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星新一のサイン

 森下一仁さんが日記で星新一のサインについて考察されています。
> それと、私が興味深く眺めたのは星さんのサイン。縦書きされた「星新一」の字が、
>どうにも危なっかしいのです。頭でっかちで、下の「新」「一」が小さい。もしこのまま
>立たせたとしたら、ふらふらと不安定な感じのサイン。

 で、ふと思いついて……。
「星新一展」勝手に協賛企画第2弾――星新一のサインいろいろです。

サインを見る。


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星新一パネル展

 世田谷文学館での星新一展がスタートしました。すでに展示をご覧になった方々から、「期待以上に素晴らしい展示で、堪能した」との感想が聞こえてきています。
 私も早く見に行きたいですが、諸事情あって、もう少し先です。

 今日は「星新一展」勝手に協賛企画としまして――
 2年前に名古屋で催された「星新一パネル展」の写真をアップすることにしました。
 前年末に東京で「星新一 空想工房へようこそ」というパネル展が催されたんですね。もちろん私も見に行きまして、ええ、とっても楽しかったです。
 そこで思ったのが――せっかくパネルを作ったんだから、これだけで終わらせるのはもったいないな。名古屋でも展示ができないかな。
 さっそく関係各所に働きかけ、結果、名古屋でもパネル展を開催していただけることになったのです。
 今度の星新一展では、これらの写真でしか見られなかった数々の品の、おそらく実物が展示されているのでしょう。
 いいですねえ。期待がどんどん膨らんでいます。

写真を見る。


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星新一展のポスター&チラシ

 明日からスタートする星新一展のポスターとチラシを送っていただきました。私も含め、東京以外に住んでいる方々は、目にする機会は少ないと思います。どうぞお楽しみください。

ポスター&チラシを見る。


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『ショートショートショート』

 毎度で恐縮ですが、ブログ「奇妙な世界の片隅で」を読みに行ったら、文字のないSFについて書かれていまして……。
 すぐに頭に浮かんだのは石森章太郎『章太郎のファンタジーワールド ジュン』でした。ほとんど文字はなく、絵だけで描かれたマンガです。
 私が最初に読んだのは小学館文庫版(82)でした。面白かったのですが、絵の小ささに不満が残り、朝日ソノラマ版(75)を買いました。こちらは大判のハードカバーで、文庫本とどれくらいサイズが違うかと言うと……。この記事はすべての書影を同じ縮小率でアップしますので、画像を見てください。
ジュン(小学館文庫).jpg ジュン(朝日ソノラマ).jpg ショートショートショート.jpg
 久しぶりに本を手に取り、「うん、これはマンガのショートショートと言えば言えるなあ」なんて思っていたところ、ふと1冊の同人誌を思い出しました。――『ショートショートショート』石森章太郎ファンクラブ(72)です。

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「SF幼年期と神戸」

 先週金曜日、神戸文学館の企画展「SF幼年期と神戸」が始まりました。ここに企画展の写真が掲載されています。なるほど、こういう展示ですか。いい感じですね。
 それとは別に、さっそく訪れたというSFファンの友人が写真を送ってくれました。
展示.jpg
『生命のふしぎ』は私が提供したもの。自分の所蔵本が文学館で展示されるなんて初めての経験で、何だか不思議な気分です。――あ、1冊、とっても欲しい本が……(笑)。
 サイン本も展示されると聞いていますが、どんな本なのか知りません。
「SF幼年期と神戸」勝手に協賛企画として、うちにあるサイン本をお目にかけることにしましょう。SF幼年期から活躍してきた神戸ゆかりのSF作家たち――企画展では最も大きく採り上げられているであろう方々の処女出版です(発行順)。
◎矢野徹『雷からテレビまで』新潮社・少国民の科学(58)
◎眉村卓『燃える傾斜』東都書房・東都SF(63)
雷からテレビまで.jpg 雷からテレビまで(サイン).jpg 燃える傾斜.jpg 燃える傾斜(サイン).jpg
◎小松左京『地には平和を』ハヤカワSFシリーズ(63)
◎筒井康隆『東海道戦争』ハヤカワSFシリーズ(65)
地には平和を.jpg 地には平和を(サイン).jpg 東海道戦争.jpg 東海道戦争(サイン).jpg
 どれも私にとって大切な大切な宝物です。
 
 明後日からは世田谷文学館星新一展がスタートします。どちらにも、5月中には足を運びたいと考えています。
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O・ヘンリーとモーパッサンの古い本

 一ヶ月ほど前、O・ヘンリーモーパッサンの古い邦訳本(50年以上前に発行された本)を紹介しました。綿密な書誌ではなく、私が所有している本の紹介です。
 あのあと、それぞれ1冊ずつ、新たに古い本を入手しました。1冊増えたところで大した意味はないのですが、紹介します。

◎オー・ヘンリ『運命の道』改造社(42)
 全12編収録。私の知る限り、ではありますが、『オー・ヘンリー短篇集』岩波文庫(38)、『紐育物語』創元社(40)に続く3冊目の邦訳作品集です。『紐育物語』は未所有で、欲しいなあと思っています。現物を見たこともないんですよね。
 素っ気ない書影で、裸本と思われるかもしれませんが、これ、カバーです。
◎モーパッサン『リラの花かげ』明朗社(46)
 全8編収録。あとがき(平野威馬雄)に――
>モーパッサンをエロ文學と烙印づけたのは日本だけです。
 と書かれていて、うへえ! です。
運命の道.jpg リラの花かげ.jpg
 こうして地道に買っていけば、いずれは完集……? いやいや、見果てぬ夢ですね。

微笑の書.jpg ここのところ、ミョーに古書づいていて、記事に書いた『毛蟲の舞踏會』『現代ブラジル文學代表作選』もそうですし、ほかにも、たとえばチェーホフ『微笑の書』新人社・人生叢書(50)なんて本も買いました。この本には37編も収録されていて――おお! 短い!(嬉)
 1938年(昭和13年)に刊行された、フランス・ショートショート・アンソロジーと言える本も入手しました。これは感涙ものでしたね。いずれちゃんと紹介するつもりですので、ここでは書名は伏せておくことにします。お楽しみに。
 しかし、こんなのを入手して喜んでいるのは私だけかも……。いやいや、北原尚彦さんにお知らせしたら、めちゃ羨ましがっておりました(笑)。
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映画『奇蹟の輝き』

『奇蹟の輝き』を観ました。先日観た『ある日どこかで』と同じく、リチャード・マシスン原作の映画です。こちらも原作は読んでいません。
奇蹟の輝き.jpg『ある日どこかで』はタイムトラベルもののラブ・ロマンスでした。で、こっちは輪廻転生のラブ・ロマンスですかあ。私がマシスンに求めるのはこういうのではないんだけどなあ……などとは思いつつも、けっこう楽しく観ることができました。
 映像的な美しさは『奇蹟の輝き』に軍配が上がりますが、シナリオ的には『ある日どこかで』のほうがずっと好きですね。タイムトラベルに恋愛の要素が絡むと、柄にもなく感傷的になってしまいます。私って、意外にロマンチストなのかも?
 しかし……。なんだかグログロな映画を観たくなってきました。こっちが本来の私ですね(笑)。
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すごい書店員たち

 朝刊を読んでいたら、某書店の児童書コーナーを紹介する記事がありました。
>子どもの本のロングセラー約一万冊と、日本で過去一年に出版された新刊児童書のすべて
>約五千冊が並べられています。
 ほお、なかなかの品揃えですね。しかし、すごいのは書店員たちです。
>スタッフの方たちはすべての本に目を通し読み込んでいます。
 うひゃあ。ロングセラー1万冊はともかく、最近1年に出た5000冊も読み込んじゃってますか。単純計算でも毎日10冊以上読んで――いや、ただ読むだけではなくて、読み込んで、仕事もして……。人間業ではないですね。
 ああ、私にもそれだけの読書能力があったら……(笑)。

 ブログの趣旨とは合いませんけれど、あまりにも面白いので、つい書いてしまいました。
 念のために書いておきますと、全面広告の記事です。
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「藤子・F・不二雄 ふしぎ大百科」最終回

 昨日放送されたNHK『こだわり人物伝』の「藤子・F・不二雄 ふしぎ大百科」最終回を観ました。第1回は藤子不二雄A、第2回は担当編集者やアシスタント、第3回は家族が出演し、それぞれの立場から藤子・F・不二雄を語りました。いずれも興味深い話が満載でした。
 最終回の出演は岡田斗司夫で、採り上げられたのは藤子・F・不二雄のSF短編。――待ってました! って感じですね。
 すでにあるアイデアに独自の視点を加え、新たな物語を作るのが藤子・F・不二雄SF短編の大きな魅力と思っていますが、今回、そういう面に大きくスポットが当てられていました。同感同感、また同感。岡田斗司夫の話を聞きながら、頷きまくっていましたね。
 岡田斗司夫は私より1歳年下で、まあ同世代と言ってもいいでしょう。改めて、同じような読書体験をしてきたんだなあと思いました。それにしても、高校時代に蔵書2万7千ですか。私、50を過ぎた現在でも、そんなに持っていないですよ(苦笑)。
 ともあれ、実にいい番組でした。終わってしまったのが残念です。

 またも、藤子・F・不二雄のSF短編を読み返したくなりましたが、今回も自制します。読みたい本が溜まりまくっていて、大変なんです。日ごろから複数の本を平行して読んでいますけれど、最近はそれに拍車がかかり……。
 新刊だけでも、こんな本が仲間入りしています。新刊紹介の意味も兼ねて、ここに書いておきましょう。
ショートショートの花束2.jpg 星町の物語.jpg 東北怪談全集.jpg
◎阿刀田高編『ショートショートの花束2』講談社文庫(10)
 知人の作品も3編掲載されていて、それだけは読みました。
◎太田忠司『星町の物語』理論社(10)
 著者2冊目のショートショート集。1冊目は『帰郷』幻冬舎ノベルス(98)です。
◎山田野理夫『山田野理夫 東北怪談全集』荒蝦夷(10)
 以前に書いた杉村顕道怪談全集 彩雨亭鬼談』と同じ荒蝦夷による怪談本の第2弾です。『東北怪談の旅』全編のほか、『日本怪談集 その愛と死と美』『日本妖怪集 北から南から』『日本妖怪集 第二集 眠れぬ夜のために』『おばけの民話 幻の園・闇の声から』からは東北を舞台にした怪談だけが収録されています。
日本怪談集.jpg 日本妖怪集.jpg おばけの民話.jpg
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『二時間目 国語』

 若い方のなかには、星新一初体験が国語の教科書という人も多いようです。
 私の世代でも、その可能性はあったんでしょうか。いつから星作品が教科書あるいは副読本に採用されるようになったのでしょうか。
別冊新評 星新一の世界』新評社(76)には「教科書、副読本への掲載作品」という資料が掲載されています(189ページ)。1976年の時点で8編が採用されていたそうですが、残念ながら発行年は記載されておらず……。明確なことはわかりませんけれど、私の世代の教科書に星作品が掲載されていた確率は限りなく低いようです。
二時間目国語.jpg ということで――
 小川義男・監修『二時間目 国語』宝島社(04)を買いました。国語の教科書に採用された小説や詩――「はじめに」によれば「かつての子供たちに愛された名作」から21編を選んで編まれたアンソロジーです。短い作品がほとんどで、一種のショートショート・アンソロジーと言ってもいいかもしれませんね。
 嬉しいことに星新一「おみやげ」も収録されていて、いえ、だから買ったのですが、私、疑似教科書体験を楽しんでおります。
 何年生の教科書に採用されたのか不明ですけれど、おそらく小学校の3年生か4年生ではないかと推測します。小学生のときから星作品に触れられるなんて羨ましいような、そうでもないような……。教科書に載っている作家というだけで敬遠してしまったかも(苦笑)。
 なお、この本は宝島社文庫版(08)もあります。

 さて。
 私の星新一初体験ですが……。
 私の世代では当然と言ってもいいかもしれませんね。――『ボッコちゃん』新潮文庫(71)です。中学2年のときだったでしょうか。本が発売されて、しばらく経ったころです。
 中学2年で星新一を初めて読むなんて遅いと思われるかもしれませんが、当時、星新一は今ほどポピュラーな存在ではなかったのですよ。この『ボッコちゃん』――初の文庫本によって、一気に名前が広く知れ渡り、中高生にも知られるようになったという印象があります。
 それから数年後、私が高校生のときには、星新一は北杜夫や遠藤周作と並んで、最もポピュラーな作家となっていました。ほんと、星新一を読んでいないクラスメートはほとんどいなかったのではないでしょうか。
 あまり目にする機会はないと思いますので、『ボッコちゃん』初版本の書影をアップしておきましょう。定価130円。写真をご覧いただければおわかりのように、最初、背は白かったんですね。それがいつの間にか黄緑色になり、現在はカバー画も変更されています(右の写真)。
ボッコちゃん.jpg ボッコちゃん(新カバー).jpg

『ボッコちゃん』と言えば――
 TOKON10実行委員会公式ブログに、宮野由梨香「東京SF大全23『ボッコちゃん』」なる論考がアップされています。へえ、こういう読み方もあるのか、と興味深いです。
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『筒井漫画涜本ふたたび』

『筒井漫画涜本ふたたび』実業之日本社(10)を少しずつ読んでいます。筒井康隆の小説をマンガ化したアンソロジーで、1995年刊『筒井漫画涜本』に続く第2弾です。ショートショートを原作とするマンガも多数収録されています。
筒井漫画涜本.jpg 筒井漫画涜本ふたたび.jpg
 もちろん原作はすべて読んでいて、それを反芻するような感覚が楽しいですね。それぞれのマンガ家の味も出ていますから、それも魅力です。
 感慨深いのは、とり・みき「わが良き狼」です。実は私の筒井康隆初体験は、この作品なんですよ。中学生のとき、「SFマガジン」のバックナンバーで読み、「うわあ、面白い。もっと読みたい」と、筒井康隆の著作を求めて書店に走ったことを覚えています。
 それと――
 名古屋は大須演芸場の芸人でもある雷門獅篭の参加も嬉しいです。
 大須演芸場は名古屋で唯一の寄席でして、地元では有名な存在です。私と大須演芸場の付き合いはけっこう古くて、20年以上にはなりますね。
 そもそものきっかけは伊東かおるさんでした。やはり大須演芸場の芸人です。
名全広会員証.jpg 伊東さんは「名古屋弁を全国に広める会(名全広)」の会長でして、舞台でも名古屋弁をネタにした漫談を披露していました。詳しい経緯は忘れましたが、私の長編『名古屋1997』トクマノベルズ・ミオ(87)をネタに盛り込むこともあり、それが縁で親しくなったのです。(「名全広」の会員証がありますので、アップしておきます。テレフォン・カードというのが時代を感じさせます)
名古屋弁笑劇場.jpg 右の写真は、伊東さんが日本ビクターから出されたカセットテープ『名古屋弁笑劇場 ワイド版』です。その表紙にいただいたサインには「2.2.14」の日付があります。ちょうど20年前のバレンタインデーですね。私、バレンタインデーに伊東さんと会っていたようです(笑)。
 席亭の足立秀夫さんとも親しくなりました。足立さんは演芸界の生き字引みたいな人で、今や大御所の芸人さんたちの若かりしころの話(たいていは、やんちゃなエピソード)の楽しいこと。「さんまはよ~」とか、名古屋弁で話し出したら、もう止まりません(笑)。
え~泣き笑いを一席….jpg 足立さんは『え~泣き笑いを一席… 大須演芸場涙の20年』郷土出版社(93)という本を出されています。面白いですよ。
 私と同い年だったタクマさんとも、よく話しましたね。今では年賀状の付き合いだけになっていますが、また会いたいものです。
 ――と、昔話が長くなりました。
 3年前に名古屋に戻ってきたとき、久しぶりに大須演芸場に遊びに行きました。芸人さんたちの顔ぶれはがらっと変わっていましたが、足立さんは昔のまんま、笑顔で迎えてくれました。
名古屋式。.jpg そこで紹介されたのが――ようやく本筋に戻りました――雷門獅篭さんなのでした。落語家でありながらマンガも描かれているといいます。へえ~と興味を持ち、たまたま目にした『名古屋式。』マガジンハウス(05)を読みました。東京から名古屋に移住した獅篭さんが体験したカルチャーショックを綴ったエッセイ集ですが、4コママンガもふんだんに掲載されています。これも楽しい本でしたねえ。
 以来、久びさに獅篭さんのマンガに再会したのでした。こういうのって、ミョーに嬉しいのです。

 記事タイトル『筒井漫画涜本ふたたび』とは関係のないことばかりで……。毎度のことながら、申しわけありません。
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「星新一は未来を見ていた」

 既報の通り、今月16日に放送された『ビーバップ! ハイヒール』は星新一の特集でした。残念なことに関西ローカルの放送でして、他地方では視聴することができず……。私も名古屋在住ですから、観ることはできません。もちろん手抜かりはなく、関西在住の方に録画をお願いしていて、近いうちにDVDを受け取ることになっていますが、その前に――
 YouTubeに番組がアップされていることがわかり、さっそく視聴しました。星作品の魅力を紹介するという意味で、非常によくできた番組と思います。星ファン、必見ですね。
 YouTubeでは、なぜか埋め込みコードが取得できない設定になっています。「星新一は未来を見ていた」で検索してください。
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『諸星大二郎ナンセンスギャグ漫画集』

 諸星大二郎の新刊『諸星大二郎ナンセンスギャグ漫画集 珍の巻』『諸星大二郎ナンセンスギャグ漫画集 妙の巻』ジャイブ(10)を買いました。
珍の巻.jpg 妙の巻.jpg
帯.JPG
 こんな帯を目にしたら、まるで催眠術にかかったかのように手に取り、そのままレジに向かってしまいます。
 諸星大二郎の新刊を買うなんて、何十年ぶりでしょう。いや、大好きなマンガ家ではあったし、今でも好きではあるんですよ。
 もう30年以上前になりますか。諸星大二郎の登場は衝撃的でした。たちまち熱烈な読者になり、新刊が発売されるたびに即購入、即読了。そんな状態が10年くらいは続いたと思います。
 今でも、そのころに買った本は大切に保存しています。(以下の書影は最初期の8冊)
暗黒神話.jpg 妖怪ハンター.jpg 孔子暗黒伝1.jpg 孔子暗黒伝2.jpg
徐福伝説.jpg 夢みる機械.jpg アダムの肋骨.jpg コンプレックス・シティ.jpg
サイン.jpg その後、マンガを読まなくなってしまい、必然的に諸星大二郎の本に手を伸ばすこともなくなり……。
 新刊の2冊をぱらぱらと眺めていますと、あら、読んだ記憶のある作品もありますね。無性に懐かしいです。

 諸星さんには、一度だけですが、お目にかかる機会があり、発売されて間もない『アダムの肋骨』奇想天外コミックス(78)にサインをいただきました。めちゃくちゃ感激したことを覚えています。
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映画『フリージャック』

『フリージャック』を観ました。ロバート・シェクリイ原作の映画です。
フリージャック(ビデオ).jpg 原作である『不死販売株式会社』を読んだのは遥か昔……。いつ読んだのかすら記憶にありません。
 私が読んだのはハヤカワSFシリーズ版です。書棚から取り出して奥付を見ますと、1971年の発行。発売されてすぐに読んだのではなく、数年後だと思います。たぶん高校生のとき、35年くらい前でしょう。
 読んだ本は片端から忘れていくという情けない記憶力の私ですから、内容は忘却の彼方なんですが、いや、それにしても……。記憶に残っている原作のイメージと映画のストーリー、全く違うんですね。こんな話でしたっけ? はて? はて?
 ふと、映画公開に合わせて文庫化されたことを思い出し、『不死販売株式会社 フリージャック』ハヤカワ文庫SF(92)を書棚から取り出しました。
 すると、解説(高橋良平)に、「映画化にあたって製作者サイドは、原作に出てくる人間の精神を他の肉体に転位・移植する未来テクノロジーというアイディアをもらい、かなり自由に脚色した」と書かれていて、なるほど納得。映画と原作は別物と考えたほうがいいんですね。
 まあ、原作に忠実かどうかは別として――
 映画は、近未来(といっても2009年で、現在から見れば過去ですが)を舞台としたアクションSF。タイムトラベルあり、恋愛要素もあり……。私はこういうのが大好きでして、非常に楽しく観ることができました。おっと、原作の舞台は近未来ではなかったですね(苦笑)。
不死販売株式会社.jpg フリージャック.jpg
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『毛蟲の舞踏會』

 最近、古~い本(終戦前に発行された本)を読むことが多いです。2日前に記事に書いた『現代ブラジル文學代表作選』も、そのうちの1冊です。
 ほかにどんな本を読んでいたかというと……。
 たとえば、堀口大學編訳『毛蟲の舞踏會』青磁社(43)です。
毛蟲の舞踏會(青磁社).jpg 動物をテーマにしたフランス・コントを集めたアンソロジーでして、収録されているのは15編。ほとんどの作品はショートショートと言ってもいい長さです。
 内容的には、小説というより寓話に近い作品もあり、ショートショートと言えるか微妙な作品が多いですけれども、とにかく短い短編小説集ですから、広義のショートショート・アンソロジーとは言えますね。
 また、ジュール・シュペルヴィエルの作品が巻末に4編も並び、それだけでもここで紹介する価値があると思います。(ちなみに、複数の作品が収録されているのはシュペルヴィエルだけです)
 実は、この本は書誌的に興味深い点があります。内容よりも、そちらを紹介したくて、記事を書くことにしました。

 この本の初版は1943年(昭和18年)に青磁社から発行されました。それはいいんですが、問題は1946年(昭和21年)に発行された札幌青磁社版です。これ、第3刷となっていますが、どうやら初刷や2刷はなく、いきなり3刷からスタートした模様。
毛蟲の舞踏會(札幌青磁社).jpg 青磁社と札幌青磁社は、会社の移転(東京から札幌へ)に伴って社名変更されただけで、同じ会社のようです。青磁社版が2刷まで出て、それを引き継ぐ形で札幌青磁社版が発行されたものと思われますが、内容は同じとはいえ、表紙デザインや版組はまるっきり違っていて、ページ数にしても、青磁社版は307ページなのに、札幌青磁版は235ページ。――はっきり言って、別の本です。
 にもかかわらず、奥付を引き継いでしまっているという……。なんらかの理由で(時代が時代ですから、たぶん戦争で)紙型を失い、新たな紙型で発行したものと推測されますが、いいかげんですねえ(笑)。
 2刷は未入手、現物未確認です。初刷や3刷と、また違った体裁の本だったりして……。いや、それはないと思いますけれど、完全には否定しきれません。
 この時代、大らかというか杜撰というか、こういったことは珍しくなかったようです。

毛虫の舞踏会(講談社).jpg 1979年(昭和54年)には講談社から4編を増補した『毛虫の舞踏会』が刊行されました。増補されたのはシュペルヴィエル2編、シャルル・ルイ・フィリップ1編など(全19編のうち、シュペルヴィエル作品が6編!)。戦前の本ではないかと見紛うようなデザインが、いい味を出しています。
 あ、そうそう。
 講談社版のあとがきには「本書『毛虫の舞踏会』初版は昭和十八年二月十日、札幌青磁社発行」と書かれていますが、もちろん「青磁社」の間違いです。いやはや、どこまでもいいかげんなこと(笑)。
 なお、この本も『現代ブラジル文學代表作選』と同じく、『堀口大學全集 補巻2』小澤書店(84)/日本図書センター(01)に収録されています。(青磁社版、札幌青磁社版の相違についても解説されていますが、この記事と同様に「推察」です)

 あまりマニアックなことは書かないよう心がけているつもりですが、今回の記事はマニアックですね。まあ、たまには……。
 こういう調査、けっこう大変なんですよ~。
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映画『ある日どこかで』

 今月8日の記事『ヒー・イズ・レジェンド』で、
> とりあえず、『ある日どこかで』創元推理文庫(02)を買わなければ(苦笑)。
ある日どこかで.jpg と書きました。
 本を買う前に、ブックオフで映画『ある日どこかで』のビデオを見かけて、おっ、なんとタイムリー! と購入。で、さっそく鑑賞しました。
 タイムトラベルの恋愛ファンタジーですか。正直なところ、私がリチャード・マシスンに求めるのは、こういう作品ではありません。しかし……。
 昨年10月20日の記事『時の娘』に、「私は純粋な恋愛小説は全く受けつけない体質です。しかし、そこにSFの要素が加わりますと、たちまち大好物になってしまうんですよ」と書きました。はい、私はこういうのが大好きなんですね。
 愛の力で時間を超える!! むちゃくちゃではありますけれど、そんな些細なことは気にしません。年甲斐もなく、キュンとしてしまいました。
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『現代ブラジル文學代表作選』

 しばらく前から、気が向くと堀口大學訳『現代ブラジル文學代表作選』第一書房(41)を手に取り、収録されている作品を適当に拾い読みしていました。
 堀口大學と言えばフランス文学の翻訳で知られています。その堀口大學がなぜブラジルの小説を? と疑問に思いましたが、「はしがき」に――

現代ブラジル文学代表作選.jpg もともと『現代ブラジル文學代表作選』は、自國文學の海外紹介を目的に、ブラジル翰林院(Academia Brasileira de Letras)が會員セルソ・ヴィエイラ、ムシオ・レオン兩氏に嘱し、過去現在の會員の作中より撰せしめた一巻で、ルヰス・アニバル・ファルソンによる佛譯版は一九三八年巴里サジテェル書店の出版である。これには、當時ブラジル翰林院會長だつたソオザ博士その人が序文を寄せていられる。博士自身の希望で、唯一の例外として、氏の一作を別に選んだ外、邦譯の内容は、全部この佛譯版によるものである。

 と書かれていて、合点がいきました。ブラジル翰林院編のアンソロジーのフランス語版を訳したものなんですね。
 さて、この本は300ページ弱に31編が収録されています。もちろん、それぞれの作品は短く……(嬉)。
 最初、タイトルや出だしが面白そうな作品を選んで読んでいるうちは、わりと楽しめました。SFあり、ホラーあり、ナンセンスあり……と、なかなかバラエティに富んでいて、私好みの作品もあります。
 マシャド・アシス「寓話」――縫い針と縫い糸の口論(どっちが偉いか)が愉快。
 アリュエジオ・アゼヴィド「親ゆづり」――屁理屈親父が楽しい。最後のひと言、むちゃくちゃだなあ。
 パウロ・バレト「ボオル紙頭の男」――タイトルそのまんま(笑)。シュールとナンセンス。風刺も効いてるぞ。
 アルシデス・マイア「標的」――こういうエスカレートもの、好きだな。おお、期待通りの結末。
 ザヴィエエル・マルケス「人間の一生」――そうか。私は現在、犬なのか。そして将来は猿になるのか。
 とまあ、こんな感想を抱きながら読んでいたんですね。しかし、よくわからない(要するに、私好みではない)作品に当たる頻度が徐々に増えてきて、まだ半分くらいしか読んでいないんですが、読み進める意欲が薄れてきてしまいました。
 ほかに読みたい本もたくさんありますので、この本はいったん放置(苦笑)。ま、よくあることです。
堀口大學全集 補巻2.jpg ともあれ、私の好みは別として、ショートショート・アンソロジーと言えると思います。この時代(昭和16年)に刊行されたショートショート・アンソロジーとなれば、日本ショートショート出版史上、特筆すべき本であることは間違いないですね。
 ご存じの方は少ないと思いますので、とりあえず記事に書いておくことにしました。
 なお、この本は『堀口大學全集 補巻2』小澤書店(84)/日本図書センター(01)に収録されています。
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『ヤン・シュヴァンクマイエル短篇集』

『ヤン・シュヴァンクマイエル短篇集』を観ました。ある方が「これ、面白いよ~」とDVDを貸してくれたのです。シュヴァンクマイエルなんて聞いたこともない名前ですが、チェコのアニメ作家とのこと。まあ、とにかく観てみようかと。
ヤン・シュヴァンクマイエル短篇集.jpg このDVDには計8本の作品が収録されていますが、最後の「プラハからのものがたり」は作者へのインタビューと作品紹介や制作風景ですから、実質的には7本です。短いものは24秒、長くても17分(これは3本のオムニバス)。
 いやあ、楽しかったですね。作品の基本は実写とクレイ・アニメの合成で、セリフはほとんどありません。そんななかで、シュールでグロテスクで悪夢のような妄想世界が展開されます。それにブラック・ユーモアと風刺。シナリオもよく練られています。
 こういうの、好きですねえ。奇妙な世界を充分に堪能しました。
 あと2枚、シュヴァンクマイエル作品のDVDを貸してもらい、これも楽しみなのですが、続けて観るものではないですね。ゲップが出ます(笑)。
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「藤子・F・不二雄 ふしぎ大百科」

 私がテレビを生で観るのはニュースとスポーツ中継くらいで、ほかの番組は録画しておいて、気が向いたときに観ます。
 ついさっき、NHK『こだわり人物伝』の「藤子・F・不二雄 ふしぎ大百科」の第2回(4月7日放送)を観ました。
 番組のなかでは書庫が紹介されていて――
テレビ画面.JPG
 うっひょー。
 思わず歓喜の声を上げてしまいました。いや、もちろん心のなかですが(笑)。
 左の3冊は早川書房の〈世界SF全集〉、そして右の2冊は、このブログでも何度も挙げている〈異色作家短篇集〉――ロバート・ブロック『血は冷たく流れる』とフレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』です。
 藤子・F・不二雄が〈異色作家短篇集〉を読んでいても驚くことはなく、むしろ当たり前のことなんですけれど、こうしてテレビ画面で紹介されると、嬉しさが込み上げてきます。
 言うまでもないでしょうが、藤子・F・不二雄のマンガ、大好きです。ことにSFタッチの異色短編ですね。ほんと、傑作揃いと思います。
 どがんとまとめて読んだのは、『藤子不二雄 SF全短篇(全3巻)』中央公論社(87~88)でした。第1巻『カンビュセスの籤』、第2巻『みどりの守り神』、第3巻『征地球論』――新刊が発売されるたびに書店に走ったものです。大袈裟な表現ではなく、感動しましたね。
カンビュセスの籤.jpg みどりの守り神.jpg 征地球論.jpg 背表紙.jpg
 ショートショートの研究・収集を始めてから、友人に勧められて岡崎二郎のマンガを読みました。藤子・F・不二雄を彷彿とさせる短編マンガの描き手です。ショートショートとして読んでも一級品。すぐに夢中になり、次から次へと買いまくり、読みまくりました。今では全著作を所有し、もちろん全部読んでいますが、それはともかく――
 その過程で、藤子・F・不二雄の短編を無性に読み返したくなり、しかしそのときには『藤子不二雄 SF全短篇』が手元になく、『藤子・F・不二雄〔異色短編集〕(全4巻)』小学館文庫(95)を購入して渇を癒しました。
 ほとんどの作品はよく覚えていて、びっくり。記憶力に自信のない私としては、これは珍しいことなんです。それほど深く脳裡に刻み込まれたということでしょうね。
ミノタウロスの皿.jpg 気楽に殺ろうよ.jpg 箱舟はいっぱい.jpg パラレル同窓会.jpg
 書影アップのために本を手に取り、また読み返したくなりましたが、いや、ここは自制しましょう。読みかけの本がたくさんあるし、観たいDVDもあるし……。
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「SF入門講座」

 何気なくSF専門誌「奇想天外」を眺めていて、連載エッセイ「SF入門講座」を読み耽ってしまいました。SFに造詣の深い作家や翻訳者らが回り持ちで執筆したパロディ・エッセイです。
 そのラインナップは――
 横田順彌「SF入門講座」――1977年2月号(11号)
 川又千秋「SFに何ができるか」――1977年3月号(12号)
 安田均「SFその世界」――1977年4月号(13号)
 百足連太郎「SFの傾向と対策」――1977年5月号(14号)
 小野耕世「ヒロインの時代」――1977年6月号(15号)
 堀晃「未来のプロフィル」――1977年7月号(16号)
 かんべむさし「SFは関西に限る?」――1977年8月号(17号)
 以上の計7回。古くからのSFファンには楢嬉八の表紙が懐かしいと思いますので、7冊とも書影をアップしちゃいましょう。
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 ちょっと前、「SFは関西に限る?」は読みましたが、ほかを読むのは超久しぶりです。
 おほっ、楽しい読み物ですねえ。いや、楽しいだけではなくて、ちょっと嬉しい発見もありました。
 安田均「SFその世界」の末尾に――
> 先月号で最長のSFというのがあったので
>今回は最短のSFを紹介して幕としよう。
> 題して、
> 史上最短のSF   ロジャー・デーリィ
> 時は果てた。昨日。
 と書かれていたんですね。
 この最短SFは『ショートショートの世界』でも紹介しています(15~16ページ)が、これは横田順彌『SF事典』広済堂ブックス(77)から引用したものです。この本の発行日は(奥付では)1977年5月15日ですから、「奇想天外」1977年4月号に掲載された安田均のエッセイのほうが少し早かったんですね。これ、発売時に読んだはずなんですが、すっかり忘れていました。
 こういう発見は嬉しいですね、ほんと。

 これらのエッセイ、単行本に収録されているものは少ないように思います。
・横田順彌「SF入門講座」――『ヨコジュンのびっくりハウス』双葉社(80)/角川文庫(83)に収録。
・堀晃「未来のプロフィル」――堀晃・かんべむさし『SF街道二人旅』徳間書店(81)/徳間文庫(86)に収録。
・かんべむさし「SFは関西に限る?」――『むさし走査線』奇想天外社(79)/徳間文庫(81)に収録。
 ぱっと思いつくのは以上の3冊で、ほかは、う~~ん、記憶にないですねえ。
 1冊にまとまったら楽しいなと思います。
ヨコジュンのびっくりハウス.jpg SF街道二人旅.jpg むさし走査線.jpg

 あ、そうそう。
『SF街道二人旅』には、堀晃「SHINCONレポート」「SHINCON報告」が収録されていますよ。>神戸文学館のSF企画展「SF幼年期と神戸」関係者の皆様
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チャリティー古書即売会

「中日新聞」朝刊より――
新聞記事.jpg
 あ、今年も開催されますか。
 昨年、行きました。オープンの少し前に会場に着いたら、早くもすごい人だかり。いやあ、想像を絶してましたねえ。
 で、オープンと同時に人々がワゴンに突進し、あっという間に2重、3重に取り囲んでしまいました。にっちもさっちもいかず、私は退散。近くのブックオフで1時間ほど時間を潰したのち、再度見に行ったのですが、それでもまだ多くの人がワゴンを取り囲んでいました。最前列に行くには、かなりの忍耐が必要で、私にはそれは無理。
 結局、ほんの少し隙間から覗いて、友人から頼まれていた本を1冊買っただけでした。
 定価1000円以下の本は100円、2000円以下は200円で販売でしたっけ。安さは魅力なんですが……。
 人ごみ、大嫌いなんです。
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『ヒー・イズ・レジェンド』

ヒー・イズ・レジェンド.jpg クリストファー・コンロン編『ヒー・イズ・レジェンド』小学館文庫(10)を買いました。さまざまな作家たちが書いた、リチャード・マシスンに捧げる作品集です。マシスン作品に着想を得た小説、序章、続編……。
 こんな本が出たら、何も考えることなく無条件で買ってしまうわけですが、捧げられる対象であるマシスン作品のリストを見て、重要なことを思い出してしまいました。長編『ある日どこかで』以外は既読(のはず)ですけれど、ほとんどの作品は、読んだのは遥か昔なんですね。40年近く前に読んだきりという作品も……。
 う~~ん。やはり、マシスン作品を読んでから、この本を読むべきなんでしょうねえ……。
 とりあえず、『ある日どこかで』創元推理文庫(02)を買わなければ(苦笑)。
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星新一展

パンフレット.jpg 4月29日から6月27日まで、世田谷文学館で星新一展が開催されます。詳しくは、こちらをどうぞ。
 私? もちろん会期中に一度は足を運びます。楽しみですねえ。

 書影がないのは淋しいので、1999年9月11日に催された「ホシヅルの日」――星新一を偲ぶ会のパンフレットを。


【追記】4月8日
 世田谷文学館のHPに、さらに詳細な紹介がアップされていました。こちらです。

 星新一関連では、楽しみなテレビ番組もあります。
 以下、星新一公式HPより――
>4月15日の朝日放送「ビーバップ! ハイヒール」(午後11時17分より)は
>「ショートショートの神様 星新一は未来を見ていた」です。出演:筒井康隆、
>新井素子ほか (放送は、近畿地方のみです)
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エリン、ボーモント、ラッセル、デュ・モーリアの短編集

 ぼちぼちと、気が向くとアップしてきた〈異色作家短篇集〉作家の作品集リストですが、残る作家は4人となりました。
 スタンリイ・エリン
 チャールズ・ボーモント
 レイ・ラッセル
 デュ・モーリア
 そろそろ終わらせたほうが、私としてもすっきりしますし、4人合わせても大した数ではありませんので、4人一気にリストをアップすることにしました。

リストを見る。


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ジャック・フィニイの短編集

 早川書房〈異色作家短篇集〉の作家から、ジャック・フィニイの短編集リストです。
 といっても、邦訳短編集は2冊しかなく――
『レベル3』早川書房・異色作家短篇集(61)/早川書房・異色作家短篇集(74)*新装版/早川書房・異色作家短篇集(06)*新装版
『ゲイルズバーグの春を愛す』早川書房・世界の短篇(72)/ハヤカワ文庫FT(80)
レベル3.jpg レベル3(新装版).jpg ゲイルズバーグの春を愛す.jpg ゲイルズバーグの春を愛す(ハヤカワ文庫FT).jpg
 ノスタルジー溢れるファンタジーに痺れます。万人にお勧めできる作品集ですね。
 フィニイと言えば、長編『盗まれた街』も忘れられません。
『盗まれた街』ハヤカワ・ファンタジー(57)*のちにハヤカワSFシリーズ/ハヤカワ文庫SF(79)/ハヤカワ文庫SF(07)*新装版
 こちらはホラーSFです。短編とはまるっきり作風が違っていて、同じ作家が書いたとは思えないような作品ですが、私、どちらのフィニイも大好きです。
 この『盗まれた街』は何度も映画化されています。
『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』1956年
『SF/ボディ・スナッチャー』1978年
『ボディ・スナッチャーズ』1993年
『インベージョン』2007年
 もちろん、すべて観ています。私が最も――そして圧倒的に好きなのは2度目の映画化である『SF/ボディ・スナッチャー』です。これは公開時に劇場で観たんですが、いやあ、本当に面白かったです。私が好きな映画ベスト10を選ぶとしたら、この作品は有力候補でしょうね。ついでに言ってしまうと、原作は好きなSF長編ベスト10の有力候補です。
 いいですよ、ジャック・フィニイ。
盗まれた街.jpg SF/ボディ・スナッチャー.JPG ボディ・スナッチャーズ.jpg インベージョン.JPG
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『星新一ショートショート遊園地』

 江坂遊編『星新一ショートショート遊園地(全6巻)』樹立社(10)が発売されました。
ショートショート遊園地.jpg
 ①気まぐれ着地点
 ②おみそれショートショート
 ③そううまくいくもんかの事件
 ④おかしな遊園地
 ⑤たくさんの変光星
 ⑥味わい銀河

 刊行に至るまでの紆余曲折は江坂さんから聞いていましたので、ちょっぴり感慨深いものがあります。大活字本ということで大判のハードカバーを想像していたのですが、B6ソフトカバーでした。
 この本の目玉は、星新一から江坂遊に宛てた書簡類、そして単行本未収録のショートショートやエッセイと思います。
 書簡については現物をご覧いただくこととして、単行本未収録作品のデータを挙げておくことにします。

◎ショートショート「地球の文化」――第1巻『気まぐれ着地点』に収録
 初出は「ヒッチコックマガジン」1961年7月号(24号)です。「S・Fショート・ショート集」として、眉村卓「お別れ」、戸倉正三「街を歩く」とともに掲載されています。
◎ショートショート「黒幕」――第3巻『そううまくいくもんかの事件』に収録
 なぜか掲載誌のデータが記されておらず、調べました。「宇宙塵」1960年12月号(39号)に掲載されたのち、「宝石」1961年6月号に転載された作品のようです。残念ながら、うちには両誌ともありませんでした。
◎エッセイ「バクーにて」――第4巻『おかしな遊園地』に収録
「窓」1976年4月号(第16号)に掲載されたのち、『別冊新評 星新一の世界』新評社(76)に再録。
◎エッセイ「ショートショートの舞台としての酒場」――第6巻『味わい銀河』に収録
『酒場のショートショートPART2』TBSブリタニカ・ペーパーバックス(85)に収録されたものです。『味わい銀河』の巻末には、
>また、「ショートショートの舞台としての酒場」は『酒場のショートショート』
>TBSブリタニカバックス(1985年8・30刊)から採録しました。
 と書かれていますが、これは明らかに誤植ですね。
 ちなみに、『酒場のショートショート』TBSブリタニカ・ペーパーバックス(83)に収録されているエッセイは山口瞳の「小説家の業のようなもの」です。
ヒッチコックマガジン24号.jpg 星新一の世界.jpg 酒場のショートショート.jpg 酒場のショートショートPART2.jpg

チラシ.jpg【追記】6月2日
 遅まきながら、『星新一ショートショート遊園地』のチラシを入手しました。世田谷文学館「星新一展」のお知らせも載っています。

【追記2】12月13日
 未刊行とされているエッセイ「バクーにて」ですが、『きまぐれ体験紀行』講談社(78)/講談社文庫(81)/角川文庫(85)に収録されています。「ソ連の旅」のなかの1編です。
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