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映画『ピザ男の異常な愛情』

 映画『ピザ男の異常な愛情』を観ました。全然知らない映画ですが、ジャケットに大きく“『ショーン・オブ・ザ・デッド』の笑撃再び!!”なんて書かれていて、これは観なければ! と。
 いやあ、『ショーン・オブ・ザ・デッド』は愉快な映画でしたねえ。ゾンビ映画のパロディということなんですが、私としては、もともとゾンビ映画はこういうギャグ感覚を楽しむものと思っていますので、おお! やってくれた! と快哉を叫んだものです。
 で、『ピザ男の異常な愛情』です。前半は、ピザ男(って何かと思えばピザの宅配人)の日常がメインに描かれます。この男、変態というかストーカーというか、演技とわかっていても、こういうキャラクターは苦手ですね。嫌悪感を覚えます。観るのをやめようかなとも思いましたが、耐えていると、後半――うはははは! なのでした。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のテーストを期待すると、当てが外れます。しかし、ぶっ飛び具合はなかなかのものですね。終わりよければ、すべてよし。心地よい気分で観終えました。
 ただ、かの名作映画『博士の異常な愛情』を想起させる邦題はいけないでしょう。失礼ですよ。――とは言いつつ、私も「コタツの異常な愛情」なんて、『博士の異常な愛情』に対する敬意ゼロの短編を書いていますが……。
 いや、大好きなんですよ、『博士の異常な愛情』。それでも、つい……。申しわけない限りです。
ピザ男の異常な愛情.jpg ショーン・オブ・ザ・デッド.jpg 博士の異常な愛情.jpg
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映画『アンドロメダ・ストレイン』

 映画『アンドロメダ・ストレイン』を観ました。劇場公開ではなく、テレビ用に製作されたものとのこと(2008年)。
 原作はマイケル・クライトン『アンドロメダ病原体』ハヤカワノヴェルス(71)/ハヤカワ文庫SF(76)です。
 皆さんご存じでしょうが、以前にロバート・ワイズ監督が『アンドロメダ…』として映画化しています(1971年)。『アンドロメダ…』は私にとってベスト10級に好きな映画でして、あの緊迫感、たまりませんねえ。
『アンドロメダ・ストレイン』も悪くはなかったですが、『アンドロメダ…』と比べて、緊迫感が著しく欠けているような……。『アンドロメダ…』131分、『アンドロメダ・ストレイン』176分。――長くなった45分が、その原因でしょうね。科学者たちのプライベートなど、無駄と思われるシーンが盛りだくさんで……。
 ちょっぴり残念でした。
アンドロメダ病原体.jpg アンドロメダ….jpg アンドロメダ・ストレイン.jpg
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フェリシモ文学賞

 先日、〈ゆきのまち幻想文学賞〉を紹介しました。ついでに、こちらも採り上げておきましょう。
〈フェリシモ文学賞〉――1998年にスタートした年次コンテストです。〈ゆきのまち幻想文学賞〉は(広義の)ショートショート・コンテストと書きましたが、こちらは掌編小説のコンテストと言うべきでしょうね。応募規定は400字詰め原稿用紙5枚以内です。募集要項はこちら
 毎年、入選作品集が刊行されていて、今年で13冊。毎回のテーマが書籍タイトルになっています。以下、リストです。

リストを見る。


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ミリオンセラーリスト

 星新一公式サイトに、ミリオンセラーリストのページが新設されました。星新一の著作で売れ行き上位のランクです。
 第1位『ボッコちゃん』(新潮文庫)、第2位『きまぐれロボット』(角川文庫)は200万部以上という超ベストセラー。この2冊が最上位を占めるのは予想通りですね。
 以下、100万部以上の本がずららと並びます。
 第3位は『未来いそっぷ』(新潮文庫)ですか。これは意外です。ちょっと前に話題になった『ブランコのむこうで』(新潮文庫)や、文庫オリジナルの『ちぐはぐな部品』(角川文庫)あたり、もう少し上位にランクしていると思っていました。
 私の個人的な感想はともかく――
 すでに100万部以上売れている本が11冊もあり、しかも、現在もなお売れ続けている……。
 星新一、すごいです。

【追記】8月28日
 新潮文庫の『未来いそっぷ』――左が初版(82年刊)、右が“新潮文庫20世紀の100冊”版(98年刊。40刷)です。“20世紀の100冊”版は二重カバー仕様で、特別カバーを取ると、通常のカバー(左と同じ)が姿を現わします。
未来いそっぷ1.jpg 未来いそっぷ2.jpg
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ゆきのまち幻想文学賞

〈ゆきのまち幻想文学賞〉――雪をテーマにした小説のコンテストをご紹介します。
 1991年にスタートした年次コンテストで、今年で20回を数えます。応募規定は400字詰め原稿用紙10枚以内ですから、(広義の)ショートショート・コンテストと言えるでしょう。過去のコンテストにおける入賞・入選者を対象にした「長編賞」も募集していますが、規定は30枚以内。30枚の長編って……(笑)。
 募集要綱はこちら。今年の募集はすでに終了しましたが、近いうちに来年に向けての募集要綱がアナウンスされると思います。
 その入選作は作品集としてまとめられています。以下、リストです。

リストを見る。


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『週刊文春「ギャグゲリラ」傑作選』

 このブログでも何度も書いていますが、私はリドル・ストーリーが大好きです。
 世界三大リドル・ストーリーの古典として知られるフランク・ストックトン「女か虎か」、マーク・トウェイン「中世のロマンス」、クリーヴランド・モフェット「謎のカード」のうち、今日は「謎のカード」にスポットを当てます。この記事にも書きましたように、私が好きなのは「女か虎か」や「中世のロマンス」のタイプでして、「謎のカード」のような作品はあまり好みではないんですけどね(苦笑)。
「謎のカード」の初邦訳は「ミステリマガジン」1966年4月号(119号)に掲載されました。そののち、紀田順一郎編『謎の物語』筑摩書房・ちくまプリマーブックス(91)、山口雅也編『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』角川文庫(07)といったアンソロジーに収録されています。ちょっと調べてみたら、『シャーロック・ホームズのライヴァルたち3』ハヤカワ・ミステリ文庫(84)にも収録されているようですが、現物未確認です。
ミステリマガジン119号.jpg 謎の物語.jpg 本格ミステリ・アンソロジー.jpg

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『人間万事塞翁が馬鹿』

 高橋春男『人間万事塞翁が馬鹿』文藝春秋(05)を読んでいます。いちおうエッセイ集ということなんですが、これは……。どう見てもエッセイではないですね(笑)。
「××になりた~い!」というタイトルのもと、思いついたことを書き連ねまくっています。

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映画『シスター・シスター』

紹介.jpg 映画『シスター・シスター 呪われた姉妹』を観ました。
シスター・シスター.jpg なんとなくDVDを手に取ったら、ジャケット裏に“美しい姉妹に隠された衝撃の真実!”なんて書かれていたんですね。
 このキーワードから連想するのは、そう――楳図かずおの傑作短編「姉妹」(『おろち』の1編)です。この記事にも書きましたように、私は「姉妹」が大好きなんですよ。
 ストーリー紹介を読み――お。どことなく「姉妹」っぽいなあ。それに、“想像を超える衝撃的なラスト”か。ふむふむ。
 こういった惹句を信用してはいけないとは知りつつも、期待しちゃいますねえ。
 結論としては、「姉妹」とは全然違いました。しかし、終盤からの意外な展開は、“想像を超える衝撃的なラスト”は大袈裟にしても、充分に楽しませてもらいました。
 ただ、「美しい姉妹」が「母と娘」にしか見えないのが、うむむむむ……(苦笑)。

 なお、この映画は1987年に『地獄のシスター』として公開されたものとのことです。
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『The 三題話』

 橋本喬木さんから新著『The 三題話 落語のごらく(その9)』私家版(10)をお送りいただきました。『落語のごらく』シリーズについては、昨年10月23日の記事で紹介済みです。シリーズもこれで9冊目。旺盛な執筆活動には感服するばかりです。
The 三題話.jpg 今回、私がブログに書いた記事がそのまま、「あとがきに代えて」として転載されています(もちろん無断転載ではありません)。まさかこんな形でブログが役に立つとは思っていませんでした。
 橋本さんとの縁を取り持ってくれた堀晃さんに、改めて感謝申し上げます。(ちなみに、「まえがきに代えて」は堀さんです)
「暑いよ~」と活字本を敬遠している軟弱者ですけれど、とりあえず10編ほど読みました。相変わらずの楽しさですね。苦しいオチも含めて(笑)。
 私家版ゆえ、取り扱いのある書店は限られていますが、機会がありましたら、ぜひともお手に取っていただきますよう。>皆様
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神の啓示

 暑いよ~、根気が続かないよ~。――軟弱者は、映画やマンガに続いて絵本に手を伸ばしました。
 森博嗣&ささきすばる『蜥蜴 Salamander』中央公論社(03)、その続編『蛟竜 Dragon』中央公論社(04)です。写真ではわからないと思いますが、文庫サイズのハードカバー。表紙のデザインも含め、体裁からして不思議な本ですが、内容もそれに負けないくらい不思議な魅力に満ちています。
 文と絵、どちらが主役なのか。私の感覚では、絵ですね。森博嗣の文も充分に不可思議で魅力的なのですが、ささきすばるの絵の持つ圧倒的なイメージの前では霞んでしまいます。絵を見ているだけで奇妙な世界に誘われるんです。
 暑さを忘れる――と言えば嘘になりますが、非常に楽しめました。
 森博嗣&ささきすばるコンビの絵本というと、『悪戯王子と猫の物語』講談社(02)/講談社文庫(06)を思い出します。こちらもやはり、イラストレーター・ささきすばるの魅力が爆発。何という絵を描くんでしょう、この人は。
 内容は20編収録の連作掌編集。――おおっ、久しぶりに「ショートショートの…」っぽいですね(嬉)。とはいえ、各編がショートショートであるかどうかとなりますと、ちょっと違うと思います。もちろん、広義のショートショートではありますが。
蜥蜴.jpg 蛟竜.jpg 悪戯王子と猫の物語.jpg 悪戯王子と猫の物語(文庫).jpg

 ということで、記事タイトル「神の啓示」です。

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『ドグラ・マグラ』

 昨日の記事に書きましたように、暑くて根気が続かず、ぶ厚い本には全面的にギブアップ状態です。
 いやいや、暑さのせいだけではありません。もう単純に根気が続かないんですね。若いころは暑かろうが厚かろうが、全然気にならなくて、大長編も短編も満遍なく、がんがん読んでいたんですけれど、すっかり軟弱になってしまいました。はあ、情けない……。

 さて。
ドグラ・マグラ.jpg 若いころ、読み始めたものの面白くなくて、途中で投げ出した本はたくさんあります。しかし、決してつまらないわけでもないし、傑作に違いないとわかっていながら途中で挫折。何度か再チャレンジしても、そのたびに挫折してしまった長編が2冊あります。
 そのうちの1冊は夢野久作『ドグラ・マグラ』です。おそらく4~5回は読み始めたと思いますが、最後まで読みきることができないまま現在に至ってしまいました。過去30年くらいは、手に取ることすらなかったかもしれません。
まんがで読破 ドグラ・マグラ.jpg これは一生読むことはないだろうなあ。――と思っていたところ、バラエティ・アートワークス『まんがで読破 ドグラ・マグラ』イースト・プレス(08)なんて本を見かけました。
 書影の『ドグラ・マグラ』は教養文庫版(76)で、本文650ページあまり。それに対してマンガ版は200ページ足らずです。――どんだけ端折ってるんだ?(笑)
 いやしかし、これなら私にも最後まで読めそうです。
 ということで購入。さすがに挫折することなく(苦笑)、30分ほどで読み終えましたが……。
 ふ~ん、そんな話なのか。――と、特に感銘もなく……。
 これでは『ドグラ・マグラ』を読んだとは言えないですね。とはいえ、小説に再チャレンジする根性はありませんから、これで満足することにします。

 ちなみに、挫折しまくった長編、もう1冊は小栗虫太郎『黒死館殺人事件』です。これも一生読むことはないんでしょうね。
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映画『隠し砦の三悪人』

 毎度お馴染み、大熊宏俊さんのところで、映画『隠し砦の三悪人』と『スター・ウォーズ』が話題になっています。言うまでもありませんが、『隠し砦の三悪人』は『スター・ウォーズ』に多大な影響を与えた映画です。堀晃さん、かんべむさしさん、それに拙ブログにもときどきコメントをいただく雫石鉄也さんも加わり、いやもう賑やかなこと。
スター・ウォーズ.jpg 私も『スター・ウォーズ』は大好き。間違いなく生涯のベスト10にはいる映画と思います。とにかく、何が何でもハン・ソロですね。あのカッコよさには骨抜きにされました。
 ところが私、『隠し砦の三悪人』を観たことがないんです。いけませんねえ。これでは『スター・ウォーズ』ファン失格です。
 というわけでレンタル屋さんに走り、『隠し砦の三悪人』を借りてきました。
 ひと言で言って、めちゃ面白かったです。『スター・ウォーズ』云々関係なく、楽しめました。この映画を観ないで過ごしてきたなんて、まさに痛恨! 大いに反省したのでありました。

物語・萬朝報.jpg さて。
 ここのところ、映画やマンガの記事が多くなっていますが、読書をしていないわけではありません。ただ、本を読むという作業があまり長続きしないのは確かです。とにかく、暑くて暑くて……。
 黒岩涙香のことを記事に書き、その勢いで高橋康雄『物語・萬朝報 黒岩涙香と明治のメディア人たち』日本経済新聞社(89)を読み始めたものの、途中で挫折。う~~ん、450ページあまりの2段組ハードカバーは、この季節に読むにはヘビーでした(苦笑)。
 でまあ、お手軽なダニイル・ハルムス『ハルムスの世界』ヴィレッジブックス(10)や赤川次郎『指定席 赤川次郎ショートショート王国』光文社(10)などをつまみ読みして楽しんでいます。根気が続かない季節に短い小説――ショートショートは最適ですね(笑)。皆様もぜひ。(2冊とも最近買った本で、関連記事に【追記】として書影を掲載してあります。『ハルムスの世界』はこちら、『指定席』はこちら
やなせメルヘン名作集.jpg 最近買った本と言えば、やなせたかし『復刻版 やなせメルヘン名作集』カザン(09)もその1冊です。
「復刻版」とありますが、こういう本が以前に刊行され、その復刻版というわけではありません。雑誌「食生活」に掲載されていた作品を、当時の誌面そのまま復刻した本です。全20編。もちろん、やなせたかし自身によるイラストもそのまんま。ほのぼのしちゃいます。(やなせたかしのメルヘン集はこちらに)
 今夏は残暑も厳しいとのこと。早く涼しくなってほしいものです。
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『野蛮の園』ほか

 昨日の記事の最後に――
>『野蛮の園』も読みたくなりました。
 と書きました。
 こういうのって、ブックオフに転がってそうだなあ。行ってみよっと。
 そんなわけで、午前中、自転車で近所のブックオフをハシゴしてきました。
 あはは、予想ドンピシャ。どの店にも西川魯介の本が何冊も売っています。あっという間に全3巻を揃えることができました。ついでに、ほかの著書も買い……。

『野蛮の園(全3巻)』白泉社・JETS COMICS(03、04、05)
『あぶない!図書委員長!』白泉社・JETS COMICS(08)
アシスタント伝奇 ケイカ(全2巻)』白泉社・JETS COMICS(08、09)
野蛮の園.jpg 野蛮の園2.jpg 野蛮の園3.jpg
あぶない!図書委員長!.jpg ケイカ1.jpg ケイカ2.jpg
 ぼちぼち読もうと思います。

【追記】8月18日
『野蛮の園』を読み始めましたが、う~~~~~ん、このノリは、ちょっと私には合わないですね。第1巻の半分くらいまで読んだところで、読み進める気持ちが失せました。期待していただけに、残念。
なつめヴルダラーク!.jpg で、同じく西川魯介の『なつめヴルダラーク!』角川コミックス・エース(03)を手に取りました。昨日、借りていたDVD(記事にも書いた『隠し砦の三悪人』です)を返しに行くついでにブックオフに寄り、そこで買った本です。うちの近所には大きな書店や映画館はありませんが、ブックオフやレンタルビデオショップはたくさんあるのです。いい環境、なんでしょうかねえ……(苦笑)。
 それはともかく――
『なつめヴルダラーク!』――これは面白かったです。私が最初に読んだ西川魯介作品は『怪物さん』ですが、その姉妹編とも言えますね。共通する登場人物も出てきますし……。楽しく、一気に読了しました。
 どんなに好きな作家やマンガ家であっても、すべての作品が私の好みに合うわけではありません。これは当たり前ですね。『野蛮の園』は合いませんでしたが、もう少し追いかけてみたいと思います。>西川魯介
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『SF/フェチ・スナッチャー』

 この記事で西川魯介『怪物さん』に触れました。ちょっと気になって、西川魯介をネット検索してみたら、Wikipediaに――
>『SF/フェチ・スナッチャー』および『野蛮の園』は受賞は逃したが
>日本SF大会において星雲賞の参考候補作に挙げられた。
 あらら、であります。SFファンの注目しているマンガ家だったんですね。何度も書いていますけれど、ほんと、私はマンガにうといです。
 しかも、うといだけじゃありません。
『SF/フェチ・スナッチャー』? この本、持っているような気がするぞ。
 と書庫をごそごそ。
 ありました。――『SF/フェチ・スナッチャー(全2巻)』白泉社・JETS COMICS(00、01)
SF/フェチ・スナッチャー.jpg SF/フェチ・スナッチャー2.jpg
『怪物さん』と同様、タイトルに惹かれて購入したのでしょう。しかしこちらは、そのまんま読まずに放置していたんですね。かろうじてタイトルだけは覚えていましたが、マンガ家名は失念。まあ、よくあることです(笑)。
 いい機会ですから、さっそく読んでみました。
 あれ? 『SF/ボディ・スナッチャー』のパロディかと思っていたら、違うぞ。
 基本設定はハル・クレメント『20億の針』ですね。それで主人公の名前は栗本玻瑠ですか、なるほど。この記事にも書いたように『20億の針』も大好きですから、期待と違っていても問題ありません。
 極めていいかげんな(笑)名作SFのパロディに加えて、あっけらかんとしたシモネタ。いいですね。こういうの、好きです。シリーズ以外の単発作品も数多く収録されていて、そちらも面白いです。
『野蛮の園』も読みたくなりました。
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映画『ジェイソンX』

 ん? 今日は13日の金曜日ではないですか。
 その昔、ホラー映画ファンの人気を二分したシリーズがありました。『13日の金曜日』シリーズと『エルム街の悪夢』シリーズです。
 私は圧倒的に『エルム街の悪夢』シリーズ――フレディ派でした。『13日の金曜日』シリーズは、第1作こそ新鮮で面白かったですけれど、すぐに食傷しました。基本的に、シリアル・キラーものは好きではないんですね。
 しかし、『13日の金曜日』シリーズで唯一の例外があります。――『ジェイソンX』です。
ジェイソンX.jpg これは大好きですねえ。
 冷凍睡眠していたジェイソンが宇宙船のなかで蘇生し、殺戮の限りを尽くします。『13日の金曜日』に『エイリアン』をプラスして、さらに『ターミネーター』も足して、3で割った感じ。――はい、SFホラー映画なんですね、これが。
 閉鎖空間を舞台にするSFホラー映画は大好きですし、それに何と言っても、アンドロイド姉ちゃん! いい味を出していましたね。
 ところが、はたと――
 最後、どうなったんだっけ?
 どんどん気になってきて、再鑑賞。先ほど観終わりました。
 あ、そうだったのか。――とはいえ、エンディングなんて、どうでもいい映画ですね。2度目の鑑賞でありながら、はらはらどきどき、思い切り楽しめました。
『13日の金曜日』は好きじゃないという方にも――いや、好きじゃない方にこそお勧めします。
ジェイソン.jpg
『ジェイソンX』の隣に『ジェイソン』なるビデオがありました。
>この映画は「13日の金曜日」と「悪魔のいけにえ」のカップルが
>産み落とした“究極の映像凶器”だ!
『悪魔のいけにえ』シリーズは3部作を観ましたけれど、前述のように、シリアル・キラーものは苦手で、あまり好きではありません。
『ジェイソン』は買っただけで未鑑賞。観ないほうがいいような気がしています。
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理大野田SF研究会

 昨日の記事「東京理科大学SF研究会」の続きです。
 まずは補遺から。
 牧くんのコメントにあった「空想科学小説」を発掘しました。見つかったのは5冊だけで、欠号だらけですが、たぶんこれだけしか持っていないのだと思います。ほかに、東京理科大学SF研究会OB会誌「空科ビジネス」も5冊発掘。どちらも、私とは全く無関係です。
 それぞれ、創刊号の書影を掲載しておきます。
「空想科学小説」Vol,1(81.6.20)
「空科ビジネス」No.1(91.3.18)
空想科学小説.jpg 空科ビジネス.jpg

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東京理科大学SF研究会

 この記事のコメント欄で、牧眞司くんと盛り上がっておりますが、ほとんどの読者には、なんのこっちゃ、でしょう。説明がてら、こんな記事を書くことにしました。

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『伝説のサスペンス&ホラー』

伝説のサスペンス&ホラー~ベスト・オブ・恐怖傑作選~(全2巻)』講談社・KCデラックス(07)を読みました。ホラーマンガのアンソロジーです。
 なかなかの傑作揃いで、楽しかったですね。それぞれ魅力的でしたが、なかでも犬木加奈子の作品に惹かれました。唯一、2冊ともに作品(「血の章」に「口裂け女伝説」、「骨の章」に「新・かなえられた願い」)が収録されている作家です。
 もちろん名前は知っていて、何か読んだことがあるような気もするのですが、これまで特に意識することはありませんでした。今回の両作品とも、私好みです。ことに「新・かなえられた願い」はド真ん中のストライク! 何だかハマってしまいそうな予感が……。
血の章.jpg 骨の章.jpg 怪物さん.jpg
 マンガと言えば、つい先日、西川魯介『怪物さん』幻冬舎コミックス(07)なんて本も読みました。全く知らないマンガ家ですが、タイトルに惹かれて……。
>これがホントの「河童の3P」ですね(128ページ)
 このシモネタ感覚、けっこう好きかも(笑)。
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『黒岩涙香探偵小説選』

 若いころの一時期、黒岩涙香(明治から大正時代にかけて活躍した翻案小説家)を読みまくっていました。
 涙香の翻案作品を初めて読んだのは高校生のときでした。『黒岩涙香傑作選(全3巻)』観光展望社出版部(68)――涙香作品を現代風に書き直したリライト版で、『巌窟王(全2冊)』『噫無情』が共函にはいっています。
 めちゃくちゃ面白かったですねえ。もちろん、原作である『モンテ・クリスト伯』も『レ・ミゼラブル』も読んだことがあり、ストーリーは知っているんですが、それでもなおかつ、まるで別の作品を読んでいるみたいに面白かったんです。
 残念ながらこの3冊、先にも書きましたようにリライト版です。となると――原文で読みたいぞ!
 幸いにして、すぐに『明治大正文學全集 第八巻 黒岩涙香・森田思軒』春陽堂(29)を入手できました。この本には黒岩涙香『巌窟王』と森田思軒『十五少年』が収録されているのです。
 擬古文調の文体に最初は戸惑いましたが、慣れてしまうと、これが何とも心地よいんですね。物語にぐいぐい引き込まれていきます。――もっともっと読みたい!
 桃源社から出ていた復刻版『死美人』(71)や『暗黒星』(72)を読み、さらに熱烈な涙香ファンになります。涙香全作品の梗概を記した伊藤秀雄『黒岩涙香 その小説のすべて』桃源社(71)も隅から隅まで読みました。これは途轍もない労作なんですが、同時に罪作りな本で、欲求不満が募ります。――梗概じゃなくて、ちゃんとした作品を読みたい!
黒岩涙香傑作選.jpg 明治大正文學全集.jpg 暗黒星.jpg 黒岩涙香その小説のすべて.jpg

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映画『アイ アム オメガ』

 リチャード・マシスンの傑作SF『吸血鬼』(=『地球最後の男』=『アイ・アム・レジェンド』)は何度も映画化されています。
『アイ・アム・レジェンド』ハヤカワ文庫NV(07)の解説(尾之上浩司)によりますと――

 詳細不明のスペイン版
『地球最後の男』1964年
地球最後の男 オメガマン』1971年
『アイ・アム・レジェンド』2007年

 以前にも記事に書いたと思いますが、『地球最後の男 オメガマン』は私にとって殿堂入りクラスの大好き映画です。『地球最後の男』や『アイ・アム・レジェンド』も楽しく観ましたけれど、『地球最後の男 オメガマン』にはとても及びません。(スペイン版は観ていないのでコメント不能)
 映画化はこの4作かと思っていたら、あらら、『アイ アム オメガ』なんて映画もあったんですね。たまたま中古DVDを見かけて、「なんじゃ、こりゃ」(笑)。
 ジャケットのストーリー紹介を読むと――
紹介.JPG
 明らかにマシスン作品の映画化です。レンタル料金に毛が生えたような値段でして、もちろん迷わずに購入。さっそく鑑賞しました。
 ははは。設定はいいんですけどね。――って、当たり前ですか(笑)。
 この映画は『アイ・アム・レジェンド』と同じ2007年の製作です。偶然なのか意図的なのか知りませんけれど、何を考えているんでしょ(苦笑)。
 改めて、『地球最後の男 オメガマン』は傑作だなあと思ったのでした。
アイ アム オメガ.jpg 地球最後の男.jpg オメガマン.jpg アイ・アム・レジェンド.jpg
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ふしぎ! 昆虫パワー

ちらし.jpg 名古屋市科学館で開催されている「ふしぎ! 昆虫パワー」展に行ってきました。
 うはあ、科学館! 懐かしいですね。名古屋に生まれ育った私ですから、もちろん小学生のころ、何度か足を運んだことがあります。併設されているプラネタリウムとともに、実に楽しい空間でした。
 中学以降は、とんとご無沙汰で、今回、おそらく40数年ぶりと思います。知人が展示に協力しているということで、これは行かねば! と。
 思い切り楽しんで、帰ってきました。

レポートを読む。


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山川方夫のショートショート集

 山川方夫と言えば、星新一、都筑道夫と並んで、日本ショートショート黎明期の御三家の1人です。34歳のとき、交通事故にて他界。これは本当に残念で不幸な出来事です。
 あの日――1965年2月19日、山川方夫が事故に遭わなければ、日本ショートショート界の風景が変わっていたかもしれません。
 山川方夫には純然たるショートショート集は1冊――『親しい友人たち』しかありませんが、ほかにも、ショートショートの見地から注目すべき著作はあります。
 それらをご紹介しましょう。

『親しい友人たち』講談社(63)/講談社(65)*新装版/講談社文庫(72)
 この1冊で、山川方夫は日本ショートショート史に大きな足跡を残しました。この傑作ショートショート集が容易に入手できない現状は非常に悲しいことです。どこかで再刊してくれないものでしょうか。
 以下の書影で、講談社文庫(右の2冊)は左が初刷(1972年5月15日発行)、右が5刷(1976年2月20日発行)です。
親しい友人たち.jpg 親しい友人たち(新装版).jpg 親しい友人たち(講談社文庫)初刷.jpg 親しい友人たち(講談社文庫)5刷.jpg
『長くて短い一年』光風社(64)
 山川方夫が遺した短編集のうち、この本には比較的短い作品が収められています。
『トコという男』早川書房(65)
 エッセイ集なんですが、私はショートショート集の感覚で読みました。
『夏の葬列』集英社文庫(91)
 短編とショートショートが収録された作品集です。現在、容易かつ手軽に山川方夫のショートショートを読むには、この1冊しかないでしょう。ブックオフなどでも、しばしば目にします。
長くて短い一年.jpg トコという男.jpg 夏の葬列.jpg
 山川方夫は全集が2回、選集が1回刊行されています。
『山川方夫全集』冬樹社(69~70)*全5巻
『山川方夫全集』筑摩書房(00)*全7巻
 冬樹社版は所有していますが、筑摩書房版は未入手です。お値段が……(涙)。
 以下の書影、冬樹社版は第四巻(ショートショートのほとんどを収録)と第五巻(『トコという男』を収録)、筑摩書房版は……内容見本です。
山川方夫全集・第四巻.jpg 山川方夫全集・第五巻.jpg 山川方夫全集(内容見本).jpg
『山川方夫珠玉選集―上 《煙突》』冬樹社(72)
『山川方夫珠玉選集―下 《最初の秋》』冬樹社(72)
 金子昌夫編。ショートショートが収録されているのは下巻のみです。なお、編者の金子昌夫には『山川方夫論』冬樹社(72)があります。
山川方夫珠玉選集・上.jpg 山川方夫珠玉選集・下.jpg 山川方夫論.jpg
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『現代語裏辞典』

 ある方より、筒井康隆の新刊『現代語裏辞典』文藝春秋(10)を送っていただきました。買おうと思っていた矢先に届き、びっくりです。ありがとうございます。
 筒井康隆の辞典というと、『欠陥大百科』河出書房新社(70)、『乱調文学大辞典』講談社(72)、『筒井版悪魔の辞典』講談社(02)あたりがすぐに浮かびます。どれも面白かったですねえ。
 ことに『乱調文学大辞典』は大好きでして、何度も読み返したものです。巻末付録「あなたも流行作家になれる」は、小説家志望者必読ですよ。
 筒井康隆の著す辞典として、『現代語裏辞典』は総決算の位置づけとなる本であろうと思います。まだ、ぱらぱらと眺めただけですが、実に愉快。筒井節が冴え渡っています(いわゆる“差別語”関連、すっげー!)。それと、小口の仕掛けには驚きました。手を洗ってからでないと、読めないですね。
 ともあれ、末永く楽しめること間違いなしです。
 心して、読みます!
現代語裏辞典.jpg 欠陥大百科.jpg 乱調文学大辞典.jpg 筒井版悪魔の辞典.jpg
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『〔貸本怪談まんが〕傑作選』

妖の巻.jpg 何だか無性に貸本マンガを読みたくなりました。明らかに『悪魔くん』の影響です。
 で、本棚をつらつら眺めていて目についたのが、菊地秀行編『〔貸本怪談まんが〕傑作選(全2巻)』立風書房(91)です。
 発行当時、ざくざくっと読んで、それっきり。20年近く前のことですから、当然すっかり内容は忘れています。
 久しぶりに手に取ってみました。――2冊ともに、水木しげる作品が収録されています。それに、楳図かずおも!
怪の巻.jpg さっそく読み始め……。
 いいですねえ、このゾクゾク感。ほかのマンガ家の作品も含めて、全編に漂う一種独特のムードは、今のマンガからは得られないものです。
 解説(菊地秀行)によると、「貸本店のピークは昭和三十五年」で、「貸本漫画専門の出版社は、昭和四十年までにはほとんど消滅」とのこと。
 私の世代では、ぎりぎり間に合わなかったんですね。リアルタイムで体験できなかったのは、実に残念。しかしそれでも、疑似ノスタルジーみたいなものが湧き上がってきます。不思議な魅力、迫力に満ちた作品群です。
帯.jpg
 この2冊、編者にご贈呈いただいたものです。今さらながらでありますが、ありがとうございます。

【追記】
 ショートショート的なオチという見地から、ちょっとだけ。
 楳図かずお「蝶の森」――このオチはいいですね。傑作ショートショートと思います。
 かとう一彦(モンキー・パンチ)「復讐」――いささか唐突感のあるオチですが、好きです。筒井康隆のショートショート「怪物たちの夜」を思い出しました。
 以上2編とも「妖の巻」に収録されています。
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お祝いの辞

 ブログにちょくちょくコメントをいただいている山本孝一さんは私の古くからの友人であり、熱烈な星新一ファンです。
 実に羨ましいことに、山本さんは結婚式のとき、星さんから祝辞をいただいています。
 山本さん、そして星さんの娘さんであるマリナさんの許可をいただきましたので、ここに祝辞原稿をアップいたします。もちろん、星さんの直筆です! 星ファンにとって、超お宝ですね。
 サムネイル画像表示にしましたので、クリックすると大きな画像が見られます。
お祝いの辞(1).JPG
お祝いの辞(2).JPG
 ブログという性格上、プライバシーに関わる部分(1箇所および4行)をカットさせていただきました。ご了承ください。
 この原稿は、山本さんの結婚披露宴で配付された冊子『メインエベント 娶る日 嫁ぐ日』(1981年11月7日発行)にもコピー(モノクロ)が掲載されています。
 この冊子とともに、祝辞で言及されている「ホシヅルかわら版」いちまいめ(1981年7月1日発行)の画像も掲載しておきます。
メインエベント.jpg ホシヅルかわら版.jpg
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