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クロード・クロッツのショートショート

 昨日のマルセル・ベアリュも一昨日のミシェル・トゥルニエも、ショートショートの書き手としてはあまり注目されていない作家と思います。これまたフランス人作家であるクロード・クロッツも同様ではないでしょうか。
 日本で邦訳出版されているクロッツの著作は以下の通りです。(別名義パトリック・コーヴァンの著作は除く)

『ひまつぶし』ハヤカワ文庫NV(82)
列車に乗った男.JPG 長編「ひまつぶし」+ショートショート7編収録。
『アメリカを買って』ハヤカワ文庫NV(83)
 長編。
『パリ吸血鬼』ハヤカワ文庫NV(83)
 長編「パリ吸血鬼」+ショートショート8編収録。
『殺し屋ダラカン』ハヤカワ文庫NV(84)
 長編。
『列車に乗った男』アーティストハウス(04)
 長編。映画化もされた有名な作品らしいですが、私、あまり興味がありません。
ひまつぶし.JPG アメリカを買って.JPG パリ吸血鬼.JPG 殺し屋ダラカン.JPG
 言うまでもなく、ここで採り上げたいのは『ひまつぶし』と『パリ吸血鬼』です。両書とも、ショートショートは付録みたいな扱いで収録されていますが、いいんですね、これが。
 ショートショートをどのくらい書いているのか知りませんが、おそらく軽く1冊分以上は書いているのではないかと推測します。クロッツのショートショート集が出版されることを待ち望んでおります。
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映画『トリフィドの日』

トリフィドの日.JPG 映画『トリフィドの日 ~人類SOS!~』を観ました。高校生のとき以来、約35年ぶりです。
 先日の記事「映画『光る眼』」には、
>覚えているのは、しょぼいトリフィド、呆気ない最期(笑)。
 と書きました。この2点に関しては記憶の通りでしたが、そんなことはどうでもよくて、面白く観ることができました。高校生のときに観た印象とは、ずいぶん違います。
 これは当時、原作を読むのと映画を観るのがほぼ同時期だったことが大きな要因でしょうね。とにかく、原作『トリフィド時代』には衝撃を受けましたから、それと比べてしまったら、どんなによくできた映画でも素直に楽しむことはできなかったと思います。
 今はもう、原作の細かいストーリーなんて覚えていません。純な心で、素直に楽しめました。
 面白かったです。

【追記】2013年1月28日
 YouTubeで、この映画の全編がアップされているのを発見しました。吹き替えも字幕もありませんが……。
 やりたい放題ですねえ。>YouTube

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マルセル・ベアリュの作品集

 昨日のミシェル・トゥルニエに続いて、同じくフランスの作家であるマルセル・ベアリュのことを書いておきたくなりました。
 ひと言で言えば、シュールなショートショートの書き手で、ナンセンスな味わいにも魅力があります。トゥルニエの短い作品はいささか「はてな?」ですが、こちらは「好き!」です。
 ベアリュの邦訳作品集は――

『水蜘蛛』エディシオン・アルシーヴ・ソムニウム叢書(81)/白水uブックス(89)
 ソムニウム叢書版には全5編収録。巻頭に収められた表題作「水蜘蛛」は中編、巻末の「百合と血」は短編ですが、ほかの3編は短いです。白水uブックス版には全12編収録。増補された7編はいずれも短いです。
 と、こう書いて、思わず笑いが込み上げてきてしまいました。ショートショートの研究を始めて以来、本を買ったり読んだりする際、長さが最大の判断基準になっているんですねえ。どこか間違っているような気がしますが……(笑)。

『奇想遍歴』パロル舎(98)
 3部構成で、それぞれ短い作品群で成り立っています。「半睡の物語」には20編を収録。「奇想遍歴」はさらに3部に分かれていて、「空飛ぶ町」には8編、「習慣と産業」には14編、「働く妖精たちと好戦的な怪物たち」には9編を収録。「鏡」には7編を収録。200ページ少々の本に58編もの作品が収録されているわけで、当然、各編は極めて短いです。「半睡の物語」と「鏡」に収録されている各編はショートショートですが、「奇想遍歴」は多少趣きが違います。
水蜘蛛.JPG 水蜘蛛(uブックス).JPG 奇想遍歴.JPG 夜の体験.JPG
 ベアリュの邦訳は、ほかに長編『夜の体験』パロル舎(98)がありますが、私、読んでいません。
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ミシェル・トゥルニエの短編集

 ミシェル・トゥルニエ『愛を語る夜の宴』福武書店(92)を買いました。300ページ弱に全21編。わずか数ページの短い作品も多数収録されています。
 トゥルニエの短編集は『赤い小人』早川書房(79)を読んだことがあって、けっこう楽しかった印象が残っています。短編のムードをそのままに短い作品が書かれていること――つまりショートショートを期待し、いくつか読んでみました。
 ショートショートと言える作品もあれば、断片というかスケッチみたいな作品もあり、う~ん、どうなんでしょ。ビミョーな感じです。
 以下、トゥルニエの短編集を紹介しておきます。

『赤い小人』早川書房(79)
 全14編。
『愛を語る夜の宴』福武書店(92)
 全21編。
『親指小僧の冒険 七つの物語』パロル舎・トゥルニエ選書Ⅱ(96)
 全7編収録ですが、うち5編は『赤い小人』と重複しています。
『夜ふかしのコント』パロル舎・トゥルニエ選書Ⅲ(96)
 全15編。うち10編は『愛を語る夜の宴』から再録。
赤い小人.JPG 愛を語る夜の宴.JPG 親指小僧の冒険.jpg 夜ふかしのコント.JPG
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「小学四年生」

 喜多哲士さんのブログを読みに行ったら、「小学六年生・五年生休刊」とあって、驚きました。休刊されることに驚いたのではなく、「まだ出ていたのか」という驚きです。
「小学○年生」、私も愛読していましたねえ。「○年の科学」「○年の学習」とともに忘れられない雑誌たちです。
「小学○年生」には、おとなになってからでも忘れられない想い出があります。
 デビュー30周年ということもありますので、昔話を……。

 前回の記事にも書いたように、私は「奇想天外」1979年12月号で商業誌にデビューしました。これは持ち込み原稿でしたが、初めての執筆依頼は「小学四年生」からなのです。
 はっきりは覚えていないのですが、「奇想天外」に作品が掲載されて、1ヶ月も経っていなかったのではなかったでしょうか。いきなり、「『小学四年生』の○○です」なんて電話がかかってきて……。本当に驚きました。
「奇想天外」を読んで面白かったので、執筆依頼をしようと思ったとのこと。嬉しかったですねえ。ありがたかったですねえ。
 現在ですと、個人情報保護法なんてものがありますから、こういうことはありません。
(1)「小学四年生」の編集者が高井の作品を「奇想天外」で読む。
(2)原稿依頼をするため、「奇想天外」編集部に高井の連絡先を尋ねる。
(3)「奇想天外」編集部は高井に、連絡先を教えてもいいか尋ねる。
(4)高井がOKすると、「奇想天外」編集部は「小学四年生」の編集者に高井の連絡先を教える。
(5)「小学四年生」の編集者から高井に連絡がある。
 とまあ、こういう手順が踏まれるわけです。面倒臭いなあと、いつも思っていますが、それはともかく――
小学四年生.JPG 執筆を依頼されたのは、子ども向けのショートショートでした。そんなものは書いたことがなくて不安でしたが、もちろん引き受けます。
 で、なんとか書き上げたのが「雪まつりの夜」という作品で、これは「小学四年生」1980年2月号に掲載されました。送られてきた掲載誌を手にして、持ち込み原稿とは違った感慨を覚えたものです。――これも30年前ですか。ふう……。
 ちなみに、2本目の執筆依頼は記事「SFシンドローム」にも書いた、「小説春秋」からのものでした。

【追記】2011年2月22日
 記事「雪まつりの夜」をアップしました。
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森下一仁、神林長平のショートショート集

 もはや記憶は曖昧なのですが、SF専門誌「奇想天外」の発売日は毎月25日ではなかったか、と……。
 私が作家デビューしたのは、その「奇想天外」の1979年12月号――おそらく、ちょうど30年前の今日、発売された号です。
 え~、つまり今日は、私のデビュー30周年になるわけです。なんだか不思議な感慨を覚えます。

 同じ年、何人かのSF作家がデビューしました。もちろん、私以外にもショートショート集を出している作家がいます。岬兄悟、森下一仁、神林長平。
 私に関しては「ショートショートと私」に、岬兄悟に関しては「岬兄悟のショートショート集」に書きました。ほかの2人のショートショート集を紹介します。

◆森下一仁のショートショート集
『夢の咲く街』集英社文庫コバルトシリーズ(86)
『平成ゲマン語辞典』双葉社(92)
◆神林長平のショートショート集
『麦撃機の飛ぶ空』ヒヨコ舎(04)
夢の咲く街.JPG 平成ゲマン語辞典.JPG 麦撃機の飛ぶ空.JPG

 あのころの新人SF作家たち、みんなショートショートを書いていましたねえ。懐かしい時代です。
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『落語のごらく』

 インタホンが鳴り、出ると、宅配便の配達でした。ネット注文したDVD『トリフィドの日~人類SOS!~』かなと思いましたが、明らかに箱の大きさが違っています。
 はて? と送り主を見ると、橋本喬木と書かれていました。どこかで見た名前ですが、咄嗟には思い出せず……。「堀晃先生よりご紹介」なんてことも書かれていて、はて? はて?
 ともかく受け取り、さっそく開封。ダンボールにはいっていたのは、8冊の本でした。それを見た瞬間――
「ああっ、そうだった~」
 橋本喬木とは、『落語のごらく』シリーズの作者なのでした。で、送っていただいたのは、その『落語のごらく』シリーズ全8冊。
 同封されていた手紙を読むと、堀晃さんに、「これも広義のショートショートなんだから、高井信に送ったら」と提言されたとのこと。

~上方’風’短編創作落語集~ 落語のごらく ~その1~』私家版(05)
~上方’風’短編創作落語集~ 落語のごらく ~その2~』私家版(05)
~上方’風’短編創作落語集~ 落語のごらく ~その3~』私家版(06)
~上方’風’三題噺ショートショート~ らは落語のら 落語のごらく その4』私家版(06)
落語のごらく~その1~.JPG 落語のごらく~その2~.JPG 落語のごらく~その3~.JPG らは落語のら.JPG
~上方’風’三題噺ショートショート~ くは落語のく 落語のごらく その5』私家版(07)
~上方’風’三題噺ショートショート~ ごは落語のご 落語のごらく その6』私家版(07)
落語のごらく番外編 あまり落語っぽくないお話たち』私家版(09)
~上方’風’三題噺ショートショート~ 新編 落語のごらく』私家版(09)
くは落語のく.JPG ごは落語のご.JPG あまり落語っぽくないお話たち.JPG 新編落語のごらく.JPG
 いやあ、嬉しいですねえ。
 実は私、このシリーズの読者なんですが、2冊しか所有していなくて、探していたのですよ。
 所有している1冊『らは落語のら』は、大阪に住んでいたころ、知る人ぞ知る名物古本屋「青空書房」で購入したもの(古本ではなく新刊。どっさり積んでありました)。この本には“上方’風’三題噺ショートショート”というサブタイトルが付いています。こういうのには目がないのです。非常に楽しく読みまして、ほかの本も読みたいなあと思いましたが、見るからに自費出版本で、入手は難しそう。
 もう1冊『ごは落語のご』は、運よくブックオフ(大阪の店)で見かけて購入しましたが、それきり。――とまあ、そんな状況でした。
 それがいきなり、全巻ご献本いただいてしまったのです。なんとお礼を申し上げればいいのやら。
 橋本さん、堀さん。ありがとうございます。読ませていただき、また、ショートショートの資料としても活用させていただきます。

【追記】
 はたと、ブログの読者に対して、非常に不親切な書き方をしているなと思いました。
 私家版なのですから、このシリーズのことをご存じの方は少ないと思います。簡単に説明しましょう。

 このシリーズは、mixiに書かれた創作落語(三題噺)をまとめたものです。――mixi日記の読者からお題をもらい、それを橋本さんが落語化するというもの。1年間で108編も書かれたとのことで、感心するしかありません。
 私はmixiの会員ではなく、実際に日記を読むことはできません。以前から所有していた2冊『らは落語のら』『ごは落語のご』にはそのような経緯は書かれていませんでしたので、今回、橋本さんから本を送っていただくまで、成立事情は知りませんでした。
 ただ、「面白い試みだなあ。それに、読んでて楽しい。もっと読みたいな」と思っていただけです。
 今回送っていただいた本のうち、初期の3冊にはmixi日記の読者からのコメントも収録されていて、これもまた楽しいです。
 最新刊――といっても『あまり落語っぽくないお話たち』と同時刊行ですが――である『新編 落語のごらく』は、過去の6冊から好評だった30編を選び、さらに単行本未収録の3編を加えた傑作集とのこと。興味を持たれた方には、まずはこの『新編 落語のごらく』を読まれることをお勧めします。
 それにしても……。
 私のショートショート研究は多くの仲間に支えられているなあと、つくづく思います。独力ではこんなに資料を集めることはできませんでしたし、仲間の激励がなければ続けられなかったでしょう。
 今後ともよろしくお願いいたします。>皆様
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星新一装画の本

 いやはや、驚きました。ちょっと調べものをしていたところ、目を疑うようなものを見てしまいまして……。
きまぐれ暦.JPG 星新一は、絵を描くのは得意ではないと公言しています。色紙を求められた際の、窮余の一策として生み出されたのがホシヅルであることは、よく知られていると思います。(このあたりの事情はエッセイ集『きまぐれ暦』河出書房新社(75)/新潮文庫(79)に収録されている「星鶴の由来」に詳しく書かれていますので、興味のある方はどうぞ)
 久しぶりに『きまぐれ暦』を手に取って気づいたのですが、“星鶴”には“ほしつる”とルビが振られているのですね。今では“ホシヅル”と書かれるのが一般的と思いますが、誕生した当初は“ほしつる”だったんでしょうか。このルビは、星新一が指定したものなのか、編集者が付けたものなのか、ちょっと気になるところではあります。(新潮文庫版でも“ほしつる”でした)
盗賊会社(扉裏).JPG 閑話休題。
 そんな、絵が得意ではない星新一が装画を手がけた本があったりしたら、驚きませんか? 私は驚きます。
 それが、あったんですねえ。ほら、この通り。>右の写真
 ここで、ちょっともったいつけて、「続きを読む」設定にしちゃいます。




続きを読む。


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『時の娘』

時の娘.JPG 中村融編『時の娘 ロマンティック時間SF傑作選』創元SF文庫(09)を買いました。
 すでにネット情報で収録作品は知っていましたが、実際に本を手に取って目次を眺めると、嬉しさが込み上げてきます。
 半分くらいは読んだことのある作品と思います(←はっきり覚えていない)が、いずれにしても、読んだのは遥か昔のことで、すっかり忘却の彼方であります。
 帯の惹句“SFだけが描ける、切ない恋の物語”――いいですねえ。
 私は純粋な恋愛小説は全く受けつけない体質です。しかし、そこにSFの要素が加わりますと、たちまち大好物になってしまうんですよ。
 買っただけで満足して、放置してしまうことの多い私ですが、これはなるべく早く読みたいと思っています。

 たまにコメントをいただく高橋さんのブログを読みに行ったら、来月、大森望編『不思議のトビラ 時を超える愛編』(角川文庫)という本が出ると書かれていました。
 どんな内容なのか、無性に気になります。
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映画『深海からの物体X』

深海からの物体X.JPG 昨日と一昨日、「ショートショートの…」ではなくて「SF映画の…」になっています。続けるつもりはなかったのですが、思い出したことがありますので、もう1回だけ。
 1999年製作のイタリア映画『深海からの物体X』です。その筋では有名らしく、ご存じの方も多いでしょうね。
 私、SF(小説限定)やショートショートに関してはマニアックに追求したりしますが、映画はほのぼのと楽しんでいるだけで、情報にはうといです。この『深海からの物体X』にしても、予備知識は全くないままに鑑賞しました。このタイトルを見たら、『遊星からの物体X』ファンは観ないわけにはいかないでしょう。
 ジャケットには――
ジャケット.JPG
 ほおほお。『遊星からの物体X』とは全く関係ないみたいですが、面白そうではないですか。“美女が突然、嘔吐! そのゲロの中からなぜかクワガタが!”って(笑)。
深海からの物体X(裏).JPG しかし……。
 観始めてすぐ、目が点になりました。とても耐え切れず、1回目は途中で断念。意を決した2回目で、ようやく最後まで観ました。いやあ、ここまでひどいと、もはや感動の域に達してしまいますね。観終わったあとも、しばし呆然としていたことを思い出します。
 今回、久しぶりにビデオを手に取り、“このジャケットはリバーシブルになっています”と書かれていることに気がつきました。裏、こんなデザインになっています。
 表も裏も、捨てがたい味がありますな。映画も、捨てがたい味があると言えば言えるかも。
 いや、2度と観ようとは思いませんが。
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映画『光る眼』

ニューヨーク1997.jpg 昨日の続きです。
 ジョン・カーペンターって好きな映画監督の1人で、『遊星からの物体X』以外では『ニューヨーク1997』も超がつくくらい大好きな映画です。どうでもいいことですけど、私の処女長編『名古屋1997』トクマ・ノベルズ・ミオ(87)は、この映画のタイトルに影響を受けています。――というか、真似です(笑)。
 この2作は別格として、ほかにも『フィラデルフィア・エクスペリメント』『ゼイリブ』『ヴァンパイア 最期の聖戦』『ゴースト・オブ・マーズ』など、好きな映画が目白押しです。ふと思えば『フィラデルフィア・エクスペリメント』は、もしも原作小説があるのなら、創元SF文庫のアンソロジー『時の娘』に採録されてもいいような傑作ですね。
 で、唐突ですが……。
 ジョン・ウインダム、好きです。中学生のときに読んだ『トリフィド時代』創元推理文庫(63)は衝撃的で、次から次へとウインダムの長編に手を伸ばしました。『呪われた村』『さなぎ』『海竜めざめる』『地衣騒動』……。『トリフィド時代』の別訳版『トリフィドの日』ハヤカワSFシリーズ(63)も読んじゃいました。もちろん、唯一の邦訳短編集『時間の種』創元推理文庫(66)も。
『トリフィド時代』の次に好きなのは『呪われた村』です。1960年に『未知空間の恐怖/光る眼』というタイトルで映画化。この映画、けっこう好きでして、それをカーペンターがリメイクすると知ったときは嬉しかったのですが、肝心の映画『光る眼』(1995年製作)は……。
光る眼/続・光る眼.JPG未知空間の恐怖/光る眼』と大して変わり映えせず、いや、決してつまらないわけではないのですが、もっともっと斬新な映像化を期待していただけに、拍子抜けしました。
『続・光る眼/宇宙空間の恐怖』(1963年製作)という映画もあります。昨年でしたか、『未知空間の恐怖/光る眼』とのカップリングDVDを買ったんですが、ずっと放置していました。映画も小説も、とりあえず手元にあれば満足しちゃって、なかなか観たり読んだりしないのが悪い癖です(苦笑)。
『遊星よりの物体X』を観たついでに『続・光る眼』も観ようかと思い、つい先ほど観終わりました。
光る眼.JPG これ、面白いです。『光る眼』の続編ではなくて、ジョン・ウインダムの原作とも関係のないオリジナル作品ですが、よくできています。後半、子どもたちが女性を人質にとって籠城しちゃうあたりから、ありきたりの展開になってしまいますし、ラストも「そりゃないだろう」なんですが、前半はぐいぐいとストーリーに引き込まれます。子どもたちの正体もグッド。マイナス面を差し引いても、充分に楽しめました。もっと早く観ておけばよかったです。
 あ、そうそう。
 前作『光る眼』を観たときもそうでしたが、この『続・光る眼』でも、『8マン』のエピソード「超人類の巻」を想起してしまいました。もちろんストーリーは全く違っていますけれど、子どもたちの描かれ方が似ているんですよね。そんなことを感じるのは私だけでしょうか。

 さて。
 大好きな『トリフィド時代』も1962年に映画化されています。私が観たのは高校時代にテレビ放映されたもので、そのときのタイトルは『SF 人類SOS 恐怖の殺人植物』でした。覚えているのは、しょぼいトリフィド、呆気ない最期(笑)。
 以来、1度も観る機会に恵まれていません。
 なんだか無性に観たくなってネット検索してみたら、おお! なんと来週、廉価版DVDが発売されるではありませんか。――予約注文しました。
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映画『遊星よりの物体X』

遊星よりの物体X.JPG 映画『遊星よりの物体X』を観ました。ハワード・ホークス監督、1951年製作です。
 初めてではなくて、2度目。前に観たのは、確かテレビの深夜放送だったと思います。かなり昔のことで、ほとんど覚えていないのですが、さほど面白かった印象は残っていません。しょーもないモンスター(どう見ても人間)が暴れていたなあ。で、最後は焼け死んだなあ。――ま、そんな感じ(笑)。
 にもかかわらず、なぜ観ようと思ったかというと、ジョン・カーペンター監督、1982年製作のリメイク版『遊星からの物体X』が大好きな映画だからです。
遊星からの物体X.JPG いやあ、『遊星からの物体X』は面白かったですねえ。私の好きな映画ベスト10に確実にはいります。こちらは劇場で観たし、ビデオをレンタルもしたし、テレビ放映は何度も観たし、DVDも買ったし……。軽く10回以上は観ていると思います。忘れたころにまた観たくなる、そんな映画なんです。
 ということで、久しぶりに観た『遊星よりの物体X』ですが……。
 あはは。前に観たときの印象と同じでした。製作年代を考えれば悪くはないんですけれど、リメイク版には遠く及びません。緊張感が段違い。
『遊星からの物体X』を観たくなりました。

 ――と、実はここまでは前振りでして、ここからが本題です。
『遊星よりの物体X』の原作はジョン・W・キャンベルの短編「影が行く」で、私が読んだのはハヤカワSFシリーズの同題短編集(67)に収録されていたものです(記事「ハヤカワSFシリーズ」に書影あり)。
 現在では、中村融編のアンソロジー『影が行く ホラーSF傑作選』創元SF文庫(00)で容易に読むことができます。解説「ホラーSF試論」で中村融は、『遊星よりの物体X』を高く評価しています。私にはよくわかりませんが、通好みの映画なのかもしれません。
 映画の好みは別として、中村融編の短編集(アンソロジーや個人短編集)って、何とも言えず私好みです。
 たとえばアンソロジーでは『影が行く』もそうですし、ほかにも『千の脚を持つ男 怪物ホラー傑作選』創元推理文庫(07)、『地球の静止する日 SF映画原作傑作選』創元SF文庫(06)、『不死鳥の剣 剣と魔法の物語傑作選』河出文庫(03)などなど。
 個人短編集では、エドモンド・ハミルトンやゼナ・ヘンダースンなど、実に嬉しい作家の傑作集を編んでくれています(ハミルトン短編集の書影はこちら)。
 で、その中村融編の新しいアンソロジーがそろそろ発売されます。――創元SF文庫『時の娘 ロマンティック時間SF傑作選
 もちろん、買います!
影が行く.JPG 千の脚を持つ男.JPG 地球の静止する日.JPG 不死鳥の剣.JPG

遊星からの物体X.JPG【追記】
 記事をアップしてから、映画『遊星からの物体X』にはノベライゼーションがあることを思い出しました。
 アラン・ディーン・フォスター『遊星からの物体X』サンリオ(82)
 いちおう、ご紹介しておきます。ちなみに私、買っただけで読んでおりません。
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堀晃のショートショート集

 本ブログにコメントをいただいた方にショートショート集があれば、ご紹介することにしています。
 そんなわけで、堀晃さんのショートショート集リストです。

『エネルギー救出作戦』作品社(80)/新潮文庫(85)*3編割愛、11編増補。
『時空いちびり百景』毎日新聞社(89)*かんべむさしとの共著。
 書影は記事「かんべむさしのショートショート集」に。
エネルギー救出作戦.JPG エネルギー救出作戦(受賞帯).JPG エネルギー救出作戦(文庫).JPG エネルギー救出作戦(文庫。フェア帯).JPG
 今回、同じ本の書影を2冊ずつ掲載しましたが、ただ帯が違うだけです。
 作品社版:左は発行時の帯、右は日本SF大賞受賞時に付け替えられた帯。
 新潮文庫版:左は発行時、右はSFフェアのときの帯。

 ショートショート集ではありませんが……。
 エッセイ集『マッド・サイエンス入門』新潮文庫(86)でたびたび梗概が紹介されるDitch Sunshineの作品も気になるところではあります。
 この本で紹介されているDitch Sunshine作品は――
 36ページ:“The President Black-hall(社長室のブラックホール)”
 53ページ:“Earth Quasar(地震喪失)”
マッド・サイエンス入門.JPG 71ページ:“Smell of Ruin(はたちの屍臭)”
 84ページ:“Rat Race(鼠に似た種族)”
 103ページ:“Cosmos Traveller(宇宙を旅する男)”
 117ページ:“The Ambidexterous Planet(両手利き惑星)”
 135ページ:“Happy Machine(ハッピー・マシン)”
 150ページ:“Emit(時間よとまれ)”
 178ページ:“planet maker(惑星製造者)”
 195ページ:“Toboa(トボア)”
 207ページ:「月面基地殺人事件」
 224ページ:“World d'hote(日替り定食世界)”
 とまあ、こんなにもたくさん。短編や中編、あるいは連作長編だそうですが、どれも梗概ですから当然短くて、ショートショートとして読めてしまいます。
 Ditch Sunshineの作品集を読みたいですねえ。もちろん、堀晃訳(笑)。
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「野性時代」11月号

野性時代.JPG 昨日発売された「野性時代」11月号は「特集 原稿用紙15枚のワンダーランド」として、ショートショートの大特集を組んでいます。
 さまざまな作家のショートショート14編に加え、小池昌代へのインタビュー、好きなショートショートを挙げてもらうアンケート、久世番子のマンガ、ショートショート入門講座、ブックガイドと盛りだくさん。100ページ超の大特集です。
「ショートショート入門講座」は私が執筆しています。初心者向けということで、このブログの読者には物足りないでしょうが、けっこうコンパクトにまとめられたかなと思っています。
 お勧めショートショート集を紹介する「ショートショートを味わうブックガイド」は江坂遊が担当。現役本限定(絶版や品切れは除く)ということで、江坂さん、苦労したようです。ショートショート集の多くは絶版になってしまっていますからね。こちらも初心者向けのセレクトですが、モーリス・ルヴェル『夜鳥』創元推理文庫(03)も挙げられたりしていて、「おっ」となります。
 ぜひぜひ、お手に取っていただきますよう。>皆様

小説現代.JPG きっちりとチェックしているわけではないのですが、文芸誌での大々的なショートショート特集は、「小説現代」2007年2月号以来ではないでしょうか(その後「小説現代」では「超短編官能小説」の特集を2度組んでいますが)。
「小説現代」の特集では17人の作家が寄稿。今回の「野性時代」の特集と重なっている作家は1人もいません(アンケート回答者は別)。雑誌の特色が表れているようで、面白いです。
 そう言えば、もうすぐ発売される「小説すばる」11月号でもショートショートの特集が組まれるとか。こちらは特集内の小特集らしいですが、同じ月に2冊の文芸誌でショートショートの特集が組まれるなんて、絶えて久しいことではないかと思います。
 ショートショートの夜明けは近い?

【追記】
「野性時代」を眺めていて、ショートショート特集とは別に、とんでもないページに出食わしました。日下三蔵のコラム「ショートショート初紹介」です(351ページ)。
 日本にショートショートという名称が紹介されたのは「エラリイクイーンズミステリマガジン」1959年1月号掲載の都筑道夫「舶来小咄由来」とされていましたが、それ以前に、「耽奇小説」1958年11月号に掲載された一文で、「ショート・ショート」という名称が紹介されているとか。無署名ですが、都筑道夫の文章に間違いないようです。
 いやあ、知りませんでした。驚きました。

【追記2】10月15日
 そう言えば、このブログでもショートショートの名称紹介について触れたことがあるなと思い出し、当該記事「ミステリ専門誌のショートショート特集」を確認したら、「~と聞いています」という表現を使っていました。この書き方なら、ぎりぎりセーフでしょうか。いやもちろん、誤情報なんですが。
 ふと気になって『ショートショートの世界』を手に取ってみると、ここでは「~と言われています」と書いていました(62ページ)。う~ん、なかなか慎重な表現を使っていますね。しかし……。
「野性時代」の「ショートショート入門講座」では断定表現を使っているんですねえ、これが。
 迂闊でした。

【追記3】12月23日
「小説すばる」11月号に関して、関連記事を書きました。→こちら
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マルセル・エイメの短編集

怪談壁抜け男.JPG 何を思ったのか、『怪談壁抜け男 4DMANの恐怖』なんて映画を観てしまいまして……。
 ジャケットの説明を引用すると――
> 科学者スコットは研究の末、“壁抜
>け”を体得した。しかし、それには“老化”
>という恐ろしい副作用があり、若さを取
>り戻す為に彼は“吸精鬼”と化し次々と
>殺人を重ねていく。
 そんなに期待していなかったんですが、けっこう楽しかったです(1959年アメリカ映画)。
 で、当然と言いましょうか、マルセル・エイメの短編「壁抜け男」を思い出してしまいました。
第二の顔.JPG 初めてエイメの本を読んだのは確か高校生のころ、長編『第二の顔』だったと思います。これ、面白かったですねえ。(書影は創元推理文庫版(72)。世界大ロマン全集版(57)の書影は、記事「世界大ロマン全集」に)
 初めて読んだ短編集は『マルタン君物語』講談社文庫(76)です。まさに私好みの短編の数々でした。続いて『壁抜け男』早川書房・異色作家短篇集(63)に手を伸ばしたような記憶があります。
 エイメの短編はショートショートとするには長いんですが、ショートショート・マインドがたっぷり。
 今日はエイメの短編集リストを掲載します。

『人生斜断記』白水社(39)/『マルタン君物語』講談社文庫(76)/『マルタン君物語』ちくま文庫(90)
『おにごっこ物語』岩波少年文庫(56)
『マリナー氏ご紹介 マルタン君物語』筑摩書房・世界ユーモア文学全集(61)*ウッドハウスとの合集
人生斜断記.JPG マルタン君物語.JPG おにごっこ物語.JPG マリナー氏ご紹介/マルタン君物語.JPG
『壁抜け男』早川書房・異色作家短篇集(63)/早川書房・異色作家短篇集(76)*新装版/早川書房・異色作家短篇集(07)*新装版
『マルタン君物語 泣き笑い人生』筑摩書房・世界ユーモア文学選(69)/筑摩書房・世界ユーモア文庫(78)*アレイヒェムとの合集
『猫が耳のうしろをなでたら』大和書房(79)*『もう一つのおにごっこ物語』の抄訳/『猫が耳のうしろをなでるとき』大和書房(88)/『猫が耳のうしろをなでるとき』ちくま文庫(96)
壁抜け男.JPG マルタン君物語/泣き笑い人生.JPG 猫が耳のうしろをなでたら.JPG 猫が耳のうしろをなでるとき.JPG
『もう一つのおにごっこ物語』岩波少年文庫(81)
『クールな男』福武文庫(90)/『マルセル・エメ傑作短編集』中公文庫(05)
『壁抜け男』角川文庫(00)
もう一つのおにごっこ物語.JPG クールな男.JPG マルセル・エメ傑作短編集.JPG 壁抜け男(角川文庫).JPG
〈世界ユーモア文学全集〉〈世界ユーモア文学選〉〈世界ユーモア文庫〉については、記事「ショートショートの迷宮(第2回)」「世界ユーモア文学選」をご参考に。

【追記】2010年5月18日
 関連情報『ゆかいな農場』をアップしました。
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〈星新一ショートショート・コンテスト〉の名称

 ショートショートのコンテストは数多く行なわれてきましたし、現在も行なわれていますが、さまざまな意味において最大のものは講談社主催の〈星新一ショートショート・コンテスト〉でしょう。しかしこの名称、ちょっとややこしいんですね。
 便宜的に〈星新一ショートショート・コンテスト〉という名称を用いていますが、この名称が正式なものとなったのは、コンテストの3回目からなのです。
 コンテスト名が正式決定する前の2回、どのように呼ばれていたのか、だいたいのことは把握していましたが、曖昧な部分もありました。手持ち資料の再チェック、さらに当時の関係者にお尋ねしたりして、細かいことがいろいろと判明しましたので、ここにまとめておきます。

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『オスカー・ワイルドのコント集』

オスカー・ワイルドのコント集.JPG   オスカー・ワイルドのコント集(帯).JPG
 ギヨ・ド・セ編『オスカー・ワイルドのコント集 白鳥の歌』アート・ダイジェスト(09)を買いました。
 極めて短い物語(1ページ~数ページ)が計83編収録されています。
 例によって、つまみ読みしただけですが……。
悪魔の寓話.JPG 残念ながら、ショートショートとは言いがたいですね。コントという感じでもなくて、寓話に近いでしょうか。こういうのも嫌いではないですが、ちょっぴり期待外れでした。え? 期待するほうが間違っている? あ、確かに(苦笑)。
 帯の惹句に「稀代の皮肉屋」とあり、これは納得できます。
 と同時に、ふとアンブローズ・ビアス『完訳 悪魔の寓話』創土社(72)を思い出しました。同じ皮肉屋ですけれど、ビアスのほうが私好みです。
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『月を盗んだ少年』

月を盗んだ少年.JPG デイヴィス・グラッブ『月を盗んだ少年』ソノラマ文庫海外シリーズ(84)を入手しました。
 最相葉月監修『星新一 空想工房へようこそ』新潮社・とんぼの本(07)掲載の江坂遊「星さんの指あと」に、この本が紹介されていたんですね。ユーモア系の短編集で、ナンセンス度も高い、とのこと。
 へえ。この本、読んだことないなあ。面白そうだなあ。読みたいなあ。
 グラッブの個人短編集は『月を盗んだ少年』だけですが、幸いなことにアンソロジーや雑誌で短編を読むことはできます。
 とりあえず――
奇想天外2号.JPG 幻想と怪奇1.JPG 心理サスペンス.JPG 闇の展覧会1.JPG
 このような本を書棚から引っ張り出してきました。どれも読んだはずですが、何しろ遠い昔のことですから、ほとんど初読状態です。
 いやあ、面白いなあ。
 ますます『月を盗んだ少年』への欲求が高まります。
 しかしながら、簡単にはいきません。多くの方はご存じでしょうが、ソノラマ文庫海外シリーズの古書価の高騰ぶりは驚くばかり。私の場合、欲しい本は発行当時に買っていましたので、どんな値段で売られていても、「ほほお、高いんだなあ」と高みの見物状態でしたが、いざ新たに入手しようとなると、余裕はぶっ飛んでしまいます。
 もちろん、お金さえ出せば容易に入手できますけれど、文庫本1冊に何千円なんて、とんでもない話です。
 そんなこんなで2年近く経ちまして、このたび、ようやく入手することができました。購入したわけではなくて、手持ちのソノラマ文庫海外シリーズ(ダブり)との交換です。
 読んでから感想とともに、とも思いましたが、あまりにも嬉しいので我慢できず、記事に書いてしまうことにしました。
 さあ、これから読みます!

【追記】2010年5月21日
 何気なく書棚から「銀河」1975年11月号を取り出して眺めていたら、あら、こんなところにもグラッブが……。
「ぬすまれた月のメルヘン」――これ、ソノラマ文庫の表題作ではないですか(驚)。
 ほかにも、「おっ」と声を上げたくなるような作家・作品が掲載されています。書影とともに目次(の一部)も紹介しておきましょう。
銀河.jpg    目次.jpg
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生島治郎の短編集

 更新が滞っていて、申しわけありません。ここのところ、ばたばたと忙しくて……。
 あれやこれやと並行して、ショートショートに関して、ちょっとした調査も行なっています。近いうちに記事としてまとめるつもりですので、お楽しみに。
 さて。
 今日は生島治郎の作品集を採り上げます。生島治郎はショートショートの書き手としても一流ですが、残念ながら純然たるショートショート集(1冊まるまるショートショート)はありません。
 以下、ショートショートの見地から重要と思われる短編集をリストアップします。

『東京2065』ハヤカワSFシリーズ(66)
『あなたに悪夢を』桃源社(74)/桃源社・ポピュラー・ブックス(77)/講談社文庫(82)/ケイブンシャ文庫(92)
『悪意のきれっぱし』講談社(80)/講談社文庫(83)*1編割愛。/ケイブンシャ文庫(89)*さらに1編割愛。
『殺人現場へもう一度』光風社出版(83)
『冷たいのがお好き』旺文社文庫(83)
『28のショック』出版芸術社・ふしぎ文学館(93)/双葉文庫(96)
東京2065.JPG あなたに悪夢を.JPG あなたに悪夢を(新装版).JPG あなたに悪夢を(講談社文庫).JPG
あなたに悪夢を(ケイブンシャ文庫).JPG 悪意のきれっぱし.JPG 悪意のきれっぱし(講談社文庫).JPG 悪意のきれっぱし(ケイブンシャ文庫).JPG
殺人現場へもう一度.JPG 冷たいのがお好き.JPG 28のショック.JPG 28のショック(双葉文庫).JPG
 特にお勧めは『あなたに悪夢を』です。私が生島治郎の短編やショートショートをまとめて読んだのは、この本が最初なんですが、ほんと、のけぞりました。
 なお、リストには入れませんでしたが、ストックトン「女か虎か」のパロディ「男か? 熊か?」は、『淋しがりやのキング』徳間書店(68)、『死は花の匂い』旺文社文庫(84)に収録されています。こちらも、ぜひ。
 ついでに――
 ショートショートとはまるっきり関係ないですが、冒険小説『黄土の奔流』カッパノベルス(65)もお勧めしておきます。これ、すさまじい傑作と思います。(各社で文庫化されていますが、データは割愛)
淋しがりやのキング.JPG 死は花の匂い.JPG 黄土の奔流.JPG

【追記】10月7日
 この記事の冒頭に書いた「ちょっとした調査」ですが、だいたい満足できるところまで判明しましたので、記事としてまとめました。>「〈星新一ショートショート・コンテスト〉の名称」
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