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サキの短編集

 ちょっとした事情があり、サキの邦訳短編集リストをアップすることにしました。サキは、私がショートショートの先駆者と考える4人のうちの1人です(ほかの3人は、O・ヘンリー、ギィ・ド・モーパッサン、アンブローズ・ビアス)。読んだことのない方は、ぜひ手に取ってみてください。

『サキ短篇集』新潮文庫(58)
『サキ選集』創土社(69)
『ザ・ベスト・オブ・サキ』サンリオSF文庫(78)/『ザ・ベスト・オブ・サキⅠ』サンリオ文庫(86)*新装版
サキ短篇集.JPG サキ選集.JPG ザ・ベスト・オブ・サキ.JPG ザ・ベスト・オブ・サキⅠ.JPG
『サキ短編集』講談社文庫(79)
『サキ傑作集』岩波文庫(81)
『ザ・ベスト・オブ・サキⅡ』サンリオSF文庫(82)
『無口になったアン夫人』国書刊行会・バベルの図書館(88)
サキ短編集.JPG サキ傑作集.JPG ザ・ベスト・オブ・サキⅡ.JPG 無口になったアン夫人.JPG
『ザ・ベスト・オブ・サキⅠ』ちくま文庫(88)*サンリオSF文庫の再編集版
『ザ・ベスト・オブ・サキⅡ』ちくま文庫(88)*サンリオSF文庫の再編集版
『サキ傑作選』ハルキ文庫(99)
ザ・ベスト・オブ・サキⅠ(ちくま文庫).JPG ザ・ベスト・オブ・サキⅡ(ちくま文庫).JPG サキ傑作選.JPG 妄想鬼.JPG
【参考】松本零士ほか『妄想鬼 サキ短篇傑作集』奇想天外コミックス(79)*サキ作品のマンガ化短編集
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エフライム・キション

『ショートショートの世界』を刊行する際に書誌情報を大幅カットしたことは今でも心残りなのでありますけれど、しかし、もし書誌情報を掲載していたら、何度も「しまった。これが抜けてた~」とホゾを噛んでいただろうことも確かです。
ウフフワッハッハ!.JPG つい最近でも、エフライム・キション――『ショートショートの世界』では重要なショートショートの書き手として名前だけ挙げた作家ですが――の『ウフフ ワッハッハ! ―Mr.キションのユーモアの本―』講談社・青い鳥文庫(88)なんて本を古本屋で見かけ、「あら、こんな本が出てたの」と購入しました。
 特にレアであるとも思えないし、プレミア価格がついているような本でもなく……要するに、それまで私が知らなかっただけと思います。
 ずっと探していた本を見つけたときも嬉しいですが、こういう未知の本を発見したときの喜びもそれに負けないくらい大きいです。しかも、それが80円なんていう安価だったりすると、なおさら。
 ちなみに、『ウフフ ワッハッハ!』以外にリストアップしてあるキションの作品集は以下の4冊です。
『キションのベスト・ジョーク』実業之日本社(80)
キションのストーリー・ジョーク① ショート・ジョークじゃものたりない』角川文庫(85)
MR.キションのストーリー・ジョーク② うなるベートーベン』角川文庫(85)
Mr.キションのストーリー・ジョーク③ ウィーン肩書き狂奏曲』角川文庫(85)
キションのベスト・ジョーク.JPG ショート・ジョークじゃものたりない.JPG うなるベートーベン.JPG ウィーン肩書き狂騒曲.JPG
 これだけだと思うのですが、自信はありません。
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『古本買いまくり漫遊記』

『古本買いまくり漫遊記』本の雑誌社(09)を読みました。このブログにコメントを寄せていただいたことのある北原尚彦さんの新刊です。ここはショートショート限定のブログなんですが、私にとって古本屋探訪とショートショート収集は不可分の関係にありますので、こういう本を紹介することに違和感も抵抗もありません。
古本買いまくり漫遊記.JPG 北原さんとは先日、古本屋巡りに同行する機会がありました。この本を読んでいる間、そのときのことがリアルに脳裡に浮かんできて、まるで映像を見ているような感覚で楽しく読むことができました。まあ、古本者が連れ立って歩くと、どこでも同じような光景が展開されるのでしょうが。
 唯一不満があるとすれば、書影が少ない――というか、ほとんど掲載されていないこと。書影があれば数倍楽しめたであろうだけに残念です。
 次回はぜひ、書影満載の漫遊記をお願いします。

 なお、前に本ブログで紹介した飯田茂実一行物語集 世界は蜜でみたされる』水声社(98)にも触れられています(125ページ)。――と、ショートショートに無理やり関連づけてみました。
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『発想を変える15分』

 以前に西谷史さんのショートショート集を紹介しましたが、その後、ご本人から「実はもう1冊、ショートショート集がある」と教えていただきました。
 西谷史『発想を変える15分 5分読む+10分考える=ニュービジネス・アイデア集』ダイヤモンド社(83)。――古い本なんですが、幸いなことに、早くも入手できました。
発想を変える15分.JPG 著者紹介には「西谷史(にしたに あや)は第一線のビジネスマン数名による頭脳集団のいわばブランド名だ」と書かれています。ご本人によれば、西谷さんが中心になって執筆した本ではありますが、単独の著作ではないとのことです。
 簡単に言ってしまうと、ショートショートの形を借りたビジネス書です。ニュービジネスを始めるヒントとなるようなショートショートがあり、各編のあとには解説が添えられています。全27編収録。
 不純な動機で書かれた作品、と言えば言えるのですが、きっちりとしたショートショートになっていますので、ここで紹介させていただくことにしました。
 西谷さんとの付き合いは長いのですけれど、こんな作品も書いていたとは全く知らず、本当に驚きました。

 同趣向の本で真っ先に思い出すのは、かんべむさし『ひらめきの技術 20奇譚による発想教室』カッパ・ブックス(84)です。こちらは発売された当時に読みました。ビジネス書なんて印象はなく、非常に楽しく読んだことを思い出します。
 また最近でも、門昌央『Aさんは思わず絶句した! ダメリーマン会話集』リベラルタイム出版社(08)という本が出ています。
ひらめきの技術.JPG Aさんは思わず絶句した!.JPG
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『探偵X氏の事件』

探偵X氏の事件.JPG『ショートショートの世界』でカミを採り上げた際、「余談ながら、別役実の連作ショート・ミステリ集『探偵X氏の事件』(王国社86)は、カミ作品を彷彿とさせる怪作です」と書きました(同書44ページ)。
 この『探偵X氏の事件』は約200ページの本なんですが、X探偵が解決する事件は何と50件! まともなミステリが書けるわけがないのでありまして、いずれも「何じゃ、そりゃ」。もちろん、誉め言葉です。ほんと、X探偵の馬鹿馬鹿しさは和製ルーフォック・オルメスと言っていいと思います。
 X探偵が活躍するのはこの『探偵X氏の事件』だけではありません。私が把握している限りで、まとめておきます。

「夕日を見るX氏」:『黒い郵便船 別役実童話集』三一書房(75)に収録。
『さばくの町のXたんてい』講談社の幼年創作童話(76)/講談社・どうわがいっぱい(91)
『探偵物語』大和書房(77)/大和書房(82)*新装版:「X氏登場」「夕日事件」「監視人失踪事件」「大女殺人事件」「X氏と探偵小説」の5編を収録。「夕日事件」は「夕日を見るX氏」の改稿版です。新装版には「みんな元気」が追加収録されています。これはX氏の現状報告で、わずか2ページです。
「沙漠の街のX探偵」:『風の研究 別役実童話集』三一書房(88)に収録。『さばくの町のXたんてい』と同一(平仮名を漢字にしただけ)。
黒い郵便船.JPG さばくの町のXたんてい.JPG 探偵物語.JPG 風の研究.JPG
 X探偵、ほかにもどこかで――たとえば戯曲で活躍しているかもしれません。ご存じの方、お知らせいただければ幸いです。
名探偵なんせす.JPG
 ついでに、『ショートショートの世界』刊行後、ルーフォック・オルメスを原作としたマンガが出ましたので、それも紹介しておきましょう。――沼礼一『名探偵なんせす』サニー出版(06)です。何とも言えない画風で、いい味を出しています。

【追記】2016年10月20日
 本日、近所のブックオフにて――
◎別役実『空中ブランコのりのキキ』復刊ドットコム(14)
 知らない本だなあ。あ、「夕日を見るX氏」も収録されてるぞ。これは買っておかないと。
 帰宅して、中身チェック。巻末に「旧版あとがき」なんてものがあり、はて? こんなタイトルの本ってあったっけ?
空中ブランコのりのキキ.jpg『黒い郵便船』のことかなあと、書棚から取り出して比較。間違いなく同一内容です。
 タイトル変更したんなら、ちゃんと書いてくれないと困るなあ。――と奥付を見ましたら、あら、小さい字で「本書は、一九七五年に三一書房より刊行された「黒い郵便船」を底本としました」と。「乱丁・落丁本はお取替えします」の隣に同じポイントの活字で。いやいや、こういう書誌情報はこんなところに書くものではないでしょう。
 どっと疲れました。
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『パパの電話を待ちながら』

 新刊の紹介をします。ジャンニ・ロダーリ『パパの電話を待ちながら』講談社(09)です。昨日買ったばかりで、まだ数編しか読んでいないのですが、前から宣言しているように、そんなことは気にしません。
 カバー袖の紹介文を――

パパの電話を待ちながら.jpg ビアンキさんはイタリア中を旅するセールスマン。
 彼は、毎日9時きっかりに電話で
 お話を聞かせる約束を、娘としていました……。
 ビアンキさんのお話には、おてんばなミニサイズの女の子をはじめ、
 びっくりキャラクターが数々登場。
 シュールな展開に吹き出し、平和の尊さに涙する、
 きらめく珠玉のショートショート!
 20世紀イタリアの傑作童話登場。

 こんなのを読んだら、迷わずレジに持っていってしまいます。数編しか読んでいない段階で評価するのは問題と思いますが、とりあえず、面白い! です。
 書店に行ったら、ぜひ手に取ってみてください。
スーパーでかぶた.JPG
 ふと、やはりイタリアの作家ルイージ・マレルバの『マレルバ童話集1 スーパーでかぶた』松籟社(86)を思い出しました。雰囲気が似ているんですね。イタロ・カルヴィーノもそうですが、イタリアって、こういう風土があるんでしょうか。興味深いです。

【追記】2010年2月12日
 関連記事を書きました。→こちら
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ヘンリイ・スレッサーの短編集

 昨日のブラッドベリに続き、今日はヘンリイ・スレッサーです。
 邦訳作品集はさほど多くはないので、新装版なども含め、すべての書影を掲載します。

快盗ルビイ・マーチンスン.JPG『快盗ルビイ・マーチンスン』ハヤカワ・ミステリ(60)/ハヤカワ・ミステリ文庫(78)/ハヤカワ・ミステリ文庫(05)*新装版
『うまい犯罪、しゃれた殺人』ハヤカワ・ミステリ(64)/ハヤカワ・ミステリ文庫(04)
『ママに捧げる犯罪』ハヤカワ・ミステリ(64)
『夫と妻に捧げる犯罪』ハヤカワ文庫NV(74)
『伯爵夫人の宝石 英米短編ミステリー名人選集Ⅲ』光文社文庫(99)
『最期の言葉』論創社・ダーク・ファンタジー・コレクション(07)
快盗ルビイ・マーチンスン(文).JPG 快盗ルビイ・マーチンスン(新).JPG うまい犯罪、しゃれた殺人.JPG うまい犯罪、しゃれた殺人(文).JPG
ママに捧げる犯罪.JPG 夫と妻に捧げる犯罪.JPG 伯爵夫人の宝石.JPG 最期の言葉.JPG
『快盗ルビイ・マーチンスン』は1988年に『快盗ルビイ』として映画化されました。監督・和田誠。主演・小泉今日子、真田広之。
 下の写真は、ビデオ、シナリオ&ロケ日記『快盗ルビイ』集英社・ROADSHOW BOOKS(88)、映画化に伴ってカバー・デザインが変更されたハヤカワ・ミステリ文庫です。
 もちろん、スレッサー作品の映画化はこれだけではありません。「ミステリマガジン」2002年8月号(558号)はスレッサー追悼特集で、詳細な邦訳リストとともに映像化作品リストも掲載されています。スレッサー・ファン必携の1冊と言えるでしょう。
快盗ルビイ(ビデオ).JPG 快盗ルビイ(シナリオ).JPG 快盗ルビイ(文).JPG ミステリマガジン558号.JPG
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レイ・ブラッドベリの短編集

『ショートショートの世界』を上梓するにあたり、最も多く削ったのは書誌情報です。すべてのショートショート集の書誌を収録しようなんて大それたことは考えませんでしたが、重要な作家の著作だけでも詳しい書誌を掲載したかったなと思います。
 同書で私は、海外ショートショートの代表的な書き手として、フレドリック・ブラウン、レイ・ブラッドベリ、ヘンリイ・スレッサーの3人を挙げました。
 ブラウンに関しては、すでに紹介済みです。そこで今日は、レイ・ブラッドベリの邦訳短編集リストを掲載します。
 海外作家の場合、純然たるショートショート集は少なく、ほとんどはショートショートを含む短編集ということになります。先に掲載したブラウンもそうですが、ブラッドベリも同様です。

リストを見る。


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『ウィリアム・テン短編集』

 昨日の記事でロバート・シェクリイを採り上げ、ふと思い出した作家がいます。――ウィリアム・テンです。
 シェクリイやブラウンほどではありませんけれど、私はテンの短編SFも大好きでした。
 ショートショートの作家とは言えません。しかしテンの短編は、ショートショート・ファンの嗜好に合っているのではないかと思います。
 日本で出版されている短編集は『ウィリアム・テン短編集(全2冊)』創元推理文庫(73)のみです。いま、改めて奥付を見て、1973年に出た本だったのか~、と感慨を覚えてしまいました。この2冊は私、新刊で買って、読んでいます。36年も前――私が高校1年生のときなんですねえ。
 ブラウンやシェクリイの短編集を読み尽くしたとき、何気なく手に取ったのがテンの短編集でした。何しろ36年も前のことですから、内容なんて覚えていませんけれど、とにかく夢中になって読んだことは覚えています。基本的にはユーモア・タッチのアイデア・ストーリー。こういうの、私は大好きなんですね。
 30年くらい前には、テンの短編はさまざまなSFアンソロジーに収録されていました。たとえば、浅倉久志編『世界ユーモアSF傑作選(全2冊)』講談社文庫(80)など。だいぶ前に記事で紹介した伊藤典夫訳編『吸血鬼は夜 恋をする』文化出版局・FICTION NOW(75)の表題はテンの作品だったりもします(『ウィリアム・テン短編集2』にも収録されていて、その邦題は「彼女は夜しか外出しない……」)。それだけ短編SF作家として認められていたのでしょう。
 昨今、異色短編作家の再評価がされていますが、テンにも充分にその資格があると思います。テンの短編集、どこかの出版社で企画してくれないかなあ、なんて期待しています。
ウィリアム・テン短編集1.JPG ウィリアム・テン短編集2.JPG 世界ユーモアSF傑作選1.JPG 世界ユーモアSF傑作選2.JPG
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ロバート・シェクリイの短編集

 ちょっとした事情があり、今日はロバート・シェクリイの邦訳短編集リストを掲載します。
 シェクリイはフレドリック・ブラウンとともに、私を海外短編SFの読者にした恩人というか張本人というか犯人というか……。とにかく大好きな作家です。中学生のころにシェクリイやブラウンの短編を読まなければ、私の人生はずいぶん違っていたような気がします。少なくとも回り道をしたことは間違いありません。
 シェクリイはショートショートというより短編の作家ではあります。ショートショートであるための最も重要な条件は「短さ」であり、それを満たさない以上はショートショートと言えないわけですが、シェクリイの場合、長いショートショートと言ってもいいのではないか。――そんなことすら言いたくなります。シェクリイの短編にショートショートの魅力が溢れていることは確かですから。
 この感覚を覚えるのは私だけではなく、たとえば安田均は『地球巡礼』ハヤカワ文庫SF(78)の「解説」で、“彼の小説は、ショート・ショートの三条件「新鮮なアイデア、完全なプロット、意外な結末」を完全に満たすといってよい”と述べています。これを読んだときには、心のなかで快哉を叫んだものです。
 幸いなことに、昨今の異色作家短編ブームの恩恵か、代表的な短編集である『人間の手がまだ触れない』『無限がいっぱい』の2冊が新装版として発行され、容易に手にすることができるようになっています。ぜひぜひ!

『人間の手がまだ触れない』元々社・最新科学小説全集(56)
『人間の手がまだ触れない』ハヤカワSFシリーズ(62)
『無限がいっぱい』早川書房・異色作家短篇集(63)
『地球巡礼』ハヤカワSFシリーズ(66)
『宇宙市民』ハヤカワSFシリーズ(66)
『宇宙のかけら』ハヤカワSFシリーズ(67)
人間の手がまだ触れない(元々社).JPG『人類の罠』ハヤカワSFシリーズ(70)
『無限がいっぱい』早川書房・異色作家短篇集(76)*新装版
『地球巡礼』ハヤカワ文庫SF(78)
『残酷な方程式』創元推理文庫(85)*現在は創元SF文庫
『人間の手がまだ触れない』ハヤカワ文庫SF(85)
『宇宙市民』ハヤカワ文庫SF(87)
『無限がいっぱい』早川書房・異色作家短篇集(06)*新装版
『人間の手がまだ触れない』ハヤカワ文庫SF(07)*新装版
人間の手がまだ触れない.JPG 無限がいっぱい.JPG 地球巡礼.JPG 宇宙市民.JPG
宇宙のかけら.JPG 人類の罠.JPG 残酷な方程式.JPG 人間の手がまだ触れない(文).JPG
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三一書房の功績

 日本ショートショートの黎明期――1960年代の半ばから後半にかけて、三一書房は日本ショートショート界に大きな足跡を残しました。『ショートショートの世界』では簡単に書きました(88ページ)が、もう少し詳しく紹介しておくことにします。
 以下、発行順に――

◎福島正実編『SFエロチックス』三一新書(64)
 日本初ではありませんが、最初期のショートショート・アンソロジーです。全24編収録。
 この本が好評だったのか、福島正実は同趣向&似たようなタイトルのアンソロジーを秋田書店からも出しています。『SFエロチック ミステリ』サンデー新書(66)、『SFエロチックの夜』サンデー新書(67)、『SFエロチック あらかると』サンデー・ノベルズ(67)の3冊。いずれもショートショート・アンソロジーを意図して編まれたものではないようで、少々長めの作品も収録されていますが、ほとんどショートショート・アンソロジーと言っていいでしょう。
 秋田書店の3冊はのちに改題再編集されて、旺文社文庫に収録されています。
『SFエロチック ミステリ』→『SFミステリ傑作選』旺文社文庫(84)
『SFエロチックの夜』→『SFファンタジー傑作選』旺文社文庫(84)
『SFエロチック あらかると』→『SFロマン傑作選』旺文社文庫(84)
SFエロチックス.JPG SFエロチックミステリ.JPG SFエロチックの夜.JPG SFエロチックあらかると.JPG
SFハイライト.JPG
◎福島正実『SFハイライト』三一新書(65)
 福島正実と言うと、「SFマガジン」初代編集長、そしてSFやミステリの翻訳家としての業績がクローズアップされがちですが、数多くのショートショートも書きました。そんな福島正実の初めてのショートショート集が本書です。そこかしこにコラムが挿入されているのも、いかにも福島正実らしくて、楽しいです。

◎星新一『エヌ氏の遊園地』三一新書(66)
 星新一の9冊目のショートショート集です。多くの作家がようやく初めてのショートショート集を上梓しようとしているころ、星新一はこれだけの数のショートショート集を出していたわけですね。まさに、偉大なる先駆者としての風格を感じます。のちに講談社ロマンブックス(71)、講談社文庫(71)、新潮文庫(85)に収録。
エヌ氏の遊園地.JPG エヌ氏の遊園地(ロマンブックス).JPG エヌ氏の遊園地(講談社文庫).JPG エヌ氏の遊園地(新潮文庫).JPG
◎筒井康隆『にぎやかな未来』三一書房(68)
 筒井康隆の初めてのショートショート集です。のちに角川文庫(72)、徳間書店(76)で再刊されていますが、三一書房版から「姉妹」「ラッパを吹く弟」「衛星一号」「ミスター・サンドマン」「時の女神」「模倣空間」「白き異邦人」を割愛。また、三一書房版は4つのパートに分割され、それぞれのパートに「解説」と「あとがき」が添えられています。
にぎやかな未来.JPG にぎやかな未来(角川文庫).JPG にぎやかな未来(徳間書店).JPG
◎都筑道夫『いじわるな花束・犯罪見本市』都筑道夫異色シリーズ6(68)
 都筑道夫の初めてのショートショート集は『いじわるな花束』七曜社(62)ですが、本書はその再刊です。〈都筑道夫異色シリーズ〉全6巻の最終巻として『犯罪見本市』とともに収録されました。ちなみに、本書自体は文庫化されていません。
いじわるな花束・犯罪見本市.JPG いじわるな花束.JPG
ながいながい午睡.JPG
◎眉村卓『ながいながい午睡』さんいちぶっくす(69)
 眉村卓の初めてのショートショート集です。これまた、本書自体は文庫化されていません。



◎豊田有恒『自殺コンサルタント』さんいちぶっくす(69)
 豊田有恒の初めてのショートショート集です。ハヤカワJA文庫(73)、角川文庫(75)として文庫化されていますが、いずれも三一書房版の冒頭の4編が割愛されています。
自殺コンサルタント.JPG 自殺コンサルタント(ハヤカワ文庫).JPG 自殺コンサルタント(角川文庫).JPG
          *               *               *
 とまあ、かくも大きな貢献をしてくれた三一書房ですが、1970年以降となりますと、目につくのは、1995年刊の眉村卓『発想力獲得食』、1998年刊の松岡悟『騎乗停止 競馬ショート・ミステリー』くらいでしょうか。
 ちょっぴり淋しい気分になります。
発想力獲得食.JPG 騎乗停止.JPG
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アシモフ他編のアンソロジー

 このブログでは、拙著『ショートショートの世界』におけるミスの訂正も行なっていて、これまでにも機会があれば記事で訂正させていただきました。
『ショートショートの世界』には、もうひとつミスがあります。同書17ページ6行目に「もしイブが妊娠しなかったら」というタイトルが挙げられていますが、これは正確には「もしイブが妊娠しなかったなら」です。このタイトルに関しては私、ずっと勘違いしていました。ここでお詫びして、訂正させていただきます。
 私が気がついたミスはこれで終わりなのですが、まだほかにもあると思います。気がつかれた方、ご教示いただければ幸いです。

 さて、この「イブが妊娠しなかったなら」はアイザック・アシモフ他編『ミニミニSF傑作展』というショートショート・アンソロジーに収録されています。アシモフはショートショートの実作者としても数多くの作品を書きましたが、アンソロジストとしても素晴らしい仕事をされました。
 アシモフが中心になって編纂されたショートショート・アンソロジーをまとめておくことにします。絶版になっている本も多いですが、機会があれば、ぜひ読んでいただきたいと思います。

◎アイザック・アシモフ、マーティン・ハリー・グリーンバーグ、ジョゼフ・オランダー編
『三分間の宇宙 世界のSF作家からのおくりもの100』講談社(81)
『ミニミニSF傑作展』講談社(83)
『ミニ・ミステリ100(上)』ハヤカワ・ミステリ文庫(83)
『ミニ・ミステリ100(中)』ハヤカワ・ミステリ文庫(83)
『ミニ・ミステリ100(下)』ハヤカワ・ミステリ文庫(83)
『ミニ・ミステリ100』ハヤカワ・ミステリ文庫(05)*上の3冊の合本。ただし、都筑道夫が各巻に寄せた解説が割愛されています。
三分間の宇宙.JPG ミニミニSF傑作展.JPG
ミニ・ミステリ100(上).JPG ミニ・ミステリ100(中).JPG ミニ・ミステリ100(下).JPG ミニ・ミステリ100.JPG
◎アイザック・アシモフ、マーティン・ハリー・グリーンバーグ、チャールズ・ウォー編
海外SFショート・ショート秀作選1』集英社文庫コバルト・シリーズ(83)
海外SFショート・ショート秀作選2』集英社文庫コバルト・シリーズ(84)
ショート・ショート秀作選1.JPG ショート・ショート秀作選2.JPG 新・読者への挑戦.JPG
 もう1冊、これはショートショート・アンソロジーとは言えませんが、アシモフ&ローランス編『新・読者への挑戦 ―作者は誰だ?―』ハヤカワ・ミステリ文庫(83)も挙げておきます。作品を読んで作者名を当てるという、ちょっと変わった趣向のアンソロジー。全17編収録で、なかにはショートショートもあります。
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『贋作館事件』

 芦辺拓編『贋作館事件』原書房(99)を買いました。本ブログのコメント欄で、斎藤肇さんに教えていただいた本です。
贋作館事件.JPG>これ、パロディとパスティシュの、有名ミステリキャラクターを使った
>オリジナルアンソロジーなのですが、ある意味、私のショートショート
>集的な意味のある本だと、私は勝手に思っているのです。
 斎藤さんのショートショート集的な意味のある本? どういうことなんだろうと気になっていましたが、一読、思わず「うほっ、うほほほほっ」と歓声を上げてしまいました。な~るほど~。こういうことだったのですか。確かにショートショート集ですね。この試みには無条件で拍手します。
 どういう試みなのか、新刊で容易に入手できる本ですから、ここでは書きません。ぜひ現物をご覧ください。
 なお、このアンソロジーには斎藤さんは「ありえざる客 贋黒後家蜘蛛の会」「贋作家事件」を寄稿されていて、前者はショートショート、後者「贋作家事件」がショートショート集(!)です。
>ショートショート集を集める、という観点からだとノーマークになってるかも
>しれないので、余計なこととは思いつつ、書かせていただきました。
 ええ、ノーマークでした。
 楽しませていただきましたし、ショートショートの資料としても重要な1冊と思います。
 お知らせいただき、感謝感謝です。
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一文物語

血液と石鹸.JPG よく読みに行くブログで、リン・ディン『血液と石鹸』早川書房・BOOK PLANET(08)が紹介されていました。37編の短い短編が収録された――つまりはショートショート集です。
 そのブログでは「一文物語集」という作品が大きく採り上げられていました。一文物語とは、要するに句点が1度しか使われない物語ということです。短いものは2行、長くても8行。――「一文物語集」には、そんな作品が23編収録されています。

世界は蜜でみたされる.JPG そこで思い出したのが飯田茂実『一行物語集 世界は蜜でみたされる』水声社(98)でした。こちら、全く同じ手法で書かれた物語集で、1冊まるまる一行物語。なんと333編も収録されています。手法だけではなく作品の雰囲気もリン・ディンの一文物語と似ていて、その相似性には驚きます。
 実は私も以前、一行ショートショートなんてものを書いたことがあります。私の場合、「句点さえ使わなければ何行続いても可」とはしていなくて、ほんとに一行(通常の文庫本で一行におさまる字数)です。
 以下、拙作を紹介します。リン・ディンや飯田茂実とは雰囲気が全然違っていますが、まあ、そこが味ですね。

   日記
 今日は私の命日です。

   健忘症
 おっ。いい考えが浮かんだ……んだっけな?

   被害妄想の透明人間
 私、いつも誰かに見られているような気がするんです。

   身の上話
 私の母は、私が生まれる三年前に他界しました。

   残った
 中国の詩人・白居易こそ、史上最強の相撲取りである。
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『ひとコマランド傑作選』

ショートショートランド.JPG 昨日の記事で和田誠を採り上げ、思い出しました。
 本ブログでは、『ショートショートの世界』でページ数の関係で書けなかったこと(掲載できなかった書影も含めて)、同書刊行後に判明したことを中心に書いていますが、うっかり失念していて書けなかったこともあります。
 今日紹介するのは、私のミスにより『ショートショートの世界』で紹介できなかった本です。

 ショートショート専門誌「ショートショートランド」から生まれた本として、赤川次郎・横田順彌『二人だけの競奏曲』講談社(84)/講談社文庫(87)、吉行淳之介ほか『三角砂糖 ショートショート20人集』講談社(86)/講談社文庫(89)を挙げました(『ショートショートの世界』112ページ)。
二人だけの競奏曲.JPG 二人だけの競奏曲(文).JPG 三角砂糖.JPG 三角砂糖(文).JPG
ひとコマランド傑作選.JPG しかし、「ショートショートランド」から生まれた本はこの2冊だけではないのです。
「ショートショートランド」では読者からヒトコマ漫画を募集していて、審査員は和田誠。この企画は創刊号に始まり、終刊号まで続きました。その間、応募総数は14775点、掲載は188点だったとのこと。かなりの難関ですね。
 和田誠編『ひとコマランド傑作選』講談社(86)は、そんな読者投稿作品のなかから和田誠が選んだ傑作集です。掲載作品はもちろん選外佳作(残念ながら掲載には至らなかった作品)も含めて、全589点を収録! これは壮観です。
 ショートショートではないですから、ショートショートの入門書で紹介する必要がないと言えば言えるんですが、この本を紹介しなかったのは私にとって痛恨でした。
本漫画.JPG ここで紹介し、気分が楽になりました。

 和田誠のヒトコマ漫画と言えば、ちょっと前に『本漫画』毎日新聞社(09)という本が出版されました。本をテーマにしたヒトコマ漫画集です。
 こちらもお勧めしておきます。
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マンガ家のショートショート集

 ショートショートの分野で一大勢力を誇っているのが、本来は絵を描くのを本業としている人たち――マンガ家、イラストレーター、アニメーターたちです。もはや絵を描くのか文を書くのか、どちらが本業なのかわからなくなっている人たちもいます。
『ショートショートの世界』でも簡単に触れましたが、もっと詳しく紹介しましょう。

続きを読む。


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『月の光』

月の光.JPG 星新一『月の光』イヴ叢書Ⅹ(07)という本をご存じでしょうか。「月の光」自体は星新一のショートショートのなかでも知名度の高いものですから、ご存じの方も多いと思いますが、この『月の光』はショートショート「集」ではなく、ショートショート「月の光」1編だけが収録された本です。土屋仁応という方の彫刻作品の写真がメインで、「月の光」は写真の空きスペースに小さな活字で掲載されています。星新一の著作というよりも土屋仁応彫刻作品写真集と紹介するほうが正しいかもしれません。
 発行元はギャラリー・イヴ。土屋仁応・彫刻展を催し、その連動企画としてこの本を出版した模様です。一般書店では販売されていない本ですから、購入ご希望の方はギャラリー・イヴまでお問い合わせください。
 実は私、数ヶ月前に友人に教えてもらうまで、この本の存在を知りませんでした。ギャラリー・イヴに問い合わせたところ、名古屋には販売委託店があるとのことで、すぐに買いに行きました。定価3500円。限定1000部発行です。

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『夜と万年筆』

○毎日放送の〈チャチャ・ヤング=ショート・ショート〉
 関西のラジオ局、毎日放送(MBS)の深夜番組「チャチャ・ヤング」で募集、その優秀作をパーソナリティの眉村卓が朗読していたショートショートの傑作集です。選考は、もちろん眉村卓が行なっていました。
 ショートショートの募集は一九七一年から一九七二年にかけて行なわれました。番組が終了するまで続いたようです。
 入選作品集は、眉村卓編『チャチャ・ヤング=ショート・ショート』(講談社72)があります(毎日放送から二冊の傑作集も発行されていますが、これはリスナー用で、市販はされませんでした)。――『ショートショートの世界』107ページより

チャチャ・ヤングショート・ショート.JPG 私はこの番組のことを全く知らなかったのですが、特に関西在住のSFファンの胸には深く刻まれているようです。江坂遊も熱心なリスナーだったと聞きました。
 江坂遊もそうですが、中心となっていたリスナーの年齢は私より2~3歳上でしょうか。今となっては、これくらいの年齢差は誤差のうちですが、当時は非常に大きなものでした。こちら中学生、あちら高校生だったんですね。
 私はそのころラジオの深夜放送を聴く習慣がありませんでしたし、仮に深夜放送を聴いていたとしても、名古屋では受信は難しかったと思います。
 そんなわけで、放送をリアルタイムで聴くことはできなかったのですが、講談社のアンソロジー『チャチャ・ヤング=ショート・ショート』を読むことによって、その楽しさの一端を窺い知ることはできます。ほんと、羨ましい限りです。
 ショートショートのコレクターとしては、毎日放送発行の2冊の冊子も是が非でも入手しておきたいところなのですが、これが難物でして、おそらく入手は不可能に近いでしょう。一生の探求書になると覚悟しています。

 さて。
夜と万年筆.JPG こちらはほとんど知られていないと思いますが、類似のラジオ番組が名古屋にもありました。東海ラジオの深夜放送「ミッドナイト東海」です。
 パーソナリティだった蟹江篤子(アナウンサー)の担当日に放送されていた「朗読コーナー」――番組で募集したショートショート(と言えるか微妙ですが、短い短編小説)を蟹江篤子が朗読するというコーナーです。
 1973年10月5日にスタートし、1976年7月3日に終了。ものの見事に私の高校時代と合致します。そのころには私も深夜放送を聴くようになっていて、毎週このコーナーを楽しみにしていたものです。
 東海ラジオ・ミッドナイト東海・蟹江篤子編『夜と万年筆 ミッドナイト東海・朗読コーナーの本』有文社(77)は、その「朗読コーナー」で採用された作品の傑作選です。全19編。
 のちに、蟹江さんの番組にゲスト出演させていただいたりして、いやもう何と言うか、感無量でした。青春時代の思い出であります。
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『神戸70s青春古書街図』

 野村恒彦『神戸70s青春古書街図』神戸新聞総合出版センター(09)を読みました。ショートショートと直接の関係はない本なんですが、私個人のショートショート収集という面からは非常に興味深い内容となっていましたので、紹介したいと思います。

 私は名古屋生まれで、現在も名古屋に住んでいますが、ずっと名古屋に住み続けていたわけではありません。東京、神戸、大阪在住の期間もありました。
 最も長いのは神戸で、約15年。いろいろなことがありましたが、それはさておき――
 ショートショートの研究&収集を始めたのは10年くらい前、神戸に住んでいたころです。
 中学生のころからショートショートは好きでしたから、ある程度の数のショートショート集は所有していましたが、あくまでも趣味の範疇で、系統的な収集はしていませんでした。好きな作家――たとえば星新一の初刊本はほとんど持っていたりして、趣味のレベルでは申し分ないと思いますが、きっちりとショートショートを研究するには貧弱な蔵書と言わざるを得ません。
 未所有のショートショート集を求めて、まず足を向けたのは三宮周辺(自宅から自転車で10分足らず)の古本屋でした。自転車で回れる範囲だけでも10軒以上の店があり、最初はそれで満足していましたが、徐々に飽き足らなくなり、行動範囲が広がっていきます。電車に乗って、ちょっと遠くの古本屋へ。さらには、大阪へも足を伸ばすようになりました。
神戸70s青春古書街図.jpg 阪神間の古本屋、回りまくりましたねえ。われながら呆れるほどの頻度で古本屋を覗いていました。何人かの古書店主と親しくなり、名古屋に転居して2年近く経ちますが、現在も交流が続いている人もいます。
 さて、この『神戸70s青春古書街図』では、1970年代の神戸における古本屋の思い出が綴られています。著者の野村恒彦は私より3歳年上で、収集の対象はミステリです。そのころの私はというと、おもにSFの古本を求めて、最初は名古屋、続いては東京の古本屋を回っていました。活動拠点や収集対象は違うとはいえ、著者の気持ち、よくわかります。特に、探求書を均一棚で発見したときの悦びは胸に響いてきます。ぞわっと血液が騒ぐような感覚を覚えるんですよね。
 それだけでも充分に楽しめる内容になっていますが、時代は違えど私も神戸の古本屋にはお世話になりましたから、楽しさ倍増です。本書に書かれているのは30年も前の話であり、採り上げられている古本屋の多くは店を閉めていますが、現在も営業を続けている店もあります。そのほとんどには私も1度は訪れていて、「おお、この店、知ってる知ってる」と、読みながら何度も心のなかで歓声を上げました。
「そうそう。あの店でこれを見つけたんだよなあ」といった嬉しい思い出、「あ、著者もあそこの店主に叱られたか。みんな同じ目に遭ってるな」といった苦い思い出などなど、いろいろと甦ってきます。もうほんと、30年の時の隔たりを感じさせない内容なのです。
 ブックオフなどの新古書店、あるいはインターネットの古書店も悪くはないですが、やはり昔ながらの古本屋の味わいは格別ですね。それを改めて感じました。
 このブログの読者には古本者も多いと思います。特に関西にお住まいの古本者の方々にお勧めしておきます。
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〈星新一ショートショート・コンテスト〉入選者のショートショート集

 昨日の記事で、「〈星新一ショートショート・コンテスト〉は多くの作家を世に送り出しましたが、ショートショート集を出しているのは、私が知る限り、江坂遊、井上雅彦、藤井青銅、太田忠司、すやまたけし、矢崎存美だけです(自費出版あるいはそれに類するものは除いて)」と書きました。
 各作家のショートショート集を紹介しておきます。

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