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『極楽町一丁目』

 二階堂正宏『極楽町一丁目 嫁姑地獄篇』『新極楽町一丁目 嫁しゅうと残酷篇』朝日ソノラマ(00、03)を読みました。先日読んだ『ムーさん』もそうでしたが、ワンパターンとしか言いようがないエピソードの繰り返しなのに、これがなぜか心地よいのですね。癖になる、ってやつでしょうか。
 二階堂正宏にハマりつつあります。いや、すでにハマっているかも。
極楽町一丁目.jpg 新極楽町一丁目.jpg
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『幸福論』

 二階堂正宏『幸福論』二階堂プロダクション(発行日不記載)を読みました。ヒトコママンガ集です。え~、何と言いましょうか、思わず絶句してしまうような作品が多数収録されています。
 そもそもは――と言うほど大袈裟なものではないのですが、先日、同じ著者によるマンガ『ムーさん』新潮社(06)を読んだのですね。帯に“エロかユーモアか? 笑うべきか呆れるべきか?”と書かれていますが、そんな二者択一を迫られても困ってしまいます。エロでありユーモアであり、笑いますし呆れます。エロもここまで来るとシュールになってしまうんですねえ。これが「小説新潮」に連載されていたなんて、信じられませんが、それはともかく――
 二階堂正宏のマンガ、若いころにも読んだことがあるよなあ。
 と記憶をまさぐり、『スーパースター・ババ』サンコミックス(83)を思い出しました。ジャイアント馬場をモデルにした4コママンガとヒトコママンガ、それに人喰いをテーマにしたヒトコママンガが収録されています。発行時以来、ほぼ30年ぶりに読み返しまして、その独特の味わいを再認識しました。
 同じような本、ほかにもないのかなあ。――とネット調査して発見、即購入したのが『幸福論』なんですよね。
『スーパースター・ババ』+『ムーさん』÷2=『幸福論』
 うん、大好き。
幸福論.jpg ムーさん.jpg スーパースター・ババ.jpg
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映画『ウエストワールド』など

 ここのところ、気が向くと手塚治虫『鉄腕アトム』を再読しています。先日は「ロボットランド」を読みました。
ロボットランド.jpg 前説に――
・「ロボットランド」は江戸川乱歩「パノラマ島奇譚」がヒントになっている。
・「ロボットランド」は昭和37年(1962年)の作。10年くらいあと、「ロボットランド」そっくりの観光の国の出てくる映画『ウエストワールド』が作られた。(正確には『ウエストワールド』は1973年製作)
 と書かれていて、無性に『ウエストワールド』が懐かしくなりました。この映画、けっこう好きだったんですよね。テレビで何度か観ていますが、最後に観たのはいつだったか……。30年、あるいはそれ以上前に観たきりかもしれません。
 というわけで、久しぶりに鑑賞。いま観ても充分に面白く、満足しました。と同時に、続編があったことを思い出し……。
 え~と、何だっけ。あ、そうそう。『未来世界』だ。
 DVD化はされていないようで、となるとレンタルは難しいでしょう。以前にテレビ録画したかも……と古いビデオテープの収納庫をごぞごそ。――おお、あったぞ(嬉)。
 こちらは『ウエストワールド』と違って、ほとんど内容は覚えていません。初鑑賞に近い感覚で観ました。――あはっ。悪くはないけど、今ひとつかな。

『未来世界』を探している過程で『ブルークリスマス』というタイトルが目につき、気になりました。これは劇場で観て、かなり面白かった印象が残っています。
 1978年の邦画。私は大学2年。あのころは(試写会も含めて)毎週のように映画館に足を運んでいましたね。家庭用ビデオデッキも普及していない時代……。観られるときに観ておかないと、次はいつ観られるかわからないのでした。
『ブルークリスマス』は今晩、観ようと思っています。竹下景子(当時25歳)、可愛かったなあ。それが最も印象に残っていたりして(笑)。
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宇宙生物分類表

 岡田正哉さんを偲んで……。その4です。
 岡田さんが他界されて1週間が経ちました。岡田さんのことが脳裡から離れず、どうにも落ち着きません。つい先ほど、何となく閃くものがあって、「STARLOG別冊 異星生物240」ツルモトルーム(78)を手に取りました。
 ぱらぱらと眺めると――
 おお、ありました、ありました、岡田さんの書かれたコラム。
「ホンモノよりも恐くて面白いのが小説のエーリアンなのだ」というタイトルで、A・K・バーンズ『惑星間の狩人』とA・E・ヴァン・ヴォークト『宇宙船ビーグル号の冒険』を必読の2冊として挙げられています。う~む、納得。この2冊、私も大好きです。
 同じページに、「ちょっとばかし宇宙生物学をかじってごらん」なるコラム(無署名)もあります。ここでは岡田さんの名著『宇宙生物分類学』MUTATION BOOKS(65)も紹介。
>科学的な解説書ではなくこれはSFに現われるエーリアンやベム等を、SFファンの
>観点から整然と分類し、体系化した本邦最初の出版物。本書末尾の分類表は見て
>いるだけでも楽しくなる。ただし、本書は市販品ではなく10年以上も前の発行で、
>しかも部数が極少だったため現在ではほとんど入手不能の“幻の書”になってしま
>ったのは残念!でも分類表だけは何度か再録されて見ることができる。
 同コラムでは草下英明『仮説宇宙人99の謎』サンポウ・ブックス(78)も紹介されています。「“宇宙生物分類表”も載っているぞ」なんて書かれていて、ああ、そうだった~と思い出しました。
 さっそく書棚に走り、『仮説宇宙人99の謎』をチェック。
>さきに名古屋のSF研究家岡田正也氏の作製した実に愉快で綿密な宇宙生物の
>分類表がある。ちょっとわかりにくいところもあるし、なんというSFに登場したのか
>私にもハッキリしない代物もあるのだが、たいへんおもしろいものなので、そのまま
>そっくり掲載させていただこう(二〇六ページ表参照)。
 いやあ、懐かしいですねえ。『宇宙生物分類学』は入手困難ですが、『仮説宇宙人99の謎』はそうでもないと思います。興味のある方は、ぜひ!
 岡田さんとは関係ないですが、『仮説宇宙人99の謎』の隣には大島泰郎『宇宙生物学』カッパ・ブックス(77)なんて本が並んでいました。ええ、私もベムが大好きなんです。
スターログ.jpg 仮説宇宙人99の謎.jpg 宇宙生物学.jpg
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「FAR SIGHT」

灰皿.JPG 岡田正哉さんを偲んで……。その3です。
「FAR SIGHT」というファンジンがありました。京都のSF喫茶《ソラリス》の常連だったSFファンたちが出していた月刊のファンジンで、SFに関するエッセイやコラム、それに情報が満載。実に楽しい内容です。
 執筆陣の豪華さにも驚きます。プロやBNF(ビッグネームファン)も数多く寄稿しているんですね。これは《ソラリス》のマスター・川合康雄さんや常連客・山本孝一さんの人脈というか人徳というか。
 で、当然のように岡田さんも寄稿されています。
「愛しのベムは今何処」――第9号(1985年3月号)に掲載。
 ベムに対する愛情と薀蓄の溢れる好エッセイです。あ。この号には山本さんのエッセイ「すべて善きベム」も掲載されていますね。
 もちろん私も、別の号ではありますけれど、寄稿させていただいています。
「つれづれなるままにアンドロイド」――第15号(1985年9月号)に掲載。
 エッセイです。「アンドロイド」というテーマで書きました。同じ号に山本さんのエッセイ「アンドロイド・SEIKO」も。
告白的私小説!? 高井信」前編――第17号(1985年11月号)に掲載。
告白的私小説!? 高井信」後編――第18号(1985年12月号)に掲載。
 小説です。「第二走者」(『ダモクレス幻想』に収録)の原型。第18号には山本さんの「キャプテン・フューチャー ウラ話」も。
 いやあ、山本さん、大活躍ですね。
FAR SIGHT 9号.jpg FAR SIGHT 15号.jpg FAR SIGHT 17号.jpg FAR SIGHT 18号.jpg

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「ALDEBARAN」

 岡田正哉さんを偲んで……。その2です。
 ということで、広島SF同好会の会誌「ALDEBARAN」を引っ張り出してきました。昨日ご紹介した「MUTANTS」において、私と岡田さんの接点はありませんでしたが、この「ALDEBARAN」は接点ありまくりです。

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「MUTANTS」

ミュータンツ№1.jpg 岡田正哉さんを偲んで……。
 ファンジン「MUTANTS」――中部日本SF同好会(ミュータンツ・クラブ)の正会誌を眺めています。創刊号は1963年9月1日発行。押しも押されもせぬ、SFファングループの老舗ですね。
 正確なことは知りませんが、岡田さんのSFファン活動はミュータンツ・クラブでスタートしたと考えて、まず間違いないと思います。

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訃報:岡田正哉さん

 昨日、岡田正哉さんの葬儀に行ってきました。岡田さんのことは約1年前、この記事に書きましたので、覚えておられる方もあろうかと思います。私が高校生のころからお世話になっている、SF界の大先輩です。
 訃報に接したのは17日です。正直なところ、信じられなかったですね。
 今年の2月8日、岡田さんと久しぶりに会いました。3年ぶりくらいと思います。4~5時間でしたか、ほんとに楽しくお話をさせていただいたのですよ。なのに、わずか3ヵ月後、こんな形で再会することになるなんて……。
 葬儀会場ではいろいろな思いが胸中を去来して、何とも言いがたい気持ちに襲われました。最後のお別れでは、ひと言、「岡田さん、ありがとうございました」と……。
 岡田さんの本職は昆虫の研究や採集です。参列者の多くは本職関係の方々(“虫屋”と名乗っておられました)で、祭壇には岡田さんの採集された昆虫標本も展示されていました。
標本.JPG 祭壇.JPG
 SF界からの参列は私以外に、小浜徹也さん(東京創元社・編集部)と若尾天星さん(岡田さんと古くから親交のあるSFファン)。岡田さんを見送ったあと、3人で喫茶店に行き、岡田さんを偲びました。
 享年68。若すぎます。
 悲しいです。淋しいです……。

ベム.jpg 右の書影は、岡田さんの出されていたファンジン「ベム」創刊号(1966年11月23日発行)です。
 2月にお会いした際、「ベム」の話題になり――
「古い号、残っていません?」
「あるよ」
「欲しいです」
「うん。あげる」
 ほんと、最後の最後まで、岡田さんには甘えてしまいました。
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映画『蟲師』

 映画『蟲師』を観ました。
 世界観は魅力的だし、映像は美しいし……。でも、なんだか盛り上がりに欠ける映画でした。残念!

 現在、『犇師』なんてタイトルが脳裡に浮かび、ミョーな妄想が渦巻いております。
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タバコを吸わない喫煙者

最後の喫煙者.jpg このブログには似合わない話題ですが……。
 私と実社会で付き合いのある方はご存じの通り、私は喫煙者です。ヘビースモーカーと言ってもいいでしょうね。ほんと、ぱかぱか吸います。
 ところがところが、ここ1ヶ月、タバコを吸っていないんですねえ。別に禁煙をしようなんて考えたわけではなくて、ただ単純に「好きな銘柄が売っていない」→「買えない」→「吸えない」→「吸っていない」と、それだけのことなんですけど。

 東日本大震災の影響で、3月末から4月上旬にかけてタバコの出荷が停止されるという情報がありました。こりゃ大変! と買い溜め。
 で、ちょうど1ヶ月前の4月16日です。買い置きタバコがなくなり、近所のスーパーへタバコを買いに行きました。
 そこで私は、タバコ出荷状況の現実を知り、愕然とします。4月中旬になれば通常出荷されると思い込んでいましたが、違っていたのですね。いちおう出荷は再開されているものの、出荷量は激減(その店では、国産タバコの入荷は1週間に1度、それぞれ1カートンのみとのこと)。私の吸っていた銘柄は出荷なし。出荷再開の予定も未定。早くても5月中旬以降。
 うわあ。早くても1ヶ月先かよ。参ったなあ。どうしよう。買えるのは外国タバコだけかあ。好きじゃないんだよなあ、外国タバコ。口に合わないものを買いたくないなあ。
 出荷の予定表を見せてもらいつつ、悩みまくりましたねえ。
 どうしてもタバコが吸いたくなったら、口に合うだの合わないだのと言ってられないけど、それほどの欲求があるわけでもないし……。銘柄にこだわらなければ、いつでも買えるんだから、いま、気に入らないタバコを買うことはないな。
 結局、私はタバコを買わずに帰りました。
 不思議なことに、禁断症状はほとんどありません。どうしても吸いたいなんて思うことは1度もなく、当然、タバコを買いに走ることもなく……。
 タバコを口にしないまま、いつの間にやら1ヶ月が過ぎ去りました。相変わらず、禁煙しているという意識はないですし、やめたいと思っているわけでもありません。思うに、現在の私は「タバコを吸わない喫煙者」なんですね(笑)。
 吸いたければ吸うし、そうでなければ吸わない。――それだけのことですから、私の前でも遠慮は無用です。>喫煙者の皆さま
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「新潮」創刊1000号記念号

 まずはこの記事のコメント欄をお読みください。
 堀晃さんが――
>小説新潮の「1000号」記念が10枚のショートショート特集だったと思います。
 というコメントを寄せてくれています。もっとも、これは堀さんの勘違いで、のちに、
新潮.jpg>小説新潮……勘違いしてました。
>1996年1月号で、新潮社の創立100周年記念号です。
 との訂正がありますが。

 昨日、古本屋で「新潮」創刊1000号記念号(昭和63年5月特大号)を見かけ、「おっ」と手に取りました。目次を見ると、ショートショート特集ではありませんけれども、短篇小説特集が組まれています。そのメンバーたるや、まさに圧巻!
 堀さんは最初、この号と混同されたのかも。

【追記】2012年3月19日
 さらに本日、こんなのを見ちゃいました。
新潮創刊一〇〇周年記念 通巻一二〇〇号記念 名短篇」SHINCHOムック 新潮別冊(05)
名短篇.jpg 表紙に――
>この1冊で
>日本文学一〇〇年の
>魅力を堪能する。
>文芸誌「新潮」が生んだ
>永遠の名作
>アンソロジー!
 とあります。
 この手の記念号、ほかにもあるんでしょうね。
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映画『チャイナ・シンドローム』

 映画『チャイナ・シンドローム』を観ました。30年くらい前、テレビで観て以来でしょうか。
 こんなに面白い映画だったとは……。若かりし私は気がつきませんでした。
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「海底原人ラゴン」

 今夜は昔のTVドラマ『ウルトラQ』のエピソード「海底原人ラゴン」を観ました。
 ははあ。昨日の『日本沈没』つながりか。――と思われる方もいらっしゃるかもしれません。はい、その通りです(嬉)。
 で、「海底原人ラゴン」つながりで、今度は映画『大巨獣ガッパ』を観たくなったりして(笑)。
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映画『日本沈没』

 地震の発生から2ヶ月が経ちました。
 1ヶ月経ったときにはマンガ『日本沈没』を読み、今回、ついに映画『日本沈没』(1973年版)を解禁しました。
 物語としての面白さ、圧倒的に迫力のある映像の前に、ただただ脱帽! それだけです。
日本沈没.jpg 名古屋沈没.jpg
 右の写真は、2006年版『日本沈没』のポスター(名古屋沈没バージョン)です。よくできていますねえ。ナナちゃんの脚(笑)。
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『PLUTO』

 浦沢直樹×手塚治虫『PLUTO 04』小学館・BIG COMICS SPECIAL(07)には「まんがノート2」なる付録が付いています。星新一のショートショート「来訪者」を浦沢直樹が(高校2年のときに!)マンガ化した作品です。高校2年でこの画力とは、感服するしかないのですが、それはともかく……。
 本編『PLUTO』は『鉄腕アトム』のエピソード「地上最大のロボット」のリメイクです。
 いやあ、「地上最大のロボット」、好きでしたねえ。「ロボイド」や「青騎士」などと並んで、『鉄腕アトム』のなかでも屈指の名エピソードと思います。
PLUTO 04.jpg まんがノート2.jpg 地上最大のロボット.jpg
PLUTO.JPG ということで――
 遅まきながら『PLUTO(全8巻)』小学館・BIG COMICS(04~09)を読むことにしました。
 うひゃあ。これはもはやリメイクの領域を大きくはみ出していますね。予想とは全く違っていましたが、面白ければ問題ありません。別の作品として、楽しく読んでいます。
 現在、第5巻まで読了。あと3冊で終わってしまうのか……。残念。
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『起承転落』

 先日、如月文実『4コマ物語 起承転落』文芸社(02)という本を買いました。
 帯には――
>4コマ物語は、起承転落の4小節からなる小説です。
 と書かれています。要するに、4コママンガの小説バージョンですね。ほとんどの作品は2~3ページで、極めて短いですから、ショートショート集と言えます。
 同じようなコンセプトの本、どっかで見たような気がするのですが、残念ながら思い出せず……。もやもやした日々を送っています。
 書棚を眺めていて、似たようなタイトルの本に気がつきました。ついでに書影をアップしちゃいましょう(笑)。
起承転落.jpg 起笑転結.jpg 起承転外.jpg
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「きょうはマコちゃんとデイトです」

 山本孝一さんにご協力をいただき、星新一書誌の調査をしています。
 その過程で――

・ショートショート「永遠の青春」――『どんぐり民話館』新潮社(83)/新潮文庫(92)に収録。
・ジョーク(無題)――週刊文春編『とっておきのいい話』発行ネスコ・発売文藝春秋(86)に収録。
・ジョーク「きょうはマコちゃんとデイトです」――文藝春秋編『とっておきのいい話 ニッポン・ジョーク集』文春文庫(89)に収録。(この本はネスコ版の再編集文庫化)
どんぐり民話館.jpg どんぐり民話館(文庫).jpg とっておきのいい話.jpg とっておきのいい話 ニッポン・ジョーク集.jpg
 以上3編が同一であると判明しました。
『どんぐり民話館』は発行されたとき、『とっておきのいい話』は10年くらい前に読みましたが、同じ作品とは気がつきませんでした。まあ、要するに「永遠の青春」のことを忘れていたんですが……(苦笑)。
『とっておきのいい話』については、2009年7月1日の記事「ジョークと小咄」にも書きました。各界著名人が自分の好きなジョークを紹介する本です。
 多くの方々が見聞したジョークを紹介するなかで、星新一は自作を披露しています。この本のために新作ジョークを作ったのかと思っていましたが、実は既発表のショートショートだったのですね。
 腑に落ちないのはタイトルです。ネスコ版では無題。しかし文春文庫版では「きょうはマコちゃんとデイトです」なんて、どう見ても星新一の命名センスとは合わないタイトルが付けられているんですね。ショートショートとして、「永遠の青春」というタイトルがあるのに、なぜ? 不思議です。

 ショートショートとジョークの境界線、ますます曖昧になってしまいました。ふう……。
 とはいえ、こういう思いがけない発見があったりして、書誌の調査は楽しいですね。今しばらく、よろしくお願いします。>山本さん
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映画『大怪獣出現』

 ふと、ずいぶん映画を観ていないなあと思いました。最近で、最後に観た映画は3月31日の『フルーク』です。つまり、4月は1本も映画を観なかったんですね。
 そうとわかった瞬間、無性に映画を観たくなりまして……(笑)。
『大怪獣出現 世界最強怪獣メギラ登場!』を手に取りました。1957年製作の映画です。
 ジャケットの紹介文には――
大怪獣出現.jpg>カリフォルニアの海軍基地付近の海底で、地震に
>よる裂け目から、核実験の放射能により巨大化し
>たイモ虫状の怪獣が出現する。
 う~~~~ん。地震に放射能ですか。時期が時期だけに、複雑な思いが胸中に生じましたが、そんなのはほんの数分だけ。すぐに物語世界に没頭し、映画として純粋に楽しむことができました。1950年代のSF映画の王道を行く――言い換えれば、私好みの映画なんですよね。
 小説も映画も、どうしてこんなに楽しいのでしょう。>50年代SF
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