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『新シミリ現象』

 饅頭本って、ご存じでしょうか。
 北原尚彦『新刊! 古本文庫』ちくま文庫(03)に――
>古本の世界には「マンジュウ本」と呼ばれる本がある。故人を偲んでまとめた、遺稿集や追悼集で、葬式の際に葬式饅頭代わりに配られたりするので、マンジュウ本と呼ばれる。一般的には非売品なので、古本の市場に流通するようになってようやく、我々の目に触れるようになる。
 とあります。でも、別に葬式饅頭ではなくても紅白饅頭(お祝いの場で配る)でもいいわけです。
 しつこいくらいに書いていますように、私、60歳――還暦になりました。正直、齢なんてとりたくないけど、避けられるものでもない。だったら、これをネタに遊んじゃおうかな。そんなことを考えて、「SFハガジン」で還暦お祝い号を企画しちゃったのは既報の通りですね。
 ご祝儀原稿をくださる方にはお返しをしたいな。森田裕さんも『日本ショートショート出版史』の特装版を作ってくれるというし……。
 で、はっと思いついたのが饅頭本です。記念に本を作って、饅頭代わりに配ろう。
 どんな本にするか。ほとんど考えずに決まりました。――60編収録のショートショート集です。(ハガジン掲載作を中心に、そのへんにあるものを適当に収録)
 タイトルもほとんど考えずに決まりました。――『新シミリ現象』です。
 私の作家人生は、高校生のときに書いたショートショート「シミリ現象」でスタートしたと言っても過言ではありません。で、還暦。新たな人生の始まりを『新シミリ現象』で。――うん、よいではないですか。(「新シミリ現象」は1年前、「SFハガジン」に発表した作品)
新シミリ現象.jpg さすがに60本収録のショートショート集を手作りするのは勘弁なので、製本直送で作ろうと思いました。問題は時間です。饅頭本発行を思いついたのは今月の初め。はたして誕生日(27日)までに完成するか。
 不安でしたが、なんとか26日に完成。おお! 届いた! と「SFハガジン」還暦お祝い号(ついでに第74号も)を発行。
 翌27日(誕生日)に発送することができたという次第です。
 饅頭本は、言ってしまえばサプライズ企画です。いきなり届いて、驚き、そして喜んでくれたらいいな、と。
 ぼちぼちと到着報告が届いていますので、ここに書くことにしました。

 以上、これにて私の還暦遊び、完結であります。私の道楽にお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。楽しかったです。
 今後ともよろしくお願いします。
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