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武野藤介・所有本リスト(続)

 名古屋古書会館にて本日スタートの古書即売会に行ってきました。
 けっこう嬉しい収穫もあり、ほくほくと帰宅。そのうちの1冊は武野藤介『私は泣かない』紫書房(53)です。
 昨年10月3日、「武野藤介・所有本リスト」をアップしました。私が所有している武野藤介の著作リストです。
 あれから1年経つんですねえ。この1年で何冊増えたのかな、とチェックしてみると――
『旅と女』同人社(57)
『艶話の屑籠』朱雀社(59)
 ありゃ。今日の『私は泣かない』も含めて、たったの3冊ですか。
 先は長い……。
私は泣かない.jpg 旅と女.jpg 艶話の屑籠.jpg

【追記】10月1日
「中日新聞」朝刊より――
新聞記事.jpg
「一階は―中略―百円均一コーナーもある」と書かれていますが、1階はすべて100円均一です。壮観ですよ~。
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映画『ブラッド・エンジェル』

ブラッド・エンジェル.jpg 映画『ブラッド・エンジェル』を観ました。ほとんど期待していなかったのですが、これがなかなか面白くて……。
 似たような映画、どっかで観たなあ。あ、そうか。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』か。――と思ってネット検索してみたら、やはりそのようなことが多数書かれていました。
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』はメジャー・タイトルですから、ご覧になった方も多いでしょうね。前半と後半が全く別の映画になっちゃってることで有名――言ってしまえば、筒井康隆のショートショート「亭主調理法」みたいな作品です。←違うか(笑)。
『ブラッド・エンジェル』が似ているのは、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の後半。あちらはヴァンパイア、こちらはグールという設定ですが、特殊メイクを見る限り、似たようなものです。ヴァンパイアと言われればヴァンパイアだし、グールと言われればグールだし……(笑)。
 もちろん、面白さは『フロム・ダスク・ティル・ドーン』が圧倒的で、『ブラッド・エンジェル』が劣化バージョンであることは否めませんけれど、この程度の劣化は問題ないです。充分に楽しめました。
グール.jpg
【蛇足1】
『ブラッド・エンジェルズ』なんてタイトルの映画もあって、別物ですから、ご注意を。こちらはヴァンパイア映画です。
【蛇足2】
 グールといえば、そのものズバリのタイトルの映画があったなあ……とビデオ収納庫へ。ありました。>『グール』
 内容うろ覚えですが、けっこう楽しめた印象が残っています。
 B級映画、大好き!
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映画『宇宙大怪獣ドゴラ』



 とまあ、そんなわけ(この記事のコメント欄参照)で、映画『宇宙大怪獣ドゴラ』をレンタルしてきました。
 いわゆる怪獣映画を期待すると、肩透かしを喰わされます。だいたい、怪獣(正確には宇宙細胞、だそうです)ドゴラはほとんど登場しないし……(笑)。
 とはいえ、つまらないかというと、そんなことはなくて、むしろ私好みの映画なのでした。
 本編だけではなく、DVDの特典映像「不定形怪獣「ドゴラ」ができるまで」も見ごたえ充分。ほんと、楽しませてもらいました。
 この映画を観る機会を作ってくれた山本孝一さん、北原尚彦さんに感謝です。
 ありがとうございました。

 横田順彌のショートショート「綿花大怪獣・ドテラ」を思い出したりして。
 あ、いや、ただ字面が似ているだけですが(笑)。
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『怪獣文学大全』など

 この記事のコメント欄に光瀬龍「マグラ!」の話題が出ています。
 コメント欄に書きましたように、「マグラ!」は東雅夫編『怪獣文学大全』河出書房(98)に収録されています。同書の姉妹編、それに同趣向のアンソロジーも併せて、書影をアップすることにしました。

 東雅夫編『怪獣文学大全』河出文庫(98)
 東雅夫編『恐竜文学大全』河出文庫(98)
『怪獣総進撃 怪獣小説全集Ⅰ』出版芸術社(93)
『怪獣大戦争 怪獣小説全集Ⅱ』出版芸術社(93)
怪獣文学大全.jpg 恐竜文学大全.jpg 怪獣総進撃.jpg 怪獣大戦争.jpg
 こういったアンソロジーは、ほかにも出ていると思いますが、うちにあるのはたぶんこれだけです。
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映画『キューブ ゼロ』

 昨日の記事を書く際、映画『キューブ』のことを簡単にネット調査しました。『キューブ2』『キューブ ゼロ』と続編が作られ、3部作とのこと。
『キューブ2』の評判は芳しくありませんが、『キューブ ゼロ』はなかなか面白そうです。
 今度レンタルショップに行ったら、探してみようかな。
 なんて思っていた矢先、近所のスーパーに行ったところ、中古&アウトレットDVDのセールをやっていて――
 あは。『キューブ ゼロ』だあ。
 こういうタイミングというか縁というか、大切にしないといけないですね。購入して帰り、さっそく観ました。
キューブゼロ.jpg 第1作『キューブ』のプレ・ストーリーです。映画としての面白さ(斬新さや緊張感)は第1作が遥かに勝りますが、続編に過大な期待は禁物です。そういった意味では充分に合格点ではないでしょうか。スプラッタ描写はこちらのほうが上で、その点が私好みということはありますけれど、充分に楽しめました。
 ラストシーンは、第1作を先に観ていれば「おっ」となりますが、観ていない人には意味不明でしょうね。こういう終わり方は、印象的であることは確かですが、反則かも。
 ともあれ、第2作『キューブ2』も気になってきました。
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映画『デス・キューブ』

 映画『エイリアン IN キューブ』に呆れたと、先日の記事に書きました。ほんと、どこが『エイリアン』? どこが『キューブ』? なんですよね。
『エイリアン』は私のなかで別格の映画ですから、比較の対象にはなりませんが、『キューブ』も面白かった印象が残っています。
『キューブ』って、だいぶ前に1回観ただけだよな。久しぶりに観直そうかな。確かビデオを持っていたはず。――とビデオ収納庫をがさごそ。
 お目当ての『キューブ』はすぐに見つかりましたが、その隣には『デス・キューブ』なるタイトルが……。
 なんだ、こりゃ。
 全く覚えていなくて、『キューブ』よりもこちらが気になりました。
キューブ.jpg デス・キューブ.jpg
「解かなければ殺される。」に対して「クリアしなければ殺される!」ですか。それに、「CUBE」のロゴもそっくり。
『キューブ』の続編なら問題ないですよ。しかし『デス・キューブ』は『キューブ』と無関係なのです。さらに、裏を見ますと――
コピー.JPG
「あれから1年」? 「あれ」って何なのでしょう(笑)。
 2本のビデオをためつすがめつ。結局、『キューブ』の再鑑賞はやめて、『デス・キューブ』を観ることにしました。後悔するであろうことは覚悟の上です。
 で、やはり――
 どこが『キューブ』? なのでした(笑)。
 いやまあ、嫌いなタイプの映画ではないですが。
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『奥様お耳をどうぞ』

 今朝の記事の続きです。
 昨日は新刊書店だけではなく、古書店にも行きました。
 いろいろと嬉しい収穫がありましたが、そのなかでも水谷準『金髪うわき草紙 奥様お耳をどうぞ』あまとりあ社(55)は飛び切り嬉しかったですね。
奥様お耳をどうぞ.jpg ふらんす粋艶集.jpg 第二ふらんす粋艶集.jpg
 この本は水谷準訳『ふらんす粋艶集』『第二 ふらんす粋艶集』日本出版協同株式会社(53)の再編集版です。『ふらんす粋艶集』2冊は拙著『ショートショートの世界』でも採り上げています(86ページ)。つまり『奥様お耳をどうぞ』は、ショートショートの資料として重要な1冊なんですよね。
 いやあ、入手まで時間がかかりました。ほんと、めちゃくちゃ嬉しいです。
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「蘇る『ウルトラQ』伝説」

 昨日、新刊書店で、「蘇る『ウルトラQ』伝説」宝島社・宝島MOOK(11)という本を見かけました。
蘇る『ウルトラQ』伝説.jpg TVドラマ『ウルトラQ』、大好きでしたねえ。なんと言っても強く印象に残っているのは、第1話「ゴメスを倒せ!」です。こういったドラマに全く免疫のなかった私は、ほんと、怖くて怖くて……。
 このムックにはDVDが付録に付いていて、収録されているのは「ゴメスを倒せ!」のカラー版!
 言うまでもありませんが、『ウルトラQ』はモノクロのドラマです。当然、私が観ていたのもモノクロです。
 色付きのリトラやゴメスが見られますか。うほほーい、であります。
 購入して、さっそく鑑賞。いやあ、懐かしい!
 それにしても、モノクロをこんなに見事にカラー化できるとは驚きです。全く違和感がないのですよ。
 堪能しました。

 新刊書店では、「小説宝石」9月号、東雅夫編『文豪怪談傑作選・昭和篇 女霊は誘う』ちくま文庫(11)も買いました。
「小説宝石」は「掌編恐怖小説特集」(9編掲載)。平山夢明・春日武彦の対談「正しい恐怖の愉しみ方」もあります。
『女霊は誘う』は『文豪怪談傑作選・明治篇 夢魔は蠢く』『文豪怪談傑作選・大正篇 妖魅は戯る』に続く時代別アンソロジー3冊目で、これにて完結。読んだことない作家も多く、自分の読書範囲の狭さを痛感させられます。
小説宝石.jpg 夢魔は蠢く.jpg 妖魅は戯る.jpg 女霊は誘う.jpg
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映画『殺人鼠』ほか

殺人鼠.jpg ファングス.jpg ネクロポリス.jpg
 ネズミが人を襲うパニック映画を2本、続けて観ました。
 最初は『殺人鼠』です。なんてストレートなタイトル(笑)。
 患者を装い、精神病院に潜入取材を試みた女性記者。院内の異変(ネズミの仕業)に気がついて、スタッフに訴えかけるのですが、病人の幻覚として相手にされず……。その間に、事態はどんどん深刻になっていきます。――特に期待していたわけではありませんけれど、なかなか面白かったです。
 残念なのはCGネズミの処理と、呆気ないラストですね。それに、「全滅させたと思わせて、実は……」的なエンディングはもう飽きました。こんなの、蛇足以外の何物でもないと思います。
 もう1本は『ネクロポリス』です。『殺人鼠』とは対照的に、タイトルを見ただけでは映画の内容を推測することは困難。それがプラスに作用するとは思えず、どうしてこんな邦題にしたのか謎です。
『ファングス』という映画の続編とのこと。こちらはだいぶ前に観て、内容はすっかり忘れていますが、まあまあ面白かった印象は残っています。前作を再鑑賞してから『ネクロポリス』を観るほうが楽しめるのでしょうけれど、DVDのジャケットを見る限り、特に続編という謳い文句はありません。実際、単独作品として楽しめました。
 そもそもの発端は、ネズミを駆除するための実験です。以下、ジャケットのストーリー紹介から引用します。
>ネズミのDNAを操作し、寒さに弱い変異体を作り出す。その新種は
>気温が零度以下になると死ぬが、その前に極度に凶暴化するのだ。
>実験の失敗が、黒い悪魔の群れを産み落としてしまった。
 この設定が面白いですね。ネズミの群れが、なんともキュート(笑)。
 というわけで、2本合わせて3時間あまり、ネズミ三昧の時間を過ごしたのでした。
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映画『エイリアンIN キューブ』

エイリアンINキューブ.jpg 何度も書いていますが、映画『エイリアン』が大好きです。
 で、それっぽいタイトルやジャケット・デザインの映画を目にすると、ついつい手に取ってしまいます。もちろん、ほぼ間違いなく「騙された~」と泣くことになるのですが、それでも「もしかして……」と淡い期待をしてしまうのが悲しいところ。『エイリアンなんたら』ってタイトルの映画、何本観たんでしょ(苦笑)。
 まあ、期待と違っていても、映画として面白ければ、それでいいわけですけれど……。
 ということで、『エイリアン IN キューブ』です。
 このジャケット、そして以下の紹介文。
紹介.JPG
 期待させますねえ。わくわくしますねえ。――ところが!
エイリアンパンデミック.jpg どっひゃあ。まるっきり違うじゃん。
 ジャケットの絵といい、紹介文といい、別の映画と間違えているのではないかと思うほどでしたよ、ほんと。ここまでデタラメだと、もはや天晴(あっぱれ)としか言いようがないですね。ジャケット担当者、ちゃんと映画を観てるのかなあ(笑)。
『エイリアンなんたら』映画については、これまでも『エイリアン パンデミック』(右の写真。このジャケット、期待させるでしょ?)とか、騙されまくってきましたが、『エイリアン IN キューブ』は別格であります。天晴!
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映画『夢の中の恐怖』

 映画ファンの友人からDVD『ステップフォード・ワイフ』を借りたことは、先日の記事に書きました。
夢の中の恐怖.jpg 実はそのとき、彼の手にはもう1枚のDVDがありました。
「『夢の中の恐怖』? 知らないなあ」
「ウェルズ原作だよ。こんなの好きだろ」
 ジャケットには大きく「H・G・ウェルズによるイギリス怪奇ホラーの秀作」と書かれています。まるでウェルズ原作の長編映画のようですが、説明文を読みますと――
 ふむふむ、ホラーのオムニバス映画ですか。全5話。それぞれ原作者は違っていて、あっ、E・F・ベンソンも! おお、懐かしいなあ。
「貸してくれるの?」
「もちろん。そのために持ってきた」

 あれから約2週間、ようやく『夢の中の恐怖』を観ました。
 1945年(昭和20年)の映画ということで、古めかしいのは仕方ないですね。モノクロですし。
 ジャンル分けするならばホラー映画となりましょうが、全然怖くない(笑)。といって、つまらないかと言うと決してそうではありません。静かに始まり、じわじわと画面に引き込まれていきます。
ベンスン怪奇小説集.jpg クライマックスは最終話(腹話術師の話)からエピローグですね。それまでのエピソードが、まさに走馬灯! 思い切り楽しませてもらいました。

 鑑賞後、ふと思ってE・F・ベンソン(ベンスン)の邦訳書を調べてみました。
 あら、『ベンスン怪奇小説集』国書刊行会(79)だけですか。これは残念ですね。光文社古典新訳文庫に期待しましょう。
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文化庁の国語世論調査

 本日の「中日新聞」朝刊に、文化庁の国語世論調査の記事が掲載されていました。
新聞記事.jpg
 今さら言うまでもないでしょうが、私は日本語が大好きです。とりわけ誤用には目がなく、毎年、この調査を楽しみにしています。
 なるほど~。このような状況になっていますか。ふむふむ。
 私的に注目するのは「雨模様」「姑息」「荒らげる」ですね。間違って使っている人が圧倒的に多いのではないでしょうか。(ちなみに、「雨模様」は「あまもよう」と読みます。「あめもよう」ではありません)
 また、「号泣」を調査するなら「爆笑」も調査してほしかったと思います。「大笑い」の意味で使われることが多いのですが、本来の意味は違うのですよ。
 いやあ、楽しいなあ。
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『手塚治虫 SF・小説の玉手箱』

 ちょっと出かけて帰宅したら、宅配便の不在票がありました。
 送り主は「樹立社」です。
 ん? 樹立社? てことは、「あれ」かな?
 期待に胸わくわく。
 不在票にはドライバーのケータイ番号が記されています。さっそく電話をして、再配達してもらいました。
 立方体に近いような箱で、これは明らかに私が想像した「あれ」ではありません。
 はて? とダンボールを開けると――

『手塚治虫 SF・小説の玉手箱(全5巻)』樹立社(11)
SF・小説の玉手箱.jpg ハレー伝説.jpg シートピア.jpg
ヒョウタンツギ.jpg 二人の超人.jpg タクシー・ドライバー.jpg
 うひゃあ! てなもんです。
 いや、林茂樹さん(樹立社・社長)にお会いしたとき(→このとき)、こういう本を出す企画があるということは聞いていたのですよ。しかし、まさか送っていただけるなんて……。
 シノプシス、シナリオ、小説、それに紙芝居。自筆原稿の復刻多数。――ざっと目を通しただけの段階ですが、これ、とんでもない本ですね。まさに、手塚ファン感涙&垂涎!
 私的に最も嬉しいのは第3巻『ヒョウタンツギ』です。この巻には短い小説が22編も収録されていて――すなわちショートショート集なのですよ。
 林さん、ありがとうございました! 感謝感激しております。

ちらしを見る。


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TV映画『コナン ザ・アドベンチャー』

 コナンが好きです。名探偵でも未来少年でもありません。キンメリアのコナンです。――ヒロイック・ファンタジーの巨匠ロバート・E・ハワードが創造した、英雄というか蛮人というか(笑)。
 前にも書いたと思いますが、私がSFファンになったばかりのころ、ハヤカワSF文庫が創刊されました。
 その第一回配本(1970年8月)の1冊が『征服王コナン』でした。当時、ハワードもコナンも知りませんでしたが、表紙絵を見ただけで震えましたね。創元推理文庫のE・R・バローズと同じく、武部本一郎の絵なのですよ。こんなの、読まないわけにはいきません。で、これがまた、めちゃ面白く……。続刊を楽しみに待つことになりました。
 翌年(1971年4月)からは創元推理文庫でも〈コナン・シリーズ〉の刊行がスタートします。第1巻『コナンと髑髏の都』の帯には――作者ハワードの未定稿をSF作家スプレイグ・ド・キャンプとリン・カーター、ビヨルン・ニューベリーの三人が加筆して完璧を期した「コナン・シリーズ」全12巻の決定版。
 もちろん、こちらも読んじゃいます。(残念ながら7冊しか刊行されませんでしたが)
 その後、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『コナン・ザ・グレート』(1982年)、その続編『キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2』(1984年)も観ました。いやしかし、あれから30年近く経っていますか。時の流れの速さには唖然とするしかありません。
征服王コナン.jpg コナンと髑髏の都.jpg コナン・ザ・グレート.jpg
 以来、コナンのことは頭の片隅の奥の奥に埋もれていましたが、何を思ったか最近、TV映画『コナン ザ・アドベンチャー』のシリーズを観ています。全5巻で、計7時間半あまり。
 シュワルツェネッガーのコナンは肉体的には申し分ないのですが、顔が蛮人ぽくなくて――つまりは私のイメージとは違っていて、その点が不満でした。そういう意味で、テレビ版のコナン(ラルフ・モーラー)はいい感じですね。
 楽しく観ています。
コナン ザ・アドベンチャー.jpg コナン ザ・アドベンチャー2.jpg コナン ザ・アドベンチャー3.jpg
コナン&レッドソニア.jpg コナン ラスト・ウォリアーズ.jpg
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『眼玉は行動する』

 アイデアというものは、異質なものどうしの混在からうまれる。そして、異質の度合が大きければ大きいほどアイデアとしての効果も大きい。これはSF作家であり科学者でもあるアメリカのアイザック・アシモフの書いていることである。理屈はまさにその通りなのだが、現実にそれをやるとなると、まことに容易ではない。当のアシモフでさえ、あっというアイデアの作品となると、数が知れている。
 境田昭造はアシモフがこの指摘をやるはるか以前にこの原則を身につけ、作品化しているのだから驚嘆すべきことだ。江戸趣味とロケットなどという現代の極とを内部において混在させるなんてことは、常識で固まった人には不可能。あまりにも異質である。彼の精神の柔軟さのなせるわざで、アイデアのつきない秘密も、またここにあるわけである。

眼玉は行動する.jpg 以上、『眼玉は行動する 境田昭造漫画集』筑摩書房(71)に星新一が寄せた「解説」からの抜粋です。
 この本、少し前に友人から「星さんが解説を書いているよ」と教えてもらい、「へえ。星さんが解説を書く漫画集か。それは読まなければ」と購入したものです。
 本を手にして、まず最初に「解説」を読みました。ここまでの高評価となると、期待が高まっちゃいますよね。
 で、期待を裏切られることはありませんでした。
 面白いなあ。もっと読みたいなあ。
 さっそく著作を調査し、境田昭造には私家版の漫画集がたくさんあると判明しました。
 適当に入手し、楽しんでおります。
魔女の花束.jpg 眼玉の四季.jpg 天女の目眩.jpg 佳人革命.jpg
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アーカムハウス叢書

 なんとなく、クトゥルフ神話研究会『恐怖と狂気のクトゥルフ神話』笠倉出版社(09)を眺めています。「CTHULHU」の日本語表記は複数あって、私は「クトゥルー」に馴染みがありますが、ここは「クトゥルフ」としましょう。
 私はクトゥルフ神話の熱心な読者ではなく、「若いころ読んだ。まあまあ面白かったなあ」という程度で、あんまり知識はありません。この本はクトゥルフ神話の入門書的な内容と思うのですが、私にとっては「へえ」の連続です。
恐怖と狂気のクトゥルフ神話.jpg たとえば「本邦初登場」(24ページ)では――
> 昭和三〇年代には『エーリッヒ・ツァンの音楽』を皮切りに、
>同『宝石』誌に完訳作品が幾つか紹介されている。また『文藝』
>三〇年七月号にも『壁の中の鼠群』が掲載された。
 へえ、であります。
「幾つか」というのが気になり、「宝石」に掲載されたラブクラフト作品を調べてみました。
「エーリッヒ・ツァンの音楽」――「宝石」1955年11月号
「異次元の人」――「宝石」1957年8月号
「冷房装置の悪夢」――「別冊宝石108号 世界怪談傑作集」1961年10月

「神話の継承者たち」(20ページ~)として紹介されているのは、オーガスト・ダーレス、C・A・スミス、ロバート・E・ハワード、コリン・ウィルソンの4人。
 オーガスト・ダーレスの紹介では――
> ラブクラフト第一の弟子を自認した人物。出版社『アーカムハウス』を
>設立して、ラブクラフトの作品を世に送り出した最大の尽力者である。
 おお! アーカムハウス!
 われわれにとって、独特の響きを持つ言葉ですね。
 ということで、記事の表題〈アーカムハウス叢書〉です。1986年から1987年にかけて国書刊行会より刊行。全7巻。
 カール・ジャコビ『黒い黙示録』1987/5
 クラーク・アシュトン・スミス『呪われし地(ロキ)』1986/4
 デイヴィット・H・ケラー『アンダーウッドの怪』1986/6
 オーガスト・ダーレス『淋しい場所』1987/7
 マンリー・ウェイド・ウェルマン『悪魔なんかこわくない』1986/5
 ウィリアム・ホープ・ホジスン『海ふかく』1986/8
 ブライアン・ラムレイ『黒の召喚者』1986/7
 極めて短い作品も数多く収録されていて、それがショートショートであるかどうかはともかく、ショートショート研究の資料として重要な叢書であることは確かです。
黒い黙示録.jpg 呪われし地.jpg アンダーウッドの怪.jpg 淋しい場所.jpg
悪魔なんかこわくない.jpg 海ふかく.jpg 黒の召喚者.jpg
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『あばしり一家』

 永井豪&ダイナミックプロ『あばしり一家(全2巻)』小池書院・漫画スーパーワイド(09)を読みました。2009年の実写映画化に合わせて発行された傑作選です。2冊で900ページ超!
 私はもろに『ハレンチ学園』世代です。全国的なブームになったのは、私が小学6年生のときだったでしょうか。『ハレンチ学園』の魅力にノックアウトされ、永井豪のマンガ(おもにギャグ・マンガ)を読みまくったものです。もちろん、『あばしり一家』も楽しく読んでいました。
 今回、おそらく40年ぶりくらいの読み返しになると思います。いやあ、懐かしいですねえ。いま読んでも面白くて……。何だか感激してしまいました。
あばしり一家①.jpg あばしり一家②.jpg 背.jpg
 映画は昨年でしたか、レンタルして観ました。出来は、う~~~~ん、今ひとつ……。
 舞台は近未来。菊の助たちは暴力を抑制するチップを頭部に埋め込まれ……って、映画『ステップフォード・ワイフ』とちょっぴり似てます。

【蛇足】
 つい最近、星新一と永井豪の誕生日が同じ(9月6日)と知りました。
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『随筆 もやもや帖』

もやもや帖.jpg せっかくなので、北原尚彦さんネタで、もう1本。
 名古屋の古本屋を回ったあと、北原さんを拙宅へお招きしました。
 缶ビールで乾杯! しかし腰を落ち着けることはなく、ビール片手に書棚のある部屋へ。
 とある棚(おもに昭和30年ごろ発行された、新書サイズのコント集やエッセイ集を収納)を眺めていた北原さん、
「確かこの本に、著名な作家が……」
 などと呟きながら、1冊の本――当世五十二笑人集『随筆 もやもや帖』あまとりあ社(55)を手に取りました。
 目次を確認し、
「ほら。香山滋です」
「あ、ほんとだ。知らなかった~」
寝ものがたり十八夜.jpg 香山滋の作品は「幻の鶏」。――エッセイではなく、小説ですか。ほおほお。
 この本、武野藤介玉川一郎が寄稿していることは確認していて、それでショートショートの資料として買ったのですが、それっきり放置していて……。香山滋には気がつかなかったですねえ。香山滋って大好き(この記事参照)なのに、情けない限りです。
 続いて北原さん、そこから10冊ほど左にあった香山滋『寝ものがたり十八夜』鱒書房・おしどり新書(55)を指差して、
「こっちは表紙に香山滋と書かれているんですよね。この2冊は並べましょう」
 と言いつつ、『随筆 もやもや帖』を『寝ものがたり十八夜』の隣に滑り込ませたのでした。何してんだか(笑)。

 これは、ほんの一例です。
 古本や古本話をつまみに飲むビール、抜群においしかったですね。ヘンタイですか?(笑)
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『私が選んだもっとも怖い話』

 この記事にちらと書きましたが、今月1日に北原尚彦さんが名古屋に来られました。当然と言いましょうか、名古屋の古本屋をご案内(笑)。
 最初に訪れた店で、北原さんの呟きが聞こえてきました。
「これは買わないといけないなあ」
「え? 何?」
 と北原さんの手に目をやると――
 ヒチコック選『私が選んだもっとも怖い話』徳間書店・ワールド ホラー・ノベル シリーズ(68)
「うはっ。そんなものがありましたか」
「この値段なんですよ」
「うわっ。安っ」
 マニアな方はご存じと思いますが、〈ワールド ホラー・ノベル シリーズ〉はかなりレアな叢書で、古書価は高騰しています。その1冊が信じられないような安価で売っていたんですね。
「高井さん、持ってないですか」
「うん」
「じゃ、どうぞ」
「え? いいんですか」
「私は持っていますから」
 ええ、ありがたくご好意に甘えましたとも。
〈ワールド ホラー・ノベル シリーズ〉はA・メリット『魔女を焼き殺せ』しか持っていなくて、これが2冊目です。いやあ、嬉しい!
 北原さんと一緒でなくても、私もこの本を見逃すことはないでしょうけれど、そもそも北原さんが来名されなければ、この日この店に来ることはなかったわけで……。この本をゲットできたのは、100パーセント、北原さんのお蔭です。感謝感謝。
 え~、こんな超絶収穫はこの日以来かな。こういうことがあるから、古本屋回りは楽しいんですよね。ネット古書店では得られない快感であります。
私が選んだもっとも怖い話.jpg 魔女を焼き殺せ.jpg 一ダースの戦慄.jpg
『私が選んだもっとも怖い話』はのちに『一ダースの戦慄』と改題され、トクマノベルスで再刊されています(1976年)。こちらは私、発売されたときに買いました。
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映画『ステップフォード・ワイフ』

ステップフォードの妻たち.jpg 先日、映画『ジェシカ 超次元からの侵略を観た際、「『ステップフォードの妻たち』を思い出しました」と書きました。
 映画『ステップフォードの妻たち』を観たのは、もうずいぶん昔です。アイラ・レヴィンの同題長編の映画化。よく覚えていないのですが、テレビの洋画劇場だったと思います。これ、面白かったですねえ。
 もしかして、録画してないかしらん。
 と古いビデオテープをチェックしましたが、残念ながら見当たらず。
 調べてみますと――
・私が観た『ステップフォードの妻たち』は1974年の作品で、現在販売されているDVDのタイトルは『ステップフォード・ワイフ』。
・2004年にリメイクされていて、その邦題も『ステップフォード・ワイフ』。
 あらら。2作とも同タイトルになっちゃってますか。う~~ん。昔の邦題を変更すること自体は許容できないことはないですけれど、リメイク版と同じにするのは勘弁してほしいですね。ややこしいし、こんな解説じみたことを書く必要が生じてしまうし……。
 ま、それはともかく――
ステップフォード・ワイフ.jpg 近所のレンタルショップに行ってみましたが、置いてあったのはリメイク版だけで、古い作品は見当たりません。
 そのとき、ふと思い出したのが映画ファンの友人です。
「ステップフォードの古いほう、持ってる?」
「持ってるよ」
「貸して」
「ほい」
 というわけで、DVDを貸してもらい、さっそく鑑賞。
 いやあ、面白かったですねえ。この映画を観るのは30数年ぶりと思いますが、記憶に残っている印象の通りで、大満足です。
 リメイク版も観たくなりました。

【追記】9月7日
 リメイク版をレンタルショップで借りてきました。
 へえ。前作はサスペンス色が強かったですが、リメイク版はコメディ・タッチなんですね。私の好みでは前作に軍配が上がりますけれど、それぞれの味があって、どちらも楽しかったです。
 1作だけ観るなら前作を、両方とも観るなら前作を観てからリメイク版をお勧め、ってところでしょうか。
 あ、そうそう。この映画の40分過ぎ――
「ふじいあきらかよっ」とツッコミを入れたくなるのは私だけではないと思います(笑)。
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『アンドロギュノスの裔』

 渡辺温『アンドロギュノスの裔(ちすじ) 渡辺温全集』創元推理文庫(11)が発売されました。
 これまで、渡辺温の作品集は以下の2冊が刊行されています。
『アンドロギュノスの裔(ちすじ)』薔薇十字社(70)
『渡辺温―嘘吐き(ラ・メデタ)の彗星―』博文館新社・叢書 新青年(92)
 実は私、今回の創元推理文庫版は薔薇十字社『アンドロギュノスの裔』の文庫化と思っていました。ところが、違ったのですね。単行本未収録だった作品も収録した、まさに全集!
 帯には、「夭折の天才による黄昏の詩情に満ちた名篇を集成」「ノスタルジイとメランコリイの結晶」「大正期の浪漫漂う探偵小説・幻想譚を収めた、著者初の文庫全集」……。
 強烈にお勧めしたい1冊であります。
アンドロギュノスの裔.jpg 渡辺温.jpg
 薔薇十字社『アンドロギュノスの裔』は図書館で借りて読んだだけで、持っていません。5年くらい前だったか、SFファンの先輩Yさんが「持ってるけど、どっかのダンボールに埋もれていて、すぐには出てこない。出てきたら譲るよん」と言ってくれたのですが……。まあ、ダンボールに入れてしまったものは、そう簡単には出てきませんよね。よくわかっています(笑)。気長に待っていますので、よろしくお願いします。>Yさん
(と書きましたけれど、Yさんはネット環境にないのでした)
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星新一トリビュート装丁展

 1週間のご無沙汰でした。まあ、こういうときもあります。
 さて。
 何を今さら、の話題ではありますが……。
 7月22日~27日、オーパ・ギャラリー(東京)にて「星新一トリビュート装丁展」が開催されました。
装丁展.JPG
パンフレット.jpg 残念ながら私は行くことができなかったのですが、会場に足を運んだ北原尚彦さんが私の分のパンフレットも買っておいてくれました。特に頼んであったわけでもなく、ほんと、友人とはありがたい存在ですね。
 郵送してもらってもよかったのですけれど、特に急ぐものでもないですから、「また会うときか、何かのついでがあるとき、よろしくね」と。
 それから1ヶ月あまり――
 昨日、北原さんが名古屋に来られ、パンフレットを受け取りました(ハガキ、栞も)。
 うわあ! これは楽しいパンフレットですね。北原さん、ありがとうございます!

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