりに面白く観ましたが、これはもはや『西遊記』ではないですね(笑)。
『西遊記』の続編といえば、大学生のころに読んだ寺尾善雄訳『後西遊記』秀英書房(77)は面白かったなあ。同じく寺尾善雄訳『水滸後伝』秀英書房(78)も。
モンキー・キング.jpg 後西遊記.jpg 水滸後伝.jpg
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映画『惑星アドベンチャー』

 映画『惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来!』を観ました。ジャケットには――
>1953年制作の地球侵略SFとしては世界初のカラー作品。
惑星アドベンチャー.jpg と書かれています。
 いつの間にか家族や友人がエイリアン(あるいは、その手先)になっている。――こういうタイプの映画が好きなことは、これまでにもたびたび書いてきました(たとえばこの記事)。『惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来!』も同タイプです。
 同じころに作られた映画と並べてみますと――
『遊星よりの物体X』1951年(モノクロ)
『惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来!』1953年(カラー)
『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』1956年(モノクロ)
 なるほど~。これは(個人的に)観ておかなければならない映画でしたね。今まで観ずに過ごしたことが悔やまれます。
 トビー・フーパーによるリメイク『スペース・インベーダー』も観たことがありません。機会があれば、ぜひ観たいと思います。
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映画『怪談生娘吸血魔』

 映画『怪談生娘吸血魔 アトム・エイジ・ヴァンパイア』を観ました。1960年のイタリア映画(のアメリカ制作版)です。
 ジャケットには――
>配給会社のせいで日本公開では『怪談生娘吸血魔』と奇妙なタイトルになっているが、
怪談生娘吸血魔.jpg>米題は“Atom Age Vampire”である。
 と書かれています。その配給会社とは大蔵映画――そう、今月上旬に観た『怪談バラバラ幽霊』沖縄怪談 逆吊り幽霊・支那怪談 死棺破り』『生首情痴事件』の大蔵映画です。これらと『怪談生娘吸血魔』が併映されていても、全く違和感がないですよね(笑)。さすが大蔵映画!
 そういえば似たようなタイトルの映画があったなあ。
 すぐに『女吸血鬼』と『花嫁吸血魔』が脳裡に浮かびました。新東宝の制作ではありますが、やはり大藏貢の怪談映画です。
 この記事に――
>『女吸血鬼』は、そのタイトルに反して女吸血鬼は出てきません。出てくるのは、
>月の光を浴びると変身する、まるで狼男みたいな男吸血鬼(笑)。
 と書きました。『怪談生娘吸血魔』も似たようなものなんですよね。主役の女性は生娘ではない(と思う)し、吸血モンスターになるわけでもないし……。実はモンスターになるのは男性(マッドサイエンティスト)ですが、血を吸ったりしません。あえて言えば「ジキル博士とハイド氏」に近く……。
 欠点は山ほどありますが、楽しい映画でした。満足。
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『にんじん』

 先月末、水野英子・画『愛の贈りもの ―O・ヘンリー短編集―』ユニコン出版・世界名作コミック(78)を入手しました(入手の経緯はこの記事参照)。その際、ほかにショートショートのマンガ化作品集が出ているかも、と〈世界名作コミック〉の目録をチェック。
にんじん.jpg ルナール『にんじん』もラインナップにあり、まあ、『にんじん』をショートショートと読むのは少し無理があるかとは思いますが、短い連作集であることは間違いありません。
 どこかで見かけたら買おう、と思っていたところ――
 あっという間に見かけてしまいました。
◎ルナール・原作、岡田和・画『にんじん』ユニコン出版・世界名作コミック(77)
 そんなにありふれた本ではないようですが、こういうことがあるから、古本の世界は楽しいんですね。あはははは。
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『けんはへっちゃら』

 数日前、最寄りの図書館に行きました。ふだん、私はあまり図書館を利用しなくて、ここに足を運ぶのは2 ~3年ぶりと思います。
 用事を済ませて帰ろうとしたとき、出口の前で、ん? と立ち止まりました。「ご自由にお持ち帰りください」のコーナーが目にとまったのですね。図書館の廃棄本+図書館利用者の不要本。
 へえ、こんなのがあったんだ。
 20冊くらいしか置かれてなく、期待はできませんけれど、とりあえずチェック。
 おおっ、面白そう! ――と1冊、もらって帰ることにしました。
 谷川俊太郎著・和田誠画『けんはへっちゃら』あかね書房・創作どうわ絵本(65)
 で、つい先ほど読了。要するに現代版「わらしべ長者」の話(ただし主人公は子ども)で、なかなか面白かったです。
けんはへっちゃら.jpg ワッハワッハハイのぼうけん.jpg
 この2人がコンビを組んだ本で、私が大好きなのは『ワッハワッハハイのぼうけん』講談社の創作童話(71)/新風舎(05)です。懐かしくなって、久しぶりに再読。
 うん、やはり面白いです。ナンセンス童話の傑作と思います。機会があれば、ぜひお手に取ってみてください。
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ハガジン「ミクロSF」

 SFファンの先輩・若尾天星さんから「ミクロSF別冊」1号(1972年3月1日発行)をいただきました。戸倉正三――SFファンダムにおけるショートショートの雄が発行したファンジンです。

 ハガジンをご存じでしょうか。ハガキ・ファンジンのことで、要するにハガキの裏表を有効活用して作られたファンジンです。
 その嚆矢であり代表と言えるのが、戸倉正三が発行していた「ミクロSF」なんですよね。毎号、ショートショートを1編ずつ掲載。若尾さんにいただいたのは、その別冊です。
 本誌(ハガジン)は少ししか持っていないので、詳しいことはわからないのですが、手持ちの本誌、それと「宇宙塵」の「ファンジン・レビュー」を参考にまとめますと――
「ミクロSF」創刊号(1969年2月1日発行)*ハガジン。「ミクロSF」15号(1969年6月21日発行)からの情報。
 以後、ほぼ旬刊のペースで刊行。
「ミクロSF別冊」1号(1972年3月1日発行)*ハガジンではなく、B5判、22ページの冊子。これを若尾さんからいただきました。大感謝。
「ミクロSF別冊」2号(1972年発行?)*B5判、24ページ。「宇宙塵」166号「ファンジン・レビュー」からの情報。
「51~100ミニショート集(再録版)」1973年発行?*A5判、56ページ。「宇宙塵」173号「ファンジン・レビュー」からの情報。
「ミクロSF」124号(1973年発行?)*ハガジン。「宇宙塵」173号「ファンジン・レビュー」からの情報。これが「ミクロSF」最終号?
ミクロSF15号(表).jpg ミクロSF15号(裏).jpg ミクロSF別冊1号.jpg
 上の画像は、「ミクロSF」15号(両面)、「ミクロSF別冊」1号です。
 ファンジンではありますが、「ミクロSF」は、日本ショートショート史上、特筆すべき存在と思います。詳しいことをご存じの方、ご教示いただければ幸いです。
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『愛しのベムは今何処』

 岡田正也『愛しのベムは今何処』なるファンジンを作りました。岡田正也ファンジン・デビュー50周年記念作品集の第2弾。
愛しのベムは今何処.jpg 第1弾『正也君再び近鉄特急に乗る』は小説集でしたが、今回はエッセイ集です。
 古くは「ミュータンツ」創刊号(1963年)に掲載された「自己紹介」から、新しくは「FAR SIGHT」第9号(1985年)に掲載の表題作まで、全9編。――まとめて読むと、タイムスリップしたような気持ちになります。
 私が学生のころに編集・発行した『《世界大ロマン全集》解説総目録』に寄稿していただいた「ハガードとの出会い」も収録しました。2番目に新しいのですが、それでも1979年の発行でして、う~~ん、33年前ですか……。
 ちなみに、『正也君再び近鉄特急に乗る』同様、『愛しのベムは今何処』も超・少部数発行です。もちろん、今回も非売品。『正也君再び近鉄特急に乗る』を喜んでくれた方々に進呈することにし、すでに発送済みです。お楽しみいただくと同時に、岡田さんを偲んでいただければ嬉しいです。

 あ、そうそう。
 こういう手作りファンジンも面白いなと思ったのは、眉村卓『自殺卵』チャチャヤング・ショートショートの会(2012年3月2日発行)を手にしたことがきっかけです。大熊宏俊さんが作られたもの。内情は聞いてないので知りませんけれど、たぶん非売品で、発行部数は極めて少ないと思います。(ここ参照)
 へえ。手作りでも、いい感じじゃん。これなら気楽に出せるし……。
 ――というわけなのでした。
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「野性時代」5月号

野性時代.jpg 本日発売、「野性時代」5月号は「特集 星新一にまなぶショートショートの作法」です。80ページ近い大特集で、しかもカラー! 内容も素晴らしく、好企画だと思います。ぜひ!

 と、これだけでは淋しいので、最近出版された本のうち、ショートショート関連で注目すべき本をご紹介しましょう。
◎田中慎弥『田中慎弥の掌劇場』毎日新聞社(12)
◎井上ひさし『言語小説集』新潮社(12)
◎ゾーシチェンコ『俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集』群像社(12)
田中慎弥の掌劇場.jpg 言語小説集.jpg 俺の職歴.jpg 世界ユーモア文学全集12.jpg
 特筆しておきたいのは『俺の職歴』ですね。いやあ、ゾーシチェンコの本が出るとは、驚きました。
 私がこの作家を知ったのは、『世界ユーモア全集 第12巻』筑摩書房(61)でした。この巻はニクリッシュ「パパにはかなわない」+「現代ロシア短編集」という構成で、後者には計24編収録。その内訳は――
 アントン・チェホフ(5編)、アルカージー・アウェルチェンコ(2編)、ミハイル・ゾシチェンコ(6編)、ワレンチン・カターエフ(1編)、イリフ、ペトロフ(3編)、ボリス・ラスキン(3編)、イオニード・レンチ(1編)、イワン・ゴレーロフ(2編)、ドゥイホビチヌイ、スロボツコイ(1編)。
 いずれも短く、はい、ショートショートです(嬉)。
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『バトルオワライヤル』

 DVD『バトルオワライヤル』を観ました。関西の芸人たちが小道具を使って、ひたすらボケまくるライブの映像です。面白さ云々より、よくやるなあと呆れてしまったのですが、それはともかく……。
バトルオワライヤル.jpg 浅越ゴエのボケに対して、(顔が映っていないので定かではないのですが、たぶん)ケンドーコバヤシが――
「ショートショート。あいつ、これから星新一や」
 思わず笑みが浮かんでしまいました。思いもかけないところで星新一の名前を聞くと、なんだか楽しくなってしまいます。

 下の映像、4分過ぎです。

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映画『生首情痴事件』

 引き続き、やはり大蔵映画の『生首情痴事件』を観ました。夫に殺された妻が生首の怨霊となり、夫とその愛人に復讐をする話です。
 映画のなかに、こんなセリフがありました。
「なに? ホトケさんの首だけがどうしても見つからない? そんな馬鹿なことがあるもんか。(中略)からだが残っていて首だけが見つからんなんて考えられんよ」
 もちろん首だけではなくて、頭部全体が見つからないのです(笑)。グッドタイミング!(昨日の記事参照)

生首情痴事件.jpg おっと。
 書いてなかったですが、今回の大蔵映画3本の封切年は――
『怪談バラバラ幽霊』1968年
沖縄怪談 逆吊り幽霊・支那怪談 死棺破り』1961年
『生首情痴事件』1967年
 内容もすごいけれど、タイトルもすごい。私が怪獣映画を嬉々として観ているころ、大人はこんな映画を観ていたのですね(笑)。

 というわけで、大蔵映画鑑賞会はこれにて終了です。楽しかった~。
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映画『逆吊り幽霊・死棺破り』

 映画『怪談バラバラ幽霊』を観て、むか~し、こんなネタを思いついたことを思い出しました。どこかで使ったかもしれないのですが、覚えていません。
 せっかくなので、ここに書いておくことにしました。


逆吊り幽霊.JPG      首なし死体

「首なしの全裸死体だと? 遺留品は?」
「何もありません」
「そうか。身元の特定に苦労しそうだな」
「いえ、もう身元はわかっています」
「え?」
「ないのは首だけですから」

 さて。
 映画『沖縄怪談 逆吊り幽霊・支那怪談 死棺破り』を観ました。『怪談バラバラ幽霊』と同じく大蔵映画です。
沖縄怪談 逆吊り幽霊』のなかに『支那怪談 死棺破り』が挿入されているという構成で、全体的なストーリーは『四谷怪談』の現代版。――ごった煮感満載です。
 こういう猥雑な映画も好きですね。楽しかったです。

ポスター.JPG【追記】4月9日
 山田誠二『幻の怪談映画を追って』洋泉社(97)には数多くのポスターが掲載されています。そのうちの1枚がこれ。
>アメリカ映画『太陽の怪物』と併映で三本立に見えるように
>作られた「世界怪談集」
 と添え書きがあります。
 ははは。ムチャしますねえ(笑)。
『太陽の怪物』は以前に観たことがあります。
 月の光を浴びると変身するのは狼男ですが、この映画の主人公は太陽の光を浴びると怪物に変身します。
 傑作とは言えませんが、けっこう面白かった印象が残っています。
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映画『怪談バラバラ幽霊』

 だいぶ前のことですが、山田誠二『幻の怪談映画を追って』洋泉社(97)を読み、大藏貢の怪談映画に強く惹かれました。以来、機会があれば観るようにしています。
怪談バラバラ幽霊.JPG 本日、『怪談バラバラ幽霊』を観ました。これまで大藏貢の怪談映画は何本か観てきましたが、いずれも新東宝製作のものでした。『怪談バラバラ幽霊』は大蔵映画の製作!(嬉)
 バラバラ死体の幽霊はやはりバラバラという、ほんとか?(笑)的な幽霊が復讐をする話です。幽霊となった腕や脚が宙を飛びます。
 呆れる設定&しょーもない展開で、真剣に観たら「馬鹿にしてるのか」となりかねないのですが、画面からほとばしるエネルギーに魅せられました。なんなのでしょう、この不可解な魅力は。
 面白かったです。
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映画『東京湾炎上』

 映画『東京湾炎上』を観ました。1975年の東宝映画で、原作は田中光二『爆発の臨界』です。
 この映画を観るのは初めてと思います。
 うわあ、こんなに面白かったのか。――これまで観ないで過ごしてきたことを後悔しています。
 もっとも、私が積極的に映画を観るようになるのは大学に入学後――つまり1977年以降でして、それまではテレビのロードショーを楽しむくらいでしたから、仕方がないかもしれません。
 あのころ、もちろん田中光二の小説は読んでいました。それも、かなり熱狂的に。
爆発の臨界.jpg『爆発の臨界』は初刊本(ノン・ノベル)を読みました。この本に限らず、ノン・ノベルで刊行されていた長編はいずれも面白かったですね。SFとか非SFとか、関係なく。
 懐かしいです。
『大滅亡 ダイ・オフ』1974年2月刊
『爆発の臨界』1974年9月刊
『怒りの聖樹』1977年6月刊
『大いなる逃亡』1977年10月刊
『黄金の罠』1979年9月刊

大滅亡.jpg 怒りの聖樹.jpg 大いなる逃亡.jpg 黄金の罠.jpg
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国際秘宝館

 忘れられないローカルCMソングはいくつもあります。そのうちのひとつが――
 その名も国際秘宝館~♪
 三重県にあった国際秘宝館のコマーシャルです。私が聴いていたのは30年以上前だったと思うのですが、このフレーズは脳裡に焼きついていますね。

 興味はありましたが、一度も行くことはなく、時が過ぎていきました。
 で、今日です。レンタルビデオショップで、ふだんは滅多に足を運ばないバラエティ・コーナーを眺めていましたら、ん? 『元祖国際秘宝館』?
 ジャケットの説明文を読みますと、おお! あのCMの国際秘宝館ではないですか。
 ええ、借りましたとも。
 来場者の視点で館内を歩いてくれます。――そうか~。なるほど~。こんなものが展示されていたのか~。すっごいなあ。
 1972年10月13日にオープンし、5年前の2007年3月31日閉館。
 古き良き昭和の産物なんでしょうね。こういう施設が消えていくのは淋しいですが、仕方がないのかなとも思います。
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